1. 夏太りに注意!夏に内臓が冷える原因
夏は汗をたくさんかくから、何もしないでも痩せると思っていませんか?
7月にもなると、露出が増え、痩せたい願望も高まりますよね。
しかし、夏にはダイエットを阻む大きな落とし穴が潜んでいるんですよ。
★夏は太りやすい季節
実は夏は冬よりも太りやすい季節なのです。
冬のように外が寒いと、体の中では体温を保つために、熱をたくさん作り出そうと代謝が活発になります。
すると、基礎代謝が増えます。
実は私たちが消費するカロリーの7割程度は基礎代謝によるカロリーの消費なんですよ。
つまり、冬は基礎代謝が増えるので痩せやすいのです。
一方で、夏は外との温度差がないため、基礎代謝が落ち、カロリーの消費が少なくなります。
私たちのイメージとは逆に、夏は太りやすく冬が痩せやすいのが、現実なのです。
★夏こそ気をつけたい内臓冷え
さらに、夏太りを加速させてしまう原因が内臓冷えです。
夏は暑いため、体の冷えを感じにくいのですが、実は夏の内臓は冷えて大きなダメージを受けているんですよ。
★夏に内臓が冷える原因
それでは、どうして夏に内臓が冷えてしまうのでしょうか。
夏の内臓冷えの原因は、次の4つが考えられます。
原因1 室内外の温度差で自律神経が乱れる
内臓冷えの一番大きな原因が自律神経の乱れです。
7月にもなると冷房が手放せなくなります。
すると室内と室外の温度差が大きくなってしまいます。
体温を一定に保つ役割を担っているのが、自律神経です。
室内外の温度差があまりに激しいと、自律神経はフル稼動して疲れてしまい、正常に機能できなくなります。
すると、血流が悪くなったり、体温調節が上手くできなくなって、内臓が冷えてしまうのです。
原因2 水分の摂りすぎで体の中が冷える
夏は汗をかく分、水分をがぶがぶ摂ってしまいますよね。
水を飲みすぎると、体の中に余分な水が溜まり、内臓を冷やしてしまいます。
水分を適度に摂ることはとても大切ですが、摂りすぎには注意しましょう。
原因3 冷たい物の食べすぎで体が冷える
夏はアイスや氷など、冷たい物を好むようになります。
しかし、冷たい物を体に入れると、ダイレクトに内臓を冷やしてしまいます。
暑いからといって冷たい物の食べすぎや飲みすぎには注意しましょう。
原因4 運動不足で筋肉が減る
夏は暑い分、動くことが億劫になってしまいますよね。
しかし、運動不足が続くと、熱を生み出す工場である筋肉が減ってしまいます。
また、足は第二の心臓とも呼ばれ、血液の流れを維持するために重要な役割を果たしています。
運動不足は、血行不良による内臓の冷えも招いてしまうんですよ。
★夏に油断していると太る悪循環にはまる
夏だからといって油断していると、秋冬になっても痩せられず、太る悪循環にはまってしまいます。
夏の内臓冷えを放置していると、秋冬に食欲が高まったとき、摂取するカロリーばかり増えてさらに太ってしまうんですよ。
太る悪循環を絶つためにも、夏はしっかり内臓ケアをしてくださいね。
2. 内臓冷えでぶくぶく太る?!
夏は外の暑さとはうらはらに、内臓が冷えやすい季節です。
実は、内臓の冷えを放置していると、ダイエットには嬉しくないことばかり起きてしまうんですよ。
そこで今回は、内臓冷えでぶくぶく太ってしまう理由についてお伝えします。
★内臓が冷えるとどんな症状が出るの?
内臓が冷えるとどのような症状が出るのでしょうか?
