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ストレス解消法

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1. ストレス解消法:〇か×かで考えない

 

ストレスってつらいですよね。

 

ストレスをためないようにしようと思っても、知らず知らずのうちにためこんでいるもの。

 

それはあなたの思考体形がそうさせているのかもしれませんよ。

 

たとえば、「〇か×か」でいつも考えてしまうクセを持っているという人。

 

これは、認知のゆがみに関係する志向です。

 

なぜか楽しく生きられない、なぜか人間関係を楽しめない、なぜかマイナスに考えてしまうというとき、自分の認知体形にあるゆがみが関係しているのかもしれません。

 

うつ病など、心の病の精神療法に「認知療法」というのがあります。

 

この認知療法で知られたバーンズは、認知のゆがみを10種類に分類しています。

 

×で考えるクセはそのなかの「オール・オア・ナッシング」の思考と同じです。

 

物事をすべて白黒つけて分けてしまおうとする認知のことを言います。

 

なにかに出会うと、とっさに〇×で分けてしまう傾向があると、世の中が不安定になると、すぐに影響されてしまいます。

 

例えば、ひところはやった「勝ち組」「負け組」といったカラフルな色分けに翻弄されてしまうのです。

 

認知のゆがみというのは、そもそも非合理的な考え方です。

 

たとえばさっきの勝ち組、負け組で言うと、「〇〇できない人は負け組」という発想でも、そもそも何を根拠にそう言い切れるのか、というのは大いに疑問です。

 

根拠のない言い回しに振り回されて、自分や他人の価値を否定するとか、抑うつ的になってしまうのはよくありません。

 

こういう風に、物事をなんでも白黒つけて考えてしまいがちなのは、私たちをとりまく環境が、「結果重視」であるせいかもしれません。

 

仕事をすれば、ほとんどの場合、その成果でしか評価されません。

 

受験でも、結婚でもそうです。

 

受験の合格・不合格、または既婚・未婚のどちらかでしか注目されないことが多いですよね。

 

頑張っていろいろトライして、けなげに生きているのに、注目している人って少ないものです。

 

そんな中で生きていれば、いやがおうにも、白黒つけて生きてしまいたくなるものです。

 

でも、やっぱり物事って、はっきり白黒つけられるものではないのです。

 

今は「×」と思っていることが、あとになって、自分を生かすための良い財産になった、というようなことは決して珍しくありません。

 

だからこそ、今、ここで判断するのではなく、長距離の視点でものを見るのが大切なのです。

 

根拠もないのにすぐ判断を下そうとすると、自分や他人を追い込みすぎてしまいます。

そして心がつらくなります。

 

自分を振り返ってみて、そういう風に、すぐ判断しているな、と思ったら、意識して修正してみてはいかがでしょうか。

 

そのたびごとに、自分に問いかけるのです。

 

「それは根拠があるのか?」「その考えは現実的か?」などなど。こういう風に、問いかけて、考えを修正していけば、白黒つけてしまうクセから脱して、もっと心が楽になるはずですよ。

 

 

2. ストレス解消法:「してくれない」と思わない

 

気づけば、「あの人は○○してくれない」と思ったりしていませんか?

 

仕事が忙しい彼氏に「どこにも連れて行ってくれない」とグチをいってみたり、仕事が上手くいかなくて「誰も私のことを評価してくれない」とグチってみたり。

 

身近に友達がいないと「誰も遊びに誘ってくれない」と言ってみたり。

 

こういう風にグチる現代人は、増えているようです。

 

こういう風に思う多くの人は、自分の期待に、パートナーや親友など「親密な相手」がこたえてくれないと、不満を持ちます。

 

親密な相手だからこそ、「〇〇してほしい」という期待を抱いてしまいます。

 

そしてそれがかなえられないと「〇〇してくれない」と不満を持つ。

 

この不満は放っておくと、怒りや恨みといった、強い負のエネルギーになってしまいかねません。

 

いくらこっちが、「〇〇してほしい」と思ったとしても、相手には相手の都合があります。

 

当たり前ですけどね。

 

必ずしも、自分の期待通りのことをしてくれるとは限りません。

 

自分のことを振り返ってみてもそうですね。

 

忙しくて遊びにもいけない、休むこともできない、人とおしゃべりすることもできない。

 

そしてあなたがそれをするのを待っている人がいれば、「〇〇してくれない」と思われても仕方がないのです。そういうものです。

 

それを、「してくれない!」と文句を言っても、重いと受け取られるだけです。

 

だからと言って、そういうグチをひとりで呟いても、救われることはありませんよね。

どんどん気分が暗くなっていくだけです。

 

そもそも「〇〇してくれない」と思う気持ちをひも解いてみると、依存心が強いから、ということが言えそうです。

 

相手が何かをしてくれるのを待つ前に、自分から提案してみるといいかもしれませんよ。

 

デートの時に、彼からの提案を待つだけではなく、自分自身が何をしたいかを考えて、提案するのが、ある意味自立したお付き合いのカタチと言えます。

 

「いい季節だから、ピクニックに行ってみない?」など、自分も提案すれば、彼氏もお付き合いをラクに考えられるはずです。

 

恋人との関係だけではなく、仕事でも、友達関係でも、柔軟な考えで選択肢を持つことはいいことです。

 

あるいは、「〇〇してくれない」と思うのは、自分が充実していないフラストレーションから来るのかもしれません。

 

自分のやりたいことがわからない、仕事が上手くいかない、自分の力に限界を感じている、などなど。

 

自分への欲求不満を持っていると、イライラするものです。それが無意識のうちに「〇〇さんが〇〇してくれないからだ」と、身近にいる誰かのせいにしてしまうのです。

 

こうやって誰かのせいにしておけば、自分で問題に直面して、傷つくのを避けられます。これを「防護規制」と言います。

 

でも、それを責められた相手はきっと「?」になってしまうでしょう。

いちゃもんをつけられているようなものです。

 

こういうことをしていても、他人といい関係は築けないし、自分の心も軽くなりませんから、まず、自分自身と向き合うことから始めてみるといいかもしれませんよ。

 

 

3. ストレス解消法:「面倒くさい」と思わない

 

やるべき仕事が増えるとか、物事がうまく進まないと、つい「面倒くさいなー」と思ってしまいがちですよね。

 

この気持ちを誰かと共有すると、お互いの煮詰まった気分が少し楽になります。

 

でもそれだけで終わることはありません。

 

「面倒くさい」が「どうしてこんなことをしないといけないのか」という怒りになり、「これはきっとあいつのせいだ」という毒気のある言葉に変貌してしまいます。

 

こうなると口が止まらなくなります。

 

当初は思ってもみなかったようなひどい悪口が自分の口を飛び出してしまうようになります。

 

最初はただ、「面倒だなー」と思っていただけのはずなのに、いつのまにか「悪いのはあいつだ!」になり、「自分はついていないなあ」という嘆きになり、ネガティブな思いにとらわれてしまうのです。

 

この場合は、最初の言葉を変えることで、そのあとのゆがみを直すことが可能です。

 

最初まで戻って、自分の言葉を振り返ってみましょう。

 

もしも最初に出す言葉が毒気のある言葉でなければ、感じ方はずいぶん変わっていたのではないでしょうか。

 

「面倒くさい」に似た言葉で言うと、「手間がかかる「ややこしい」という言い方があります。

 

「この仕事、手間がかかるね」「この仕事はややこしいね」と言ってみると、それが乗じて、急激に不運を嘆いたり、他人の責任を追及したりするようなことはないはずです。

 

こういう風に少し言葉の使い方を選ぶだけで、相手に与える印象はぐんと変わります。

 

それに、自分自身や他人、環境、過去、未来への考え方も変わるものです。

 

最初が肝心。

 

ぜひ、何気なく使っている毒のある言葉を、マイルドな表現に変えるようにしてみてください。

 

言葉遣いを変える習慣を変えるだけで、ストレスもずっと減っていくはずですよ。

 

