パンくずリスト
  • ホーム
  • 紫外線カット

タグ:紫外線カット

記事一覧

紫外線対策に役立てよう!正しい日傘の選び方、正しいサングラスの選び方

美容

1. その日傘大丈夫?UV対策のための日傘の選び方

 

今や女性の夏の必需品となっているのが、日傘です。
日傘を使うことで、肌に届く紫外線の量をカットすることができます。

ここで迷うのが、どのような日傘を買えばより効果的に紫外線をカットできるかという選び方のポイントです。
実は日傘の選び方を間違えると、紫外線カットに効果が得られなかったり、逆に紫外線を肌に寄せつけてしまうこともあるんですよ。

それでは、どのポイントに注意して日傘を選べばよいのでしょうか?

 

★遮光率ではなく紫外線カット率を見る

日傘には大きく、「日よけ」と「紫外線カット」の2つの目的があります。

日よけが目的の日傘は、夏の暑い日差しを遮って涼しさを得るために使います。
一方で、紫外線カットは、紫外線による日焼けやシミを予防するために使います。

ここで重要なのが、日よけと紫外線カットでは、日傘を選ぶときの指標が変わるということです。
日傘には主に遮光率と紫外線カット率の2つの指標があります。

 

・遮光率

可視光線をカットして影を作る機能のことを指します。

 

・紫外線カット率

紫外線をカットして、日焼けやシミを防止する機能のことを指します。

 

つまり、紫外線対策のためには、遮光率ではなく、紫外線カット率が高いものを選ばなければならないのです。

 

★色は黒色かシルバーを選ぶ

日傘選びで一番迷ってしまうのが、色ですよね。
最近では日傘でも様々な色が出ているので、自分の好みの色を購入する方も多いでしょう。

 

ですが、紫外線カットを一番に考えるのであれば、黒またはシルバーがおすすめです。

黒は、紫外線を吸収してくれて肌に紫外線が届かないようにしてくれます。
しかし、黒は熱も吸収してしまうため、日傘の中が暑くなってしまうという欠点があります。

一方で、シルバーは太陽の光を反射させて紫外線の侵入を防いでくれます。
さらに、太陽の光を反射するので、日傘の内側が暑くなりにくいという嬉しい特徴もあります。

 

★内側の色にも注意する

日傘の色を選ぶときに、もう一つ注意してほしいのが、日傘の内側の色です。

よく外側が黒色で内側がシルバーの日傘を見かけますよね。

実は、この組み合わせは紫外線対策には良くないんですよ。

内側の色がシルバーだと、地面に反射された紫外線が日傘の内側でさらに反射して、顔に集まってしまいます。
自ら肌に紫外線を集めているのと同じなのです。

 

地面からの照り返しの紫外線を防ぐためには、内側が黒色の日傘がベストです。
つまり、外側がシルバーで内側が黒色の日傘が、紫外線対策には一番効果的なんですよ。

 

★生地は厚めを選ぶ

日傘の中には、可愛らしいレースの素材のものも多いですよね。
しかし、紫外線対策の視点からはレース素材の日傘はおすすめできません。

レースのように生地の目が粗い素材は、紫外線を通やしすいのです。

一方で、紫外線を通しにくいのは、目が詰まった厚めの生地です。
紫外線対策をしたいときは、生地の織り方にも注目してみてくださいね。

 

2. 目からの紫外線に注意しよう

 

化粧もしっかりして、日焼け止めの使い方もばっちり!
なのに、肌が日焼けしてシミが増えていく・・・
このような不思議な現象にお悩みではないですか?

実は、肌の紫外線対策を完璧にしていても、日焼けしてシミが増えることがあります。
紫外線対策には、思わぬ落とし穴が潜んでいるんですよ。

 

★目からも紫外線が取り込まれる

紫外線対策の落とし穴とは、ずばり「目」です。
体の表面は髪や肌に覆われて守られています。

しかし、唯一体毛や肌で守られていない部分があるのです。
それが、「目」です。
実は、紫外線は肌だけではなく、目からも体の中に入ってくるんですよ。

 

★目に強い紫外線を受け続けると失明の危険も

それでは、目に紫外線を受けるとどのようなことが起こるのでしょうか?

