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アウトドア、日焼けを防ぐ効果的な対策とは

美容

1. 日焼はどうしてできるのか

 

海にプールに、山登りにと、外に出る機会が増える季節になりましたね。

外でめいいっぱい遊んで、元気をチャージするのはとても楽しいこと。

 

でも、日焼けには気を付けないといけません。

 

どんなに注意していたとしても、完全に日焼けを防ぐことは、むずかしいのです。

 

だからこそ、アウトドアを楽しんだあとは、日焼けのお手入れをしっかり行わなければいけません。

 

 日焼けというのは、2種類あります。

 

1つは紫外線を浴びて、肌が赤くなるサンバーン

もう1つは、色素沈着が起きるサンタンです。

 

紫外線を浴びると、肌が赤くなってサンバーンとなります。

 

サンバーンは紫外線を浴びて数時間後に現れます。

そのあと、数日でピークがやってきます。

 

これに対して、色素沈着により色が濃くなるサンタンは、日焼けをして数日後にあらわれます。

 

サンタンは、色素細胞がメラニン色素を生成し、色素沈着を起こした状態を言います。

 

サンバーンもつらいけれど、美容を気にする女子にとって、もっとも気になるのはサンタンのほうですね。

 

紫外線を浴びると、メラノサイトという色素細胞から、メラニン色素が生成されます。

生成されたメラニン色素は、まわりの角化細胞に移動します。

そして、基底細胞に行き、その基底細胞のDNAが傷つかないように、帽子のように守ります。

 

メラニン色素を細胞の上にのせるとことで、紫外線を吸収し、肌を守ることができるのです。

わたしたちの体が持つ、有効な防御反応です。

 

色素沈着は、肌のターンオーバーにより通常、角質層から脱落し、もとの肌の色に戻ります。

しかし、紫外線を大量に浴びてしまうと、この脱落がうまくいかなくなります。

一部の色素細胞が、必要がなくなったのに、ずっとメラニンを作り続けてしまうのです。

これがシミ、そばかすとなります。

 

紫外線を浴び続けることにより引き起こされるこわいことは、シミ、そばかすだけではありません。

紫外線は皮膚の弾力を失わせ、お肌を乾燥させます。

それがしわとなります。

 

紫外線によりしみができてしまう、という現象は「光老化」と呼ばれています。

日焼けをしてしまったら、すぐに美白ケアをして、お肌をリセットしたくなるものです。

 

でも、この対処法、実はNGなのです。

 

このとき、肌は軽い日焼け状態になっています。

サンバーンの状態です。

 

こういうときって、いつも使っている化粧品や美容液が、肌にしみやすくなるものです。

これはつまり、紫外線を浴びて、肌が乾燥し、肌のバリア機能が衰えているという証拠です。

 

炎症を起こして、お肌は傷んでいるのです。

 

こういうとき、美白成分のビタミンCをお肌にのせてしまうと、刺激となってしまうことがあります。

炎症を起こしているときには、使わないほうがいいです。

 

サンバーンが落ち着いてきて、肌の受け入れ状態が整ってきてから、美白効果のあるお手入れをスタートさせましょう。

 

日焼けをしたらすぐに美白、ではなく、肌が落ち着いてきてから美白するほうが効果が出やすいです。

 

 

2. 日焼けしてしまったらすぐ行うべきケアとは

 

日焼けをしたら、まずお肌がひりひりしてしまうサンバーンの状態となります。

 

このひりひりが収まって来たら、サンタンという色素沈着の状態に移行します。

美白ケアは、サンタンの状態に移行してから行うと、効果的です。

 

でも、その前のサンバーンの状態で、適切に応急処置をしておくことで、のちのサンタンの状態を回復させやすくなります。

 

サンバーン状態のお手入れは、以下のように行いましょう。

 

~サンバーンのお手入れ~

 

お化粧や汚れを落とす

 

流水で洗い流しながら行います。

洗うと同時に、冷やす効果も得られます。

このとき、なるべく肌への刺激を抑えて行うようにしましょう。

 

せっけんやクレンジングではすすぎをしっかり行う

 

すすぎが不十分だと、クレンジング剤やせっけん分が肌に残って、それが刺激となってしまいます。

 

保湿だけをする

 

このとき、スキンケアでやるのは保湿だけ。

ほかのことは一切行わないようにしましょう。

気になるお肌の状態をケアしたい、と思ったとしても、このときだけは保湿によりサンバーンの改善だけに注力します。

保湿用のローション、美容液、コットンやフェイスマスクなどで、お肌にうるおいを与えます。

 

クリームでふたをする

 

保湿したら、油分のあるクリームや乳液でフタをし、水分を閉じ込めます。

冷やす お肌は熱をもっています。

冷やしたタオルや熱冷却材を使ったりして、お肌の熱をしずめてあげましょう。

 

肌への摩擦や刺激は与えない

 

ゴシゴシこすったりするのは論外ですが、それ以外にも普段の生活で、意外と肌に摩擦を与えてしまっていることがあるので注意です。

とくに、衣服の素材やしめつけには気をつけましょう。

肌にやさしい、コットン素材の服をきて、なるべくゆったりとした、肌への刺激の少ない服装をこころがけます。

 

サンバーンのときは保湿がとても大事です。

保湿にはマスクが使い勝手が良いです。

保湿をするときには、保湿成分を確実に、肌に届けないといけません。

そしてお手入れしたあとも、肌を乾燥させないように注意したいです。

 

マスクを使うと、これが実現できます。

フェイスマスクやコットンにローションをしみこませたマスクを使いましょう。

マスクを肌にのせて510分、肌の上に放置します。

そのあと取り外します。

 

ずっとつけっぱなしにしていると、マスクが乾燥してきて、今度はお肌の水分を吸い取ってしまうので、長期間つけっぱなしにはしないようにしましょう。

 

使用するローション、化粧水は保湿力の高いものを使いましょう。

日焼けで肌に刺激を感じるようなら、敏感肌用のものを使います。

マスクを外したら、肌を最後にしっかりカバーすることも忘れずに。

べたべたするくらいにクリームを塗りましょう。小じわの奥まで届くように、やさしく、丁寧にすりこみます。

 

べたべたが気になるようなら、やわらかいティッシュやタオルでふきとってもオーケーです。

肌を乾燥させないように気をつけることが大切です。

 

 

3. ひりひり日焼けにはワセリンを

 

日焼けをしたら、保湿をすることが大切です。

保湿剤やマスクでとりあえずおさまればいいけれど、たくさん日焼けをしてしまって、これだけではまだ不安・・・というときに、使ってみたいのがワセリンです。

 

ワセリンは保湿力にすぐれています。

これにラップを組み合わせて使います。

 

ワセリンは薬局に売られています。

アトピー性皮膚炎の治療などにも使われる、肌の保護剤です。ドラッグストアでかんたんに手に入るし、そんなに高くありません。

 

日焼けをして、保湿をしたあと、ワセリンを塗ります。

そしてそのうえにラップをかけます。

ラップは肌への刺激を軽減するために効果的です。

 

ワセリンを塗るだけで、肌への乾燥がちゃんと防げているようなら、あえてラップを使う必要はありません。

でも、つけると効果は大です。

 

背中、腕の付け根、足の甲などは、ラップで包みやすいし、広い範囲をガードできるのでおすすめです。

炎症が起きて、熱があるようなときは、直接、濡れたタオルや冷却タオルを肌にあてると、刺激や摩擦を起こしてしまいます。

 

かえって症状を悪化させてしまうおそれがあります。

そこで、ラップをしておけば、お肌のガードになります。

そのうえで冷却材を置くようにしましょう。

 

肌はしっかりガードされているので、冷やしやすくなりますね。

就寝時には、こうしたケア方法が効果的となります。

汗をかいて蒸れてしまわないように、適度に取り替えるとなお良いです。

 