めんどくさいなあ、いやだなあと思わないためには、自分自身の時間を充実させることが大切だったりします。

 

その方法として、「アウトプット」「インプット」「パスタイム」「OIPのバランスづくり」を試してみてはいかがでしょうか。

 

アウトプットというのは、仕事や家事、ボランティアなど、自分の力を自分以外のものに対して使うこと。

 

インプットは、勉強、情報収集、運動など、知識や体力をつけて自分づくりをすること。

 

パスタイムは娯楽や気休めの時間を持って、自分を癒すことです。

 

外では仕事ばかりして、休日はダラダラ寝ているだけ、時間を無駄に使っている。

こういうのは、アウトプットとパスタイムが多く、インプットがないときによくなるものです。

 

こういうときは、「OIPのバランスづくり」を考えてみましょう。

 

インプットの時間をつくることで、自分の心が満たされている感覚があるはずです。

 

他にも、お稽古事がたくさんすぎて飽きてしまった、というようなときは、インプットとパスタイムが多すぎるときのパターン。

 

こういうときは、アウトプットの要素を入れてみるといいですね。

 

仕事をもっと意識してやってみるとかですね。そうすると、人生が充実してきます。

 

 

4. ストレス解消法:「どうせ〇〇だから」と思わない

 

どうせ○○だから。

 

最近何もいいことない。

 

などなど、気づけばネガティブなことを言っていたりしませんか?

 

ただのグチだし、そんなの何でもない、なんていってはいけません。

 

ネガティブワードばかり口に出していると、本当に不幸を呼び寄せてしまいますよ。

 

日本には「言霊(ことだま)」という発想があります。

 

言霊というのは、言葉にあるとされる呪力のことです。

 

ポジティブワードをいつも口にしていると、自然と幸せが訪れます。

 

反対に、ネガティブワードをいつも発していると、その力により、不幸が呼びこまれてしまう、という発想です。

 

ただの迷信ではありません。

 

実際、あなたの周りを見回してみるとそうであえるはずです。

 

いつもネガティブワードばかり発している人は、ほんとうにツイていない人が多いのではないでしょうか?

 

どうしてこんなに、気軽にネガティブワードが口を突いて出てしまうのでしょう。

 

そもそも、自分を高めたいとか、幸せになりたいと思う人は、めったにネガティブワードは言わないものです。

 

ネガティブワードを言ってしまうとのは、そのとき楽になりたいからです。

 

イライラしたときに、「むかつく」と言ってしまえば、その場のストレスは発散されます。

 

でも、言うまでもないことだけれど、それで解決することはありません。

 

それはいわば、ガス抜きのようなもの。

 

吐き出して、その場が楽になればいい、という単純な動機からされていることなのです。

 

でも人間は、楽であろうとすると、生き方もユルくなります。

 

楽しさに甘えて、自分を高められないでいると、心の底では自分に満足できなくなります。

 

そのジレンマが、ますますネガティブワードを口に出させてしまうのです。

 

ネガティブワードは、自分だけではなく、それを聞く周りの人にも影響を及ぼしてしまいます。

 

何気なく言った一言が、その場の空気を不穏なものにしてしまうからです。

 

コミュニケーションがぎくしゃくしてしまいます。

 

コミュニケーションというのは、お互いの言葉の響きあいなのです。

 

片方がネガティブなれば、反対もネガティブになってしまうものです。

 

ついネガティブワードを口にして、それでますます負のスパイラルに落ち込んでいるという自覚のある方は、この「響きあい」を意識して、コミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。

 

いいコミュニケーションが構築されるようになって、きっと心が軽くなっていくはずです。

 

とはいえ、いつもグチを言いたい気持ちを抱えてガマンしているのは、それはそれでつらいももの。

 

グチをやみくもにばらまくのではなく、内省に使う材料にしてみるのもいいでしょう。有効活用です。

 

ネガティブワードが思い浮かぶのは、今の自分に満足していないからです。

ならば、どこを替えればいいのか、そのために何ができるのかを考えるチャンスとするのです。

 

これがポジティブな発想でもあるのです。

 

言霊を意識しつつ、グチを有効活用していきたいですね。

 

 

5. ストレス解消法:ムリに落ち着こうとしない

 

生きていると、不安に思うこともいっぱいあるものです。

 

「この仕事、私にできるかな」「私の将来、大丈夫なのかな」。などなど。

 

こうした身近な不安だけではありません。

 

日本経済の先行き、大地震の不安、などなど、不安に思う材料には事欠きません。

 

不安やイライラって、いやなものです。

 

こういう「イヤな感情」がなければ、どれほど楽になるのかとも思います。こういう感情って、なくせるのでしょうか?

 

伝統的な療法として、「森田療法」というのがあります。

 

これは20世紀はじめに森田正馬という精神科医によって考案された療法。

 

この森田療法を使って、感情との付き合い方について考えてみたいと思います。

 

西洋医学では、症状というのは「治すもの」「制御するもの」と考えられてきました。

 

だから「不安だ」「イライラする」という精神症状を、薬で沈めて、マイナスにとらえがちな認知をプラスに持って行く「制御のための治療」がとられます。

 

しかし、森田療法は東洋医学であり、この考え方がちょっと違います。

 

症状というのは自然にでてくるので、なくせないと考えているのです。

 

精神症状につながる不快な感情も、あくまで自然の感情なので、そのままにしていくべきだということです。

 

不安を感じたときに、「気を強く持とう」と自分に言い聞かせますよね。

 

イライラしていたら、「もっと落ち着こう」と思ったり。

 

でもそういう自分の気持ちとは反対に、ますますその感情に支配されて、不安やイライラがつのったりすることはありませんか?

 

そこで、感情というのは変えられないのだから、そのままにしておいたほうがいい、と思ってみてはいかがでしょうか。

 

心が軽くなるのがわかるはずです。

 

これが森田療法の発想です。

 

森田療法には5つの「感情の法則」があります。

 

感情をそのまま自然のままに任せると、ひとりでに上り下りして、消失する

 

感情はその衝動を満足させれば静まり、消失する

 

感情は同じ感覚に慣れると鈍くなって感じなくなる

 

感情は刺激が継続して起こるときと、注意に集中するとき、ますます強くうなる

 

感情は新しい経験で体得し、反復することにより、ますます要請される

 

この心は、「感情は自然に沸き上がり、意思の力ではどうにもならない。自然に消えていくので刺激せず、そのままにしておきましょう」というもの。

 

うーん、達観した考えですね。というか真実です。

 

アンガーコントロールなんかも、これに通じるところがありそうです。

 

森田療法では、そのときどきの感情に振り回される「気分本位」の行動でなく、そのときで何をしたいのかに基づく「目的本位」の行動をとるべきだといっています。

 

「あの人が苦手だからこの学校に入るのはやめておこう」ではなく、「この学校でこれを習いたいから参加する」というのが目的本位。

 

このように、目的に基づいて合理的に考えるところが森田療法の特徴。

ビジネスや教育など、医療を越えた様々な分野で活用されている考え方であるのはそのためです。

 

くよくよしてつらいというときは、森田療法を試してみてはいかがでしょうか?

 

内臓冷えには白湯が効果的 - 白湯の正しい作り方と飲み方

健康

1.  夏太りに注意!夏に内臓が冷える原因

 

夏は汗をたくさんかくから、何もしないでも痩せると思っていませんか?

