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季節に合ったファンデーション選びの基本、10月は肌にとってこんな季節です

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秋本番。保湿対策などのスキンケアは万全ですか?

涼しくなるこの頃は、丹精込めて肌を作る・・・そんな言葉が良く似合う季節です。せっかくきれいに仕上げた肌だから、色んな人に見てもらいたいですよね。

 

さて今回は、ベースメークの要、「ファンデーション」について、季節に合った選び方をお話ししましょう。

 

★ファンデーションは何のために塗るのか?

 

ファンデーションは、肌の美しさを演出する以外にも、紫外線や乾燥の脅威から、肌を守る「洋服」の役割を果たします。

また、ファンデーションによって特徴もさまざまで、肌質や季節によってそれぞれの「得意分野」があります。

 

★ファンデーションの種類と特徴

 

一口にファンデーションと言っても、大きく分けて以下の種類があります。

 

パウダーファンデーション・・・万能型。肌への負担が少なく、一年中使える。
リキッドファンデーション・・・春夏/秋冬で分かれる。カバー力が高い。
クリームファンデーション・・・秋冬向け。リキッドより油分が多い。しっとりしている。
ルースファンデーション・・・万能型。パウダーより軽い。素肌を活かす。
スティックファンデーション・・・秋冬向け。肌に直接塗る。厚塗りに注意。

 

この中から、いずれかを季節と肌に合わせて自分にぴったりなものを選びましょう。

 

★春夏用&秋冬用の違い?

 

同じタイプのファンデーションでも、春夏用と秋冬用では一体何が違うのでしょうか?
それぞれ、以下の特徴があります。

 

春夏用・・・皮脂吸着剤が入っていて、汗に強くさらっとした使い心地。UVカット能力が高い。
秋冬用・・・保湿成分が入っている。UVカット能力は控えめ

 

上記を読んでお気づきになりましたでしょうか。春夏用と秋冬用は、真逆の性質を持っているのです。だからこそ、季節に合わせたファンデーション選びが重要になります。

 

★秋は夏と冬の中間の季節

 

秋は、涼しくなる一方、まだまだ紫外線の気になる季節です。ファンデーションは、UVカット効果が高いものを選ぶことを第一条件にしましょう。

 

また、一日のうちでも寒暖差と乾燥の激しい季節でもあるので、保湿成分が配合され、なおかつ重くなり過ぎないパウダーファンデーションなどは如何でしょうか。

もちろん、乾燥の気になる方は、リキッドやクリームファンデーションを使ってもOKです。

 

★その他の季節のファンデーション

 

〇春

 

春になって、暖かくなると花粉症も心配ですよね。パウダーファンデーションなら、花粉がつきにくく、メイクオフの時も楽です。まだ乾燥が気になる季節なので、保湿も忘れずに行って下さい。

 

〇夏

 

夏は、何よりも気を付けたいのが紫外線のダメージです。UVカット能力の高いファンデーションを最優先に考えましょう。皮脂や汗に強いリキッドファンデーションなら、化粧崩れも軽減出来ます。

 

〇冬

 

乾燥が大敵の冬は、保湿が最優先です。リキッドやクリームファンデーションなら、しっとりとして冬らしい肌に仕上がります。

秋本場の10月はレジャーや食事など、楽しいことがたくさんです。ファンデーションの力を借りて、素敵な肌でおでかけしましょう。

 

 

★秋こそ美肌に!「肌の冬じたく」のコツとは?

