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紫外線対策に役立てよう!正しい日傘の選び方、正しいサングラスの選び方

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1. その日傘大丈夫?UV対策のための日傘の選び方

 

今や女性の夏の必需品となっているのが、日傘です。
日傘を使うことで、肌に届く紫外線の量をカットすることができます。

ここで迷うのが、どのような日傘を買えばより効果的に紫外線をカットできるかという選び方のポイントです。
実は日傘の選び方を間違えると、紫外線カットに効果が得られなかったり、逆に紫外線を肌に寄せつけてしまうこともあるんですよ。

それでは、どのポイントに注意して日傘を選べばよいのでしょうか?

 

★遮光率ではなく紫外線カット率を見る

日傘には大きく、「日よけ」と「紫外線カット」の2つの目的があります。

日よけが目的の日傘は、夏の暑い日差しを遮って涼しさを得るために使います。
一方で、紫外線カットは、紫外線による日焼けやシミを予防するために使います。

ここで重要なのが、日よけと紫外線カットでは、日傘を選ぶときの指標が変わるということです。
日傘には主に遮光率と紫外線カット率の2つの指標があります。

 

・遮光率

可視光線をカットして影を作る機能のことを指します。

 

・紫外線カット率

紫外線をカットして、日焼けやシミを防止する機能のことを指します。

 

つまり、紫外線対策のためには、遮光率ではなく、紫外線カット率が高いものを選ばなければならないのです。

 

★色は黒色かシルバーを選ぶ

日傘選びで一番迷ってしまうのが、色ですよね。
最近では日傘でも様々な色が出ているので、自分の好みの色を購入する方も多いでしょう。

 

ですが、紫外線カットを一番に考えるのであれば、黒またはシルバーがおすすめです。

黒は、紫外線を吸収してくれて肌に紫外線が届かないようにしてくれます。
しかし、黒は熱も吸収してしまうため、日傘の中が暑くなってしまうという欠点があります。

一方で、シルバーは太陽の光を反射させて紫外線の侵入を防いでくれます。
さらに、太陽の光を反射するので、日傘の内側が暑くなりにくいという嬉しい特徴もあります。

 

★内側の色にも注意する

日傘の色を選ぶときに、もう一つ注意してほしいのが、日傘の内側の色です。

よく外側が黒色で内側がシルバーの日傘を見かけますよね。

実は、この組み合わせは紫外線対策には良くないんですよ。

内側の色がシルバーだと、地面に反射された紫外線が日傘の内側でさらに反射して、顔に集まってしまいます。
自ら肌に紫外線を集めているのと同じなのです。

 

地面からの照り返しの紫外線を防ぐためには、内側が黒色の日傘がベストです。
つまり、外側がシルバーで内側が黒色の日傘が、紫外線対策には一番効果的なんですよ。

 

★生地は厚めを選ぶ

日傘の中には、可愛らしいレースの素材のものも多いですよね。
しかし、紫外線対策の視点からはレース素材の日傘はおすすめできません。

レースのように生地の目が粗い素材は、紫外線を通やしすいのです。

一方で、紫外線を通しにくいのは、目が詰まった厚めの生地です。
紫外線対策をしたいときは、生地の織り方にも注目してみてくださいね。

 

2. 目からの紫外線に注意しよう

 

化粧もしっかりして、日焼け止めの使い方もばっちり!
なのに、肌が日焼けしてシミが増えていく・・・
このような不思議な現象にお悩みではないですか?

実は、肌の紫外線対策を完璧にしていても、日焼けしてシミが増えることがあります。
紫外線対策には、思わぬ落とし穴が潜んでいるんですよ。

 

★目からも紫外線が取り込まれる

紫外線対策の落とし穴とは、ずばり「目」です。
体の表面は髪や肌に覆われて守られています。

しかし、唯一体毛や肌で守られていない部分があるのです。
それが、「目」です。
実は、紫外線は肌だけではなく、目からも体の中に入ってくるんですよ。

 

★目に強い紫外線を受け続けると失明の危険も

それでは、目に紫外線を受けるとどのようなことが起こるのでしょうか?