7月にもなると、露出が増え、痩せたい願望も高まりますよね。

しかし、夏にはダイエットを阻む大きな落とし穴が潜んでいるんですよ。

 

夏は太りやすい季節

 

実は夏は冬よりも太りやすい季節なのです。

冬のように外が寒いと、体の中では体温を保つために、熱をたくさん作り出そうと代謝が活発になります。

すると、基礎代謝が増えます。

実は私たちが消費するカロリーの7割程度は基礎代謝によるカロリーの消費なんですよ。

つまり、冬は基礎代謝が増えるので痩せやすいのです。

一方で、夏は外との温度差がないため、基礎代謝が落ち、カロリーの消費が少なくなります

私たちのイメージとは逆に、夏は太りやすく冬が痩せやすいのが、現実なのです。

 

夏こそ気をつけたい内臓冷え

 

さらに、夏太りを加速させてしまう原因が内臓冷えです。

夏は暑いため、体の冷えを感じにくいのですが、実は夏の内臓は冷えて大きなダメージを受けているんですよ。

 

夏に内臓が冷える原因

 

それでは、どうして夏に内臓が冷えてしまうのでしょうか。

夏の内臓冷えの原因は、次の4つが考えられます。

 

原因1 室内外の温度差で自律神経が乱れる

 

内臓冷えの一番大きな原因が自律神経の乱れです。

7月にもなると冷房が手放せなくなります。

すると室内と室外の温度差が大きくなってしまいます。

体温を一定に保つ役割を担っているのが、自律神経です。

室内外の温度差があまりに激しいと、自律神経はフル稼動して疲れてしまい、正常に機能できなくなります

すると、血流が悪くなったり、体温調節が上手くできなくなって、内臓が冷えてしまうのです。

 

原因2 水分の摂りすぎで体の中が冷える

 

夏は汗をかく分、水分をがぶがぶ摂ってしまいますよね。

水を飲みすぎると、体の中に余分な水が溜まり、内臓を冷やしてしまいます

水分を適度に摂ることはとても大切ですが、摂りすぎには注意しましょう。

 

原因3 冷たい物の食べすぎで体が冷える

 

夏はアイスや氷など、冷たい物を好むようになります。

しかし、冷たい物を体に入れると、ダイレクトに内臓を冷やしてしまいます

暑いからといって冷たい物の食べすぎや飲みすぎには注意しましょう。

 

原因4 運動不足で筋肉が減る

 

夏は暑い分、動くことが億劫になってしまいますよね。

しかし、運動不足が続くと、熱を生み出す工場である筋肉が減ってしまいます。

また、足は第二の心臓とも呼ばれ、血液の流れを維持するために重要な役割を果たしています

運動不足は、血行不良による内臓の冷えも招いてしまうんですよ。

 

夏に油断していると太る悪循環にはまる

 

夏だからといって油断していると、秋冬になっても痩せられず、太る悪循環にはまってしまいます。

夏の内臓冷えを放置していると、秋冬に食欲が高まったとき、摂取するカロリーばかり増えてさらに太ってしまうんですよ。

太る悪循環を絶つためにも、夏はしっかり内臓ケアをしてくださいね

2. 内臓冷えでぶくぶく太る?!

 

夏は外の暑さとはうらはらに、内臓が冷えやすい季節です。

実は、内臓の冷えを放置していると、ダイエットには嬉しくないことばかり起きてしまうんですよ。

そこで今回は、内臓冷えでぶくぶく太ってしまう理由についてお伝えします。

 

内臓が冷えるとどんな症状が出るの?

 

内臓が冷えるとどのような症状が出るのでしょうか?

まずは、自分の内臓が冷えていないか、簡単なチェックリストで確認してみましょう。

 

・風邪を引きやすい

・イライラする

・体の疲れがとれない

・肩がこる

・平熱が36度より低い

・胃もたれしやすい

・むくみやすい

 

上記の症状に心当たりがある方は、内臓が冷えている可能性があるので、注意しましょう。

 

内臓が冷えると代謝が落ちる

 

内臓冷えでもう一つ注意が必要なのが、体重の増加です。

実は、内臓が冷えると代謝が落ちて、太りやすい体質になってしまうのです。

内臓冷えによって体温が1度下がると、なんと代謝が約12%も低下します

さらに、代謝だけではなく、免疫力も30%以上落ちてしまうんですよ。

内臓冷えの症状に風邪の引きやすさが挙げられるのは、免疫力が低下するからなのです。

 

通常平熱は36.5度前後となっています。

健康とダイエットのためにも、一度体温を計って自分の平熱を把握してみてくださいね。

 

内臓が冷えるとお腹周りに贅肉がつく

 

内臓が冷えると、胃腸を中心に内臓の機能が悪くなります。

すると、消化する力が衰え、体全体に十分な栄養が行き渡らなくなります。

栄養不足になった細胞は、体が飢餓状態になっていると勘違いし、命を守るために脂肪を溜め込むようになるんですよ。

お腹周りには命の要である内臓が集まっています。

そのため、内臓が冷えると、お腹周りを中心に贅肉がつき、ぽっこりお腹になってしまうのです。

さらに、お腹周りについた脂肪は一度冷えると温まりにくいため、内臓冷えを悪化させるというマイナスの連鎖が起きてしまいます。

 

内臓が冷えると腸内環境が悪化する

 

内臓が冷えて腸の動きが悪くなると、便秘になります。

便秘で腸の中に便が溜まると、腸内に住んでいる悪い菌たちが元気になり、せっせと有毒な物質を作り出します

すると、腸の中が腐敗していき、腸内環境が悪くなってしまうのです。

腸内には痩せやすい体質にするやせ菌や太りやすい体質にするデブ菌がいるのですが、腸内環境が悪くなると、やせ菌の働きが悪くなり、デブ菌が元気になってしまうんですよ。

 

男性は特に隠れ内臓冷えに注意しよう

 

内臓冷えは、ダイエットの壁となるだけではなく、万病の元にもなります。

一方で、手足の冷えのように自覚しにくいのが、難点です。

特に、冷えに関して鈍感な男性は内臓冷えが悪化するまで気付きにくいため、注意してください。

女性はもともと筋肉量が少ないため、冷えになりやすいのですが、最近は運動不足などで男性の隠れ内臓冷えも増えているんですよ

 

3. 内臓冷えには白湯が効果的

 

夏太りを防いで効率よく痩せるためには、内臓冷えを改善したり予防することが大切です。

内臓を温めて内臓冷えを解消するのにおすすめなのが、白湯です。

実は、白湯には内臓を温めて痩せやすい体質にする嬉しいダイエット効果がたくさん詰まっているんですよ。

 

白湯はアーユルヴェーダでも重宝されている

 

白湯は、アーユルヴェーダで昔から健康の維持や老化防止のために用いられてきた健康法の一つなんですよ。

アーユルヴェーダとは、インドの伝統医学のことです。

世界3大伝統医学の一つであり、世界保健機関(WHO)からも予防医学として認定されており、世界的にも注目されています。

実は、このアーユルヴェーダにおいて、白湯は体を元気に甦らせる魔法の飲み物として扱われているのです。

 

痩せ体質になれる!白湯の嬉しい効果

 

それでは、白湯にはどのような効果が期待できるのでしょうか?

白湯を飲む習慣を身につけることで、得られる効果は次の5つです。

 

効果1 内臓が活発に働くようになる

 

白湯は胃腸を優しく温めてくれます

夏の内臓冷えで機能が低下した内臓は、白湯で温められることで元気を取り戻し、復活します。

すると、消化する力が高まり、全身の細胞が元気になるんですよ。

 

効果2 体の中が浄化されてきれいになる

 

内臓の機能が回復すると、体の中に溜まった毒素がスムーズに排出できるようになります

すると、腸内がきれいに浄化され、便秘が解消されたり、やせ菌が増えるなどダイエットにプラスの効果が得られます。

 

効果3 血流が良くなる

 

体の中が白湯によってきれいに浄化されると、体全体の循環がよくなります。

すると、内臓冷えで停滞していた血液の流れも良くなります。

血流が良くなることで、体全体が温められ、冷えにくい痩せ体質になることができるんですよ。

 

効果4 代謝が高くなる

 

消化する力が高くなって細胞が元気になったり、血流が良くなることで、代謝が高まります。

代謝が高くなると、消費カロリーが増え、効率よくダイエットすることができます。

 

効果5 自律神経が整う

 

胃腸は自律神経によって働きがコントロールされています。

そのため、胃腸が白湯によって優しく刺激されると、副交感神経が活性化して心身がリラックスします。

白湯を飲むと、ホッと気持ちが落ち着くのは、副交感神経が優位になるからなんですよ。

 

体調によって白湯の味が変わる!

