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睡眠不足が招く悪い影響とブルーライト

健康 - 美容

1. 睡眠不足が糖尿病を招く!?

 

一度かかってしまったら、もう治らないというこわい病気、糖尿病。

 

糖尿病の原因として、睡眠不足が注目されています。

 

3日間、深く眠る「ノンレム睡眠」状態が阻害されると、健常者でも、血糖値が23%も上がってしまうという研究報告があります。

 

これほどの急激に上昇してしまったら、もう糖尿病予備軍としてみなされます!

 

睡眠不足の状態だと、2型糖尿病を招いてしまうと言われています。

 

睡眠不足は糖尿病のほかに、肥満や寿命を縮めてしまうなどの悪影響もあります。

 

忙しい現代人は、どうしても睡眠時間が減ってしまいがち。

 

しかし、忙しさを理由に、しっかりとした睡眠時間をとらないでいると、それがさまざまな悪影響を招いてしまう危険性を自覚しておきましょう。

 

これまで、糖尿病と睡眠不足の関係では、逆のことが言われていました。

すなわち、糖尿病になると、その合併症として、睡眠障害が表れてしまう、という説です。

 

しかしここで言うのは、その逆パターンの可能性です。

睡眠不足の状態だから、糖尿病を招いてしまうのです。

 

たしかに、糖尿病になると、睡眠障害を招いてしまうのは事実です。

たとえば、高血糖状態にあるので、夜間にトイレに行く回数が増えてしまいます。

 

また、足に神経障害が出てしまうと、寝ていられないような激痛が起きてしまいます。

2型糖尿病患者は、肥満の人が多いです。

 

太った人は、いびきや睡眠時無呼吸症候群になりやすく、それも睡眠を阻害してしまいます。

 

2003年に、新幹線の運転手が居眠り運転をしていたことが発覚し、大きな社会問題になりました。

これは、無呼吸症候群による居眠りです。

 

夜間の睡眠中に呼吸が止まったり、気道がつぶれて空気の流れが悪くなり、低呼吸が何回も起きたりしてしまう状態です。

 

こういう風な眠りをしていると、深い眠りがさまたげられます。

 

目が覚めはしないですが、浅い睡眠が多くなるので、昼間の生活に支障が生まれてしまうのです。

 

太った人のこのような状態になると、ぐっすり眠るどころではありませんよね。

 

糖尿病から睡眠障害というのはたしかにありますが、その逆のバージョンもある、ということが重要です。

お互いに相関関係があるのです。

 

睡眠障害になると、どうして糖尿病になりやすくなってしまうのでしょうか。

それは、代謝と関係があります。

代謝に悪影響を及ぼし、それが糖尿病を招いてしまうのです。

 

睡眠不足の状態の人は、深い眠りをしていないので、ノンレム睡眠の状態がおおくなりがちです。

すると、それがインシュリンの感受性に影響を与えてしまいます。

 

糖尿病とは、インシュリンがきちんと機能しなくなることによって、引き起こされます。

だから、糖尿病を防ぐためにも、インスリンの分泌をコントロールするために、しっかりと睡眠時間を確保したほうが良いのです。

 

それも、ただ長い時間を眠るだけではなく、深い眠りにつくことが大切となります。

 

 

2. 睡眠が私たちに必要な理由

 

睡眠は大切。これはよく知られていることです。

 

しかし、それにもかかわらず、睡眠の大切さを実感し、守ろうとしている人は、そう多くありません。

 

きちんとした睡眠時間を確保することを、守るか守らないかは、その人次第ですが、守らなければ、健康は確実に悪影響を受けます。

 

睡眠不足になると、朝すっきり起きられなくなります。

朝起きられなくて、不登校になってしまう子供が増加傾向にあります。

 

もはや、社会問題にまで発展していますが、睡眠不足を解消しないと、子供でも朝、学校に行けなくなるのです。

 

大人は頑張って起きるでしょうが、それでもストレスは子供と同じ。無理して活動している時間に悪影響が出てきてしまいます。

 

たとえば、大型トレーラーでの事故などが、睡眠不足により引き起こされてしまいやすくなるのです。

そうなれば、本人ももちろんですが、居合わせたほかの人々も、大きな損害を被ってしまうおそれがあります。

 