紫外線は、網膜や水晶体など目の組織に大きなダメージを与えます。

そのため、長時間の外出やスポーツで目に紫外線を浴びつづけると、様々な目の病気になり、失明のリスクも高くなってしまうんですよ。

紫外線が原因で起こる目の病気には、以下のようなものが挙げられます。

 

・白内障(はくないしょう)

白内障とは、水晶体が白く濁って視力が低下してしまう病気です。
紫外線の量が多い場所では白内障にかかる人が多く、このことからも紫外線が白内障の原因になると考えられています。

 

・加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)

黄斑とは、目の奥にある網膜の中心の部分で、物を見るときに必要な場所です。
この黄斑が変性してしまうと、中心が見えなくなったり、物が歪んで見えたり、一部が欠けて見えるようになります。

加齢黄斑変性は、加齢や喫煙だけではなく、紫外線で網膜がダメージを受けることでも発症します。

 

・翼状片(よくじょうへん)

翼状片とは、白目が紫外線によってダメージを受けた結果、白目の細胞が異常に増えて黒目にまで侵入してくる病気です。
視力の低下や、ドライアイ、眼精疲労などの症状が起こります。

 

★目から入った紫外線はシミを作る!

そして、目に降り注いだ紫外線は美容にも悪い影響を与えます。
目と肌は一見すると、関係なさそうに見えますよね。

しかし、そこに大きな落とし穴があるのです。
目から入った紫外線は、肌を日焼けさせ、シミを増やしてしまうんですよ。

 

★目からの紫外線でシミができるメカニズム

それでは、どうして目からの紫外線で肌にシミができてしまうのでしょうか?
目から入った紫外線でシミができるメカニズムは以下の通りです。

 

1. 目から入った紫外線は、目の奥にある網膜に当たります。

2. 網膜にはたくさんの神経が集まっており、紫外線の侵入を感知した神経が脳に「紫外線が入ってきた」と情報を伝えます。

3. すると脳から「紫外線から体を守れ」という司令が、肌の細胞にまで出されます。

4. 肌は紫外線の害から細胞を守るために、メラニン色素をたくさん出すようになります。

5. メラニン色素が蓄積すると、シミが肌に表れます。

 

つまり、目から紫外線を浴び続けていると、脳からの司令で肌ではせっせとシミの素になるメラニン色素が作られてしまうのです。

 

★目の紫外線対策も忘れずに

紫外線によってシミを作らせないためには、肌をガードするだけではダメです。
シミをこれ以上増やさないためにも、これからは目の紫外線対策も忘れずに行ってくださいね。

 

3. 黒いサングラスはダメ?!目の正しい紫外線対策

 

紫外線対策は肌だけではなく、目からの紫外線もブロックすることが大切です。
目の紫外線対策で真っ先に思いつくのが、サングラスですよね。

しかし、サングラスは選び方によっては逆効果になり、目をより一層紫外線の攻撃にさらしてしまう場合があるんですよ。
そこで今回は、サングラスの正しい選び方や注意点についてお伝えします。

 

★黒いサングラスは紫外線対策に逆効果

日よけのサングラスと聞いてすぐに連想するのが、黒いサングラスです。

サングラスは色が濃いほど、光をシャットアウトしてくれるため、紫外線対策にも黒いサングラスが効果的だと思っていませんか?

 

実は黒いサングラスは、目の紫外線対策にはマイナスになってしまうんですよ。

目の瞳孔は、周囲が暗くなると大きく開きます。
つまり、黒いサングラスをかけると、瞳孔が開いて、紫外線が目の中に入りやすくなってしまうのです。

特にUVカット効果のない黒いサングラスは、危険です。
紫外線をブロックするどころか、目を大量の紫外線にさらしてしまいます。

 

★紫外線対策のサングラスの選び方

それでは、どのようなサングラスを選べば目から紫外線が入るのをブロックできるのでしょうか?