日焼けをしてすぐのときには、美白をすることはできません。

美白ケアの化粧品に含まれているビタミンCなどは、日焼け直後のサンバーンを起こしているお肌に付けると、ひりひりを呼び起こしてしまうおそれがあるためです。

 

でも、日焼け直後に美白がまったくできない、というわけではありません。

外側から、肌に直接美白することはできませんが、体の中から美白することは、できますよね。

 

ぜひ、始めましょう。

 

ビタミンCを食事やサプリメントから、どんどん取り入れてきましょう。

ビタミンCはメラニンの生成を抑えたり、コラーゲンの生成を促したりする作用があります。

 

さらに、活性酸素の生成を抑えたり、肌の活力を高めてくれる作用もあるのです。

どんどん取り入れて、早く日焼けを解消したいですね。肌にとてもいいビタミンCだからこそ、11000㎎は摂取したいです。

 

ローズヒップと一緒に摂取すると、ビタミンCの吸収率が上がるとされています。

日焼けをしたら、そのあとしっかり冷やしたり、保湿したりすることももちろん大切です。

 

でも、それ以上に大切なのは、日焼けをしてしまった部分に、なるべく紫外線を浴びさせないようにすることです。

 

暑い季節につらいかもしれないけれど、なるべく紫外線が当たらないように、厚い生地で、色の濃い服を着るようにしましょう。

 

地肌が出てしまうような場合は、低刺激のサンスクリーンを使ったりすると被害を最小限に抑えられます。

 

 

4. 日焼けのあとのかゆみ対策

 

プールや海にいくと、日焼けはどうしてもしてしまうものです。

日焼けをしたあと、かゆくなってしまうことって、ありますよね。

 

外はかなりの暑さですが、水に浸かると、温度差があるので気持ちいいものです。

浮き輪に乗って体を日焼けさせると、水のつめたさと、温かい日差しとが一緒に楽しめます。

 

しかしその日の夜になると、体が痛くなったり、かゆくなってしまったりします。

すこしくらいかゆいくらいなら、ガマンもできますが、だんだんとかゆみが強くなってしまうことがあります。

 

薬局でかゆみどめの薬を買って、塗らないといけなくなったりします。

日焼けのあとにかゆくなるのは、皮膚に熱がこもって、その後一気に冷めることで、引き起こされます。

 

これを防ぐためには、海やプールに入る前に日焼け止めのクリームを塗付し、時間ごとに日陰に入ったりして、ずっと日光に当たらないようにしないといけません。

 

冷静にちゃんと行動できればいいのですが、楽しさのあまり、こうしたことをつい忘れてしまうと、あとでつらいかゆみにさらされてしまうことになります。

 

かゆみは1週間程度、続くものです。

このあとになってくると、だんだんと落ち着いてくるものですが、できればかゆみを起こさないでいたいですよね。

 

過剰に紫外線を浴びてしまうと、日焼けになります。

そのあとに、かゆみが起きたりします。

 

日焼けによるかゆみは、肌が紫外線によりダメージを受けて、乾燥してしまうことも原因のひとつとなります。

 

だから、日焼けをしてしまった部分を、ボディクリームや保湿剤などで、しっかり保湿することで、かゆみを抑えやすくなります。

 

保湿をすると、お肌にうるおいがもたらされます。

これで、かゆみがおさまることがあるのです。

 

お肌のケアでは、保湿がとても大事です。

肌が熱をもって、かゆみもあるときは、軽いやけど状態になっています。

ほてっているお肌をクールダウンさせましょう。

 

濡らしてから硬くしぼり、冷蔵庫で冷たくひやしたタオルを、日焼け部分にやさしく抑えます。

そうすると、熱がとれると同時に、かゆみもおさまることがあります。

 

日焼けをしてから数日たつと、皮が剥がれてきます。

このときにかゆいと感じる人もいます。

そんなときは、かゆいからとかきむしってしまっていては、皮膚が傷ついてしまうだけです。

 

これがもとで、傷になってしまったり、しみができやすくなってしまったりします。

炎症が悪化してしまい、ひどい状態になってしまうおそれもあります。

 

かゆくても、かいてしまうのはいけません。我慢して耐えましょう。

そして、皮膚も無理にめくらずに、自然に任せて、はがれるのを待ちます。

お風呂で体を洗うときも、こすりすぎないようにしましょう。

 

かゆいときには、かいてしまわないようにして、かわりにしっかり冷やしたり、保湿したりするようにしましょう。

そうすると、次第にかゆみが和らいでくるものです。

 

 

5. 知らないうちに日焼けしてしまう!?

 

日焼けというのは、年を取るにしたがって、元に色が戻りにくくなります。

 

日差しがそれほど強くないときなのに、車を運転しただけでも、夜になると、顔や腕がひりひりしてしまうことがあります。

 

この自覚症状が出てはじめて、日焼けをしてしまったと気づくのです。

 

とくに若いときは、日焼けに対しての対処をおこたりがちになります。

 

日焼け止めを使うどころか、逆にサンオイルを塗っていたりして・・・。

 

しかも、そのサンオイルさえ、塗るのを忘れていたりすることがあるものです。

とにかく、海についたら「海だ!楽しい!」というので気持ちがいっぱいになってしまって、それ以外は考えられなくなるのです。

 

でも、そのままうとうとしてしまったら、起きたときが大変です。

そのときは痛いという自覚症状もなく、楽しく海に入ったりして、遊んでいたりしてしまいがちです。

 

しかし時間が経つと、皮膚が痛いという自覚症状が出てきます。

 

赤みもましていきます。

夕方になって、晩御飯を食べるころには痛みで食事がのどを通らなくなってしまうくらいになるかもしれません。

 

そうなるまえに、まず予防策をとり、日焼けをしてしまったらすぐに対処をしておきたいものです。

 

日焼けというのは、日差しが強い日には、おのずと自衛本能もはたらきやすいですが、そうでないときでも、意外と紫外線が強い日はあるので、気を付けたいです。

 

気温が低い日だったりすると、それだけで紫外線も弱いような気になってしまったりします。

 

しかし、お天気に関係なく、夏は紫外線が強いのですから、いつも気を付けておかないと、あとで大変なことになってしまいます。

 

日焼けをしてしまったと感じる自覚症状には、肌が赤くなったり、ひりひり感があったり、熱を帯びている、というのが一番多いでしょう。

 

時間が経てば治るものですが、きちんとケアしないと、メラニンが生成されて、それがシミやそばかすの原因となってしまいます。

 

日焼けをするのは、お肌だけではありません。

 

目も紫外線の影響を受けやすいです。

 

目は紫外線の影響をとても受けやすい部分なのです。

 

目が日焼けしてしまったときの自覚症状としては、充血したり、しぱしぱしたりして、目に違和感があったりするなどの症状があります。

目はいつも、涙が分泌されています。

 

だから、ほうっておいてもそのうち治ってきます。

しかし、あとのことを考えるのなら、放置するのではなく、ケアをしておきたいです。

 

目の日焼け用の目薬が市販されています。

これをつけることで、目の日焼けからの症状を緩和することができます。

 

目薬を使えば、有効成分がはたらいて、目がうるおいます。

だから、違和感を改善しやすくなるのです。

 

日焼けをすると、水分が蒸発しやすくなります。

 

これが、お肌や目の乾燥を招いてしまいます。

日焼けをしてしまいそうなとき、してしまったときは、水分をこまめに補給することを忘れないようにしましょう。

 

お茶よりもスポーツドリンクのほうが、体から失われたミネラル、水分を補給しやすくなります。

 

活性酸素とは? 活性酸素との上手なつきあい方

美容

1. 活性酸素って?