睡眠不足によって、これだけ多くの悪影響が引き起こされることから、人間にとって、睡眠がどれほど大切なものなのかがよくわかります。

 

私たちは、人生の3分の1を眠ってすごします。

これがふつうの生活です。

 

短時間睡眠、というやり方がもてはやされていたりします。

 

睡眠時間を削って、ばりばり仕事をするための方法を指南するというもの。

 

しかし、睡眠不足を削ってばりばり働こうとするよりも、良質な睡眠をとったほうが、作業効率は上がるはずなのです。

 

急がばまわれ、ということです。

 

1日に7時間も、8時間も眠るのは、実は自然界では人間だけです。

ほかの動物は、こんなに長い時間、無防備な状態で眠ることはありません。

たいていは、1サイクルごとに細切れで睡眠をとっています。

 

人間は脳が発達しているので、そのメンテナンスをするために、長い時間の睡眠が必要なのです。

だから、睡眠時間が6時間より少なくなってしまうと、睡眠不足の状態となり、体に悪影響が出始めます。

 

6時間までなら、ぎりぎり問題なく、日中過ごすことができるでしょう。

 

しかし、それ以下だと危険です。

 

もちろん、必要な睡眠時間には個人差があります。

また、その人が受けているストレスの量によっても、必要な睡眠時間(休息時間)は異なってきます。

 

人によっては、9時間より少ない睡眠時間になると、寝不足状態になることもあります。

これは、その人自身の性質によるものと考えて良いでしょう。

 

普段日勤で、夜勤もこなすような生活になると、睡眠時間が5時間以下になる、ということも少なくありません。

 

不規則な労働時間になるときは、心臓と脳に負担をかけている、ということを忘れないようにしましょう。

 

睡眠不足は心身の影響をはじめ、社会生活にまで、影響が及んでしまいます。

 

ナポレオンは3時間しか寝なかったと言われますが、それをまねしようと思っても、そうできるものではありません。

 

健康を考えるなら、やっぱり6時間は、眠りたいです。

 

 

3. 睡眠不足は視力を阻害する

 

睡眠不足は、ものの見え方にも悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

 

目が疲れていると、パソコンで作業していると、目がかすみがちになります。

 

睡眠不足の状態だと、ものを見る認識時間やコントラスト感度、調整する能力が阻害されてしまうと言われています。

 

健康診断を受けると、視力測定があります。

この視力測定では、通常は5メートルの視力表を使います。

 

1.5㎜の切れ目の入っている「ランドルト環」を見分けられると、視力1.0として測定されます。

遠いところから見て、どれだけ鮮明に像を把握できるか、という、指標から網膜までの光学特性をはかることにより、出される数字なのです。

 

しかし、ものを見るための力には、このほかにもいくつかの要素が加わってきます。

視力だけではなく、認識スピードがコントラストへの感度、目を調整する能力も、関わってくるのです。

 

これらが総合的に関わって、ものの見え方が決まってきます。

 

睡眠不足の状態だと、このはたらきに、悪影響が出ると言われています。

 

睡眠不足が続いていると、パソコンでの作業がなかなかはかどらなかったりしますよね。

これは、気分が乗らなかったり、体調が悪かったりするせいもあるでしょう。

 

しかし、ものの見え方も関係している可能性があります。

睡眠時間が短いと、頭がぼんやりしてしまいます。

 

これは、情報が網膜から脳に伝わる速度が、遅くなっているということです。

 

だから、認識したり、識別したりするのにかかる時間が長くなってしまいます。

 

その結果、パソコンの作業効率が低くなってしまっている可能性があるのです。

 

長時間本を読んでいたり、パソコンの画面をにらんでいたりすると、比較的近距離のものに、ずっと焦点を当て続けることになります。

 

近視でも遠視でもない、「正視」の人が、眼前30㎝の指標を見るのに必要な調整力は、3ジオプター、という尺度になります。

近くのものを見るには、それだけの調整力が必要、ということです。

 

しかし、睡眠が不足すると、調整力は低下します。

なので、近見視力は低下してしまいます。

 

