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アウトドア、日焼けを防ぐ効果的な対策とは

美容

1. 日焼はどうしてできるのか

 

海にプールに、山登りにと、外に出る機会が増える季節になりましたね。

外でめいいっぱい遊んで、元気をチャージするのはとても楽しいこと。

 

でも、日焼けには気を付けないといけません。

 

どんなに注意していたとしても、完全に日焼けを防ぐことは、むずかしいのです。

 

だからこそ、アウトドアを楽しんだあとは、日焼けのお手入れをしっかり行わなければいけません。

 

 日焼けというのは、2種類あります。

 

1つは紫外線を浴びて、肌が赤くなるサンバーン

もう1つは、色素沈着が起きるサンタンです。

 

紫外線を浴びると、肌が赤くなってサンバーンとなります。

 

サンバーンは紫外線を浴びて数時間後に現れます。

そのあと、数日でピークがやってきます。

 

これに対して、色素沈着により色が濃くなるサンタンは、日焼けをして数日後にあらわれます。

 

サンタンは、色素細胞がメラニン色素を生成し、色素沈着を起こした状態を言います。

 

サンバーンもつらいけれど、美容を気にする女子にとって、もっとも気になるのはサンタンのほうですね。

 

紫外線を浴びると、メラノサイトという色素細胞から、メラニン色素が生成されます。

生成されたメラニン色素は、まわりの角化細胞に移動します。

そして、基底細胞に行き、その基底細胞のDNAが傷つかないように、帽子のように守ります。

 

メラニン色素を細胞の上にのせるとことで、紫外線を吸収し、肌を守ることができるのです。

わたしたちの体が持つ、有効な防御反応です。

 

色素沈着は、肌のターンオーバーにより通常、角質層から脱落し、もとの肌の色に戻ります。

しかし、紫外線を大量に浴びてしまうと、この脱落がうまくいかなくなります。

一部の色素細胞が、必要がなくなったのに、ずっとメラニンを作り続けてしまうのです。

これがシミ、そばかすとなります。

 

紫外線を浴び続けることにより引き起こされるこわいことは、シミ、そばかすだけではありません。

紫外線は皮膚の弾力を失わせ、お肌を乾燥させます。

それがしわとなります。

 

紫外線によりしみができてしまう、という現象は「光老化」と呼ばれています。

日焼けをしてしまったら、すぐに美白ケアをして、お肌をリセットしたくなるものです。

 

でも、この対処法、実はNGなのです。

 

このとき、肌は軽い日焼け状態になっています。

サンバーンの状態です。

 

こういうときって、いつも使っている化粧品や美容液が、肌にしみやすくなるものです。

これはつまり、紫外線を浴びて、肌が乾燥し、肌のバリア機能が衰えているという証拠です。

 

炎症を起こして、お肌は傷んでいるのです。

 

こういうとき、美白成分のビタミンCをお肌にのせてしまうと、刺激となってしまうことがあります。

炎症を起こしているときには、使わないほうがいいです。

 

サンバーンが落ち着いてきて、肌の受け入れ状態が整ってきてから、美白効果のあるお手入れをスタートさせましょう。

 

日焼けをしたらすぐに美白、ではなく、肌が落ち着いてきてから美白するほうが効果が出やすいです。

 

 

2. 日焼けしてしまったらすぐ行うべきケアとは

 

日焼けをしたら、まずお肌がひりひりしてしまうサンバーンの状態となります。

 

このひりひりが収まって来たら、サンタンという色素沈着の状態に移行します。

美白ケアは、サンタンの状態に移行してから行うと、効果的です。

 

でも、その前のサンバーンの状態で、適切に応急処置をしておくことで、のちのサンタンの状態を回復させやすくなります。

 

サンバーン状態のお手入れは、以下のように行いましょう。

 

~サンバーンのお手入れ~

 

お化粧や汚れを落とす

 