 

実は、白湯の味は体調によって変化します。

内臓が元気で体調がいいときは、白湯はほんのり甘く美味しく感じます

一方で、体に毒素が溜まっていたり、内臓の機能が低下していたり体調が悪いときは、白湯がまずく感じられます

白湯はダイエットの強い味方になるだけではなく、体調チェックの指標にもなるんですよ。

4. 白湯の正しい作り方と飲み方

 

夏太りに効果的な白湯ですが、ただお湯を飲めばいいと思っていませんか?

実は白湯には正しい作り方や飲み方があります。

間違った方法で作った白湯では、きちんとした効果が得られないのです。

さらに、飲み方を間違えると、体に悪影響になることもあります。

そこで今回は、ダイエットのための白湯の正しい作り方と飲み方についてお伝えします。

 

白湯の正しい作り方

 

正しい白湯の作り方にはちょっとしたポイントがあります。

ただ単にお湯を沸かせばいいわけではないんですよ。

白湯の正しい作り方は以下の通りです。

 

1. 浄水された水やミネラルウォーターなど、きれいな水をやかんに入れ、強火で沸かします。

2. アーユルヴェーダにおいてよい白湯とは、水・火・風の性質をバランスよく含んだ白湯です。

そのため、換気扇をつけて部屋に風を入れながらお湯を沸かしましょう。

3. 水が沸騰したら、やかんの蓋をとります。

4. 水からぶくぶくと大きな泡が出るように火加減を調節してください。

5. 10~15分程度沸騰させたら完成です。

 

少し多めに作った場合は、保温できる水筒などに入れておくといいですよ。

 

白湯の正しい飲み方

 

白湯が出来たら、早速以下の5つのポイントを守って正しく飲んでみましょう。

 

・朝一番にコップ1杯分飲む

 

代謝を高めて痩せ体質になるためには、朝一番にコップ1杯の白湯を飲むと効果的です。

・少しずつすすりながら飲む

 

白湯は沸いたら5060度程度の飲める温度になるまで少し冷まします。

飲むときは一気に飲むのではなく、少しずつすすりながらゆっくりと飲んでください。

一気に飲むと胃腸の負担になってしまいます。

 

・冷めたら作り直す

 

冷めてしまった白湯は再度沸かし直して飲んではいけません。

作り置いた白湯が冷めたら、水から作り直しましょう。

 

・1日あたり600~800mlを目安にして飲みすぎない

 

白湯が体にいいからといって飲みすぎは、健康を害してしまいます。

1日あたり600~800mlを目安にするといいですよ。

 

食事のおともにも白湯を取り入れよう!

 

内臓冷えを予防・解消して痩せ体質になるためには、上述の通り、朝の体温が一番低い時間帯に白湯を飲むのが効果的です。

さらに、余裕がある方は食事と一緒に白湯を飲むことをおすすめします。

食事のおともとして白湯を1杯取り入れることで、胃腸の働きをサポートすることができます

また、お酒を飲むときに白湯を交互に飲むことで、アルコールから肝臓を守ることができますよ。

 

寝つきが悪い方にも白湯はおすすめ

 

寝つきが悪いときにも、白湯を取り入れてみてください。

白湯を飲むことで副交感神経の働きが活発になり、眠りやすくなりますよ。

朝・昼・晩と白湯を上手に活用して、痩せ体質を手に入れてくださいね。

5. しょうが白湯でダイエット効果をアップ

 

白湯は、ダイエットには最適な飲み物です。

実は、白湯にある食材をプラスするだけでダイエット効果をさらに高めることができるんですよ。

その食材こそが、今回お伝えするしょうがです。

 

しょうがは伝統医学の優秀食材

 

しょうがは、漢方において体を温める作用が強い食材として昔から重宝されてきました。

さらに、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダにおいても、しょうがは消化力を高めて体を健康な状態にする効果が抜群だとして用いられてきたんですよ。

しょうがは昔から様々な国や地域で、人々の健康を守ってきた優秀食材なのです。

 

しょうがに秘められた4つのダイエット効果

 

しょうがには、次の4つのダイエット効果が秘められています。

 

効果1 血流をよくする

 

しょうがに含まれている辛味成分ジンゲロールには、血管を広げて血流を改善する効果があります。

 

効果2 代謝を高めて痩せ体質にする

 

しょうがの成分であるショウガオールには、熱を作り出して体を芯から温める作用があります。

ショウガオールによって体が温まることで、代謝が高まり、痩せ体質になれるんですよ。

 

効果3 胃腸を元気にする

 

しょうがには、胃腸を元気にして消化する力を高める作用があります。

消化力が高まることで、巡りのよい体に改善できます。

 

効果4 脂肪を燃やし脂肪の蓄積を防止する

 

しょうがの成分であるジンゲロンには、脂肪の燃焼を促す効果があります。

さらに、ジンゲロールには脂肪が蓄積するのを防止する作用があるため、しょうがを食べることで脂肪を溜め込みにくい体を作ることができます。

 

しょうが白湯にするとしょうがのパワーがアップする!

 

しょうがの効果は、しょうが白湯にすることで、さらにパワーアップします。

それは、しょうがを加熱することによって、ジンゲロールがショウガオールという成分に変わるためです。

ショウガオールは、上述した通り、体を温めて代謝を促進する効果に優れています。

しょうが白湯で、ショウガオールをたっぷりと摂ることで、燃焼系の体になれるのです。

 

しょうが白湯の作り方

 

しょうが白湯の作り方はとても簡単です。

 

  1. 1.しょうがを薄くスライスする
  2. 2.スライスしたしょうが23枚をやかんに入れる
  3. 3.やかんに水を入れる
  4. 4.やかんを強火にかけて沸騰したらフタをとる
  5. 5.ぶくぶくと大きな泡が出る程度の火加減で10~15分沸かす
  6. 基本的な白湯の作り方は全く同じで、お湯を沸かすときにスライスしたしょうがを入れればいいだけです。

 

また、しょうが白湯を持ち歩きたい方には、次の作り置きレシピがおすすめです。

 

  1. 1.保温できる水筒にスライスしたしょうがを入れる
  2. 2.そこに熱湯を400ml注ぎ入れる
  3. 3.しっかりフタをして3時間以上蒸らしてから飲む

しょうが白湯の正しい飲み方

 

しょうが白湯を飲むときのポイントは以下の通りです。

 

ポイント1 食前に飲む

 

しょうが白湯は食前に飲むことで、脂肪の吸収を防止して、ダイエット効果を高めることができます。

また、胃腸の働きをサポートする効果も期待できますよ。

 

ポイント2 朝と夜の2回飲む

 

しょうが白湯を飲むタイミングは、朝の食前と夜の食前がおすすめです。

朝と夜に飲むことで、体を温める効果を高めることができます。

 

ポイント3 1日あたり2~3杯を目安にする

 

しょうがは胃腸によい働きをしますが、摂りすぎると逆に胃腸の負担になってしまいます。

そのため、しょうが白湯は1日あたり2~3杯にとどめ、飲みすぎないようにしましょう。

 

飲みにくい人ははちみつでアレンジしよう!

 

しょうが白湯がどうしても飲みにくいという方は、ハチミツを入れると飲みやすくなりますよ。

ぜひ試してみてくださいね。

 

 

 

自律神経って何?ストレスだけじゃない!自律神経が乱れる7つの原因

健康

1. 自律神経って何をしているの?

 

最近テレビや雑誌など、様々なメディアで自律神経という言葉を耳にしますよね。

健康を維持するためには、自律神経が一つのポイントになります

それでは、自律神経は体の中でどういう働きをしていて、どうして健康にとって大切なのでしょうか?