 

ポイントは次の3つです。

 

ポイント① UVカット効果のあるレンズを使っている

サングラスを選ぶときは、UVカット加工をしているレンズを使っているものを選びましょう
紫外線をブロックする効果のないサングラスは、逆効果になってしまうので注意してくださいね。

コンタクトをしている方は、UVカット効果のあるコンタクトを使用すればより強力に紫外線から目を守れますよ。

 

ポイント② レンズが大きく目をしっかり覆える

サングラスで紫外線対策をするときに忘れてはいけないのが、側面から入ってくる紫外線です。

レンズが小さいなど、目とサングラスの隙間が大きいと、横から紫外線が入ってきます。
横から入った紫外線はサングラスの内側に反射して目に集まります。
つまり、隙間のあるサングラスは、逆効果になってしまうのです。

 

サングラスを選ぶときは、目をしっかり覆う形やレンズが大きいものを選びましょう。

 

ポイント③ レンズの色が薄い

前述した通り、レンズの色が濃いほど瞳孔が開いて、より多くの紫外線を体内に取り込むようになります。
サングラスを選ぶときは、レンズの色が薄いものを選んでくださいね。

 

★帽子や日傘も活用しよう!

目から紫外線が入らないようにするためには、帽子や日傘も効果的です。
帽子はキャップではなく、ハットでつばの広いものがおすすめです。

サングラスやコンタクトに加え、帽子や日傘を活用することで、より一層紫外線から目を守ることができますよ。

 

 

4. 天然のサングラス!ルテインで紫外線対策

 

紫外線から肌や目を守るためには、日焼け止めやサングラスなどの外からの防御は必須です。
しかし、外からの防御だけでは体の中に入った紫外線に対抗できません。

そこで必要になるのが、体の中からの紫外線対策です。
実は、体内に入った紫外線と闘ってくれる頼もしい栄養素が身近に存在するんですよ。

その栄養素が、ルテインです。

 

★ルテインってどんな物質なの?

ルテインはカロテノイドと呼ばれる物質の一つで、野菜などの黄色を示す天然色素です。

緑黄色野菜にたくさん含まれており、以下の野菜を食べることでルテインを取り入れることができます。

 

・にんじん

・ほうれん草

・ケール

・とうもろこし

・かぼちゃ

・ちりめんキャベツ

 

特に、ケールには他の野菜と比べて突出してルテインが多く含まれています
ケールは苦味が強いので、青汁などを利用するといいでしょう。

 

★ルテインは紫外線から目を守っている

ルテインは、体の様々な部分に存在していますが、特に目に多く分布し、目の健康を守ってくれています。
ルテインには、大きく2つの働きがあります。

 

・紫外線や青色光をブロックする

ルテインには、目に入ってきた紫外線や青色光などの有害な光を吸収して、目の細胞を守る働きがあります。
そのため、ルテインは「天然のサングラス」とも呼ばれているんですよ。

 

・活性酸素を除去する

そして、ルテインのもう一つ重要な働きが、活性酸素を取り除く働きです。

紫外線や青色光が体内に入ると、体の中では活性酸素が発生します。
活性酸素は細胞を傷付けて病気やがんを引き起こす原因になるだけではなく、肌を老化させます。

テインには、非常に強力は抗酸化作用があり、活性酸素から細胞を守ってくれるのです。

 

★ルテインは肌でも活躍している

ルテインは、目だけではなく、肌にも存在しています。
肌に存在するルテインも、紫外線をブロックして、紫外線によって発生した活性酸素を取り除いてくれます
ルテインは、体の中で日焼け止めのような役割を担ってくれているんですよ。

さらに、目のルテインが紫外線をブロックしてくれることで、目から入る紫外線によってシミが出来るのを防ぐこともできます。
ルテインは、目と肌の両方からシミを予防する頼もしい成分なんですよ。

 