流水で洗い流しながら行います。

洗うと同時に、冷やす効果も得られます。

このとき、なるべく肌への刺激を抑えて行うようにしましょう。

 

せっけんやクレンジングではすすぎをしっかり行う

 

すすぎが不十分だと、クレンジング剤やせっけん分が肌に残って、それが刺激となってしまいます。

 

保湿だけをする

 

このとき、スキンケアでやるのは保湿だけ。

ほかのことは一切行わないようにしましょう。

気になるお肌の状態をケアしたい、と思ったとしても、このときだけは保湿によりサンバーンの改善だけに注力します。

保湿用のローション、美容液、コットンやフェイスマスクなどで、お肌にうるおいを与えます。

 

クリームでふたをする

 

保湿したら、油分のあるクリームや乳液でフタをし、水分を閉じ込めます。

冷やす お肌は熱をもっています。

冷やしたタオルや熱冷却材を使ったりして、お肌の熱をしずめてあげましょう。

 

肌への摩擦や刺激は与えない

 

ゴシゴシこすったりするのは論外ですが、それ以外にも普段の生活で、意外と肌に摩擦を与えてしまっていることがあるので注意です。

とくに、衣服の素材やしめつけには気をつけましょう。

肌にやさしい、コットン素材の服をきて、なるべくゆったりとした、肌への刺激の少ない服装をこころがけます。

 

サンバーンのときは保湿がとても大事です。

保湿にはマスクが使い勝手が良いです。

保湿をするときには、保湿成分を確実に、肌に届けないといけません。

そしてお手入れしたあとも、肌を乾燥させないように注意したいです。

 

マスクを使うと、これが実現できます。

フェイスマスクやコットンにローションをしみこませたマスクを使いましょう。

マスクを肌にのせて510分、肌の上に放置します。

そのあと取り外します。

 

ずっとつけっぱなしにしていると、マスクが乾燥してきて、今度はお肌の水分を吸い取ってしまうので、長期間つけっぱなしにはしないようにしましょう。

 

使用するローション、化粧水は保湿力の高いものを使いましょう。

日焼けで肌に刺激を感じるようなら、敏感肌用のものを使います。

マスクを外したら、肌を最後にしっかりカバーすることも忘れずに。

べたべたするくらいにクリームを塗りましょう。小じわの奥まで届くように、やさしく、丁寧にすりこみます。

 

べたべたが気になるようなら、やわらかいティッシュやタオルでふきとってもオーケーです。

肌を乾燥させないように気をつけることが大切です。

 

 

3. ひりひり日焼けにはワセリンを

 

日焼けをしたら、保湿をすることが大切です。

保湿剤やマスクでとりあえずおさまればいいけれど、たくさん日焼けをしてしまって、これだけではまだ不安・・・というときに、使ってみたいのがワセリンです。

 

ワセリンは保湿力にすぐれています。

これにラップを組み合わせて使います。

 

ワセリンは薬局に売られています。

アトピー性皮膚炎の治療などにも使われる、肌の保護剤です。ドラッグストアでかんたんに手に入るし、そんなに高くありません。

 

日焼けをして、保湿をしたあと、ワセリンを塗ります。

そしてそのうえにラップをかけます。

ラップは肌への刺激を軽減するために効果的です。

 

ワセリンを塗るだけで、肌への乾燥がちゃんと防げているようなら、あえてラップを使う必要はありません。

でも、つけると効果は大です。

 

背中、腕の付け根、足の甲などは、ラップで包みやすいし、広い範囲をガードできるのでおすすめです。

炎症が起きて、熱があるようなときは、直接、濡れたタオルや冷却タオルを肌にあてると、刺激や摩擦を起こしてしまいます。

 

かえって症状を悪化させてしまうおそれがあります。

そこで、ラップをしておけば、お肌のガードになります。

そのうえで冷却材を置くようにしましょう。

 