 

晩秋。吹く風も冷気を帯び、そろそろ本格的に冬じたくの始まる頃ですね。

こんな時、気をつけたいのは美肌のこと。実は、秋こそ美肌づくりの本格的シーズンなのです。

 

★10月は肌にとってこんな季節

 

●肌の「ゆらぎ」が起こりやすい時

 

10月は、夏の暑さが落ち着き、冷え込む時期のため、肌が不安定になりやすい時です。この状態の肌を「秋ゆらぎ肌」などと呼び、特にケアが必要です。

その理由は、以下の点からです。

 

・夏の間に受けた紫外線によるダメージ

 

夏は一年のうちで最も紫外線の多い季節です。

季節が秋に切り替わる頃には、夏の間に受けた紫外線によるダメージが肌の奥に蓄積し、「活性酸素」によりコラーゲンを作る細胞の破壊が起こり、ハリや瑞々しさを奪います。

 

・肌のバリア機能の低下

 

肌の「バリア機能」とは、皮膚が持っている「異物の侵入を防ぐ力」と「肌のうるおいを守る力」です。

夏から秋に変わる寒暖の差に肌が対応しきれず、肌が乾燥し水分が奪われると、バリア機能はうまく働かなくなり、カサツキやごわつきの原因になります。

 

★10月に行う「肌の冬じたく」とは?

 

①夏のダメージ回復

 

秋の肌にとってまず大事なのが、夏に肌が受けたダメージの回復です。
夏よりも一層乾燥に気をつけ、保湿を十分に行うことが肝要です。

 

②内側からも保湿を

 

秋の保湿で気を配るべきは、肌だけではありません。

秋は、季節の変わり目のため、短期間の間でも寒暖の差が激しく、室外だけではなく、室内でも冷暖房による乾燥が起こりがちです。

そこで、水分をこまめに摂り、体の中からも保湿を心がけましょう。

 

③紫外線対策

 

夏が終わったからと言って、紫外線対策を怠ってはいけません。

なんと10月の紫外線量は多くて真夏の70%ほどに及ぶ時もあるのです。

10月は行楽などで外へ出かける機会も多い月です。

日焼け止めを塗るなどし、しっかりと紫外線対策を取りましょう。

 

④「秋の夜長」に気をつけたい睡眠のこと

 

一年のうちでも、10月は夜の時間帯が長い月です。

そのため、読書やDVD鑑賞などを楽しむ機会も増えることでしょう。

しかし、夢中になり過ぎて、夜更かしをしてしまうと、肌にはあまり良くありません。

肌のうるおいを生み出す「ゴールデンタイム」と呼ばれている22時から2時の間には、質の良い睡眠を摂り、肌も体も健やかでいましょう。

 

⑤血行促進

 

肌細胞は、他のすべての細胞と同じように、血液によって栄養を巡らせ、老廃物を輩出します。

10月になり寒くなると、血管が収縮し血流が悪くなります。

それによって、肌細胞が新しい皮膚を生み出す機能や、うるおいを作る機能が低下し、結果、肌も乾燥したりダメージを受けてしまいがちになります。

したがって、肌をマッサージしたり、温めることによって血行を促進することによって機能の働きを促すことができます。

 

 

紫外線対策に役立てよう!正しい日傘の選び方、正しいサングラスの選び方

美容

1. その日傘大丈夫?UV対策のための日傘の選び方

 

今や女性の夏の必需品となっているのが、日傘です。
日傘を使うことで、肌に届く紫外線の量をカットすることができます。

ここで迷うのが、どのような日傘を買えばより効果的に紫外線をカットできるかという選び方のポイントです。
実は日傘の選び方を間違えると、紫外線カットに効果が得られなかったり、逆に紫外線を肌に寄せつけてしまうこともあるんですよ。

それでは、どのポイントに注意して日傘を選べばよいのでしょうか?