 

活性酸素は、美容にとって困った存在です。

 

活性酸素は、酸化力が強力な酸素のことです。

もともとの機能は、外部の刺激から肌細胞を守ることにあります。

それだけなら、なにも悪いことはありません。

 

しかし、その強力な防御力は、ときに私達の美容にとって、脅威となってしまいます。

そのパワーで、増殖してしまうと自分の体の細胞までを傷つけてしまうのです。

 

活性酸素を増やす要因となるのが、紫外線です。

紫外線は、人体にとって、有害な物質をたくさん含んでいます。

紫外線が肌に当たると、その害から、肌細胞を守ろうとして、活性酸素が生み出されます。

その強力なパワーが、紫外線ではなく自分の体の方に向けられてしまうと、活性酸素により、肌細胞を酸化させてしまいます。

 

細胞にとっての酸化は、老化ということになります。

紫外線を浴びると、お肌が老化すると言われますが、これは活性酸素が大量につくられるために、その作用で酸化して老化へとつながってしまうところが大きいのです。

 

活性酸素は、お肌にいろいろな悪い影響をもたらしてしまいます。

代表的な例をいくつかあげてみます。

 

★シミを作る

 

活性酸素のお肌への害として、一番よく知られているのがシミですね。

一度シミができてしまうと、なかなか消えないのがやっかいです。

しかもできるとすごく目立ちます。

 

いつまでも美しくありたいと思う女性にとって、シミはとても悩ましいものですね。

シミができるのも、人間にとって悪いことばかり、というわけではありません。

シミができるのも、自己防衛システムのひとつだからです。

 

お肌が黒ずんでしまうのは、活性酸素によるダメージを、メラニンによって解消しているのですね。

見た目は非常に気になるところですが・・・

 

★うるおいとハリを失わせる

 

活性酸素の害として、シミと並ぶ大きなお悩みとなるのがしわです。

しわも、活性酸素により、つくり出されてしまいます。

 

活性酸素が増えると、お肌にみずみずしさを与えてくれる成分の、コラーゲンやエラスチンまでもが酸化してしまいます。

これにより、肌質が変化し、若々しいお肌に特有の弾力がなくなってしまうのです。

 

うるおいがなくなると、ハリもなくなり、たれてしまって、しわへとつながってしまうのです。

活性酸素によりコラーゲンが破壊されてしまうと、肌荒れや炎症を引き起こすもとにもなってしまいます。

 

★皮膚がんリスクが高まる

 

美容とはそれてしまいますが、健康上の害として忘れてはならないのが、皮膚がんです。

紫外線を浴びすぎると、皮膚がんリスクを高めることが知られていますが、これも活性酸素の働きによるものなのです。

暑い季節、陽射しも強くなりますね。

 

ギラギラの太陽の光を浴びていると、体内でも非常に強力な活性酸素が作られてしまいます。

これが、体への悪影響を与えてしまうのです。

 

発がん物質さえ生み出してしまう活性酸素、増やさないように注意したいですね。

 

 

2. 活性酸素と上手く付き合うには?

 

活性酸素と言うのは、活発な酸素という意味です。

酸化させる力が強力な酸素のことです。

 

活性酸素、と聞くと、悪いイメージばかりついてまわりますが、本来の機能は、体を守るためにあります。

体が健康を維持するためには、必要なものです。

 

酸化力が強いので、強い殺菌力があります。

だから、体内に入り込んだ細菌を倒してくれるのです。

 

酵素の働きを促進する、という作用も活性酸素にはあります。

活性酸素のおかげで、体の中にある細胞は、健康的に生きていられるのです。

 

普通に生活しているだけでも、体内では活性酸素は作られています。

呼吸で吸い込んだ酸素のうち、2%ほどが活性酸素になる、と言われています。

 

しかしもちろん、活性酸素がしてくれるのは良いことだけではありません。

酸化力があまりに強すぎるため、増えてしまうと体を攻撃してしまいます。

 

活性酸素は適量なら、細胞を保護してくれます。

でも、過剰な量ができてしまうと、細胞にダメージを与えてしまうのです。

 

酸化とはつまり、体のさびつきのことです。

体がさびついてしまうと、お肌のトラブルはもちろんのこと、生活習慣病なども引き起こしてしまいます。

 

しわができやすくなってしまうのも、過剰に増えてしまった活性酸素のせいです。

 

年齢のお悩みは、たいていが活性酸素にあると言っても良いでしょう。

活性酸素とうまくつきあっていくことが大切です。

活性酸素を増やしやすい環境で生活していると、それだけ害も受けやすくなってしまいます。

 

活性酸素を増やしてしまう生活環境とは、以下のようなものがあります。

 

★激しい運動

★強いストレスにさらされる

★紫外線を浴びる

★喫煙

★偏った食生活

 

これらの要因を含む生活を続けていると、自然と活性酸素も増えていってしまいます。

しわやしみを増やさないためにも、見た目年齢を下げるためにも、活性酸素を増やさない生活習慣を心がけたいですね。

 

上に挙げた、活性酸素を増やす要因を全て取り除くことは、難しいかもしれません。

でも、1つずつでも、取り組んでいって、減らしていくことが大切です。

また、活性酸素を増やしすぎない生活を心がけると共に、抗酸化作用を多くふくむ食べ物を食べるのも良いですね。

 

食べ物から摂取するのが難しいときは、サプリメントを使って摂取する、という方法もあります。

日常的に、抗酸化物質を栄養として取り入れていると、活性酸素が増えにくくなります。

毎日の積み重ねが大切ですから、ぜひ続けたいですね。

 

抗酸化物質としてよく知られているのは、ビタミンEやビタミンCなどの、ビタミンです。

 

特にビタミンEは、アンチエイジングのビタミンとしても知られていますよね。

若返りのビタミンです。

アーモンドなどに多く含まれている成分です。

 

ビタミンCは、リンゴやレモンなどの野菜に多く含まれています。

ただし、ビタミンCはこわれてしまいやすいので、注意して摂取しないといっけません。

熱を加えると、すぐ壊れてしまいます。

 

 

3. 活性酸素を増やさない生活をしよう

 

活性酸素が体内で増殖してしまうと、体が酸化して、老化がどんどん進んでしまいます。

活性酸素を増やさない生活をして、若々しい見た目をキープしたいですね。

 

アンチエイジングな生活を始めましょう。

 

★ストレスを溜めない

 

ストレスにさらされると、体はそれに対抗しようとします。

そして、ストレスを緩和させてくれる副腎皮質ホルモンが分泌されます。

そのとき、ついでといってはなんですが、活性酸素も作られてしまうのです。

だからストレスを感じていると、それだけじわじわと、活性酸素が増えてしまっている・・・と思っておきましょう。

 

ストレスがたまると、ビタミンCの消費量が増えてしまいます。

ビタミンCに、ストレスを緩和させるはたらきがあるためです。

しかし、ビタミンCは、抗酸化作用のある成分であり、ストレスでムダに消費してしまうと、その分活性酸素が増えてしまいます。

 

★紫外線を浴びすぎない

 

紫外線を浴びると、体を守るため、活性酸素が発生してしまいます。

お肌に直接、紫外線を浴びてしまうと、強力な活性酸素が生成されてしまいます。

紫外線が、しみなどのトラブルのもとになるのは、このせいです。

 

外出する時は、日焼け止めで紫外線をしっかりガードしてから、外に出るようにしましょう。

 

窓際に座っていても、紫外線を浴びてしまいます。

部屋の中でも油断はできません。

 

★喫煙しない

 

活性酸素を増やしたくないのなら、たばこは止めたいですね。

たばこには、タールを筆頭に、さまざまな有害物質が含まれています。

たばこを吸うと、それらがみんな、体内に入ります。

そして、細胞はそれらの有害物質から体を守るために、どんどん活性酸素を作り出してしまうのです。

 

受動喫煙でも同じ影響があります。

喫煙者でないとしても、身近にたばこを吸っている人がいれば、同じ環境にあると思っておきましょう。

 