続いて、コントラスト感度について。

壁のテクスチャーや、森林の木々の細かいさまを見分けるには、コントラスト感度が必要です。

 

コントラスト感度は、VCTS (Vision Contrast Test System)という検査法ではかれます。

 

どれくらいぼんやりしたものが、どれくらいの細かさの縞模様まで認識できるか、という検査法のなります。

 

睡眠時間が短いと、高周波領域では、この感度が低下すると言われています。

 

このように、睡眠不足にあると、ものをすぐに認識できなかったり、近くのものを見にくくなったります。

 

また、コントラストを把握しにくいため、結果として作業効率が落ちてしまう可能性があります。

ですから、睡眠不足は、起きている間の見る力の低下にもつながってしまうのです。

 

睡眠時間はきっちりとって、オフィスでの仕事もばりばりこなせるようになりたいですね。

 

 

4. 睡眠不足は美容に悪影響を与える

 

美容を気にする女子にとって、眠りの時間はとても重大です。

 

いくら効果な美容液やクリームをスキンケアで使っていたとしても、どれだけエステにお金をつぎこんでいようとも、睡眠不足では、効果も半減してしまいます。

 

肌は、寝ている間につくられます。

起きている間に受けてしまった、さまざまなダメージが、寝ている間に修復されているのです。

 

睡眠中でも、その修復作業どのくらい行われるかは、時間によって差があります。

肌の修復がもっとも活発な時間帯に眠って、翌朝にはつるつるのお肌によみがえらせたいですね。

 

肌の修復がもっとも活発になるのは、午後10時~午前2時までの4時間です。

この時間は、美肌のゴールデンタイムと呼ばれています。

 

新しい肌は、この時間に再生されています。

敏感肌やにきび肌など、肌のお悩みがある人は特に、この時間に眠るようにしましょう。

 

ただ、この時間帯は、仕事をしている人には、眠りにくい時間帯かもしれません。

後半の2時間である、深夜12時~2時までの2時間はなんとかなるかもしれません。

 

しかし、前半の10時~12時までは、とくに最初の1時間は、かなりがんばらないと、眠れなさそうです。

ベッドに入って3秒で眠れる、という人は、問題ないかもしれませんが、たいていの場合、ベッドに入って目をつむり、眠りに入るまでには、10分以上の時間がかかるものです。

 

私は眠るまでに、30分はかかります。

となると、10時に眠りにつくためには、一番遅くても9時半までにベッドに入って目をつむらないといけません。

 

仕事で残業をしてきたときは、帰宅時間も遅くなるし、そのあとに食事をして、お風呂に入って・・・というのをやっていると、あっという間に9時半を過ぎてしまいます。

 

10時でも厳しいかもしれません。

 

10時から始まるドラマを見たい! というときも、達成が難しくなります。

 

そんなときは、仕方がないので、ゴールデンタイムの少なくとも後半の2時間だけは、毎日確保するようにしましょう。

 

それだけでも違います。

 

美肌のゴールデンタイムにきちんと眠らずにいると、肌の再生機能がうまくはたらかなくなってしまいます。

 

古い角質層がずっと、肌の上に残ったままになってしまい、肌荒れや敏感肌、乾燥肌、オイリー肌を招いてしまいます。

 

睡眠不足だと自律神経が乱れてしまうので、ホルモンバランスにも悪影響を与えてしまいます。

 

ホルモンがはたらかないと、肌へ栄養をきちんと補給できなくなり、これも肌荒れの原因となってしまいます。

 

このように、睡眠は美容にとって、とても大切な要素です。

 

もちろん、健康的な体を維持するためにも、睡眠は大きな役割を果たしています。

 

毎日忙しくても、ときには遊びの時間を削ってでも、眠りの時間はきちんと確保したいです。

きちんと眠らないと、肌状態が悪化して、そのための対処に余計な時間がとられてしまいます。

そうならないためにも、予防的に眠っておくほうが、負担も少ないです。

 

 

 

5. 青色LEDが睡眠に与える影響

 

省電力なLEDは、コストを抑えて私たちの生活を明るくしてくれる、ありがたい存在です。

 