★ルテインは加齢により減少する

天然のサングラスとして紫外線から体を守ってくれるルテインには、一つ欠点があります。
それが、加齢によって減少してしまうことです。

ルテインは体の中で作ることができないため、緑黄色野菜などからしっかり補給しないと、年齢とともに減ってしまい、紫外線への防御能力が低下してしまうのです。

 

★ルテインを摂るならほうれん草のソテーがおすすめ

年齢とともに減少してしまうルテインは、1日あたり6~10mg程度摂ることが勧められています。
ルテインは野菜の中でもケールに多く含まれますが、青汁やケールの苦味が苦手な方も多いでしょう。

そこでおすすめなのが、ほうれん草です。
ほうれん草はケールの次にルテインが多く含まれ、品種によって差がありますが、ほうれん草100gで約10mg程度のルテインが含まれています。

ルテインは生で食べるよりも、油で調理した方が吸収率がよくなるので、良質な油でほうれん草を炒めて食べると効果的ですよ。

 

5. 紫外線で増えた活性酸素が肌をボロボロにする

 

「紫外線を浴びたら肌が日焼けをするだけ」と思っていませんか?
色が黒くなったり赤くなるだけと油断していると、数年後、後悔することになりますよ。

実は紫外線は日焼けよりも深刻なダメージを肌に与えます。
少しの油断が美肌だけでなく、健康さえも奪ってしまうのです。

その黒幕が「活性酸素」です。
今回は活性酸素と紫外線の恐ろしい関係についてお伝えします。

 

★紫外線は体内の活性酸素を増やす

紫外線は人の体にとって、有害な働きを持っています。
そのため、紫外線を浴びると、体を守る防御システムが稼動します。

この体を守るための防御システムの一つが、活性酸素です。

活性酸素は、不安定な形をしており、自分自身を安定化させるために様々な物質や細胞にくっつきます。
そして、くっついた相手の性質を強力なエネルギーによって変えてしまうのです。

この活性酸素の働きを酸化と呼びます。

 

酸化とは、簡単にいえば金属などが錆びる現象のことです。

活性酸素は、菌やウイルスの侵入、紫外線など有害な物質が体内に入ると、この酸化作用によって、悪者を錆びつかせて退治してくれているんですよ。

 

★増えすぎた活性酸素はシミを作る

紫外線に当たりすぎると、体内の活性酸素はどんどんと増えていきます。
すると、活性酸素は体内に侵入した悪者だけではなく、体の細胞や必要な物質まで錆びつかせるようになります。

 

そのまま活性酸素の暴走を放置していると、細胞がダメになってしまいますよね。

 

そこで、登場するのが、メラニンです。

活性酸素が増えると、メラノサイトと呼ばれる細胞が、せっせとメラニン色素を作り始めます。

実は、メラニン色素には活性酸素から肌の細胞を守る働きがあるんですよ。

 

つまり、紫外線にあたり続けていると、体の中の活性酸素が増えて暴動を起こすようになり、活性酸素から細胞を守るためにメラニン色素がどんどん増え、シミが出来てしまうのです。

 

★活性酸素は肌からハリを奪う

紫外線によって増えた活性酸素は、肌にシミを作るだけではなく、肌からハリまで奪います。

肌のハリは、肌の奥深くに存在しているコラーゲンの層によって支えられています。
コラーゲンの弾力がなくなると、肌はハリを失ってシワが増えるんですよ。

 

活性酸素は、細胞だけではなく、コラーゲンも攻撃します。
活性酸素によって酸化されたコラーゲンは、形が壊れ、弾力を失ってしまうのです。

 

さらに、コラーゲンは肌の土台でもあります。
土台が壊れることで、肌全体の働きが低下し、老化が加速します。

 

★活性酸素は肌細胞のDNAも傷つける

活性酸素の攻撃はさらに留まることを知りません。
細胞を攻撃し始めた活性酸素は、なんと、細胞のDNAまで傷つけるようになります。

 

DNAには、細胞を正確に作ったり細胞を正常に働かせるための設計図が書かれています。
DNAという設計図が破壊されることで、細胞に異常が発生し、がん細胞が出来てしまいます。
紫外線を浴びすぎると、活性酸素によって皮膚がんなどのリスクが高まってしまうんですよ。