★呑みすぎない

 

過度な飲酒は、活性酸素を増やしてしまいます。

 

アルコールを分解するときに、活性酸素が生成されてしまうからです。

ただし、アルコールは、適量なら、活性酸素を減らしてくれます。

お酒は適量にとどめるといいですね。

 

しかし、ついつい飲みすぎてしまうと、逆効果になってしまうので、お酒の席では自分をセーブできるようにしておきましょう。

正体不明になるまで呑みすぎてしまうのは、もってのほかです。

 

★食品添加物や大気汚染の影響に注意する

 

私たちのまわりには、食品添加物や大気汚染などの環境的要因による影響を受けやすいです。

活性酸素は体を守るためにあるものですから、体にとって悪影響のあるものが体内に入ってしまうと、活性酸素は増えます。

 

だから、食品添加物の入った食べ物を食べれば食べるほど、大気汚染にさらされがちな環境にいればいるほど、活性酸素が増えていくと思っておきましょう。

できるなら、避けておきたいです。

 

★激しい運動はしない

 

適度な運動はいいのですが、激しい運動をしてしまうと、活性酸素を増やしてしまいます。

呼吸が増えて、酸素量が増えるので、活性酸素に変換されやすくなってしまいます。

 

 

4. 活性酸素がしみの元になるワケ

 

体内の活性酸素が増えすぎてしまうと、細胞が酸化します。

細胞にとっての酸化とは、老化するということです。

だから、お肌で活性酸素が増えてしまうと、シミのもとになってしまいます。

 

紫外線を浴びると、体内の活性酸素が増えて、それがシミへとつながってしまうのです。

 

活性酸素がシミを作るまでのメカニズムを見てみましょう。

 

活性酸素はなんのためにあるのか。

 

それは、体内に入り込んだ細菌から、細胞を守ることにあります。

 

活性酸素というと、悪さをするワルモノ、というイメージがありますが、そもそもは体を守ってくれるものなのです。

 

紫外線も活性酸素を増やす大きな要因となるものです。

 

紫外線には、人体にとって、有害な物質がたくさん入っています。

紫外線を浴びると、その害から体を守るため、活性酸素が大量につくられます。

活性酸素は適量なら問題ありません。

 

しかし、必要以上に増えてしまうと、その力の強さゆえに、体細胞にまでダメージを与えてしまうのです。

 

これが細胞の老化につながってしまいます。

 

活性酸素のダメージを緩和させるのが、メラノサイトという細胞です。

 

メラノサイトは、メラニン色素を作るための細胞です。

メラニン色素は、色素細胞であり、これがシミを作ります。

 

活性酸素と同じく、メラニン色素もいいイメージはありませんね。

でも、メラニン色素があるからこそ、肌細胞は守られているのです。

 

もしもメラニン色素がなければ、肌細胞は老化して、ボロボロになってしまいます。

メラニン色素は、活性酸素からダメージを引き受けてくれているのです。

 

日焼けすると、お肌が黒くなりますね。

これは、メラニン色素が酸化することにより、肌細胞への被害を防いでいるのです。

色素沈着ができるのは、紫外線から体を守ろうとしてくれたからこそのことです。

 

普通の程度の日焼けなら、シミができたとしても、新陳代謝のはたらきにより、剥がれ落ちてしまいます。

肌の細胞は常に生まれ変わっています。

 

色のついた細胞が肌の一番上にできたとしても、やがてそれは、あかとなって、剥がれ落ちるものなのです。

 

しかし、あまりにもたくさん、メラニン色素ができてしまうと、新陳代謝が追い付かなくなってしまいます。

 

だから、色素が残ってしまいます。

これがしみとなります。

 

年をとると、シミができやすくなるものです。

 

これは、老化により、新陳代謝のはたらきそのものが弱くなってしまったことによります。

シミができてしまうのは過脂化にもあると言えるでしょう。

 

これも、活性酸素のなせるわざです。

 

皮膚の脂質は、活性酸素により、酸化させられます。

これにより、過酸化脂質ができます。

 

過酸化脂質は、自然に体内から排出されることはほとんどありません。

だから、できた過酸化脂質はどんどん溜め込まれていきます。

過酸化脂質ができた部分に、メラニン色素が集まると、新陳代謝がうまくはたらかずに、しみができやすくなってしまいます。

 

 

5. SOD酵素で活性酸素を除去する!

 

活性酸素は、増えすぎてしまうと、体を酸化させてしまいます。

老化を生み、しみやしわができてしまいやすいはだ状態になります。

 

活性酸素のはたらきを抑えて、見た目の若々しさを保つには、抗酸化物質を摂取すると良いと言われています。

「抗酸化」というのは、美容を気にする方なら、誰もが気になるワードですよね。

 

その中で、SOD酵素が注目されています。

 

SOD酵素は、あらゆる老化のもとになる原因物質である、活性酸素を除去してくれる成分とされます。

 

SOD酵素というのは、正式には「Super Oxide Dismutase」と言います。

 

日本語で言うと、「活性酸素を除去する酵素」という意味です。

この頭文字をとって、SOD酵素といいます。

 

SOD酵素は、もともと人間の体にある酵素です。体細胞が酸化してしまうのを、体内のSOD酵素が抑えてくれています。

 

活性酸素は、適量なら、細胞を守ってくれます。

でも、増えすぎると、悪さをしてしまいます。

 

強力な酸化力があるので、体に有害な細菌や紫外線などの刺激物質だけではなく、自分の体の細胞そのものにまで、攻撃してしまうのです。

それがもとで、お肌をはじめ、体のさまざまな場所でトラブルを引き起こしてしまいます。

 

それを防いでくれるのが、SOD酵素です。

 

抗酸化物質は、いろいろなものがあります。

 

しかし、あらかじめ体内にある抗酸化物質として、人の体と親和性が高いSOD酵素は、アンチエイジングにとって、とても高い効果を発揮してくれると言えます。

 

お肌で細胞が酸化してしまうと、それがそのまま老化へとつながってしまいます。

しみもしわも、活性酸素の増えすぎにより、できてしまうものです。

 

細胞が傷つくと、お肌のターンオーバーも正常な状態ではなくなります。

これが肌荒れや炎症を引き起こしてしまいます。

 

SOD酵素があれば、悪さをする活性酸素を取り除くことができます。

そして、肌細胞の新陳代謝が活性化して、うるおいのある、はりのあるお肌を取り戻すことができるようになるのです。

 

メイクのノリもよくなります。

 

SOD酵素は、体内の細胞にも効果を発揮します。

 

だから、美容への良い影響はもちろん、健康への良い影響もたくさんもたらしてくれます。

高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防にSOD酵素が効果的と、注目されています。

SOD酵素を摂取すれば、活性酸素が悪さをするのをセーブできます。

 

SOD酵素はもともと体内にある酵素です。

しかし、一生のうちに作られる酵素の量は、決まっていると言われていて、年齢を経るごとに、その生成量も減ってしまいます。

 

そこで、SOD酵素を摂取すると良いのです。

 

SOD酵素を多く含むのは、ルイボスやアシタバなど。

 

ルイボスティーをいつも飲むお茶に切り替えるといいかもしれません。

サプリメントで摂取するのも、効率的と言えます。

SOD酵素を毎日摂取して、体内の酸化を防ぎたいものですね。

 

 

日焼けを上手に防ぐ

健康 - 美容

1. 日焼けを上手に防ぐコツ

 

日差しが強くなってくると共に、気になってくるのが紫外線。

このまま紫外線を浴び続けていたら、シミやしわが増えてしまうかも!! と不安になります。

 

そうならないためにも、普段からしっかりUVケアしておくことが大事ですよ。

特に今の時期は、暑さがそれほどでもないので、油断してしまって紫外線ケアをおこってしまうことが多いものです。

 

でもその裏で、この時期の紫外線はとても強いという真実があります。

 

お肌に感じないだけで、強烈な紫外線が降り注いでいるのです。

うっかり日焼けしてしまって、あとで泣かないためにも、予防ケアに取り組みたいですね。

 

紫外線ケアというと、お出かけするときにするもの、というイメージがあります。でも、一歩外に出るだけで、紫外線を浴びてしまうものなんです。

 

洗濯物を干すとき、ごみを出しに行くとき、コンビニまでちょっと買い物にいくとき・・・。

服装はジャージにサンダルでも問題ありませんが、UVカットはパーフェクトに完備してから外に出るようにしましょう。

 

少し油断するだけで、思いもよらない日焼けをしてしまうものです。

あなたの肌の下で、その紫外線は蓄積されていって、やがてある日、シミやしわとなって表れてしまうのです!