紫外線は、網膜や水晶体など目の組織に大きなダメージを与えます。

そのため、長時間の外出やスポーツで目に紫外線を浴びつづけると、様々な目の病気になり、失明のリスクも高くなってしまうんですよ。

紫外線が原因で起こる目の病気には、以下のようなものが挙げられます。

 

・白内障(はくないしょう)

白内障とは、水晶体が白く濁って視力が低下してしまう病気です。
紫外線の量が多い場所では白内障にかかる人が多く、このことからも紫外線が白内障の原因になると考えられています。

 

・加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)

黄斑とは、目の奥にある網膜の中心の部分で、物を見るときに必要な場所です。
この黄斑が変性してしまうと、中心が見えなくなったり、物が歪んで見えたり、一部が欠けて見えるようになります。

加齢黄斑変性は、加齢や喫煙だけではなく、紫外線で網膜がダメージを受けることでも発症します。

 

・翼状片(よくじょうへん)

翼状片とは、白目が紫外線によってダメージを受けた結果、白目の細胞が異常に増えて黒目にまで侵入してくる病気です。
視力の低下や、ドライアイ、眼精疲労などの症状が起こります。

 

★目から入った紫外線はシミを作る!

そして、目に降り注いだ紫外線は美容にも悪い影響を与えます。
目と肌は一見すると、関係なさそうに見えますよね。

しかし、そこに大きな落とし穴があるのです。
目から入った紫外線は、肌を日焼けさせ、シミを増やしてしまうんですよ。

 

★目からの紫外線でシミができるメカニズム

それでは、どうして目からの紫外線で肌にシミができてしまうのでしょうか?
目から入った紫外線でシミができるメカニズムは以下の通りです。

 

1. 目から入った紫外線は、目の奥にある網膜に当たります。

2. 網膜にはたくさんの神経が集まっており、紫外線の侵入を感知した神経が脳に「紫外線が入ってきた」と情報を伝えます。

3. すると脳から「紫外線から体を守れ」という司令が、肌の細胞にまで出されます。

4. 肌は紫外線の害から細胞を守るために、メラニン色素をたくさん出すようになります。

5. メラニン色素が蓄積すると、シミが肌に表れます。

 

つまり、目から紫外線を浴び続けていると、脳からの司令で肌ではせっせとシミの素になるメラニン色素が作られてしまうのです。

 

★目の紫外線対策も忘れずに

紫外線によってシミを作らせないためには、肌をガードするだけではダメです。
シミをこれ以上増やさないためにも、これからは目の紫外線対策も忘れずに行ってくださいね。

 

3. 黒いサングラスはダメ?!目の正しい紫外線対策

 

紫外線対策は肌だけではなく、目からの紫外線もブロックすることが大切です。
目の紫外線対策で真っ先に思いつくのが、サングラスですよね。

しかし、サングラスは選び方によっては逆効果になり、目をより一層紫外線の攻撃にさらしてしまう場合があるんですよ。
そこで今回は、サングラスの正しい選び方や注意点についてお伝えします。

 

★黒いサングラスは紫外線対策に逆効果

日よけのサングラスと聞いてすぐに連想するのが、黒いサングラスです。

サングラスは色が濃いほど、光をシャットアウトしてくれるため、紫外線対策にも黒いサングラスが効果的だと思っていませんか?

 

実は黒いサングラスは、目の紫外線対策にはマイナスになってしまうんですよ。

目の瞳孔は、周囲が暗くなると大きく開きます。
つまり、黒いサングラスをかけると、瞳孔が開いて、紫外線が目の中に入りやすくなってしまうのです。

特にUVカット効果のない黒いサングラスは、危険です。
紫外線をブロックするどころか、目を大量の紫外線にさらしてしまいます。

 

★紫外線対策のサングラスの選び方

それでは、どのようなサングラスを選べば目から紫外線が入るのをブロックできるのでしょうか?