 

★遮光率ではなく紫外線カット率を見る

日傘には大きく、「日よけ」と「紫外線カット」の2つの目的があります。

日よけが目的の日傘は、夏の暑い日差しを遮って涼しさを得るために使います。
一方で、紫外線カットは、紫外線による日焼けやシミを予防するために使います。

ここで重要なのが、日よけと紫外線カットでは、日傘を選ぶときの指標が変わるということです。
日傘には主に遮光率と紫外線カット率の2つの指標があります。

 

・遮光率

可視光線をカットして影を作る機能のことを指します。

 

・紫外線カット率

紫外線をカットして、日焼けやシミを防止する機能のことを指します。

 

つまり、紫外線対策のためには、遮光率ではなく、紫外線カット率が高いものを選ばなければならないのです。

 

★色は黒色かシルバーを選ぶ

日傘選びで一番迷ってしまうのが、色ですよね。
最近では日傘でも様々な色が出ているので、自分の好みの色を購入する方も多いでしょう。

 

ですが、紫外線カットを一番に考えるのであれば、黒またはシルバーがおすすめです。

黒は、紫外線を吸収してくれて肌に紫外線が届かないようにしてくれます。
しかし、黒は熱も吸収してしまうため、日傘の中が暑くなってしまうという欠点があります。

一方で、シルバーは太陽の光を反射させて紫外線の侵入を防いでくれます。
さらに、太陽の光を反射するので、日傘の内側が暑くなりにくいという嬉しい特徴もあります。

 

★内側の色にも注意する

日傘の色を選ぶときに、もう一つ注意してほしいのが、日傘の内側の色です。

よく外側が黒色で内側がシルバーの日傘を見かけますよね。

実は、この組み合わせは紫外線対策には良くないんですよ。

内側の色がシルバーだと、地面に反射された紫外線が日傘の内側でさらに反射して、顔に集まってしまいます。
自ら肌に紫外線を集めているのと同じなのです。

 

地面からの照り返しの紫外線を防ぐためには、内側が黒色の日傘がベストです。
つまり、外側がシルバーで内側が黒色の日傘が、紫外線対策には一番効果的なんですよ。

 

★生地は厚めを選ぶ

日傘の中には、可愛らしいレースの素材のものも多いですよね。
しかし、紫外線対策の視点からはレース素材の日傘はおすすめできません。

レースのように生地の目が粗い素材は、紫外線を通やしすいのです。

一方で、紫外線を通しにくいのは、目が詰まった厚めの生地です。
紫外線対策をしたいときは、生地の織り方にも注目してみてくださいね。

 

2. 目からの紫外線に注意しよう

 

化粧もしっかりして、日焼け止めの使い方もばっちり!
なのに、肌が日焼けしてシミが増えていく・・・
このような不思議な現象にお悩みではないですか?

実は、肌の紫外線対策を完璧にしていても、日焼けしてシミが増えることがあります。
紫外線対策には、思わぬ落とし穴が潜んでいるんですよ。

 

★目からも紫外線が取り込まれる

紫外線対策の落とし穴とは、ずばり「目」です。
体の表面は髪や肌に覆われて守られています。

しかし、唯一体毛や肌で守られていない部分があるのです。
それが、「目」です。
実は、紫外線は肌だけではなく、目からも体の中に入ってくるんですよ。

 

★目に強い紫外線を受け続けると失明の危険も

それでは、目に紫外線を受けるとどのようなことが起こるのでしょうか?

紫外線は、網膜や水晶体など目の組織に大きなダメージを与えます。

そのため、長時間の外出やスポーツで目に紫外線を浴びつづけると、様々な目の病気になり、失明のリスクも高くなってしまうんですよ。

紫外線が原因で起こる目の病気には、以下のようなものが挙げられます。

 

・白内障(はくないしょう)

白内障とは、水晶体が白く濁って視力が低下してしまう病気です。
紫外線の量が多い場所では白内障にかかる人が多く、このことからも紫外線が白内障の原因になると考えられています。

 

・加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)

黄斑とは、目の奥にある網膜の中心の部分で、物を見るときに必要な場所です。
この黄斑が変性してしまうと、中心が見えなくなったり、物が歪んで見えたり、一部が欠けて見えるようになります。

加齢黄斑変性は、加齢や喫煙だけではなく、紫外線で網膜がダメージを受けることでも発症します。

 

・翼状片(よくじょうへん)

翼状片とは、白目が紫外線によってダメージを受けた結果、白目の細胞が異常に増えて黒目にまで侵入してくる病気です。
視力の低下や、ドライアイ、眼精疲労などの症状が起こります。

 

★目から入った紫外線はシミを作る!