しかしこの青色LEDは、睡眠に好ましくない影響を与えることが明らかになっています。

 

2014年のノーベル物理学賞の受賞者に決まったのは、日本人3人の研究者で、青色発色ダイオードの発明の功績に対して与えられました。

 

ディスプレイですべての色をつくるには、光の3原色と言われる赤、青、緑の3色のLEDが必要です。

 

赤のLEDは比較的早く発明されたのですが、緑と青は時間がかかりました。

 

20世紀中には発明は不可能と言われていたのです。

 

ところが、それを開発したのが、赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏の3氏です。

 

青色LEDの開発に続き、緑色LEDも開発され、薄型テレビやパソコン、モバイルフォンなどが普及しました。

世界に誇る、この技術を日本人が開発したというのは、非常に誇れることです。

 

青色LEDの開発は、省電力という意味で、とても大きな功績があるのですが、実は睡眠にも良い影響があることがわかってきました。

 

ヒトは20世紀に入るまで、昼に活動し、夜に眠るという生活をしていました。

 

だから、明るい光を見ると目が覚め、暗くなると眠るように脳が機能しています。

朝目覚めてすぐに明るい光を見ると、夜にたくさん分泌されていた睡眠ホルモン「メラトニン」が減少します。

 

そして目が覚めていきます。

 

反対に、夜に明るい光を見ると、せっかく増えたメラトニンが減り、目がさえて眠れなくなってしまいます。

 

光が明るいと、メラトニンを減らしやすくなり、眠りにくくなります。

 

これは、光の色によっても効果が違うのです。

 

青い光は、赤い光に比べて、メラトニンを減らす効果が強いです。

 

このため、夜は暖色系の照明をつけるとよいといわれています。

 

見た目が青くなくても、安心できません。

 

ブラウン管テレビに比べ、薄型テレビからは、ブルーライトが数倍多く出ています。

 

バックライトとして使われるLEDから、大量の青い光が出ているためです。

 

テレビのほかに、パソコンやモバイルなど、液晶画面を使うディスプレイはみんな、同じです。

 

白色のLEDライトは、黄色と青色の光を混ぜ合わせて白くしています。

省エネのためには、LEDの普及は大事でしょう。

 

しかし、睡眠の質をよくするなら、夜の照明は、白熱灯のほうが良いです。

 

最近の電気屋では、LED照明ばかりになって、それ以外の明かりが見つけにくいという状況ではありますが・・・

 

そもそも、白熱灯の生産は、現在では終了してしまっています。

このため、次善の策として電球色のLEDライトや、蛍光灯を使うという案があります。

 

これで、睡眠に対する悪影響を減らせます。

 

ピンク色のシーリングライトにすると、睡眠の質が上がった、という報告もあるくらいです。

 

ノーベル賞受賞はすばらしい功績ですが、眠りついては疑問符がつく青色LED。

 

明るさを調整できるときは、なるべく低めに設定し、夜の眠りをさまたげないような環境づくりを心がけることをおすすめします。

 

 

活性酸素とは? 活性酸素との上手なつきあい方

美容

1. 活性酸素って?

 

活性酸素は、美容にとって困った存在です。

 

活性酸素は、酸化力が強力な酸素のことです。

もともとの機能は、外部の刺激から肌細胞を守ることにあります。

それだけなら、なにも悪いことはありません。

 

しかし、その強力な防御力は、ときに私達の美容にとって、脅威となってしまいます。

そのパワーで、増殖してしまうと自分の体の細胞までを傷つけてしまうのです。

 

活性酸素を増やす要因となるのが、紫外線です。

紫外線は、人体にとって、有害な物質をたくさん含んでいます。

紫外線が肌に当たると、その害から、肌細胞を守ろうとして、活性酸素が生み出されます。

その強力なパワーが、紫外線ではなく自分の体の方に向けられてしまうと、活性酸素により、肌細胞を酸化させてしまいます。

 

細胞にとっての酸化は、老化ということになります。

紫外線を浴びると、お肌が老化すると言われますが、これは活性酸素が大量につくられるために、その作用で酸化して老化へとつながってしまうところが大きいのです。

 