 

外出するときには、以下のポイントに注意して紫外線対策しましょう。

 

★PA重視で紫外線対策

 

UVカットクリームには、「SPF」と「PA」という2つの表示があります。

 

「SPF」というのは、UV-Bを防ぐ効果があるものです。

 

「PA」というのは、UVAを予防するものです。

 

紫外線カットクリームを選ぶときには、SPFの表示ばかりを見て選んでしまいがち。

でも、デイリーライフで日焼けを防ぐには、むしろUVA対策ができる、PAを優先するほうがいいのです。

 

どうしてでしょうか? それは、UVAは波長が長い紫外線だからです。

 

UVAは、波長が長いので、窓ガラスも透過します。

 

だから、屋外にいるときはもちろん、屋内にいても、ガラス窓越しに紫外線を浴びてしまいます。

だから、必要なのはむしろPAの機能のほうなんですね。

 

また、UVAは浴びても日焼けするわけではないので、浴びても本人が気付くことはほとんどありません。

 

老化現象として肌に表れてしまってから始めて、自分が浴びた紫外線量に気付く・・・という、おそろしい事態を招くものです。

だからこそ、PAがしっかりしているものを選ぶべきなのです。

 

★屋内や曇りや日陰でもUVカットする

 

先ほどの話と通じますが、屋内だからって、紫外線は窓ガラスを通って差し込んでしまいます。

屋内だから大丈夫、ということはないのです。

 

朝でも、日中のピーク時の75%程度の紫外線が、窓から屋内に降り注いでいます。

メイクをしないときでも、スキンケアのあと、すぐにUVカットケアをするように習慣づけたいです。

 

屋外の日陰、曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。

日が差してないからとか、曇りだからと安心していると、たっぷり紫外線を浴びてしまいます。

 

外に出るときは、どんな日でもUVカットを忘れずに。

 

 

2. UVカットクリームの正しい塗り方をマスターしよう

 

紫外線防止のためには、UVカットクリームでちゃんとケアすることがとても大事です。

でも、UVカットクリームを塗ったから、安心というわけでもないんですよ。

その塗り方が、とても大事だったりします。

 

正しい塗り方で塗っていないと、実は、その機能が十分に発揮できていないということになるんです!

UVカットクリームの正しい塗り方をマスターして、しっかりUVカットできるようにしておきましょう!

 

~UVカットクリームの正しい塗り方~

 

UVカットクリームを塗るときには、以下のポイントに注意して塗るようにしましょう。

 

★まんべんなく塗る

 

規定量を、むらなく、まんべんなく塗るようにしましょう。

塗り残しがないように注意。

 

★顔全体に薄く伸ばす

 

顔全体に伸ばす、ということが大事です。

 

★鼻、おでこ、頬、あごなどに重ね塗りする

 

これらのパーツは出っ張っているので、紫外線を余計に浴びやすいです。

だから、重ね塗りをして、他の部位よりもしっかりケアできるようにしておきましょう。

 

★額と鼻はとくに丁寧に

 

これらのパーツのうち、特に特に紫外線を浴びやすいのがこの2つ。
重ね塗りはもちろんですが、肌になじむようにしっかり、ていねいに塗るようにしましょう。

 

★うなじ、耳、デコルテ、首、手の甲も忘れない

 

顔はしっかり塗るけれども、うなじや耳、デコルテなどは意外と忘れやすいものです。

特に、首は重要ですよ。

 

首が紫外線を浴びて、老化が進んでくると、その上の顔の皮膚だって、引っ張られてたるんでしまうのです。

両方ケアしておきましょう。

 

手の甲は、UVカット機能のある手袋をする場合は別ですが、素肌をさらすときは塗ったほうがベター。

 

特に、自転車に乗るときは、塗っておきたいですね。

 

★アンクルパンツやカプリパンツ、サンダルなどの露出する部分に塗る

 

上半身は気を付けるものですが、下半身って意外と無頓着なもの。

しっかり、忘れず塗っておきましょう。

 

UVカットクリームは、正しい塗り方で塗ることが大事ですが、1度塗ったからもう安心、というわけでもありません。

UVカットクリームは、1日中お肌をガードしてくれるわけではないのです。

 

UVカットクリームを一度塗ってから、効果が持続するのは2時間後まで、と言われています。

 

汗をかいたり、水にぬれたりしてしまうと、さらに早く効果が失われてしまいます。

最低でも、2~3時間に1回は、塗り直しをしておきたいです。

 

お肌と合わせて、紫外線カットをしておきたいのが髪の毛。

髪が日焼けをすると、タンパク質が分解して枝毛、切れ毛の原因になってしまいます。

色素の下であるメラニンも分解するので、赤茶色に日焼けしてしまいます。

 

パサつきも出やすくなるので、髪にもUVカットしておきたいです。

クリームタイプだと、髪に塗りにくいので、スプレータイプのUVカットケアアイテムを使うといいですね。

 

 

3. 紫外線以外のUVにも気を付けよう!

 

お肌のシミ、シワの原因になってしまうUV。

UVというと、紫外線とすぐに思いますよね。

 

もちろんそれは正解。

 

でも、お肌に害を及ぼすUVには、紫外線以外にも存在しているということを知っておかないといけません。

 

紫外線カットしたから大丈夫! と思っていたら、別の原因でお肌をいためてしまっているかもしれません。

 

ちなみに、お肌の老化には、年齢を重ねるごとに、さまざまな機能が低下して起きる「生理老化」と、光線ダメージによる「光老化」の2種類があります。

 

紫外線については、UVカットクリームを塗ることで、回避できますよね。

でも、他の光線に関しては、いつもの日焼け止めだけでは不安が残ります。

 

最近の日焼け止めは、高機能なものがずいぶんと増えました。

プロテクト力に関しては、テクスチャーのいいものであれば、これ以進化しようがないところまで、高まっています。

 

でも、本当の意味で美容を考えるのなら、もうひと押しほしいところです。

 

それは、ブルーライト、近赤外線、大気汚染物質の3つの肌老化です。

大気汚染というのは、タバコの煙、PM2.5などの有害物質のことを言います。

これらが肌に当たると、お肌は老化をしてしまうのです。

 

ブルーライトと近赤外線は、紫外線と同じ、光の1つです。

 

太陽は紫外線から可視光線、赤外線まで、いろいろな波長の光を放出しています。

地球表面には、5%の紫外線と、40%の可視光線、55%の赤外線が届いています。

紫外線と赤外線は、目で見ることはできません。

 

でも可視光線は人間の目で見ることができます。

ブルーライトも、この可視光線の1つです。

 

紫外線に加えて、あらたに私たちの美容にとって脅威となるブルーライト、近赤外線、大気汚染物質。

 

どうやらお肌にあまりよくないようだということは、テレビや雑誌などのメディアて知っている方も多いと思います。

 

でも具体的に、どう良くないのかということになると、あまりよく知らない、ということになりがちなのでしゃないでしょうか?