 

ポイントは次の3つです。

 

ポイント① UVカット効果のあるレンズを使っている

サングラスを選ぶときは、UVカット加工をしているレンズを使っているものを選びましょう
紫外線をブロックする効果のないサングラスは、逆効果になってしまうので注意してくださいね。

コンタクトをしている方は、UVカット効果のあるコンタクトを使用すればより強力に紫外線から目を守れますよ。

 

ポイント② レンズが大きく目をしっかり覆える

サングラスで紫外線対策をするときに忘れてはいけないのが、側面から入ってくる紫外線です。

レンズが小さいなど、目とサングラスの隙間が大きいと、横から紫外線が入ってきます。
横から入った紫外線はサングラスの内側に反射して目に集まります。
つまり、隙間のあるサングラスは、逆効果になってしまうのです。

 

サングラスを選ぶときは、目をしっかり覆う形やレンズが大きいものを選びましょう。

 

ポイント③ レンズの色が薄い

前述した通り、レンズの色が濃いほど瞳孔が開いて、より多くの紫外線を体内に取り込むようになります。
サングラスを選ぶときは、レンズの色が薄いものを選んでくださいね。

 

★帽子や日傘も活用しよう!

目から紫外線が入らないようにするためには、帽子や日傘も効果的です。
帽子はキャップではなく、ハットでつばの広いものがおすすめです。

サングラスやコンタクトに加え、帽子や日傘を活用することで、より一層紫外線から目を守ることができますよ。

 

 

4. 天然のサングラス!ルテインで紫外線対策

 

紫外線から肌や目を守るためには、日焼け止めやサングラスなどの外からの防御は必須です。
しかし、外からの防御だけでは体の中に入った紫外線に対抗できません。

そこで必要になるのが、体の中からの紫外線対策です。
実は、体内に入った紫外線と闘ってくれる頼もしい栄養素が身近に存在するんですよ。

その栄養素が、ルテインです。

 

★ルテインってどんな物質なの?

ルテインはカロテノイドと呼ばれる物質の一つで、野菜などの黄色を示す天然色素です。

緑黄色野菜にたくさん含まれており、以下の野菜を食べることでルテインを取り入れることができます。

 

・にんじん

・ほうれん草

・ケール

・とうもろこし

・かぼちゃ

・ちりめんキャベツ

 

特に、ケールには他の野菜と比べて突出してルテインが多く含まれています
ケールは苦味が強いので、青汁などを利用するといいでしょう。

 

★ルテインは紫外線から目を守っている

ルテインは、体の様々な部分に存在していますが、特に目に多く分布し、目の健康を守ってくれています。
ルテインには、大きく2つの働きがあります。

 

・紫外線や青色光をブロックする

ルテインには、目に入ってきた紫外線や青色光などの有害な光を吸収して、目の細胞を守る働きがあります。
そのため、ルテインは「天然のサングラス」とも呼ばれているんですよ。

 

・活性酸素を除去する

そして、ルテインのもう一つ重要な働きが、活性酸素を取り除く働きです。

紫外線や青色光が体内に入ると、体の中では活性酸素が発生します。
活性酸素は細胞を傷付けて病気やがんを引き起こす原因になるだけではなく、肌を老化させます。

テインには、非常に強力は抗酸化作用があり、活性酸素から細胞を守ってくれるのです。

 

★ルテインは肌でも活躍している

ルテインは、目だけではなく、肌にも存在しています。
肌に存在するルテインも、紫外線をブロックして、紫外線によって発生した活性酸素を取り除いてくれます
ルテインは、体の中で日焼け止めのような役割を担ってくれているんですよ。

さらに、目のルテインが紫外線をブロックしてくれることで、目から入る紫外線によってシミが出来るのを防ぐこともできます。
ルテインは、目と肌の両方からシミを予防する頼もしい成分なんですよ。

 

★ルテインは加齢により減少する

天然のサングラスとして紫外線から体を守ってくれるルテインには、一つ欠点があります。
それが、加齢によって減少してしまうことです。

ルテインは体の中で作ることができないため、緑黄色野菜などからしっかり補給しないと、年齢とともに減ってしまい、紫外線への防御能力が低下してしまうのです。

 

★ルテインを摂るならほうれん草のソテーがおすすめ

年齢とともに減少してしまうルテインは、1日あたり6~10mg程度摂ることが勧められています。
ルテインは野菜の中でもケールに多く含まれますが、青汁やケールの苦味が苦手な方も多いでしょう。

そこでおすすめなのが、ほうれん草です。
ほうれん草はケールの次にルテインが多く含まれ、品種によって差がありますが、ほうれん草100gで約10mg程度のルテインが含まれています。