まずは、自分の内臓が冷えていないか、簡単なチェックリストで確認してみましょう。
・風邪を引きやすい
・イライラする
・体の疲れがとれない
・肩がこる
・平熱が36度より低い
・胃もたれしやすい
・むくみやすい
上記の症状に心当たりがある方は、内臓が冷えている可能性があるので、注意しましょう。
★内臓が冷えると代謝が落ちる
内臓冷えでもう一つ注意が必要なのが、体重の増加です。
実は、内臓が冷えると代謝が落ちて、太りやすい体質になってしまうのです。
内臓冷えによって体温が1度下がると、なんと代謝が約12%も低下します。
さらに、代謝だけではなく、免疫力も30%以上落ちてしまうんですよ。
内臓冷えの症状に風邪の引きやすさが挙げられるのは、免疫力が低下するからなのです。
通常平熱は36.5度前後となっています。
健康とダイエットのためにも、一度体温を計って自分の平熱を把握してみてくださいね。
★内臓が冷えるとお腹周りに贅肉がつく
内臓が冷えると、胃腸を中心に内臓の機能が悪くなります。
すると、消化する力が衰え、体全体に十分な栄養が行き渡らなくなります。
栄養不足になった細胞は、体が飢餓状態になっていると勘違いし、命を守るために脂肪を溜め込むようになるんですよ。
お腹周りには命の要である内臓が集まっています。
そのため、内臓が冷えると、お腹周りを中心に贅肉がつき、ぽっこりお腹になってしまうのです。
さらに、お腹周りについた脂肪は一度冷えると温まりにくいため、内臓冷えを悪化させるというマイナスの連鎖が起きてしまいます。
★内臓が冷えると腸内環境が悪化する
内臓が冷えて腸の動きが悪くなると、便秘になります。
便秘で腸の中に便が溜まると、腸内に住んでいる悪い菌たちが元気になり、せっせと有毒な物質を作り出します。
すると、腸の中が腐敗していき、腸内環境が悪くなってしまうのです。
腸内には痩せやすい体質にするやせ菌や太りやすい体質にするデブ菌がいるのですが、腸内環境が悪くなると、やせ菌の働きが悪くなり、デブ菌が元気になってしまうんですよ。
★男性は特に隠れ内臓冷えに注意しよう
内臓冷えは、ダイエットの壁となるだけではなく、万病の元にもなります。
一方で、手足の冷えのように自覚しにくいのが、難点です。
特に、冷えに関して鈍感な男性は内臓冷えが悪化するまで気付きにくいため、注意してください。
女性はもともと筋肉量が少ないため、冷えになりやすいのですが、最近は運動不足などで男性の隠れ内臓冷えも増えているんですよ。
3. 内臓冷えには白湯が効果的
夏太りを防いで効率よく痩せるためには、内臓冷えを改善したり予防することが大切です。
内臓を温めて内臓冷えを解消するのにおすすめなのが、白湯です。
実は、白湯には内臓を温めて痩せやすい体質にする嬉しいダイエット効果がたくさん詰まっているんですよ。
★白湯はアーユルヴェーダでも重宝されている
白湯は、アーユルヴェーダで昔から健康の維持や老化防止のために用いられてきた健康法の一つなんですよ。
アーユルヴェーダとは、インドの伝統医学のことです。
世界3大伝統医学の一つであり、世界保健機関(WHO)からも予防医学として認定されており、世界的にも注目されています。
実は、このアーユルヴェーダにおいて、白湯は体を元気に甦らせる魔法の飲み物として扱われているのです。
★痩せ体質になれる!白湯の嬉しい効果
それでは、白湯にはどのような効果が期待できるのでしょうか?