 

そこで、今回しっかりクリアにしておきましょう。

 

とくに、ブルーライトは、私ちの生活にすっかり身近なものとなってしまいました。

 

普通に生活をしているだけで、ブルーライトを浴びてしまう、うっかりすると、浴び過ぎてしまう状況にあります。

 

ブルーライトというのは、スマートフォンなどの画面に使われている、液晶画面から発せられる光のことです。

 

スマートフォンもタブレットも、液晶テレビも、画像を映し出すのに光を発します。

これがブルーライトです。

 

スマホの画面を見る、テレビを見るという、とても身近な行為が、ブルーライトを凝視するということにつながっていることに注意。

 

紫外線を凝視する人はあまりいないと思いますが、スマホ画面をずっと見続けているという人、多いですよね。

 

凝視している間は、顔をしっかり画面に向けているので、浴びまくってしまっています。

大気汚染についても、近年、PM2.5の問題が言われているように、注意すべきものです。

 

 

4. ブルーライトと近赤外線の光老化に注意!

 

ブルーライトの人体への害が、よく言われるようになりました。

 

ブルーライトというのは、スマホやタブレット、液晶テレビから発せられる光のことです。

現代人にとって、とくにスマホは欠かせないものになりましたよね。

 

よく言われているのは、スマホのブルーライトの目への害ですが、お肌にも害はあるんです。

「スマホだるみ」という言葉を聞いたことがありますか?

 

美容関係の記事でも、こうした特集を組むものが増えていますよね。

 

スマホを使う時間、使うときの姿勢によって、これらの問題が引き起こされるのです。

 

また、スマホを使うと、姿勢が悪くなって見た目がよろしくない、ということ以上のことが、スマホを使いすぎていると起こります。

ランコム研究所のブルーライトによる肌細胞の変色の報告を見てみると、ブルーライトは照射1時間以内に、即時的に肌を変色させる、というのです!

 

照射修了の3週間までで、色素沈着が起きることが明らかになっています。

 

これはショッキングな事実が判明してしまいました。

 

しかも、ブルーライトは、UVBよりも鮮明に色素沈着を引き起こす、ということも明らかになっています。

 

つまり、スマホを見るために顔を向けるということは、紫外線を浴びる以上に、お肌に害がある、ということなのです!

 

ブルーライトのほかにも、近赤外線のダメージも言われるようになりました。

近赤外線とは、太陽から放出される光の一部です。

 

波長によって、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に分けられます。中・遠赤外線は、温熱治療器などで使われていますよね。

 

近赤外線も、計測器などに使われています。

 

このように、私達の生活で身近な機器に搭載、活用されてきた光なのですが、これらのうち実は、近赤外線に悪影響があるということが分かって来ました。

 

近赤外線は、肌で知覚されないうえに、照射反応が遅れて出現するので、これまであまり研究されてきませんでした。

 

でも、ポーラ研究所が改めて近赤外線を研究してみたところ、近赤外線を浴びた直後から、3日後にコラーゲンを破壊する酵素が、なんと2倍に増えていたことが分かったのです。

 

これは紫外線並みの、コラーゲン破壊力なのです。

しかも、太陽光に含まれる近赤外線の量は、UVAの約4.8倍もあるんです。

 

近赤外線は、UVAよりも3倍以上、真皮の奥に浸透してしまう、ということを意味しています。

 

つまり、近赤外線はUVAよりも、約16倍の量が、真皮に入り込んでしまうのです。

言うまでもなくこれは、紫外線以上の脅威です。

 

大気汚染の害についての害も、近年叫ばれるようになってきました。

 

端的なのはPM2.5の問題。

 

その飛散量をみると、都市部の大気汚染は深刻だということが分かります。

これまでは、大気汚染の呼吸器系の害が言われてきましたが、近年ではお肌に対する影響も、研究が勧められています。

 

最近では、アンチ・ポリューション(抗汚染)効果を謳うコスメも出てきています。

 

 

5. 「紫外線予防以上」の効果を出すコスメを選ぼう

 

お肌のために、この時期、紫外線効果のあるコスメを使うことは、もちろん大事。

 

でも、近年では紫外線の他に、ブルーライトや近赤外線、大気汚染によるお肌への害も言われるようになっています。

 

とくに、ブルーライトと近赤外線は、無視できない害が、お肌にあることが明らかになっています。

 

そこで、これからの私たちは、単に「紫外線対策」をしていただけでは不十分。

ブルーライト、近赤外線、そして大気汚染からもお肌を守れるコスメを選ぶことが大切なのです。

 

★ブルーライトのお肌への害

 

スマホやタブレットから発せられる光線のことです。

よく言われるのは、「スマホのブルーライトを見ていてると、視力が落ちるよ」ということですが、実はお肌にも害があるんです。

 

ランコム研究所がブルーライトによる、肌細胞の変色を報告しています。

その報告によると、ブルーライト照射1時間以内に、即時的な肌の変色はもちろん、照射修了の3週間後まで残る、色素沈着をもたらすことが明らかになっています。

 

しかも、ブルーライトは、UVBよりも鮮明な色素沈着をもたらします。

 

★近赤外線のお肌への害

 

近赤外線とは、太陽光から発せられる光線の1つで、紫外線と同様に、空から毎日降り注いでいます。

 

ポーラ研究所の近赤外線の研究によると、近赤外線を浴びると、3日後にはコラーゲンを破壊する酵素が2倍に増えることがわかっています。

 

これは紫外線と同じくらいの強力さです。

 

しかも、太陽光に含まれる近赤外線の量はUVAの4.8倍なので、UVAよりもはるかに多くの量を浴びてしまいます。

 

★大気汚染のお肌への害

 

大気汚染については、PM2.5がよく知られています。

 

大気汚染は、呼吸器系への害だけではなくお肌にも影響を及ぼすのではないかと言われています。

かゆみや赤み、湿疹など、原因不明の肌不調で皮膚科医を受診する患者が増えていると言われています。

 

そしてその原因は、昨今の大気汚染が影響しているのではないかとも言われています。

というわけで、紫外線に加えたこれらの脅威をもブロックできる、優秀コスメをご紹介します。

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

・UV エクスペール XL CCC(SPF50・PA++++)全3色 30ml 各5800円/ランコム

 

UVエクスペールは、女性たちから絶大な支持を受けているコスメ。

その理由は、紫外線プロテクト力に加え、ブルーライトのブロック力もあるところにあります。

最先端技術によって、ブルーライトプロテクト機能が搭載されています。

 

・B.A プロテクター(SPF50・PA++++) 45g 1万1000円/ポーラ

 

紫外線に加え、遠赤外線もブロックできるコスメです。

紫外線・近赤外線による真皮の水分不足を補う、保水能力のある肌誕生因子の1つ「バーカシン」を守る機能があります。

 

・P.C. アーバンアクティブ シールド(SPF30・PA+++) 50ml 1万2000円/ヘレナ ルビンスタイン

 

紫外線プロテクト機能はそのままに、大気汚染プロテクトも重視して作られたコスメです。

 

 

 

紫外線対策に役立てよう!正しい日傘の選び方、正しいサングラスの選び方

美容

1. その日傘大丈夫?UV対策のための日傘の選び方

 

今や女性の夏の必需品となっているのが、日傘です。
日傘を使うことで、肌に届く紫外線の量をカットすることができます。

ここで迷うのが、どのような日傘を買えばより効果的に紫外線をカットできるかという選び方のポイントです。
実は日傘の選び方を間違えると、紫外線カットに効果が得られなかったり、逆に紫外線を肌に寄せつけてしまうこともあるんですよ。

それでは、どのポイントに注意して日傘を選べばよいのでしょうか?