ルテインは生で食べるよりも、油で調理した方が吸収率がよくなるので、良質な油でほうれん草を炒めて食べると効果的ですよ。

 

5. 紫外線で増えた活性酸素が肌をボロボロにする

 

「紫外線を浴びたら肌が日焼けをするだけ」と思っていませんか?
色が黒くなったり赤くなるだけと油断していると、数年後、後悔することになりますよ。

実は紫外線は日焼けよりも深刻なダメージを肌に与えます。
少しの油断が美肌だけでなく、健康さえも奪ってしまうのです。

その黒幕が「活性酸素」です。
今回は活性酸素と紫外線の恐ろしい関係についてお伝えします。

 

★紫外線は体内の活性酸素を増やす

紫外線は人の体にとって、有害な働きを持っています。
そのため、紫外線を浴びると、体を守る防御システムが稼動します。

この体を守るための防御システムの一つが、活性酸素です。

活性酸素は、不安定な形をしており、自分自身を安定化させるために様々な物質や細胞にくっつきます。
そして、くっついた相手の性質を強力なエネルギーによって変えてしまうのです。

この活性酸素の働きを酸化と呼びます。

 

酸化とは、簡単にいえば金属などが錆びる現象のことです。

活性酸素は、菌やウイルスの侵入、紫外線など有害な物質が体内に入ると、この酸化作用によって、悪者を錆びつかせて退治してくれているんですよ。

 

★増えすぎた活性酸素はシミを作る

紫外線に当たりすぎると、体内の活性酸素はどんどんと増えていきます。
すると、活性酸素は体内に侵入した悪者だけではなく、体の細胞や必要な物質まで錆びつかせるようになります。

 

そのまま活性酸素の暴走を放置していると、細胞がダメになってしまいますよね。

 

そこで、登場するのが、メラニンです。

活性酸素が増えると、メラノサイトと呼ばれる細胞が、せっせとメラニン色素を作り始めます。

実は、メラニン色素には活性酸素から肌の細胞を守る働きがあるんですよ。

 

つまり、紫外線にあたり続けていると、体の中の活性酸素が増えて暴動を起こすようになり、活性酸素から細胞を守るためにメラニン色素がどんどん増え、シミが出来てしまうのです。

 

★活性酸素は肌からハリを奪う

紫外線によって増えた活性酸素は、肌にシミを作るだけではなく、肌からハリまで奪います。

肌のハリは、肌の奥深くに存在しているコラーゲンの層によって支えられています。
コラーゲンの弾力がなくなると、肌はハリを失ってシワが増えるんですよ。

 

活性酸素は、細胞だけではなく、コラーゲンも攻撃します。
活性酸素によって酸化されたコラーゲンは、形が壊れ、弾力を失ってしまうのです。

 

さらに、コラーゲンは肌の土台でもあります。
土台が壊れることで、肌全体の働きが低下し、老化が加速します。

 

★活性酸素は肌細胞のDNAも傷つける

活性酸素の攻撃はさらに留まることを知りません。
細胞を攻撃し始めた活性酸素は、なんと、細胞のDNAまで傷つけるようになります。

 

DNAには、細胞を正確に作ったり細胞を正常に働かせるための設計図が書かれています。
DNAという設計図が破壊されることで、細胞に異常が発生し、がん細胞が出来てしまいます。
紫外線を浴びすぎると、活性酸素によって皮膚がんなどのリスクが高まってしまうんですよ。

 

★紫外線を浴びたら体の内側からのケアが必要

紫外線を浴びた肌の内部では、活性酸素との闘いが繰り広げられています。
活性酸素によってシミやシワ、皮膚がんを発生させないためにも、活性酸素を取り除くケアが大切です。

 

活性酸素は、野菜や果物に多く含まれる抗酸化作用のある物質を取り入れることで取り除くことができます
紫外線を浴びたときは、積極的に抗酸化成分によって体の内側からのケアをしてくださいね。

 

パウダーファンデで紫外線対策を、UVカット商品には寿命がある!?

美容

1. 曇りと室内も危険!UV-A紫外線に注意しよう

 

梅雨になると曇りや雨の日も多くなりますよね。
天気が悪い日に「今日は日焼け止めを塗らなくて大丈夫」と気を抜いていませんか?