 

★紫外線を浴びたら体の内側からのケアが必要

紫外線を浴びた肌の内部では、活性酸素との闘いが繰り広げられています。
活性酸素によってシミやシワ、皮膚がんを発生させないためにも、活性酸素を取り除くケアが大切です。

 

活性酸素は、野菜や果物に多く含まれる抗酸化作用のある物質を取り入れることで取り除くことができます
紫外線を浴びたときは、積極的に抗酸化成分によって体の内側からのケアをしてくださいね。

 

いまやっておきたい紫外線対策、日焼け止めに日傘、UVカットクリームの正しい塗り方

美容

1. 紫外線対策しよう

 

春になりました。

そろそろ紫外線のことが気になってくる季節ですね。

え、紫外線って夏に強いんじゃないの、と思っていませんか?

 

実は1年のうち、一番紫外線が強いのは5月と言われています。

そしてその前月である4月も、紫外線はかなり強くなっています。

うららかな日差しですが、見えないところで、あなたのお肌に強力な紫外線が降り注いでいるということをお忘れなく

 

ノーガードで外に出ていると、日焼けはするし、しみ、しわやたるみなど、お肌のトラブルにもつながってしまいます。

 

4月から紫外線対策をきっちりやって、お肌へのダメージを最小限にしましょうね。

 

紫外線は、太陽から放出される光線の1つです。

紫外線と言うと、悪いイメージしかありませんが、お肌に役立つ要素もあります。

たとえば、紫外線はビタミンDの合成を促進してくれます。

また、抗菌、殺菌作用もあります。

 

しかしもちろん、お肌の害になる側面もあります。

すぐに思いつくのはもちろん、お肌への害ですが、そのほか、白内障を引き起こすもとになったり、全身の免疫力を低下させたりします

 

そして紫外線には、2種類あります。

UVA波と、UVB波です。

紫外線という言葉でひとくくりにされていますが、UVAとUVBは、その性質がかなり異なるので、それぞれの特徴をわかった上で対策を取るのが正しい方法です。

 

UVA波

 

長い波長の紫外線。

太陽から放出される95%が地表に届きます。

年間通じて降り注ぎ、真皮の奥まで届いてしまいます

 

UVA波を浴びると、数日後に「サンタン」と言われる状態になります。

サンタンというのは、長い年月を経て、しわやたるみなど、肌老化を引き起こすものです

つまり、アンチエイジング的にダメージの大きい紫外線です。

DNAを損傷させてしまう、発がんリスクのある紫外線でもあります

 

UVB波

 

中間の波長の紫外線。5%が地表に届きます。

夏に強くなるという特徴があります。

表皮の最深部まで届きます。

UVB波を浴びると、「サンバーン」という状態になります。

サンバーンというのは、日焼けの後に赤くなる状態です

 

なお、UVC波というのもあります。

しかしUVC波は、波長が短く、大気圏内で吸収されて地表に届かないので、これには注意しなくてOKです。

 

日光からの紫外線から、人体が受ける影響が研究されてきた結果、「季節を問わず対策が必要」という見解で一致しています。

 

しかし、UVAとUVBに関する知識は、一般的にあまり浸透していない状況です。

とくに、UVAは屋根のある屋外や、窓のある室内にも降り注いでいるということについて、あまり認識されていないようです。

「屋根があるから大丈夫」「部屋の中だから大丈夫」ではないのです。

 

紫外線の特徴を正しく知って、ガードすることが、10年後、20年後の肌年齢を運命づけます。

短期的な日焼け予防はもちろん、長期的にも日焼け予防をして、美肌を維持したいですね。

 

2. 体の外から紫外線対策

 

4月はすでに、紫外線が強い時期に入っています。

日差しが穏やかだからって、安心してはいけませんよ。

しっかり紫外線対策しましょう。

体の外からの紫外線対策には、「防ぐ」「補う」「守る」の3つの対策が効果的です。

 