 

★遮光率ではなく紫外線カット率を見る

日傘には大きく、「日よけ」と「紫外線カット」の2つの目的があります。

日よけが目的の日傘は、夏の暑い日差しを遮って涼しさを得るために使います。
一方で、紫外線カットは、紫外線による日焼けやシミを予防するために使います。

ここで重要なのが、日よけと紫外線カットでは、日傘を選ぶときの指標が変わるということです。
日傘には主に遮光率と紫外線カット率の2つの指標があります。

 

・遮光率

可視光線をカットして影を作る機能のことを指します。

 

・紫外線カット率

紫外線をカットして、日焼けやシミを防止する機能のことを指します。

 

つまり、紫外線対策のためには、遮光率ではなく、紫外線カット率が高いものを選ばなければならないのです。

 

★色は黒色かシルバーを選ぶ

日傘選びで一番迷ってしまうのが、色ですよね。
最近では日傘でも様々な色が出ているので、自分の好みの色を購入する方も多いでしょう。

 

ですが、紫外線カットを一番に考えるのであれば、黒またはシルバーがおすすめです。

黒は、紫外線を吸収してくれて肌に紫外線が届かないようにしてくれます。
しかし、黒は熱も吸収してしまうため、日傘の中が暑くなってしまうという欠点があります。

一方で、シルバーは太陽の光を反射させて紫外線の侵入を防いでくれます。
さらに、太陽の光を反射するので、日傘の内側が暑くなりにくいという嬉しい特徴もあります。

 

★内側の色にも注意する

日傘の色を選ぶときに、もう一つ注意してほしいのが、日傘の内側の色です。

よく外側が黒色で内側がシルバーの日傘を見かけますよね。

実は、この組み合わせは紫外線対策には良くないんですよ。

内側の色がシルバーだと、地面に反射された紫外線が日傘の内側でさらに反射して、顔に集まってしまいます。
自ら肌に紫外線を集めているのと同じなのです。

 

地面からの照り返しの紫外線を防ぐためには、内側が黒色の日傘がベストです。
つまり、外側がシルバーで内側が黒色の日傘が、紫外線対策には一番効果的なんですよ。

 

★生地は厚めを選ぶ

日傘の中には、可愛らしいレースの素材のものも多いですよね。
しかし、紫外線対策の視点からはレース素材の日傘はおすすめできません。

レースのように生地の目が粗い素材は、紫外線を通やしすいのです。

一方で、紫外線を通しにくいのは、目が詰まった厚めの生地です。
紫外線対策をしたいときは、生地の織り方にも注目してみてくださいね。

 

2. 目からの紫外線に注意しよう

 

化粧もしっかりして、日焼け止めの使い方もばっちり!
なのに、肌が日焼けしてシミが増えていく・・・
このような不思議な現象にお悩みではないですか?

実は、肌の紫外線対策を完璧にしていても、日焼けしてシミが増えることがあります。
紫外線対策には、思わぬ落とし穴が潜んでいるんですよ。

 

★目からも紫外線が取り込まれる

紫外線対策の落とし穴とは、ずばり「目」です。
体の表面は髪や肌に覆われて守られています。

しかし、唯一体毛や肌で守られていない部分があるのです。
それが、「目」です。
実は、紫外線は肌だけではなく、目からも体の中に入ってくるんですよ。

 

★目に強い紫外線を受け続けると失明の危険も

それでは、目に紫外線を受けるとどのようなことが起こるのでしょうか?

紫外線は、網膜や水晶体など目の組織に大きなダメージを与えます。

そのため、長時間の外出やスポーツで目に紫外線を浴びつづけると、様々な目の病気になり、失明のリスクも高くなってしまうんですよ。

紫外線が原因で起こる目の病気には、以下のようなものが挙げられます。

 

・白内障(はくないしょう)

白内障とは、水晶体が白く濁って視力が低下してしまう病気です。
紫外線の量が多い場所では白内障にかかる人が多く、このことからも紫外線が白内障の原因になると考えられています。

 

・加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)

黄斑とは、目の奥にある網膜の中心の部分で、物を見るときに必要な場所です。
この黄斑が変性してしまうと、中心が見えなくなったり、物が歪んで見えたり、一部が欠けて見えるようになります。

加齢黄斑変性は、加齢や喫煙だけではなく、紫外線で網膜がダメージを受けることでも発症します。

 

・翼状片(よくじょうへん)

翼状片とは、白目が紫外線によってダメージを受けた結果、白目の細胞が異常に増えて黒目にまで侵入してくる病気です。
視力の低下や、ドライアイ、眼精疲労などの症状が起こります。

 

★目から入った紫外線はシミを作る!

そして、目に降り注いだ紫外線は美容にも悪い影響を与えます。
目と肌は一見すると、関係なさそうに見えますよね。

しかし、そこに大きな落とし穴があるのです。
目から入った紫外線は、肌を日焼けさせ、シミを増やしてしまうんですよ。

 

★目からの紫外線でシミができるメカニズム

それでは、どうして目からの紫外線で肌にシミができてしまうのでしょうか?
目から入った紫外線でシミができるメカニズムは以下の通りです。

 

1. 目から入った紫外線は、目の奥にある網膜に当たります。

2. 網膜にはたくさんの神経が集まっており、紫外線の侵入を感知した神経が脳に「紫外線が入ってきた」と情報を伝えます。

3. すると脳から「紫外線から体を守れ」という司令が、肌の細胞にまで出されます。

4. 肌は紫外線の害から細胞を守るために、メラニン色素をたくさん出すようになります。

5. メラニン色素が蓄積すると、シミが肌に表れます。

 

つまり、目から紫外線を浴び続けていると、脳からの司令で肌ではせっせとシミの素になるメラニン色素が作られてしまうのです。

 

★目の紫外線対策も忘れずに

紫外線によってシミを作らせないためには、肌をガードするだけではダメです。
シミをこれ以上増やさないためにも、これからは目の紫外線対策も忘れずに行ってくださいね。

 

3. 黒いサングラスはダメ?!目の正しい紫外線対策

 

紫外線対策は肌だけではなく、目からの紫外線もブロックすることが大切です。
目の紫外線対策で真っ先に思いつくのが、サングラスですよね。

しかし、サングラスは選び方によっては逆効果になり、目をより一層紫外線の攻撃にさらしてしまう場合があるんですよ。
そこで今回は、サングラスの正しい選び方や注意点についてお伝えします。

 

★黒いサングラスは紫外線対策に逆効果

日よけのサングラスと聞いてすぐに連想するのが、黒いサングラスです。

サングラスは色が濃いほど、光をシャットアウトしてくれるため、紫外線対策にも黒いサングラスが効果的だと思っていませんか?

 

実は黒いサングラスは、目の紫外線対策にはマイナスになってしまうんですよ。

目の瞳孔は、周囲が暗くなると大きく開きます。
つまり、黒いサングラスをかけると、瞳孔が開いて、紫外線が目の中に入りやすくなってしまうのです。

特にUVカット効果のない黒いサングラスは、危険です。
紫外線をブロックするどころか、目を大量の紫外線にさらしてしまいます。

 

★紫外線対策のサングラスの選び方

それでは、どのようなサングラスを選べば目から紫外線が入るのをブロックできるのでしょうか?

 

ポイントは次の3つです。

 

ポイント① UVカット効果のあるレンズを使っている

サングラスを選ぶときは、UVカット加工をしているレンズを使っているものを選びましょう
紫外線をブロックする効果のないサングラスは、逆効果になってしまうので注意してくださいね。

コンタクトをしている方は、UVカット効果のあるコンタクトを使用すればより強力に紫外線から目を守れますよ。

 

ポイント② レンズが大きく目をしっかり覆える

サングラスで紫外線対策をするときに忘れてはいけないのが、側面から入ってくる紫外線です。

レンズが小さいなど、目とサングラスの隙間が大きいと、横から紫外線が入ってきます。
横から入った紫外線はサングラスの内側に反射して目に集まります。
つまり、隙間のあるサングラスは、逆効果になってしまうのです。

 

サングラスを選ぶときは、目をしっかり覆う形やレンズが大きいものを選びましょう。

 

ポイント③ レンズの色が薄い

前述した通り、レンズの色が濃いほど瞳孔が開いて、より多くの紫外線を体内に取り込むようになります。
サングラスを選ぶときは、レンズの色が薄いものを選んでくださいね。

 

★帽子や日傘も活用しよう!