 

自律神経は外部の変化から体を守っている

 

私たちの体は、気温が変化しても、体温を一定に保つことができますよね。

気温と同じように体温が変化してしまうと、生きることなんてできません。

実は、気温のように体の外の世界が変化しても、体の中を一定に保つことができるのは、自律神経が働いているからなんですよ。

自律神経は、気温や気圧、湿度など環境の変化から体を守ってくれているのです。

つまり、自律神経の働きがおかしくなってしまうと、環境の変化に大きく影響を受けやすくなってしまいます

 

自律神経は命を守る司令塔

 

自律神経は、命を守る司令塔としても働いています。

私たちは寝ているときも、心臓を動かし、呼吸をし、内臓を働かせることができますよね。

意識しなくても、24時間生きることができるのは、自律神経が司令塔になって体を働かせてくれているからなんですよ。

また、自律神経は体をスムーズに働かせるために、胃腸の働きやホルモンの分泌、心拍数など、様々な反応をコントロールしています。

つまり、自律神経の働きが悪くなってしまうと、体をスムーズに動かせなくなってしまうのです。

 

自律神経には2種類の神経がある

 

実は、自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類が備わっています。

この2つの神経は、相反する働きをしているんですよ。

 

・交感神経は体をオンにする

 

交感神経は、体をオンにして、心身を活動的にする働きがあります。

昼間によく働き、心と体が興奮状態になったり、不安や緊張、ストレスを感じたときに活発になります。

 

・副交感神経は体をオフにする

 

副交感神経は、体をオフにして、心身を休ませる働きがあります。

夜によく働き、リラックスを感じたときに活発になります。

 

大切なのは2つの神経のバランス

 

交感神経と副交感神経は、真逆の働きを持ちます。

そして、最も大切なことが、2つの神経はバランスを保っているということです。

交感神経と副交感神経は、お互いの働きが釣り合うようにバランスをとりながら働いています

どちらかの働きのみが強くなってしまうと、体はずっと活動しっぱなしになったり、休みっぱなしになり、コントロールができなくなってしまうのです。

「自律神経を整える」とよく聞きますが、これは、交感神経の働きと副交感神経の働きが同じ程度になるようにバランスを安定させたり、昼間は交感神経、夜は副交感神経というように働くべきときに働けるようすることなんですよ。

 

 

2. 自律神経の乱れで出る症状

 

体の中をいつもベストな状態にコントロールしてくれているのが、自律神経です。

「自律神経が乱れる」とよく耳にしますが、これは、交感神経と副交感神経の働くバランスが崩れるということです。

働くべきときに働かなくなったり、どちらか一方の働きが異常に強くなってしまうときに、自律神経が乱れると言います

それでは、自律神経が乱れると一体どのような症状が出てくるのでしょうか?

 

交感神経の働き

 

自律神経の乱れによる症状を理解するには、まず、交感神経と副交感神経が具体的にどういう働きをしているか知っておくと便利です。

交感神経の働きには、次のようなものがあります。

 

・呼吸を激しくする

・汗を出す

・血圧を上げる

・血管を狭める

・心拍数を速くする

・胃腸の働きを抑える

 

交感神経は、一言でいえば「戦うための神経」です。

敵と戦うときの、興奮して緊張した状態を作り上げるんですよ。

怒っているときの状態を想像すると分かりやすいでしょう。

 

副交感神経の働き

 

一方で、副交感神経は、交感神経と真逆の働きをします。

副交感神経の具体的な働きは、次の通りです。

 

・呼吸を穏やかにする

・汗が出ないようにする

・血圧を下げる

・血管を広げる

・心拍をゆっくりにする

・胃腸の働きを高める

 

副交感神経は、「休むための神経」です

敵がいないときに、心身を癒して体をメンテナンスするのです。

眠る前のまどろんだ状態を想像すると分かりやすいですよ。

 

自律神経が乱れるとどんな症状が出るの?

 

2つの神経の働きを見てみると、どちらの働きも生きるためには大切なことが分かりますよね。

そのため、自律神経が乱れてどちらかまたは両方の働きが悪くなったり、活発になりすぎると、体には次のような様々な不調が出てきます。

 

・動悸

・冷え

・頭痛

・めまい

・慢性的な疲労やだるさ

・便秘や下痢

・イライラ

・頻尿

 

自律神経の乱れによって、様々な不調が出てくることを自律神経失調症と言います。

自律神経失調症は、一般的な検査では異常が出にくいため、原因不明の症状として患者を苦しめてしまうのが特徴です。

 

自律神経の乱れは病気も引き起こす?!

 

そして、なんと自律神経の乱れは、病気も引き起こしてしまうんですよ。

自律神経の乱れで発症してしまう病気には、以下のようなものがあります。

 

・過敏性腸症候群

 

腸の動きは自律神経によってコントロールされているため、自律神経が乱れると、腸の動きが過敏になって痙攣したり、動きが悪くなってしまいます。

下痢や便秘を繰り返したり腹痛を伴った下痢または便秘に悩まされている方、緊張するとすぐに下痢になる方は、過敏性腸症候群の可能性があります。

 

・メニエール病

 

自律神経の代表的な症状に、めまいがあります。

中でも吐き気が強くぐるぐる目が回るような激しいめまいを何回も引き起こす病気がメニエール病です。

メニエール病では、耳鳴りや難聴などの耳の異常も起きるのが特徴です。

 

・胃炎

 

自律神経は胃の働きや消化液の分泌もコントロールしています。

そのため、自律神経が乱れると、胃酸が出すぎたり胃の働きが悪くなって胃炎を起こすこともあるのです。

自律神経は体全体の司令塔になっているため、自律神経の働きに異常が出ると、こちらで挙げた病気以外にも、様々な病気のリスクが高まります。

自律神経の乱れを感じたときは、放置せずに早めに対策するようにしてくださいね

 

 

3. ストレスだけじゃない!自律神経が乱れる7つの原因

 

自律神経の働きの異常によって健康を損失しないためにも、自律神経が乱れない生活を心掛けることが大切です。

そのためにも、自律神経を乱れさせてしまう原因を知っておくと便利です。

そこで今回は、自律神経の働きに悪い影響を与える代表的な7つの原因についてお伝えします。

 

原因1 ストレス

 

ストレスを強く感じると、戦うための神経である交感神経ばかりが強く働くようになります。

すると、交感神経と副交感神経のバランスが上手く取れなくなってしまうのです。

 

原因2 不規則な生活

 

自律神経は1日の中で昼に交感神経がよく働き、夜に副交感神経がよく働くなど、一定のリズムを刻んで変化しています。

しかし、人間の体の中のリズムは24時間よりも1時間程度長くなっており、放っておくと外の世界とズレが生じてしまいます。

実は、人の体は自律神経の働きを切替えることで、25時間の体の中のリズムを24時間に修正しているんですよ。

そのため、夜型の生活など生活のリズムが崩れると、自律神経が上手く切り替えられなくなり、リズムが崩れて、自律神経の働きに異常が出てしまうのです。

 

原因3 睡眠不足

 

睡眠は、心身をメンテナンスする時間帯です。

睡眠中にはメラトニンと呼ばれる物質がたくさん出ています

メラトニンには、体のストレスを和らげたり、体のリズムを整える働きがあるんですよ。

そのため、睡眠不足が続くと、ストレスが強くなって交感神経が働きすぎたり、体のリズムが崩れて自律神経が上手く働けなくなってしまうのです。

 

原因4 偏った食生活

 

バランスのよい食事も自律神経を正常に機能させるためには、大切です。

神経を働かせるためには、ビタミンやミネラル、良質な脂質などが必要です。

もちろん、神経も細胞から出来ているので、細胞を働かせるエネルギー源となる糖分や細胞を構成するタンパク質が不足しても、神経の働きに支障が出ます。

特にビタミンB群は自律神経を調整する作用があるので、不足には注意しましょう。

 