実は、その油断こそがシミやシワの原因になってしまうんですよ。
そこには、紫外線の一つであるUV-Aの罠が潜んでいるのです。

 

★紫外線には3種類がある

紫外線は、UV-A、UV-B、UV-Cの3種類がありますが、日常的に注意が必要なのは、UV-AとUV-Bの2種類です。

ちなみにUV-Cは、オゾン層によって守られているため、オゾン層の破壊が進むと注意が必要になります。

UV-AとUV-Bは、肌への影響の仕方が少し違うので、それぞれの特徴を知って対策することが大切です。

 

・UV-Aは肌の奥深くを攻撃する

UV-Aは長い波長をしている紫外線で、真皮という肌の奥深くにある部分にまで届き、攻撃します。
攻撃力は弱いのですが、UV-Aによるダメージは肌に蓄積されやすいのが特徴です。
奥深くの真皮には、肌を支えているコラーゲンの層があるため、UV-Aによるダメージが蓄積すると、シミだけではなく、シワやたるみも増えてしまうんですよ。

 

・UV-Bは肌の浅い部分を攻撃する

UV-Bは、波長が短い紫外線で、肌の浅い部分までしか届きません。
しかし、攻撃力が強く、肌の表面を赤くしたりヒリヒリさせたりと、炎症を引き起こしやすいのが特徴です。

 

★UV-Aに曇りも室内も関係ない

そして、注目してほしいのが、UV-Aのもう一つの性質です。
なんとUV-Aは雲や窓などを通り抜けてしまうんですよ。

つまり、UV-Aは曇りの日でも降り注ぐ量が晴れの日とあまり変わらず、さらに部屋の中や車の中にいてもUV-Aの攻撃にさらされてしまうのです。

 

★天気と紫外線量の関係

ここで、天気と紫外線の量の関係について、見てみましょう。
雲がない快晴のときの紫外線の量を100%とします。
すると、天気による紫外線の量は以下のようになります。

 

・薄曇り:快晴時の80~90%の量
・曇り:快晴時の60%程度の量
・雨天:快晴時の30%程度の量

 

天気が悪くなるほど、紫外線の量は減っていますが、雨の日でも紫外線が全くなくなるのではなく、3割程度は地上に降り注いでいるんですよ。
薄曇りの日にいたっては、快晴のときとあまり変わらないのです。

 

また、天気によって紫外線の量が減るのは、肌の浅い部分にまでしか届かないUV-Bの量が大きく減るからです。
肌を奥底から破壊していくUV-Aは、天気に関わらず私たちを攻撃しているんですよ。

 

★薄曇りの日は晴天よりも紫外線が多くなる?!

薄曇りの日はさらなる注意が必要です。

薄曇りで太陽が少し出ているときは、紫外線が雲で散乱して、地上に降り注ぐ量が増えるときがあるのです。

雲の状態によっては、快晴のときよりも紫外線が多くなってしまうんですよ。

 

★UV-AはPAがある日焼け止めで対策しよう!

UV-Aで肌の土台であるコラーゲンを破壊しないためにも、天気や室内外に関わらず毎日しっかり紫外線対策をすることが大切です。

紫外線対策の強い味方が日焼け止めですよね。

日焼け止めには、SPFとPAの2つの指標があります。
SPFはUV-Bに対する効果を、PAはUV-Aに対する効果を表しています。

 

天気が悪い日や屋内にいるときは、UV-A対策が重要になるので、PAの強さを見て日焼け止めを選んでくださいね。
日常生活ではSPF30、PA++くらいの日焼け止めがおすすめです。

 

 

2. UV対策にはパウダーファンデーション!

 

あなたは、パウダーファンデーション派ですか?
それとも、リキッドファンデーション派ですか?
実はUV対策をするなら、断然パウダーファンデーションがおすすめなんですよ。
今回は、ファンデーションのUV対策効果に迫ってみたいと思います。

 

★日焼け止めだけではUV対策が不十分

「日焼け止めを塗っているから、ファンデーションは関係ない」と思っていませんか?
それは、実はとても危険な考え方なんですよ。

日焼け止めを朝に塗っても、汗や摩擦などでどんどんと取れてしまいます。
日焼け止めの効果を持続させるためには、こまめに塗り直すことが大切です。

ですが、化粧をしていると、日焼け止めを塗り直すことはなかなかできませんよね。

つまり、女性にとって日焼け止めだけで1日中紫外線をカットすることはとても難しいのです。

 