そして、目に降り注いだ紫外線は美容にも悪い影響を与えます。
目と肌は一見すると、関係なさそうに見えますよね。

しかし、そこに大きな落とし穴があるのです。
目から入った紫外線は、肌を日焼けさせ、シミを増やしてしまうんですよ。

 

★目からの紫外線でシミができるメカニズム

それでは、どうして目からの紫外線で肌にシミができてしまうのでしょうか?
目から入った紫外線でシミができるメカニズムは以下の通りです。

 

1. 目から入った紫外線は、目の奥にある網膜に当たります。

2. 網膜にはたくさんの神経が集まっており、紫外線の侵入を感知した神経が脳に「紫外線が入ってきた」と情報を伝えます。

3. すると脳から「紫外線から体を守れ」という司令が、肌の細胞にまで出されます。

4. 肌は紫外線の害から細胞を守るために、メラニン色素をたくさん出すようになります。

5. メラニン色素が蓄積すると、シミが肌に表れます。

 

つまり、目から紫外線を浴び続けていると、脳からの司令で肌ではせっせとシミの素になるメラニン色素が作られてしまうのです。

 

★目の紫外線対策も忘れずに

紫外線によってシミを作らせないためには、肌をガードするだけではダメです。
シミをこれ以上増やさないためにも、これからは目の紫外線対策も忘れずに行ってくださいね。

 

3. 黒いサングラスはダメ?!目の正しい紫外線対策

 

紫外線対策は肌だけではなく、目からの紫外線もブロックすることが大切です。
目の紫外線対策で真っ先に思いつくのが、サングラスですよね。

しかし、サングラスは選び方によっては逆効果になり、目をより一層紫外線の攻撃にさらしてしまう場合があるんですよ。
そこで今回は、サングラスの正しい選び方や注意点についてお伝えします。

 

★黒いサングラスは紫外線対策に逆効果

日よけのサングラスと聞いてすぐに連想するのが、黒いサングラスです。

サングラスは色が濃いほど、光をシャットアウトしてくれるため、紫外線対策にも黒いサングラスが効果的だと思っていませんか?

 

実は黒いサングラスは、目の紫外線対策にはマイナスになってしまうんですよ。

目の瞳孔は、周囲が暗くなると大きく開きます。
つまり、黒いサングラスをかけると、瞳孔が開いて、紫外線が目の中に入りやすくなってしまうのです。

特にUVカット効果のない黒いサングラスは、危険です。
紫外線をブロックするどころか、目を大量の紫外線にさらしてしまいます。

 

★紫外線対策のサングラスの選び方

それでは、どのようなサングラスを選べば目から紫外線が入るのをブロックできるのでしょうか?

 

ポイントは次の3つです。

 

ポイント① UVカット効果のあるレンズを使っている

サングラスを選ぶときは、UVカット加工をしているレンズを使っているものを選びましょう
紫外線をブロックする効果のないサングラスは、逆効果になってしまうので注意してくださいね。

コンタクトをしている方は、UVカット効果のあるコンタクトを使用すればより強力に紫外線から目を守れますよ。

 

ポイント② レンズが大きく目をしっかり覆える

サングラスで紫外線対策をするときに忘れてはいけないのが、側面から入ってくる紫外線です。

レンズが小さいなど、目とサングラスの隙間が大きいと、横から紫外線が入ってきます。
横から入った紫外線はサングラスの内側に反射して目に集まります。
つまり、隙間のあるサングラスは、逆効果になってしまうのです。

 

サングラスを選ぶときは、目をしっかり覆う形やレンズが大きいものを選びましょう。

 

ポイント③ レンズの色が薄い

前述した通り、レンズの色が濃いほど瞳孔が開いて、より多くの紫外線を体内に取り込むようになります。
サングラスを選ぶときは、レンズの色が薄いものを選んでくださいね。

 

★帽子や日傘も活用しよう!