紫外線を防ぐ

 

UVケアには、いろいろなスキンケア化粧品がありますね。

代表的なのは、「UVクリーム」や「UVカットできるファンデーション」「UVカットできる下地」などの化粧品です。

 

お肌にとって、より危険度が高いのは、UVAのほうです

 

UVAを守るために、注意したいのが、化粧品についている「PA」という表示。

PAには+~++++(プラス~フォープラス)までの4段階表示になっています。

一番高いのが++++です。

4月の紫外線対策には、これを使うのがおすすめ。

 

UVBからお肌を守るのは、「SPF」です。

日本で入手できるUVケア化粧品で、一番高いのはSPF50 です。

UVBを選ぶなら、4月は迷わずSPFをチョイスです。

 

注意点は、一度塗ったらそれで安心してはいけないということ。

PAの機能も、SPFの機能も、塗ってから炎天下に出て、汗をかいたり、衣服がこすれたりすると、効果を失ってしまいます。

こまめに塗り直しが必要です。

 

紫外線対策としては、UVカットクリームのほかに、日傘やサングラス、手袋なども組み合わせて使いましょう。

日傘や手袋は、遮光性の高いものが出ていますので、こうしたものをうまく活用したいです。

 

サングラスもかけておきたいですね。

サングラスをかけると、目を紫外線から守れるだけではなく、下瞼から頬の上にかけての紫外線もカットできます

手袋は、知らないうちに日焼けしやすい手の甲がUVを浴びてしまうのを防いでくれます。

 

水分を補う

 

紫外線を浴びると、お肌は軽いやけど状態になります。

日頃から水分補給、つまり保湿はしておきたいです。

水分をとるには、日ごろから水を飲むということが一番簡単ですね。

あわせて、スキンケアによる保湿も、ダイレクトケアとしては有効です。

お肌がうるおっていると、ガード力が高まって、紫外線による害の他に、さまざまなトラブルからお肌を守ってくれます

 

水分補給はこまめに行いたいです。

 

紫外線から守る

 

春から夏の紫外線ケアでぜひやっておきたいのが、「アスタキサンチン」によるガード。

アスタキサンチンはベータカロチンと同じ、カロテノイドの一種です。

赤い色素で、エビやカニなどの甲殻類、サケなどの魚類に多く含まれています

アスタキサンチンは、ストレスに強い成分であるという特徴があります。

 

サケの卵であるイクラは、高いアスタキサンチンパワーが詰まっています。

川の浅瀬で産卵された直後からDNAが、紫外線が損傷されるのを防ぐために、パワフルな力があるのです。

 

だから、アスタキサンチンたっぷりのイクラを食べると、紫外線からお肌を守るのに役立ちます。

摂取すると、アスタキサンチンにより、光老化を防ぐことができるのです。

意識して摂取したいですね。

 

 

3. 体の中から紫外線対策

 

紫外線の害でいやなのは、日焼けをしてしまったりすることももちろんですが、活性酸素を発生させて、しわやたるみも引き起こしてしまうということです。

もちろんしみのもとにもなります。

 

体の中から紫外線ケアをするときに、ぜひ活用したいのが、アスタキサンチンです。

アスタキサンチンは、ベータカロチンと同じカロテノイドの一種です

赤い色をしている色素です。

エビ、カニ、サケ、タイなどに豊富に含まれています。

サケの卵のイクラにもたっぷり含まれています。

 

アスタキサンチンの何がすごいかと言って、ビタミンCの6000倍の力を持つ抗酸化作用があることです。

紫外線のダメージから、皮膚を守ってくれます。

しかし、私達の体内でアスタキサンチンを合成することはできません。

食べるなどしてから摂取しないといけません。

 

4月の紫外線対策のためにおすすめなのが、内と外からアスタキサンチンを摂取する、という方法です。

内側からはアスタキサンチンのサプリメントがおすすめ。

外側からはアスタキサンチンを配合した美容液で肌ケアをしましょう。

 