肌はしっかりガードされているので、冷やしやすくなりますね。

就寝時には、こうしたケア方法が効果的となります。

汗をかいて蒸れてしまわないように、適度に取り替えるとなお良いです。

 

日焼けをしてすぐのときには、美白をすることはできません。

美白ケアの化粧品に含まれているビタミンCなどは、日焼け直後のサンバーンを起こしているお肌に付けると、ひりひりを呼び起こしてしまうおそれがあるためです。

 

でも、日焼け直後に美白がまったくできない、というわけではありません。

外側から、肌に直接美白することはできませんが、体の中から美白することは、できますよね。

 

ぜひ、始めましょう。

 

ビタミンCを食事やサプリメントから、どんどん取り入れてきましょう。

ビタミンCはメラニンの生成を抑えたり、コラーゲンの生成を促したりする作用があります。

 

さらに、活性酸素の生成を抑えたり、肌の活力を高めてくれる作用もあるのです。

どんどん取り入れて、早く日焼けを解消したいですね。肌にとてもいいビタミンCだからこそ、11000㎎は摂取したいです。

 

ローズヒップと一緒に摂取すると、ビタミンCの吸収率が上がるとされています。

日焼けをしたら、そのあとしっかり冷やしたり、保湿したりすることももちろん大切です。

 

でも、それ以上に大切なのは、日焼けをしてしまった部分に、なるべく紫外線を浴びさせないようにすることです。

 

暑い季節につらいかもしれないけれど、なるべく紫外線が当たらないように、厚い生地で、色の濃い服を着るようにしましょう。

 

地肌が出てしまうような場合は、低刺激のサンスクリーンを使ったりすると被害を最小限に抑えられます。

 

 

4. 日焼けのあとのかゆみ対策

 

プールや海にいくと、日焼けはどうしてもしてしまうものです。

日焼けをしたあと、かゆくなってしまうことって、ありますよね。

 

外はかなりの暑さですが、水に浸かると、温度差があるので気持ちいいものです。

浮き輪に乗って体を日焼けさせると、水のつめたさと、温かい日差しとが一緒に楽しめます。

 

しかしその日の夜になると、体が痛くなったり、かゆくなってしまったりします。

すこしくらいかゆいくらいなら、ガマンもできますが、だんだんとかゆみが強くなってしまうことがあります。

 

薬局でかゆみどめの薬を買って、塗らないといけなくなったりします。

日焼けのあとにかゆくなるのは、皮膚に熱がこもって、その後一気に冷めることで、引き起こされます。

 

これを防ぐためには、海やプールに入る前に日焼け止めのクリームを塗付し、時間ごとに日陰に入ったりして、ずっと日光に当たらないようにしないといけません。

 

冷静にちゃんと行動できればいいのですが、楽しさのあまり、こうしたことをつい忘れてしまうと、あとでつらいかゆみにさらされてしまうことになります。

 

かゆみは1週間程度、続くものです。

このあとになってくると、だんだんと落ち着いてくるものですが、できればかゆみを起こさないでいたいですよね。

 

過剰に紫外線を浴びてしまうと、日焼けになります。

そのあとに、かゆみが起きたりします。

 

日焼けによるかゆみは、肌が紫外線によりダメージを受けて、乾燥してしまうことも原因のひとつとなります。

 

だから、日焼けをしてしまった部分を、ボディクリームや保湿剤などで、しっかり保湿することで、かゆみを抑えやすくなります。

 

保湿をすると、お肌にうるおいがもたらされます。

これで、かゆみがおさまることがあるのです。

 

お肌のケアでは、保湿がとても大事です。

肌が熱をもって、かゆみもあるときは、軽いやけど状態になっています。

ほてっているお肌をクールダウンさせましょう。

 

濡らしてから硬くしぼり、冷蔵庫で冷たくひやしたタオルを、日焼け部分にやさしく抑えます。

そうすると、熱がとれると同時に、かゆみもおさまることがあります。

 