原因5 スマホやパソコンの使いすぎ

 

スマホやパソコンの使いすぎも自律神経に悪影響を与えます。

スマホやパソコンからは、ブルーライトと呼ばれる光が出ているのですが、実はブルーライトには交感神経の働きを強くする作用があるのです。

特に寝る前にスマホを使っていると、交感神経から副交感神経に上手く切り替えられなくなるので、注意してくださいね。

 

原因6 日光不足

 

自律神経を正常に働かせるためには、リズムを整えることが大切だと言いましたよね。

実は、1日のリズムを整えるために重要な役割を果たしているのが、日光なのです。

特に朝に日光を浴びることで、副交感神経から交感神経への切り替えをスムーズに行うことができます

また、日光を浴びることで、心身に幸福感を感じさせるセロトニンを出して、ストレスを和らげることもできるんですよ。

自律神経のリズムを整えるためには、日光を浴びることも大切なのです。

 

原因7 我慢

 

「我慢は体に良くない」と言われていますよね。

脳の自律神経をコントロールしている部分の周りには、本能や感情をコントロールしている部分があります。

さらに、本能や感情をコントロールしている部分の周りには、理性をコントロールしている部分があります。

自分が抱いた感情を理性で抑えようとして我慢すると、脳では混乱が起きます

我慢を続けていると、自律神経をコントロールする部分も一緒に混乱してしまい、自律神経が上手く働かなくなるのです。

日本では、我慢が美徳とされていますが、健康の観点から見ると、我慢しすぎないことも大切なんですよ。

 

 

4. 梅雨のだるさは自律神経の乱れにあり

 

季節によって体調が変化した経験はありませんか?

特に風邪を引いたわけでもないのに、だるさや疲労感、頭痛など様々な体の不調が表れやすくなるときがあります。

実は、季節による不調には、自律神経の働きが影響しているんですよ。

 

自律神経は季節の影響を大きく受ける

 

自律神経は外部の変化から体を守り、体内を一定の状態にコントロールする働きがあります。

外部の変化の一つに、気候の変化があります。

気温や気圧、湿度など日本は季節によって気候が大きく変わりますよね。

そのため、季節が変化するごとに自律神経はフル稼動して、体の中をコントロールしなければならなくなります。

特に季節の変わり目は、1日の中でも温度が大きく変わるなど、環境の変化が大きくなります

そのため、自律神経が働きすぎで疲れきってしまい、正常に働けなくなり、様々な体の不調が起きてしまうのです。

 

梅雨のだるさは自律神経の乱れが原因かも

 

梅雨は一年の中でも、体調が悪くなりやすい時期です。

6月の梅雨の時期は、ちょうど春から夏への季節の変わり目になります。

梅雨になると、体がだるくなって何もする気になれない日も多いですよね。

この梅雨のだるさの原因の一つに、自律神経の乱れが考えられます。

梅雨は、1年の中でも自律神経が乱れやすい季節にあたるのです。

 

梅雨の時期は心身へのストレスが多い

 

梅雨の時期に自律神経が乱れやすくなるのは、心身へのストレスが多くなるからです。

それは、梅雨特有の気候が大きく影響しています。

 

・雨と晴れ間の温度変化が激しい

 

梅雨の時期の特徴といえば、長く続く雨です。

雨が降り続いている時期は、1日の温度差はあまりありませんが、肌寒く感じるくらい冷えることも多くなります。

一方で、梅雨晴れと呼ばれるように、梅雨の合間に晴れになると、気温がグンと高くなります。

この雨の日と晴れの日の温度の大きな変化に自律神経が対応しきれなくなると、自律神経が乱れて不調を引き起こしてしまうのです。

 

・日照時間が短い

 

梅雨で雨が長く続くと、日照時間はもちろん短くなります。

一部の地域を除いて梅雨は1年の中でも日照時間が短くなる時期なんですよ。

自律神経は、25時間でリズムをとっている体の中を、環境に合わせて24時間に修正する働きがあります。

そして、体内のリズムを24時間に修正するときに利用されているのが、日光です。

梅雨の時期になってなかなか日光を浴びることができなくなると、自律神経が体内のリズムをコントロールできなくなり、正常に働けなくなってしまうのです。

梅雨の時期は、積極的に日光を浴びるようにしてくださいね。

 

・湿度が高い

 

梅雨の特徴といえば、湿度の高さです。

じめじめとした不快感はそれだけで、心身のストレスになりますよね。

また、梅雨で湿気が多くなると、汗による体温の調節が難しくなります。

梅雨の時期は、体温調節が難しくなるため、熱が体にこもって、熱中症にもなりやすいんですよ。

自律神経は、汗を出す量をコントロールすることで体温を調節しています。

そのため、湿度が高くなって汗による体温調節が上手くできなくなると、自律神経は体温を調整するために働きっぱなしになります

すると、自律神経がオーバーワークで疲弊して、正常に働けなくなるのです。

梅雨の時期は、除湿機能などを上手く使って湿気対策することも大切なんですよ。

 

梅雨の時期はリフレッシュ習慣をつけよう

 

梅雨の時期にだるさや頭痛などの不調を感じた場合は、自律神経が乱れている可能性を疑ってみましょう。

梅雨の時期に体調不良を起こさないためには、リフレッシュする習慣をつけて心身へのストレスを和らげることが大切です。

特におすすめの方法が、ぬるま湯での入浴です。

40度くらいのお湯で入浴することで、心身をリフレッシュさせることができますよ

 

 

 

5. 中高年は自律神経の乱れに要注意

 

自律神経は普段の生活の仕方や環境に大きな影響を受けます。

しかし、中高年の方の中には、特に不規則な生活をしていないのに、体の不調を感じる方も多くいらっしゃいますよね。

実は、中高年になると自律神経が乱れやすくなってしまうのです。

自律神経は加齢にも大きく影響されるんですよ。

 

年をとると副交感神経の働きが衰える

 

自律神経の中でもリラックスを担当している副交感神経は、働きが悪くなりやすいという特徴があります。

副交感神経は、加齢とともにどんどんと働きが低下してしまうのです。

そして、30代や40代の中高年は、副交感神経の働きが急速に悪化し始める年代にあたります。

 

中高年は自律神経のバランスが崩れやすい

 

年とともに衰える副交感神経に対して、交感神経は加齢による影響をあまり受けません。

つまり、中高年以降では、副交感神経の働きは弱いのに、交感神経の働きは強いままという状態になってしまいます

すると、副交感神経と交感神経のバランスが崩れて、様々な体調不良が表れ始めるのです。

 

自律神経が乱れると体が老ける

 

さらに恐ろしいのは、自律神経が乱れると老化が進んでしまうということです。

自律神経の乱れが老化をすすめてしまうのは、「血流の悪化」と「胃腸の働きの悪化」が原因として挙げられます。

 

・血流の悪化で体が老ける仕組み

 

  1. 加齢によって交感神経ばかりが強く働くようになる
  2. 交感神経の働きによって血管が狭まり、血液の流れが悪くなる
  3. 血流が悪くなると、細胞に栄養と酸素が届かなくなる
  4. 栄養と酸素不足の細胞は働けなくなり、劣化する
  5. 体全体の働きが悪くなって老化がすすむ

・胃腸の働きの悪化で体が老ける仕組み

 

  1. 加齢によって交感神経ばかりが強く働くようになる
  2. 交感神経の働きによって胃腸の動きが悪くなる
  3. 便が上手く出せなくなって便秘になる
  4. 腸内に溜まった毒素が、体中に回り始める
  5. 毒素によって細胞が傷つき劣化する
  6. 体全体の働きが悪くなって老化がすすむ

中高年は意識的に副交感神経の働きを高めよう!