目から紫外線が入らないようにするためには、帽子や日傘も効果的です。
帽子はキャップではなく、ハットでつばの広いものがおすすめです。

サングラスやコンタクトに加え、帽子や日傘を活用することで、より一層紫外線から目を守ることができますよ。

 

 

4. 天然のサングラス!ルテインで紫外線対策

 

紫外線から肌や目を守るためには、日焼け止めやサングラスなどの外からの防御は必須です。
しかし、外からの防御だけでは体の中に入った紫外線に対抗できません。

そこで必要になるのが、体の中からの紫外線対策です。
実は、体内に入った紫外線と闘ってくれる頼もしい栄養素が身近に存在するんですよ。

その栄養素が、ルテインです。

 

★ルテインってどんな物質なの?

ルテインはカロテノイドと呼ばれる物質の一つで、野菜などの黄色を示す天然色素です。

緑黄色野菜にたくさん含まれており、以下の野菜を食べることでルテインを取り入れることができます。

 

・にんじん

・ほうれん草

・ケール

・とうもろこし

・かぼちゃ

・ちりめんキャベツ

 

特に、ケールには他の野菜と比べて突出してルテインが多く含まれています
ケールは苦味が強いので、青汁などを利用するといいでしょう。

 

★ルテインは紫外線から目を守っている

ルテインは、体の様々な部分に存在していますが、特に目に多く分布し、目の健康を守ってくれています。
ルテインには、大きく2つの働きがあります。

 

・紫外線や青色光をブロックする

ルテインには、目に入ってきた紫外線や青色光などの有害な光を吸収して、目の細胞を守る働きがあります。
そのため、ルテインは「天然のサングラス」とも呼ばれているんですよ。

 

・活性酸素を除去する

そして、ルテインのもう一つ重要な働きが、活性酸素を取り除く働きです。

紫外線や青色光が体内に入ると、体の中では活性酸素が発生します。
活性酸素は細胞を傷付けて病気やがんを引き起こす原因になるだけではなく、肌を老化させます。

テインには、非常に強力は抗酸化作用があり、活性酸素から細胞を守ってくれるのです。

 

★ルテインは肌でも活躍している

ルテインは、目だけではなく、肌にも存在しています。
肌に存在するルテインも、紫外線をブロックして、紫外線によって発生した活性酸素を取り除いてくれます
ルテインは、体の中で日焼け止めのような役割を担ってくれているんですよ。

さらに、目のルテインが紫外線をブロックしてくれることで、目から入る紫外線によってシミが出来るのを防ぐこともできます。
ルテインは、目と肌の両方からシミを予防する頼もしい成分なんですよ。

 

★ルテインは加齢により減少する

天然のサングラスとして紫外線から体を守ってくれるルテインには、一つ欠点があります。
それが、加齢によって減少してしまうことです。

ルテインは体の中で作ることができないため、緑黄色野菜などからしっかり補給しないと、年齢とともに減ってしまい、紫外線への防御能力が低下してしまうのです。

 

★ルテインを摂るならほうれん草のソテーがおすすめ

年齢とともに減少してしまうルテインは、1日あたり6~10mg程度摂ることが勧められています。
ルテインは野菜の中でもケールに多く含まれますが、青汁やケールの苦味が苦手な方も多いでしょう。

そこでおすすめなのが、ほうれん草です。
ほうれん草はケールの次にルテインが多く含まれ、品種によって差がありますが、ほうれん草100gで約10mg程度のルテインが含まれています。