目から紫外線が入らないようにするためには、帽子や日傘も効果的です。
帽子はキャップではなく、ハットでつばの広いものがおすすめです。

サングラスやコンタクトに加え、帽子や日傘を活用することで、より一層紫外線から目を守ることができますよ。

 

 

4. 天然のサングラス!ルテインで紫外線対策

 

紫外線から肌や目を守るためには、日焼け止めやサングラスなどの外からの防御は必須です。
しかし、外からの防御だけでは体の中に入った紫外線に対抗できません。

そこで必要になるのが、体の中からの紫外線対策です。
実は、体内に入った紫外線と闘ってくれる頼もしい栄養素が身近に存在するんですよ。

その栄養素が、ルテインです。

 

★ルテインってどんな物質なの?

ルテインはカロテノイドと呼ばれる物質の一つで、野菜などの黄色を示す天然色素です。

緑黄色野菜にたくさん含まれており、以下の野菜を食べることでルテインを取り入れることができます。

 

・にんじん

・ほうれん草

・ケール

・とうもろこし

・かぼちゃ

・ちりめんキャベツ

 

特に、ケールには他の野菜と比べて突出してルテインが多く含まれています
ケールは苦味が強いので、青汁などを利用するといいでしょう。

 

★ルテインは紫外線から目を守っている

ルテインは、体の様々な部分に存在していますが、特に目に多く分布し、目の健康を守ってくれています。
ルテインには、大きく2つの働きがあります。

 

・紫外線や青色光をブロックする

ルテインには、目に入ってきた紫外線や青色光などの有害な光を吸収して、目の細胞を守る働きがあります。
そのため、ルテインは「天然のサングラス」とも呼ばれているんですよ。

 

・活性酸素を除去する

そして、ルテインのもう一つ重要な働きが、活性酸素を取り除く働きです。

紫外線や青色光が体内に入ると、体の中では活性酸素が発生します。
活性酸素は細胞を傷付けて病気やがんを引き起こす原因になるだけではなく、肌を老化させます。

テインには、非常に強力は抗酸化作用があり、活性酸素から細胞を守ってくれるのです。

 

★ルテインは肌でも活躍している

ルテインは、目だけではなく、肌にも存在しています。
肌に存在するルテインも、紫外線をブロックして、紫外線によって発生した活性酸素を取り除いてくれます
ルテインは、体の中で日焼け止めのような役割を担ってくれているんですよ。

さらに、目のルテインが紫外線をブロックしてくれることで、目から入る紫外線によってシミが出来るのを防ぐこともできます。
ルテインは、目と肌の両方からシミを予防する頼もしい成分なんですよ。

 

★ルテインは加齢により減少する

天然のサングラスとして紫外線から体を守ってくれるルテインには、一つ欠点があります。
それが、加齢によって減少してしまうことです。

ルテインは体の中で作ることができないため、緑黄色野菜などからしっかり補給しないと、年齢とともに減ってしまい、紫外線への防御能力が低下してしまうのです。

 

★ルテインを摂るならほうれん草のソテーがおすすめ

年齢とともに減少してしまうルテインは、1日あたり6~10mg程度摂ることが勧められています。
ルテインは野菜の中でもケールに多く含まれますが、青汁やケールの苦味が苦手な方も多いでしょう。

そこでおすすめなのが、ほうれん草です。
ほうれん草はケールの次にルテインが多く含まれ、品種によって差がありますが、ほうれん草100gで約10mg程度のルテインが含まれています。

ルテインは生で食べるよりも、油で調理した方が吸収率がよくなるので、良質な油でほうれん草を炒めて食べると効果的ですよ。

 

5. 紫外線で増えた活性酸素が肌をボロボロにする

 

「紫外線を浴びたら肌が日焼けをするだけ」と思っていませんか?
色が黒くなったり赤くなるだけと油断していると、数年後、後悔することになりますよ。

実は紫外線は日焼けよりも深刻なダメージを肌に与えます。
少しの油断が美肌だけでなく、健康さえも奪ってしまうのです。

その黒幕が「活性酸素」です。
今回は活性酸素と紫外線の恐ろしい関係についてお伝えします。

 

★紫外線は体内の活性酸素を増やす

紫外線は人の体にとって、有害な働きを持っています。
そのため、紫外線を浴びると、体を守る防御システムが稼動します。

この体を守るための防御システムの一つが、活性酸素です。

活性酸素は、不安定な形をしており、自分自身を安定化させるために様々な物質や細胞にくっつきます。
そして、くっついた相手の性質を強力なエネルギーによって変えてしまうのです。

この活性酸素の働きを酸化と呼びます。

 

酸化とは、簡単にいえば金属などが錆びる現象のことです。

活性酸素は、菌やウイルスの侵入、紫外線など有害な物質が体内に入ると、この酸化作用によって、悪者を錆びつかせて退治してくれているんですよ。

 

★増えすぎた活性酸素はシミを作る

紫外線に当たりすぎると、体内の活性酸素はどんどんと増えていきます。
すると、活性酸素は体内に侵入した悪者だけではなく、体の細胞や必要な物質まで錆びつかせるようになります。

 

そのまま活性酸素の暴走を放置していると、細胞がダメになってしまいますよね。

 

そこで、登場するのが、メラニンです。

活性酸素が増えると、メラノサイトと呼ばれる細胞が、せっせとメラニン色素を作り始めます。

実は、メラニン色素には活性酸素から肌の細胞を守る働きがあるんですよ。

 

つまり、紫外線にあたり続けていると、体の中の活性酸素が増えて暴動を起こすようになり、活性酸素から細胞を守るためにメラニン色素がどんどん増え、シミが出来てしまうのです。

 

★活性酸素は肌からハリを奪う

紫外線によって増えた活性酸素は、肌にシミを作るだけではなく、肌からハリまで奪います。

肌のハリは、肌の奥深くに存在しているコラーゲンの層によって支えられています。
コラーゲンの弾力がなくなると、肌はハリを失ってシワが増えるんですよ。

 

活性酸素は、細胞だけではなく、コラーゲンも攻撃します。
活性酸素によって酸化されたコラーゲンは、形が壊れ、弾力を失ってしまうのです。

 

さらに、コラーゲンは肌の土台でもあります。
土台が壊れることで、肌全体の働きが低下し、老化が加速します。

 

★活性酸素は肌細胞のDNAも傷つける

活性酸素の攻撃はさらに留まることを知りません。
細胞を攻撃し始めた活性酸素は、なんと、細胞のDNAまで傷つけるようになります。

 

DNAには、細胞を正確に作ったり細胞を正常に働かせるための設計図が書かれています。
DNAという設計図が破壊されることで、細胞に異常が発生し、がん細胞が出来てしまいます。
紫外線を浴びすぎると、活性酸素によって皮膚がんなどのリスクが高まってしまうんですよ。

 

★紫外線を浴びたら体の内側からのケアが必要

紫外線を浴びた肌の内部では、活性酸素との闘いが繰り広げられています。
活性酸素によってシミやシワ、皮膚がんを発生させないためにも、活性酸素を取り除くケアが大切です。

 

活性酸素は、野菜や果物に多く含まれる抗酸化作用のある物質を取り入れることで取り除くことができます
紫外線を浴びたときは、積極的に抗酸化成分によって体の内側からのケアをしてくださいね。