★日焼け止めは少なくても多すぎてもダメ

そして、日焼け止めを使うときに注意してほしいのが、量です。
日焼け止めは、正しい量を使わないとその恩恵にあずかれないんですよ。

紫外線をカットするためには、顔全体に500円玉くらいの量の日焼け止めが必要になります。

こんなに塗ると顔が真っ白になっちゃいますよね。
また、日焼け止めをたくさん塗ればそれだけ、肌への負担も大きくなります。

日焼け止めは少なくても多くても、肌への問題を抱えているのです。

 

★ファンデーションはUV対策にも有効だった

そこで、ぜひ使って欲しいアイテムが、ファンデーションです。
実は、UVカットの表示がないファンデーションでも、紫外線対策に効果が期待できるんですよ。

 

ファンデーションには、肌に降り注いでくる紫外線を跳ね返す働きがあるのです。
ファンデーションは肌を覆っていますよね。
そのため、地肌に直接紫外線が当たらないようにするバリアとして働いてくれているのです。

 

★ファンデーションでUVケアは断然パウダー!

ファンデーションでも、種類によって紫外線対策効果が違います。
UV対策をしたいのであれば、リキッドよりもパウダーファンデーションを使いましょう

パウダーファンデーションを塗ると、顔の表面にはたくさんの小さな粉が密着します。
この粉が、紫外線を弾き飛ばしてくれるのです。

さらに、パウダーファンデーションは、肌への負担も少ないんですよ。

リキッドファンデーションは、崩れにくいという嬉しい特徴がありますが、紫外線を弾き飛ばす粉の量が少なくなってしまうのです。

 

★紫外線の多い時期こそ化粧を楽しもう

 

梅雨や夏の時期になると、汗をたくさんかくので、化粧が億劫になりますよね。
化粧は崩れやすいですし、汗と混じってベタベタになると不快感が増してしまいます。
そのため、梅雨や夏にかけては日焼け止めだけ塗って、化粧を控える方も多いでしょう。

 

けれど、その行為がシミやシワを増やす原因になってしまうのです。
紫外線の多い時期こそ、化粧が大切なんですよ。
日焼け止めとパウダーファンデーションのダブル使いで、隙のないUV対策を行ってくださいね。

 

 

3. UV対策に!パウダーファンデーションの塗り方

 

肌に負担をかけずにしっかりと紫外線をカットするためには、パウダーファンデーションを塗ると効果的です。

しかし、塗り方を間違えてしまっては効果は半減します。

さらに、パウダーファンデーションは粉浮きしたり、崩れやすかったり扱いにくいですよね。

 

そこで、今回はUVカット効果を高めつつ、化粧崩れがしにくいパウダーファンデーションの正しい塗り方をご紹介します。

 

★パウダーファンデーションの正しい塗り方

パウダーファンデーションは、4つのステップでしっかりと肌に定着させることが大切です。

 

ステップ① しっかり保湿をする

まず、お化粧崩れを防ぐ大原則が「保湿」です。

肌が乾燥した状態では、ファンデーションが密着せず、化粧が崩れやすくなります。

さらに、保湿をしっかりとしないと、肌のバリア機能が低下して、紫外線のダメージを受けやすくなってしまうんですよ。

 

化粧水で肌を整えたら、保湿成分が入った美容液をたっぷりめにつけましょう。
化粧水や美容液をつけるときは、手で包み込むように馴染ませるとしっかりと浸透しますよ。

 

ステップ② 保湿クリームまたは日焼け止め化粧品を塗る

保湿ができたら、いよいよ化粧品を塗っていきます。

日焼け止め下地や乳液などを使う場合は、使用量を守ることが大切です。
乳液の場合は500円玉大くらいの量を、クリームタイプの場合はパール2粒分くらいの量が目安です。

 

肌をこすらないように優しく、顔全体にまんべんなくつけてください。
さらに、頬骨の上は紫外線に当たりやすいので、日焼け止め化粧品を重ね塗りしておきましょう。

 

日焼け止め化粧品を使わない方は、粉浮き防止のために少量の保湿クリームを塗るといいですよ。
化粧が崩れやすくなるので、鼻の周囲は避けるようにしてくださいね。

 