活性酸素は、お肌にいろいろな悪い影響をもたらしてしまいます。

代表的な例をいくつかあげてみます。

 

★シミを作る

 

活性酸素のお肌への害として、一番よく知られているのがシミですね。

一度シミができてしまうと、なかなか消えないのがやっかいです。

しかもできるとすごく目立ちます。

 

いつまでも美しくありたいと思う女性にとって、シミはとても悩ましいものですね。

シミができるのも、人間にとって悪いことばかり、というわけではありません。

シミができるのも、自己防衛システムのひとつだからです。

 

お肌が黒ずんでしまうのは、活性酸素によるダメージを、メラニンによって解消しているのですね。

見た目は非常に気になるところですが・・・

 

★うるおいとハリを失わせる

 

活性酸素の害として、シミと並ぶ大きなお悩みとなるのがしわです。

しわも、活性酸素により、つくり出されてしまいます。

 

活性酸素が増えると、お肌にみずみずしさを与えてくれる成分の、コラーゲンやエラスチンまでもが酸化してしまいます。

これにより、肌質が変化し、若々しいお肌に特有の弾力がなくなってしまうのです。

 

うるおいがなくなると、ハリもなくなり、たれてしまって、しわへとつながってしまうのです。

活性酸素によりコラーゲンが破壊されてしまうと、肌荒れや炎症を引き起こすもとにもなってしまいます。

 

★皮膚がんリスクが高まる

 

美容とはそれてしまいますが、健康上の害として忘れてはならないのが、皮膚がんです。

紫外線を浴びすぎると、皮膚がんリスクを高めることが知られていますが、これも活性酸素の働きによるものなのです。

暑い季節、陽射しも強くなりますね。

 

ギラギラの太陽の光を浴びていると、体内でも非常に強力な活性酸素が作られてしまいます。

これが、体への悪影響を与えてしまうのです。

 

発がん物質さえ生み出してしまう活性酸素、増やさないように注意したいですね。

 

 

2. 活性酸素と上手く付き合うには?

 

活性酸素と言うのは、活発な酸素という意味です。

酸化させる力が強力な酸素のことです。

 

活性酸素、と聞くと、悪いイメージばかりついてまわりますが、本来の機能は、体を守るためにあります。

体が健康を維持するためには、必要なものです。

 

酸化力が強いので、強い殺菌力があります。

だから、体内に入り込んだ細菌を倒してくれるのです。

 

酵素の働きを促進する、という作用も活性酸素にはあります。

活性酸素のおかげで、体の中にある細胞は、健康的に生きていられるのです。

 

普通に生活しているだけでも、体内では活性酸素は作られています。

呼吸で吸い込んだ酸素のうち、2%ほどが活性酸素になる、と言われています。

 

しかしもちろん、活性酸素がしてくれるのは良いことだけではありません。

酸化力があまりに強すぎるため、増えてしまうと体を攻撃してしまいます。

 

活性酸素は適量なら、細胞を保護してくれます。

でも、過剰な量ができてしまうと、細胞にダメージを与えてしまうのです。

 

酸化とはつまり、体のさびつきのことです。

体がさびついてしまうと、お肌のトラブルはもちろんのこと、生活習慣病なども引き起こしてしまいます。

 

しわができやすくなってしまうのも、過剰に増えてしまった活性酸素のせいです。

 

年齢のお悩みは、たいていが活性酸素にあると言っても良いでしょう。

活性酸素とうまくつきあっていくことが大切です。

活性酸素を増やしやすい環境で生活していると、それだけ害も受けやすくなってしまいます。

 

活性酸素を増やしてしまう生活環境とは、以下のようなものがあります。

 

★激しい運動

★強いストレスにさらされる

★紫外線を浴びる

★喫煙

★偏った食生活

 

これらの要因を含む生活を続けていると、自然と活性酸素も増えていってしまいます。

しわやしみを増やさないためにも、見た目年齢を下げるためにも、活性酸素を増やさない生活習慣を心がけたいですね。

 