アスタキサンチンのサプリメントにはいろいろありますが、ドラッグストアなどで売られているアスタキサンチンのサプリメントはピンからキリまであるのが実情。

品質の高いアスタキサンチンを摂取できるのが理想です。

 

私が愛用しているのは、アスタキサンチンの開発研究と生産で世界ナンバーワンのアスタリール株式会社のから発売されるのサプリメントと美容液。

 

サプリメントは「アスタリールACT」、美容液は「アスタリズム」を使っています

日本ではあまり耳慣れない名前ですが、美容界では注目されています。

日本で有名なのは、富士フィルムの美容化粧品ですよね。

これもOKです。

 

サプリメントの内服をすると、アスタキサンチンが皮膚の真皮まで達して、抗光老化作用をもたらしてくれます

 

また、動脈硬化抑制作用、血液サラサラ作用もあったり、免疫力を向上させるなど、健康上にも良い影響をもたらしてくれます

 

アンチエイジング成分としては、アスタキサンチン以上のものはありませんね。

 

内服では行き届かない表皮なら、美容液を直接お肌に塗布して補うのがいいですね。

アスタリールの美容液は、「ヘマトコッカス藻」という緑藻類の一種から抽出されています。

美容液は赤色をしています。

長期的使用により、シミ、シワを予防できます

また、お肌のうるおいを保つ役割もはたしてくれます。

これは、アスタリールの臨床試験により確認されています。

 

また、アスタキサンチンパワーで、ほかのスキンケア化粧品の効果も高めてくれるんですよ。

 

紫外線ケアは、外からのケアと内側のケア、両方から、他方からやることで叶います。

ケアを1つだけやって安心ではなく、いろいろ試して、多方面から紫外線をカットできるようになりたいですね。

そして紫外線の強い季節を乗り切りましょう!

 

4. UVカットクリームを塗っても日焼けするのはなぜ?

 

紫外線の強い季節は、なんとなく、日差しの強い7月、8月というイメージがあります。

でも、4月、5月のほうが、紫外線が強いということを知っていましたか?

日差しがおだやかな春こそ、UVカットはきちんとしないといけないのです。

 

しみやしわの原因となる肌の奥までダメージを与えてしまう、UVA波は、4月~8月がフル稼働時期ですから、紫外線ケアは4月から開始しないといけませんよ

 

そして、紫外線を気にするとなると、まず思いつくのがUVカットクリーム。

ドラッグストアでよく売っているあれですね。

お出かけ前に、お肌に塗布するやつです。

 

最近では、化粧下地とか、ファンデーションにもUVカット機能が入っているものがあるので、あえて「UVカットクリームケア」しなくても、自然とUVカット成分はお肌に塗布できています。

こういうのって便利ですね。

 

でも、出かける前に、UVカットクリームを塗っているのに、なぜかシミができてしまう、ということはありますよね。

 

もしも、UVカットクリームを塗っているのに、シミができているのだとしたら、日焼け止めの塗り方がなにかしら間違っているのかもしれません。

 

UVカット化粧品の使い間違いでよくあるのが、使用量を間違えている場合

日本人女性のほとんどが、塗り方を間違えている、とも言われています!

 

UVカットクリームなどのパッケージに表示されているUVカット効果は、あくまで、そのUVカット化粧品を適量使った時の効果です。

足りていなければ、それよりも効果が低くなっています。

 

UVカットクリームに、使用料の目安が書かれています。

「だいたいこれくらいな」という目分量というか、感覚で塗ってしまうと、量を間違えてしまっているのかもしれません。

今一度、パッケージの量を確認してみましょう。

 

UVカット化粧品の使い間違いで、次によくあるのが、塗り方です。

最近では、のびがいいい日焼け止め化粧品が売られていますよね。

だから、薄く塗っても、全体に濡れてしまいます。

 

でも、伸ばしすぎてしまうと、かすれてしまうし、ムラになることもあります

つまりうまくカットできる量を、まんべんなく濡れていない状態になっているおそれがあります。

 