 

中高年の方が健康的に生活するためには、副交感神経の働きを高める対策が大切です。

中でもおすすめなのが、ウォーキングストレッチです。

ウォーキングやストレッチには、血液の流れをよくして、交感神経の働きで緊張した心と体をほぐす効果があります

ウォーキングとストレッチを習慣にすることで、生活習慣病も防げますし、体力の維持にも役立ちます。

中高年こそ、適度な運動で気持ちのよい汗をかいてくださいね。

ただし、義務感に駆られた運動や激しい運動は、交感神経の働きを活発にして逆効果になるので注意してくださいね。

 

 

肩こりを解消しよう

健康

1. 肩こりの原因

肩こりってつらいですよね。

 

肩こりは多くの方が感じている症状のひとつです。

 

頭部から肩、背中にかけて、硬くなった感じがして、痛みやだるさなどの不快症状があらわれます。

 

自分では気付かなかったけれど、誰かに首お付け根あたりを押されて、「肩が凝っているね」と指摘され、それで気づくこともあります。

 

反対に、ずっと肩こりに悩まされている、慢性肩こりに悩む方も多いですね。

どういうときに肩がこりやすいのか、自分で分かっている場合と、よく分からないのになぜか肩がこる場合があります。

 

自分で原因に気付ければ、それに合わせて対策を取りやすくなりますよね。

肩こりになりやすい原因について、まとめてみました。

 

~肩こりの原因~

 

姿勢

 

長時間、デスクワークをしていると、肩こりになりやすくなります。

デスクワークをしている方なら、分かるのではないでしょうか。

 

同じ姿勢でずっと座り続けることで、特定の筋肉が収縮し続ける状態になります。

そうなると、姿勢を支える筋肉のはたらきが低下し、東部や腕を支える頸部の筋肉も、負担がかかります。

 

毎日その姿勢のままでいると、慢性的に筋肉が緊張するようになります。

 

それが肩こりを生みます。

 

同じ姿勢をずっと続けているような環境にいる場合、肩こりのもう別の原因である、血行不良も招いてしまいます。

 

精神的な緊張

 

精神的なストレスにさらされていると、体は緊張します。

 

神経系のはたらきが、緊張させるほうに傾き、首や肩周辺、背中上部の筋肉が硬くなります。

 

一般的な緊張なら、肩に力が入っていても、緩和させやすいですが、毎日精神的な緊張にさらされていると、肩こりが慢性化してしまうかもしれません。

 

目の疲労

 

ただ目を動かすだけではなく、繰り返しピントを合わせないといけないような細かい作業が続くと、目の焦点を調整する筋肉が酷使され、機能が低下してしまいます。

目の不快感により、筋肉が緊張してしまい、肩こりになってしまいます。

 

肩こりや首筋が張る場合もあります。

目を酷使すると、精神的緊張が自律神経を乱すもとになり、それが肩こりを悪化させます。

 

視力低下を招くこともあります。

 

手や腕の疲労

 

肩こりは、頭や首、肩などに、アンバランスに負担がかり、機能が低下していることが多いです。

すると、良くない姿勢になりやすくなります。

 

キー操作やマウスを使う時に、指を動かすのに負担がかかりやすくなります。

手や腕の筋肉が、それによって疲れやすくなります。

 

それにより、肩こりになりやすくなってしまいます。

 

冷え

 

冷えは血行不良を生み、それが肩こりのもとになります。

 

エアコンの効いた屋内でずっと過ごしている方は、この冷えによる肩こりに注意です。

 

寒いところにずっといると、体に自然と力が入ります。

 

そして、毛細血管が収縮し、体温が低下します。

 

冷房の効いた屋内にずっといて、風を浴びていると、自律神経系が乱れがちになります。

それが肩こりへとつながります。

 

 

2. 肩こりになる仕組み

 

肩こりになる原因には、いろいろなものがあります。

 

例えば、同じ姿勢をずっと取り続けていたり、冷房の効いた部屋にいて、血行不良になったりすると、肩こりになりやすくなります。

 

肩こりになる主な要因として、姿勢、腕や手の疲労、目の疲労、精神的な緊張、冷えなどが挙げられます。

 

そのような原因により、肩こりになるまでの仕組みについて、みていきたいと思います。

 

肩こりとは、日常生活で起きる、ストレス反応のひとつと言えるでしょう。

 

自分にとって、無理のある姿勢、同さ、環境にいたりすると、関節や筋肉に負荷がかかります。

 

仕事でプレッシャーを受けたり、ストレスがあったりすると、それを乗り越えるために、神経系に負担がかかり、アンバランスになります。

それが、肩こりに関わる筋肉まで収縮させてしまい、肩こりとなってしまいます。

 

涼しすぎる部屋、居心地のわるい環境にずっといたりしても、肩こりになりやすくなりま

す。自分の身を守るために、体を緊張させていると、それが肩こりに関連する筋肉の緊張まで引き起こしてしまうのです。

 

肩こりで不快になると、さらにそれがもとで肩こりがますますひどくなり、慢性化してしまう、という悪夢のパターンもありえます。

 

要因があり、それが肩の痛みへと発展していくには、以下のメカニズムがかくされています。

 

~肩こりに至るまでのプロセス~

 

デスクワークでずっとおなじ姿勢をするなど、体に負担をかける。

精神的ストレスで悩まされる。

 

自律神経系が乱れて、体を緊張させる交感神経系のはたらきが強くなる。

 

欠陥が収縮して、血行が滞る。

筋肉が緊張する。

 

血流低下により筋肉に酸素が運ばれなくなる。

筋肉が酸欠状態になる。

 

痛みの物質が作られ、神経が刺激されて脳に伝えられる。

不快感、傷みを感じる。

 

痛み、不快感により、さらに筋肉の緊張がひどくなる。

肩こりが慢性化していく。

 

肩こりに悩まされているのなら、このプロセスのどこかで、肩こり悪化の流れを断ち切ることが大切です。

 

一番いいのは、というか手っ取り早いのは、①の段階で対策をとることです。

 

長時間同じ姿勢をしていて、体に負担をかけていることが分かっているのなら、同じ姿勢でいないで、他の姿勢もしてみる。

 

1時間に1回、必ず椅子から立ち上がって、廊下をちょっと散歩する、というくらいでも、緊張状態はかなり緩和されるものです。

 

仕事に夢中になってしまうと、知らないうちに時間が過ぎてしまうものです。

同じ姿勢をずっとしているので、その分、肩こりもひどくなります。

 

意識して、1時間に1回は立ち上がる、違う姿勢になる、と決めておくと、続けやすくなります。

 

また、③で血行が悪くなっているのが分かるのなら、あたためグッズを用意して、いたみが気になる部分を温めてあげるのもいいですね。

 

クーラーで体は冷えやすいですから、カーディガンを持参するなどしてもいいでしょう。

クールビズでいられる職場なら、ぜひ実践しましょう。

 

 

3. 肩こりを解消しよう

 

肩こりのある方、その予備軍は、首や肩などのまわり、背中に緊張を感じていることがあります。

 

筋肉が過度に緊張していると、頭部や腕、姿勢を支える筋肉も動きにくくなってしまいます。

背中を丸める猫背も、肩こりによるところが大きかったりします。

 

背中を丸めているほうが楽に感じるようになったら注意です。

 

姿勢を維持しにくくなっています。

放っておくと、疲労感と全身がだるく感じやすくなってしまうかもしれません。

 

肩こりは、筋肉が硬くなり、凝り固まっている状態です。

これにより、血行が滞ります。

 

筋肉に、必要な酸素、栄養が届かなくなり、酸欠状態となります。

 

これが肩こりを慢性化させます。

 

慢性化してしまう前に、予防、解消できるようにつとめましょう。

 

そのためには、筋肉を動かすことです。

 

肩こり解消に聞くエクササイズをして、その筋肉を強制的に動かすことで、筋肉の収縮、弛緩の動きが取り戻されていきます。

 

これにより、筋肉の血行が促進されます。

 

緊張した筋肉は次第に柔らかくなっていき、それにともない、肩こりが緩和されていきます。

 