上に挙げた、活性酸素を増やす要因を全て取り除くことは、難しいかもしれません。

でも、1つずつでも、取り組んでいって、減らしていくことが大切です。

また、活性酸素を増やしすぎない生活を心がけると共に、抗酸化作用を多くふくむ食べ物を食べるのも良いですね。

 

食べ物から摂取するのが難しいときは、サプリメントを使って摂取する、という方法もあります。

日常的に、抗酸化物質を栄養として取り入れていると、活性酸素が増えにくくなります。

毎日の積み重ねが大切ですから、ぜひ続けたいですね。

 

抗酸化物質としてよく知られているのは、ビタミンEやビタミンCなどの、ビタミンです。

 

特にビタミンEは、アンチエイジングのビタミンとしても知られていますよね。

若返りのビタミンです。

アーモンドなどに多く含まれている成分です。

 

ビタミンCは、リンゴやレモンなどの野菜に多く含まれています。

ただし、ビタミンCはこわれてしまいやすいので、注意して摂取しないといっけません。

熱を加えると、すぐ壊れてしまいます。

 

 

3. 活性酸素を増やさない生活をしよう

 

活性酸素が体内で増殖してしまうと、体が酸化して、老化がどんどん進んでしまいます。

活性酸素を増やさない生活をして、若々しい見た目をキープしたいですね。

 

アンチエイジングな生活を始めましょう。

 

★ストレスを溜めない

 

ストレスにさらされると、体はそれに対抗しようとします。

そして、ストレスを緩和させてくれる副腎皮質ホルモンが分泌されます。

そのとき、ついでといってはなんですが、活性酸素も作られてしまうのです。

だからストレスを感じていると、それだけじわじわと、活性酸素が増えてしまっている・・・と思っておきましょう。

 

ストレスがたまると、ビタミンCの消費量が増えてしまいます。

ビタミンCに、ストレスを緩和させるはたらきがあるためです。

しかし、ビタミンCは、抗酸化作用のある成分であり、ストレスでムダに消費してしまうと、その分活性酸素が増えてしまいます。

 

★紫外線を浴びすぎない

 

紫外線を浴びると、体を守るため、活性酸素が発生してしまいます。

お肌に直接、紫外線を浴びてしまうと、強力な活性酸素が生成されてしまいます。

紫外線が、しみなどのトラブルのもとになるのは、このせいです。

 

外出する時は、日焼け止めで紫外線をしっかりガードしてから、外に出るようにしましょう。

 

窓際に座っていても、紫外線を浴びてしまいます。

部屋の中でも油断はできません。

 

★喫煙しない

 

活性酸素を増やしたくないのなら、たばこは止めたいですね。

たばこには、タールを筆頭に、さまざまな有害物質が含まれています。

たばこを吸うと、それらがみんな、体内に入ります。

そして、細胞はそれらの有害物質から体を守るために、どんどん活性酸素を作り出してしまうのです。

 

受動喫煙でも同じ影響があります。

喫煙者でないとしても、身近にたばこを吸っている人がいれば、同じ環境にあると思っておきましょう。

 

★呑みすぎない

 

過度な飲酒は、活性酸素を増やしてしまいます。

 

アルコールを分解するときに、活性酸素が生成されてしまうからです。

ただし、アルコールは、適量なら、活性酸素を減らしてくれます。

お酒は適量にとどめるといいですね。

 

しかし、ついつい飲みすぎてしまうと、逆効果になってしまうので、お酒の席では自分をセーブできるようにしておきましょう。

正体不明になるまで呑みすぎてしまうのは、もってのほかです。

 

★食品添加物や大気汚染の影響に注意する

 

私たちのまわりには、食品添加物や大気汚染などの環境的要因による影響を受けやすいです。

活性酸素は体を守るためにあるものですから、体にとって悪影響のあるものが体内に入ってしまうと、活性酸素は増えます。

 

だから、食品添加物の入った食べ物を食べれば食べるほど、大気汚染にさらされがちな環境にいればいるほど、活性酸素が増えていくと思っておきましょう。

できるなら、避けておきたいです。

 

★激しい運動はしない

 

適度な運動はいいのですが、激しい運動をしてしまうと、活性酸素を増やしてしまいます。

呼吸が増えて、酸素量が増えるので、活性酸素に変換されやすくなってしまいます。

 