白湯を飲む習慣を身につけることで、得られる効果は次の5つです。
効果1 内臓が活発に働くようになる
白湯は胃腸を優しく温めてくれます。
夏の内臓冷えで機能が低下した内臓は、白湯で温められることで元気を取り戻し、復活します。
すると、消化する力が高まり、全身の細胞が元気になるんですよ。
効果2 体の中が浄化されてきれいになる
内臓の機能が回復すると、体の中に溜まった毒素がスムーズに排出できるようになります。
すると、腸内がきれいに浄化され、便秘が解消されたり、やせ菌が増えるなどダイエットにプラスの効果が得られます。
効果3 血流が良くなる
体の中が白湯によってきれいに浄化されると、体全体の循環がよくなります。
すると、内臓冷えで停滞していた血液の流れも良くなります。
血流が良くなることで、体全体が温められ、冷えにくい痩せ体質になることができるんですよ。
効果4 代謝が高くなる
消化する力が高くなって細胞が元気になったり、血流が良くなることで、代謝が高まります。
代謝が高くなると、消費カロリーが増え、効率よくダイエットすることができます。
効果5 自律神経が整う
胃腸は自律神経によって働きがコントロールされています。
そのため、胃腸が白湯によって優しく刺激されると、副交感神経が活性化して心身がリラックスします。
白湯を飲むと、ホッと気持ちが落ち着くのは、副交感神経が優位になるからなんですよ。
★体調によって白湯の味が変わる!
実は、白湯の味は体調によって変化します。
内臓が元気で体調がいいときは、白湯はほんのり甘く美味しく感じます。
一方で、体に毒素が溜まっていたり、内臓の機能が低下していたり体調が悪いときは、白湯がまずく感じられます。
白湯はダイエットの強い味方になるだけではなく、体調チェックの指標にもなるんですよ。
4. 白湯の正しい作り方と飲み方
夏太りに効果的な白湯ですが、ただお湯を飲めばいいと思っていませんか?
実は白湯には正しい作り方や飲み方があります。
間違った方法で作った白湯では、きちんとした効果が得られないのです。
さらに、飲み方を間違えると、体に悪影響になることもあります。
そこで今回は、ダイエットのための白湯の正しい作り方と飲み方についてお伝えします。
★白湯の正しい作り方
正しい白湯の作り方にはちょっとしたポイントがあります。
ただ単にお湯を沸かせばいいわけではないんですよ。
白湯の正しい作り方は以下の通りです。
1. 浄水された水やミネラルウォーターなど、きれいな水をやかんに入れ、強火で沸かします。
2. アーユルヴェーダにおいてよい白湯とは、水・火・風の性質をバランスよく含んだ白湯です。
そのため、換気扇をつけて部屋に風を入れながらお湯を沸かしましょう。
3. 水が沸騰したら、やかんの蓋をとります。
4. 水からぶくぶくと大きな泡が出るように火加減を調節してください。
5. 10~15分程度沸騰させたら完成です。
少し多めに作った場合は、保温できる水筒などに入れておくといいですよ。
★白湯の正しい飲み方
白湯が出来たら、早速以下の5つのポイントを守って正しく飲んでみましょう。
・朝一番にコップ1杯分飲む
代謝を高めて痩せ体質になるためには、朝一番にコップ1杯の白湯を飲むと効果的です。
・少しずつすすりながら飲む
白湯は沸いたら50~60度程度の飲める温度になるまで少し冷まします。
飲むときは一気に飲むのではなく、少しずつすすりながらゆっくりと飲んでください。
一気に飲むと胃腸の負担になってしまいます。
・冷めたら作り直す
冷めてしまった白湯は再度沸かし直して飲んではいけません。
作り置いた白湯が冷めたら、水から作り直しましょう。
・1日あたり600~800mlを目安にして飲みすぎない
白湯が体にいいからといって飲みすぎは、健康を害してしまいます。
1日あたり600~800mlを目安にするといいですよ。
★食事のおともにも白湯を取り入れよう!