ステップ③ 10分間待つ

そして、重要なのは、ステップ③です。
多くの方はすぐにファンデーションをつけてしまいますが、それはNGです。

日焼け止め化粧品や保湿クリームを塗ってすぐにファンデーションをつけると、化粧が崩れやすくなります。

また、せっかく塗った日焼け止めが取れてしまう危険もあるんですよ。

 

日焼け止め化粧品や保湿クリームを塗ったら、5~10分置いて、肌に馴染むための時間を作ってあげましょう。

 

ステップ④ パウダーファンデーションをつける

5~10分経ったら、パウダーファンデーションをつけます。
パウダーファンデーションは、塗りたては、やはりどうしても粉っぽくなってしまいます。
ですが、1時間程度すると皮脂と馴染んでくるので安心してくださいね。

 

★リキッド派はフェイスパウダーを利用しよう

パウダーファンデーションがどうしても苦手だという方も多いですよね。
そんなリキッド派の方には、フェイスパウダーでの仕上げがおすすめです。

フェイスパウダーにも、紫外線を跳ね返す効果が期待できるので、外出する時間が長いときは、リキッドファンデーションの上からフェイスパウダーを塗るようにしましょう。

 

 

 

4. 朝のスムージーはNG!紫外線を吸収するソラレンとは?

 

美肌を育む栄養素といえば、ビタミンCですよね。
ビタミンCを補給するために、毎朝スムージーや柑橘類を食べていませんか?
実は、これお肌にとってはNG行為なんですよ。
朝のスムージーや柑橘類には、紫外線対策の大きな落とし穴が潜んでいるのです。

 

★朝のスムージーはシミを作りやすくする!

野菜やフルーツには、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、肌を健やかに保ち、美肌を目指すためには、野菜やフルーツをたくさん摂ることはとても大切です。

特にビタミンCにはシミに対する効果があるため、積極的にビタミンCが多く含まれる柑橘類を食べている方も多いでしょう。

 

しかし、朝食としてスムージーやフルーツを食べると、紫外線によってシミが出来やすくなってしまうのです。
シミ対策の食事が、シミを生み出す可能性があるんですよ。

 

★紫外線対策の大敵!ソラレンの光毒性とは?

それでは、どうして、朝のスムージーやフルーツがシミを作り出してしまうのでしょうか?

その答えは、柑橘類や野菜に含まれる「ソラレン」という物質にあります。

 

ソラレンには、なんと紫外線を肌の内部に吸収しやすくする働きがあります。
ソラレンの紫外線を吸収して肌にダメージを与える特徴を「光毒性」と呼びます。

 

つまり、ソラレンが含まれる柑橘類や野菜を食べると、紫外線のダメージを受けやすくなってしまうのです。

 

★ソラレンの働きは7時間も続く

さらに、ソラレンは食べてから2時間ほどで働き始め、なんと7時間も光毒性を示すと言われています。

 

朝にスムージーなどからたくさんソラレンを摂ると、紫外線が多く降り注ぎ始める9時から夕方の時間帯に、肌は紫外線に対して敏感になってしまうのです。
しかも、体の内側から紫外線のダメージを受けやすくなるので、肌の老化が加速してしまいます。

 

★ソラレンは紫外線治療にも使われている

ソラレンの紫外線に対する作用は医療的にも利用されているんですよ。

乾癬やアトピー性皮膚炎などの皮膚の病気の一部には、紫外線を用いた治療をすることがあります。

この紫外線治療のときに、使われるのがソラレンなのです。

この事実からも、ソラレンがいかに紫外線を肌に吸収する働きがあるかが分かりますよね。

 

★ソラレンを多く含む要注意食材

それでは、具体的にどのような野菜やフルーツにソラレンは含まれているのでしょうか?
ソラレンが含まれているフルーツには、以下のような柑橘類が主に挙げられます。

 

・グレープフルーツ
・レモン
・オレンジ
・キウイ

 

また、ソラレンはスムージーによく使われる以下の葉物野菜にも多く含まれています。

 

・セロリ
・シソ
・きゅうり
・パセリ

 

ソラレンによって紫外線のダメージを増やさないためにも、上記のフルーツや野菜を朝に食べることは控えましょう。

 

★アロママッサージにも注意しよう!