 

4. 活性酸素がしみの元になるワケ

 

体内の活性酸素が増えすぎてしまうと、細胞が酸化します。

細胞にとっての酸化とは、老化するということです。

だから、お肌で活性酸素が増えてしまうと、シミのもとになってしまいます。

 

紫外線を浴びると、体内の活性酸素が増えて、それがシミへとつながってしまうのです。

 

活性酸素がシミを作るまでのメカニズムを見てみましょう。

 

活性酸素はなんのためにあるのか。

 

それは、体内に入り込んだ細菌から、細胞を守ることにあります。

 

活性酸素というと、悪さをするワルモノ、というイメージがありますが、そもそもは体を守ってくれるものなのです。

 

紫外線も活性酸素を増やす大きな要因となるものです。

 

紫外線には、人体にとって、有害な物質がたくさん入っています。

紫外線を浴びると、その害から体を守るため、活性酸素が大量につくられます。

活性酸素は適量なら問題ありません。

 

しかし、必要以上に増えてしまうと、その力の強さゆえに、体細胞にまでダメージを与えてしまうのです。

 

これが細胞の老化につながってしまいます。

 

活性酸素のダメージを緩和させるのが、メラノサイトという細胞です。

 

メラノサイトは、メラニン色素を作るための細胞です。

メラニン色素は、色素細胞であり、これがシミを作ります。

 

活性酸素と同じく、メラニン色素もいいイメージはありませんね。

でも、メラニン色素があるからこそ、肌細胞は守られているのです。

 

もしもメラニン色素がなければ、肌細胞は老化して、ボロボロになってしまいます。

メラニン色素は、活性酸素からダメージを引き受けてくれているのです。

 

日焼けすると、お肌が黒くなりますね。

これは、メラニン色素が酸化することにより、肌細胞への被害を防いでいるのです。

色素沈着ができるのは、紫外線から体を守ろうとしてくれたからこそのことです。

 

普通の程度の日焼けなら、シミができたとしても、新陳代謝のはたらきにより、剥がれ落ちてしまいます。

肌の細胞は常に生まれ変わっています。

 

色のついた細胞が肌の一番上にできたとしても、やがてそれは、あかとなって、剥がれ落ちるものなのです。

 

しかし、あまりにもたくさん、メラニン色素ができてしまうと、新陳代謝が追い付かなくなってしまいます。

 

だから、色素が残ってしまいます。

これがしみとなります。

 

年をとると、シミができやすくなるものです。

 

これは、老化により、新陳代謝のはたらきそのものが弱くなってしまったことによります。

シミができてしまうのは過脂化にもあると言えるでしょう。

 

これも、活性酸素のなせるわざです。

 

皮膚の脂質は、活性酸素により、酸化させられます。

これにより、過酸化脂質ができます。

 

過酸化脂質は、自然に体内から排出されることはほとんどありません。

だから、できた過酸化脂質はどんどん溜め込まれていきます。

過酸化脂質ができた部分に、メラニン色素が集まると、新陳代謝がうまくはたらかずに、しみができやすくなってしまいます。

 

 

5. SOD酵素で活性酸素を除去する!

 

活性酸素は、増えすぎてしまうと、体を酸化させてしまいます。

老化を生み、しみやしわができてしまいやすいはだ状態になります。

 

活性酸素のはたらきを抑えて、見た目の若々しさを保つには、抗酸化物質を摂取すると良いと言われています。

「抗酸化」というのは、美容を気にする方なら、誰もが気になるワードですよね。

 

その中で、SOD酵素が注目されています。

 

SOD酵素は、あらゆる老化のもとになる原因物質である、活性酸素を除去してくれる成分とされます。

 

SOD酵素というのは、正式には「Super Oxide Dismutase」と言います。

 

日本語で言うと、「活性酸素を除去する酵素」という意味です。

この頭文字をとって、SOD酵素といいます。

 

SOD酵素は、もともと人間の体にある酵素です。体細胞が酸化してしまうのを、体内のSOD酵素が抑えてくれています。

 