肩こり解消のために、強制的に筋肉を動かすとはいっても、つらく苦しい運動をするわけではありません。

ちょっとした空き時間にできる、簡単なエクササイズがあります。

 

ちなみに、肩こりを解消するというと、首の後ろや付け根など、凝っている部分を推したり、もんだりするエクササイズを想像してしまいがちです。

 

しかし、今回ご紹介するエクササイズでは、気になる部分を触らず、肩こりに関連する筋肉を刺激し、解消を促していきます。

 

肩こりには胸と上背部の筋肉のハリも関係しています。

 

エクササイズではそこにアプローチしていきます。

 

エクササイズを習慣にすると、肩こり解消はもちろん、猫背予防にもなります。

 

~肩こり解消体操~

 

体の前で両腕を伸ばし、前方から引っ張られているイメージで、背中上部を伸ばします。

これを510秒続けます。

 

腕を横に向けて曲げ、左右の肩甲骨を寄せる気持ちで、ゆっくりと胸を開いていきます。

 

肩甲骨を引き寄せたら、ゆっくり5つ数えてそのままキープします。

 

もう一度体の前で両腕を伸ばし、前方から引っ張られているイメージで背中上部を伸ばします。

これを510秒。

 

~④を3回繰り返して1セットです。

 

エクササイズでは、全ての動作をゆっくり行います。

 

反動では動かさずに、自分で動かしましょう。

 

痛みやしびれがでるようなら体操は中止してください。

 

デスクワークをしているときに、休憩時間として、椅子に座りながらやることができるエクササイズです。

休憩がてら、仕事が終わった後のリフレッシュに、毎日行いたいですね。

 

また、お風呂で体が温まっているときにこのエクササイズをしても、体を動かしやすくなります。

回数を決めずに、1日のうち、時間があるときにやってみる習慣をつけてみるといいですね。

 

体をちょっと動かすだけでも、凝り固まっていた筋肉は、柔らかくなっていきます。

 

 

4. 肩こり解消グッズを使おう

 

肩こりが痛いのを、ガマンばかりしていても、治ることはありません。

アクションを起こしましょう。

 

肩こり解消グッズを活用することで、気軽に、手軽に肩こり解消のためにアプローチできます。

 

肩こり解消グッズは、首の付け根や背中の上部など、硬くなった筋肉をほぐせるものがおすすめです。

 

コンパクトなグッズだと、携帯できるのでいいですね。

 

ネックピローで肩こり解消

 

凝り固まった筋肉が、肩こりのもとになります。

血流を、温めることで回復させると、肩こり解消させやすくなります。

 

ぽかぽか温かくすると、リラックス効果にもなりますね。

 

血流回復、心身のリラックスという、2つの側面から肩こり解消につなげやすくなります。

 

kersepitje (ケルセピット) チェリーピロー(ロング (13cm x 55cm))

 

枕型の肩こり解消グッズです。

サクランボの種の香りがするので、ヒーリング効果があります。

 

700Wの電子レンジで3分温めてから使います。

ビニール袋に入れ、冷凍庫で45分冷やす、という使い方もできます。

 

寝違えてしまったときのために、ひやしたチェリーピローを常備しておくと、傷みを緩和させやすくなります。

 

・ニールズヤードレメディーズレメディーズ ショルダーリリーフサルブ 45g

 

肩こりのセルフマッサージをするのに役立つオイルです。

固形のマッサージオイルです。家族や恋人などにマッサージしてもらうのに使うと、また違ったヒーリング効果が得られます。

 

肩こりでは、筋肉が過度に緊張しています。

また、手や腕も酷使しています。

筋肉疲労の状態です。

 

そんなときに、この固形マッサージオイルを使ってマッサージすると、緊張状態が緩和されていきます。

 

固形で、手のひらで温めると液状になります。

肌を滑らせてマッサージするよりも、軽くもみほぐすようにマッサージすると、効果が高まります。

 

Fashy ファシー 湯たんぽ ペルーデザインカバー 2L Hot water bottles 675725

 

湯たんぽで肩を温めるためのグッズです。

 

眠る時、肩がカチカチになっているときは、湯たんぽで布団を温めてあげるといいかもしれません。

 

肩甲骨のあたりに、湯たんぽの温かさを感じられるように、布団の中に入れておきます。

布団が温まったら湯たんぽをはずし、すぐに布団へGOです。

 

湯たんぽとはいっても、これはドイツ製のおしゃれなグッズです。

 

カバーデザインがかわいいです。湯たんぽは、お湯を入れるだけですぐに使えます。

 

・オムロン ハンディマッサージャ HM-165

 

電動の肩こり解消グッズでマッサージしてみてはいかがでしょうか。

電源を入れて、動かすだけでマッサージできるので便利です。

固い筋肉も徐々にほぐれていきます。

 

肩こりの部分に使える設計になっているのはもちろんですが、背中や腰、下肢がこっているときも、マッサージに使えます。

 

 

5. 肩こりにひそむ病気に注意

 

肩こりは、筋肉が緊張状態となって血行が滞り、引き起こされるものです。

 

マッサージをしたり、動かしたり、温めたりすることで、緩和させやすくなります。

 

肩こり解消のために、いろいろやってみたけれど、それでも治らない、という場合は、もしかしたら背後に病気がひそんでいるのかもしれません。

 

放置せずに、病院を受診ましょう。

 

手術の必要ないケースなら、鍼灸やカイロプラクティックによる代替医療も選択肢となりえます。

 

一見、肩こりと似ている病気はいくつかあります。

 

肩こりだけではなく、胸部や腹部の痛み、しびれ、めまいを伴う場合は、病気のシグナルである可能性があります。

 

 

変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)

 

背骨は椎骨と、クッション材である椎間板が重なっています。

加齢、激しいスポーツで、椎骨が変形してしまい、それが肩の痛みを引き起こしてしまいます。

 

骨にとげのような突起(骨棘)ができて、レントゲンでも見ることができます。

 

変形しただけでは、肩こりにすぐつながるわけではないのですが、進行すると、肩の痛みが生まれます。

 

あわせて、頸部と腕のしびれなどの症状が伴う場合があります。

 

 

椎間板ヘルニア

 

頸椎のあいだには、椎間板があります。

椎間板が、背骨への衝撃を和らげるはたらきをしています。

 

椎間板は、髄核(ずいかく)というゼリー状の部分、それを取り巻く繊維輪からできています。

加齢、頸椎への負荷で、椎間板が変形してしまいます。

 

繊維輪に亀裂が入り、髄核が飛び出てしまう状態を「ヘルニア」と呼んでいます。

 

頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎から神経が刺激され、首や肩の痛み、腕、指のしびれ、手を動かしにくいなどの症状が現れます。

 

 

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

 

肩こりに加え、腕、手、指のしびれ、徒労感、冷えなどの不快症状がでる病気を、「胸郭出口症候群」と言います。

 

首の付け根から腕にかけてのところに「胸郭出口」があります。

 

その部分は、肩こりや肩こりによる姿勢の変化で、肋骨や頸部の筋肉、胸部の筋肉などの機能異常に悪影響を及ぼしやすいです。

 

神経の圧迫やストレスがかかると、上肢の症状が出ます。

 

 

むち打ち症 

 

動車で追突事故に遭ったり、スポーツで接触したことにより、頸部の筋肉、靭帯、椎間板を痛めてしまうことをむち打ち症といいます。

 

肩に近い部分の痛みなので、肩こりと混同されてしまうことがあります。

 

交通事故にあったときは、さすがに「肩こりではない」と気づくと思いますが、スポーツで接触し、それと気づかず肩こりだと勘違いしてしまうことはあるようです。

早めに気付いて、治療を開始しましょう。

 

ポイントは、肩こりのほかに腕や手のしびれなど、ほかの症状も伴うかどうか、にあると言えるかもしれません。

 

気になるようなら、早めに受診して、早めに回復させておいたほうがいいですね。