内臓冷えを予防・解消して痩せ体質になるためには、上述の通り、朝の体温が一番低い時間帯に白湯を飲むのが効果的です。
さらに、余裕がある方は食事と一緒に白湯を飲むことをおすすめします。
食事のおともとして白湯を1杯取り入れることで、胃腸の働きをサポートすることができます。
また、お酒を飲むときに白湯を交互に飲むことで、アルコールから肝臓を守ることができますよ。
★寝つきが悪い方にも白湯はおすすめ
寝つきが悪いときにも、白湯を取り入れてみてください。
白湯を飲むことで副交感神経の働きが活発になり、眠りやすくなりますよ。
朝・昼・晩と白湯を上手に活用して、痩せ体質を手に入れてくださいね。
5. しょうが白湯でダイエット効果をアップ
白湯は、ダイエットには最適な飲み物です。
実は、白湯にある食材をプラスするだけでダイエット効果をさらに高めることができるんですよ。
その食材こそが、今回お伝えするしょうがです。
★しょうがは伝統医学の優秀食材
しょうがは、漢方において体を温める作用が強い食材として昔から重宝されてきました。
さらに、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダにおいても、しょうがは消化力を高めて体を健康な状態にする効果が抜群だとして用いられてきたんですよ。
しょうがは昔から様々な国や地域で、人々の健康を守ってきた優秀食材なのです。
★しょうがに秘められた4つのダイエット効果
しょうがには、次の4つのダイエット効果が秘められています。
効果1 血流をよくする
しょうがに含まれている辛味成分ジンゲロールには、血管を広げて血流を改善する効果があります。
効果2 代謝を高めて痩せ体質にする
しょうがの成分であるショウガオールには、熱を作り出して体を芯から温める作用があります。
ショウガオールによって体が温まることで、代謝が高まり、痩せ体質になれるんですよ。
効果3 胃腸を元気にする
しょうがには、胃腸を元気にして消化する力を高める作用があります。
消化力が高まることで、巡りのよい体に改善できます。
効果4 脂肪を燃やし脂肪の蓄積を防止する
しょうがの成分であるジンゲロンには、脂肪の燃焼を促す効果があります。
さらに、ジンゲロールには脂肪が蓄積するのを防止する作用があるため、しょうがを食べることで脂肪を溜め込みにくい体を作ることができます。
★しょうが白湯にするとしょうがのパワーがアップする!
しょうがの効果は、しょうが白湯にすることで、さらにパワーアップします。
それは、しょうがを加熱することによって、ジンゲロールがショウガオールという成分に変わるためです。
ショウガオールは、上述した通り、体を温めて代謝を促進する効果に優れています。
しょうが白湯で、ショウガオールをたっぷりと摂ることで、燃焼系の体になれるのです。
★しょうが白湯の作り方
しょうが白湯の作り方はとても簡単です。
- 1.しょうがを薄くスライスする
- 2.スライスしたしょうが2~3枚をやかんに入れる
- 3.やかんに水を入れる
- 4.やかんを強火にかけて沸騰したらフタをとる
- 5.ぶくぶくと大きな泡が出る程度の火加減で10~15分沸かす
- 基本的な白湯の作り方は全く同じで、お湯を沸かすときにスライスしたしょうがを入れればいいだけです。
また、しょうが白湯を持ち歩きたい方には、次の作り置きレシピがおすすめです。
- 1.保温できる水筒にスライスしたしょうがを入れる
- 2.そこに熱湯を400ml注ぎ入れる
- 3.しっかりフタをして3時間以上蒸らしてから飲む
★しょうが白湯の正しい飲み方
しょうが白湯を飲むときのポイントは以下の通りです。
ポイント1 食前に飲む
しょうが白湯は食前に飲むことで、脂肪の吸収を防止して、ダイエット効果を高めることができます。
また、胃腸の働きをサポートする効果も期待できますよ。
ポイント2 朝と夜の2回飲む
しょうが白湯を飲むタイミングは、朝の食前と夜の食前がおすすめです。
朝と夜に飲むことで、体を温める効果を高めることができます。
ポイント3 1日あたり2~3杯を目安にする
しょうがは胃腸によい働きをしますが、摂りすぎると逆に胃腸の負担になってしまいます。
そのため、しょうが白湯は1日あたり2~3杯にとどめ、飲みすぎないようにしましょう。
★飲みにくい人ははちみつでアレンジしよう!
しょうが白湯がどうしても飲みにくいという方は、ハチミツを入れると飲みやすくなりますよ。
ぜひ試してみてくださいね。