日焼けをしてから数日たつと、皮が剥がれてきます。

このときにかゆいと感じる人もいます。

そんなときは、かゆいからとかきむしってしまっていては、皮膚が傷ついてしまうだけです。

 

これがもとで、傷になってしまったり、しみができやすくなってしまったりします。

炎症が悪化してしまい、ひどい状態になってしまうおそれもあります。

 

かゆくても、かいてしまうのはいけません。我慢して耐えましょう。

そして、皮膚も無理にめくらずに、自然に任せて、はがれるのを待ちます。

お風呂で体を洗うときも、こすりすぎないようにしましょう。

 

かゆいときには、かいてしまわないようにして、かわりにしっかり冷やしたり、保湿したりするようにしましょう。

そうすると、次第にかゆみが和らいでくるものです。

 

 

5. 知らないうちに日焼けしてしまう!?

 

日焼けというのは、年を取るにしたがって、元に色が戻りにくくなります。

 

日差しがそれほど強くないときなのに、車を運転しただけでも、夜になると、顔や腕がひりひりしてしまうことがあります。

 

この自覚症状が出てはじめて、日焼けをしてしまったと気づくのです。

 

とくに若いときは、日焼けに対しての対処をおこたりがちになります。

 

日焼け止めを使うどころか、逆にサンオイルを塗っていたりして・・・。

 

しかも、そのサンオイルさえ、塗るのを忘れていたりすることがあるものです。

とにかく、海についたら「海だ!楽しい!」というので気持ちがいっぱいになってしまって、それ以外は考えられなくなるのです。

 

でも、そのままうとうとしてしまったら、起きたときが大変です。

そのときは痛いという自覚症状もなく、楽しく海に入ったりして、遊んでいたりしてしまいがちです。

 

しかし時間が経つと、皮膚が痛いという自覚症状が出てきます。

 

赤みもましていきます。

夕方になって、晩御飯を食べるころには痛みで食事がのどを通らなくなってしまうくらいになるかもしれません。

 

そうなるまえに、まず予防策をとり、日焼けをしてしまったらすぐに対処をしておきたいものです。

 

日焼けというのは、日差しが強い日には、おのずと自衛本能もはたらきやすいですが、そうでないときでも、意外と紫外線が強い日はあるので、気を付けたいです。

 

気温が低い日だったりすると、それだけで紫外線も弱いような気になってしまったりします。

 

しかし、お天気に関係なく、夏は紫外線が強いのですから、いつも気を付けておかないと、あとで大変なことになってしまいます。

 

日焼けをしてしまったと感じる自覚症状には、肌が赤くなったり、ひりひり感があったり、熱を帯びている、というのが一番多いでしょう。

 

時間が経てば治るものですが、きちんとケアしないと、メラニンが生成されて、それがシミやそばかすの原因となってしまいます。

 

日焼けをするのは、お肌だけではありません。

 

目も紫外線の影響を受けやすいです。

 

目は紫外線の影響をとても受けやすい部分なのです。

 

目が日焼けしてしまったときの自覚症状としては、充血したり、しぱしぱしたりして、目に違和感があったりするなどの症状があります。

目はいつも、涙が分泌されています。

 

だから、ほうっておいてもそのうち治ってきます。

しかし、あとのことを考えるのなら、放置するのではなく、ケアをしておきたいです。

 

目の日焼け用の目薬が市販されています。

これをつけることで、目の日焼けからの症状を緩和することができます。

 

目薬を使えば、有効成分がはたらいて、目がうるおいます。

だから、違和感を改善しやすくなるのです。

 

日焼けをすると、水分が蒸発しやすくなります。

 

これが、お肌や目の乾燥を招いてしまいます。

日焼けをしてしまいそうなとき、してしまったときは、水分をこまめに補給することを忘れないようにしましょう。

 

お茶よりもスポーツドリンクのほうが、体から失われたミネラル、水分を補給しやすくなります。