そして、ソラレンについてもう一つ注意が必要なのが、アロママッサージです。
アロマに使われる精油の一部には、ソラレンが含まれるものがあります。

 

ソラレンが含まれる精油でマッサージをした後に、紫外線に当たってしまうとシミを作ったり、ひどい場合は火傷を負ってしまうこともあるので注意してください。

 

特に注意が必要な精油は次の5つです。

 

・ベルガモット
・レモン
・グレープフルーツ
・オレンジビター
・アンジェリカ・ルート

 

★美肌のためには夜フルーツがおすすめ

柑橘類や葉物野菜に含まれるソラレンは、紫外線を吸収して、肌の内部をごく短時間で日焼けさせてしまいます。

紫外線から肌を守るためにも、朝にソラレンを含むフルーツや野菜は食べないようにしましょう。

 

ですが、柑橘類や葉物野菜は、栄養素をたっぷりと含むため、美肌作りには大切です。
ソラレンを摂った後、紫外線に当たらなければ問題はありませんので、柑橘類や葉物野菜は夜に食べるようにするといいですよ。

 

 

5. 日傘や日焼け止めも!意外と知らないUVカット商品の寿命

 

あなたが今使っている日傘やUVカット商品はいつ購入した物ですか?
もしも、数年前に購入した物であれば、紫外線カットの効果がなくなっているかもしれませんよ。
実はUVカット商品には、意外と知られていない落とし穴があったのです。

 

★日傘やUVカット商品は買い替えが必要

日傘以外でも最近では、カーディガンや帽子、腕カバーなど様々なUVカット商品が販売されています。

UVカット商品は、身につけるだけで紫外線をカットできるので、とても便利ですよね。

そのため、一度購入すると夏になる度に同じ物を使いまわす方も多いでしょう。

 

しかし、何年も経ったUVカット商品や日傘は、紫外線カットの効果が失くなっている可能性があるんですよ。
実は、日傘やUVカット商品は、数年ごとに買い替える必要があるのです。

 

★UVカット加工とUVカット素材の違い

ここでチェックしてほしいのが、今使っている紫外線対策グッズが「UVカット加工」なのか「UVカット素材」なのかという点です。
実は、同じように見えて「UVカット加工」と「UVカット素材」には、大きな違いがあるんですよ。

 

・UVカット加工とは?

UVカット加工は、出来上がった生地や製品にUVカット効果のある加工剤をスプレーしたり浸したりして、表面をコーティングする方法です。
綿などの天然繊維に使われます。

 

・UVカット素材とは?

UVカット素材は、セラミックやチタンなどの微粒子を生地の元になる繊維に練り込んで紫外線を肌に届かないようにする方法です。

最近では、糸の形や生地の編み方で紫外線をカットする方法も開発されています。
ポリエステルなどの化学繊維に使われます。

 

★UVカット加工は寿命が2~3年

UVカットの加工剤で表面をコーティングしているだけのUVカット加工と、繊維自体にUVカット効果を練り込んでいるUVカット素材では、もちろんUVカット加工の方が寿命が早くきます。

 

UVカット素材は、洗濯などで紫外線カット効果が低下しにくいのですが、UVカット加工はどうしても洗濯や使用する度に紫外線カット効果が薄れてしまうのです。

 

残念なことに、比較的値段がお手頃なUVカット加工の商品は、寿命が2~3年だと言われています。

お手持ちの紫外線対策グッズがUVカット加工で3年以上使っている物ならば、買い替えをおすすめします。

 

★日焼け止めの寿命は1年

紫外線対策グッズと同様に注意が必要なのが、日焼け止めです。
日焼け止めは使い切れずに残ってしまうことがよくありますよね。
そのため、翌年の夏になると去年残った日焼け止めから使う方をよく見かけます。

 

しかし、去年の日焼け止めを使うことはNGです。

日焼け止めは、開封後1年以内が使用期限だと思っておきましょう。

1年以上経った日焼け止めは、中の成分が変わってしまい、肌に炎症を起こす可能性があります。

肌の炎症は、シミを作りやすくしてしまいます。

紫外線対策の日焼け止めで、シミが出来てしまっては、本末転倒ですよね。
もったいなくても、自分の肌を守るために、去年の日焼け止めは捨ててください。