ルテインは生で食べるよりも、油で調理した方が吸収率がよくなるので、良質な油でほうれん草を炒めて食べると効果的ですよ。

 

5. 紫外線で増えた活性酸素が肌をボロボロにする

 

「紫外線を浴びたら肌が日焼けをするだけ」と思っていませんか?
色が黒くなったり赤くなるだけと油断していると、数年後、後悔することになりますよ。

実は紫外線は日焼けよりも深刻なダメージを肌に与えます。
少しの油断が美肌だけでなく、健康さえも奪ってしまうのです。

その黒幕が「活性酸素」です。
今回は活性酸素と紫外線の恐ろしい関係についてお伝えします。

 

★紫外線は体内の活性酸素を増やす

紫外線は人の体にとって、有害な働きを持っています。
そのため、紫外線を浴びると、体を守る防御システムが稼動します。

この体を守るための防御システムの一つが、活性酸素です。

活性酸素は、不安定な形をしており、自分自身を安定化させるために様々な物質や細胞にくっつきます。
そして、くっついた相手の性質を強力なエネルギーによって変えてしまうのです。

この活性酸素の働きを酸化と呼びます。

 

酸化とは、簡単にいえば金属などが錆びる現象のことです。

活性酸素は、菌やウイルスの侵入、紫外線など有害な物質が体内に入ると、この酸化作用によって、悪者を錆びつかせて退治してくれているんですよ。

 

★増えすぎた活性酸素はシミを作る

紫外線に当たりすぎると、体内の活性酸素はどんどんと増えていきます。
すると、活性酸素は体内に侵入した悪者だけではなく、体の細胞や必要な物質まで錆びつかせるようになります。

 

そのまま活性酸素の暴走を放置していると、細胞がダメになってしまいますよね。

 

そこで、登場するのが、メラニンです。

活性酸素が増えると、メラノサイトと呼ばれる細胞が、せっせとメラニン色素を作り始めます。

実は、メラニン色素には活性酸素から肌の細胞を守る働きがあるんですよ。

 

つまり、紫外線にあたり続けていると、体の中の活性酸素が増えて暴動を起こすようになり、活性酸素から細胞を守るためにメラニン色素がどんどん増え、シミが出来てしまうのです。

 

★活性酸素は肌からハリを奪う

紫外線によって増えた活性酸素は、肌にシミを作るだけではなく、肌からハリまで奪います。

肌のハリは、肌の奥深くに存在しているコラーゲンの層によって支えられています。
コラーゲンの弾力がなくなると、肌はハリを失ってシワが増えるんですよ。

 

活性酸素は、細胞だけではなく、コラーゲンも攻撃します。
活性酸素によって酸化されたコラーゲンは、形が壊れ、弾力を失ってしまうのです。

 

さらに、コラーゲンは肌の土台でもあります。
土台が壊れることで、肌全体の働きが低下し、老化が加速します。

 

★活性酸素は肌細胞のDNAも傷つける

活性酸素の攻撃はさらに留まることを知りません。
細胞を攻撃し始めた活性酸素は、なんと、細胞のDNAまで傷つけるようになります。

 

DNAには、細胞を正確に作ったり細胞を正常に働かせるための設計図が書かれています。
DNAという設計図が破壊されることで、細胞に異常が発生し、がん細胞が出来てしまいます。
紫外線を浴びすぎると、活性酸素によって皮膚がんなどのリスクが高まってしまうんですよ。

 

★紫外線を浴びたら体の内側からのケアが必要

紫外線を浴びた肌の内部では、活性酸素との闘いが繰り広げられています。
活性酸素によってシミやシワ、皮膚がんを発生させないためにも、活性酸素を取り除くケアが大切です。

 

活性酸素は、野菜や果物に多く含まれる抗酸化作用のある物質を取り入れることで取り除くことができます
紫外線を浴びたときは、積極的に抗酸化成分によって体の内側からのケアをしてくださいね。