UVカット化粧品は、ある程度の厚みがないと、期待されるUVカット効果を発揮できないと言われています。

薄く伸ばすのではなく、しっかりムラなくつけるようにしましょう。

「こんなにつけて、もったいないかな」くらいの勢いで塗ってしまいましょう。

シミやしわになったら、もっと高い化粧品を使う羽目になることを考えれば、もったいなくなんかありませんよ。

 

また、UVカットクリームは、汗やこすれなどで、簡単に効果を失ってしまうという性質もあります。

外にいるときもUVカットクリームを持ち歩いて、汗をかいたり、こすれたりしたら、その都度塗りなおすようにしましょう。

 

汗やこすれがなくても、2時間程度経過すると、効果が薄れてしまいますから、定期的な塗り直しは必須です。

 

5. 便利なグッズで紫外線ケアしよう

 

紫外線ケアって、しないといけないけれど、めんどうですよね。

汗をかいたり、こすれたりしても、すぐ効果を失ってしまうので、その都度クリームを塗りなおさないといけません。

塗って、効果を持続できるのは2時間程度と言われています。

なにもなくても、2時間おきには塗りなおさないといけないのです。

これからの季節は、暖かくなってくるので、汗もかきやすくなります。

塗りなおす機会は、しっかりおさえておきたいです。

 

でも、そういわれると、面倒になってくるのが心情というもの。

 

そこでおすすめしたいのが、スプレータイプの日焼け止めです。

手を汚さずに、シューっとお肌にふきかけるだけで、簡単に塗りなおすことができるのです。

 

朝はしっかりと手で丁寧に塗るべきですが、外にいる時で、なかなかしっかり塗りなおす時間がとれないときは、手軽にできるUVカットとして、スプレータイプを使いましょう。

スプレータイプは体につける用のものが多いですが、顔に使えたり、髪に使えるものもあります。

全身くまなく使えるスプレーなら、カンタンで使いやすいですよね。

紫外線ケアに日焼け止めクリームを使うのはもちろんですが、それにプラスアルファとして、帽子や日傘もぜひ活用したいです。

 

いくらUVガードをしたとしても、外にさらしたままでは不安です。

 

そこで、布でガードすることで、物理的に紫外線の害からお肌を守るわけです。

帽子は使えるシーンが限られてしまうかもしれません。

帽子をかぶると、髪がペタンと変形してしまいますから、オフィスの通勤の時には使いづらいかもしれません。

 

そういうときは、日傘がいいですよ。

晴雨兼用の折りたたみ傘を持ち歩きましょう。

晴雨兼用の傘なら、普段は紫外線カット用にできるし、夏に多い夕立のときにも活躍します。

 

薄手のカーディガンを羽織る、というのも、日焼け対策としては有効です。

あわせて、これからオフィスで冷房がきつくなる時期ですから、防寒対策としても使えますね。

カーディガンは、春夏の紫外線対策に欠かせないアイテムです。

紫外線カット機能の付いているカーディガンも発売されています。

これなら、薄手のカーディガンでも安心ですね。

 

意外な盲点となりがちなのが、髪へのケアです。

髪は、お肌と違い、赤くなったり、シミができたりしないので、あまり気にしないことが多いかもしれません。

でも、体の中で、一番太陽に近い部分です。

 

特に頭頂部は、紫外線をモロに、正面から受け止めています。

それだけ、紫外線のダメージを受けやすいのです。

 

紫外線の強い状態でずっと屋外にいていると、髪がパサパサになるし、その下の頭皮が日焼けしたりすることが考えられます。

 

髪も、紫外線ダメージにより、乾燥しています。

髪の内部が乾燥すると、パサパサでツヤのない髪になってしまいます。

キューティクルがはがれ、枝毛、切れ毛の原因になります。

 

髪を紫外線のダメージから守るには、UVカット効果のあるトリートメントやオイルなどが有効です。

 

外に長時間いるようなときは、スプレータイプの日焼け止めをシューっと一吹きして、守ってあげましょう。