活性酸素は、適量なら、細胞を守ってくれます。

でも、増えすぎると、悪さをしてしまいます。

 

強力な酸化力があるので、体に有害な細菌や紫外線などの刺激物質だけではなく、自分の体の細胞そのものにまで、攻撃してしまうのです。

それがもとで、お肌をはじめ、体のさまざまな場所でトラブルを引き起こしてしまいます。

 

それを防いでくれるのが、SOD酵素です。

 

抗酸化物質は、いろいろなものがあります。

 

しかし、あらかじめ体内にある抗酸化物質として、人の体と親和性が高いSOD酵素は、アンチエイジングにとって、とても高い効果を発揮してくれると言えます。

 

お肌で細胞が酸化してしまうと、それがそのまま老化へとつながってしまいます。

しみもしわも、活性酸素の増えすぎにより、できてしまうものです。

 

細胞が傷つくと、お肌のターンオーバーも正常な状態ではなくなります。

これが肌荒れや炎症を引き起こしてしまいます。

 

SOD酵素があれば、悪さをする活性酸素を取り除くことができます。

そして、肌細胞の新陳代謝が活性化して、うるおいのある、はりのあるお肌を取り戻すことができるようになるのです。

 

メイクのノリもよくなります。

 

SOD酵素は、体内の細胞にも効果を発揮します。

 

だから、美容への良い影響はもちろん、健康への良い影響もたくさんもたらしてくれます。

高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防にSOD酵素が効果的と、注目されています。

SOD酵素を摂取すれば、活性酸素が悪さをするのをセーブできます。

 

SOD酵素はもともと体内にある酵素です。

しかし、一生のうちに作られる酵素の量は、決まっていると言われていて、年齢を経るごとに、その生成量も減ってしまいます。

 

そこで、SOD酵素を摂取すると良いのです。

 

SOD酵素を多く含むのは、ルイボスやアシタバなど。

 

ルイボスティーをいつも飲むお茶に切り替えるといいかもしれません。

サプリメントで摂取するのも、効率的と言えます。

SOD酵素を毎日摂取して、体内の酸化を防ぎたいものですね。

 

 

プチ断食はどれくらい効果がある?

ダイエット

気軽に取入れることができる、プチ断食。

健康、美容、ダイエット効果が期待できることから、週末などにチャレンジする方も多いようです。

プチ断食を取入れて、理想の自分に近づきましょう。

 

一度試してみてほしい、プチ断食についてご紹介します。

 

★プチ断食ってどんなもの?

 

プチ断食とは、1日~2日程度の短期間、食事を軽めのものにしたり、1食だけ抜いたりするというもの。

いつもの食事を、お粥、スープ、スムージー、野菜ジュース、酵素ジュースなどに置き換えるという方法があります。

ダイエット食品などを活用する方法も人気を集めています。

 

プチ断食中には自宅でゆったり過ごしたり、軽いストレッチをしたりすることも多いようです。

月に2,3回定期的にプチ断食を取入れることで、効果を高めることができると言われています。

 

食べ過ぎてしまった後や飲み過ぎてしまった後に、プチ断食で体をリセットするのもオススメです。

 

★プチ断食のメリット

 

プチ断食のメリットの一つが、胃腸の調子を整えて腸内環境を良くすることができるところ。

プチ断食をして軽めの食事になることで、胃腸の負担を軽くして休ませることができます。

腸内環境が整うと、排便がスムーズになったり、代謝を上げたりする効果が期待できます。

肌の代謝も良くなるため、美肌効果が得られることも。

デトックス効果も期待できると言われています。

 

摂取するカロリー量が減るため、ダイエットにも役立ってくれます。

プチ断食をして食欲をコントロールすることで、ダイエットへの自信をつけることもできます。

 

★プチ断食をする時に気をつけたいこと

 

必ず守ってほしいのが、プチ断食中でもきちんと水分をとること。

水分が不足すると、健康と美容に悪影響を与えてしまいます。

こまめに水分補給をするようにしてください。

 

プチ断食は、無理のないように行うことが大切です。

自分の体形や活動量などに合わせて、無理のない程度に行うようにしましょう。

プチ断食中には、激しい運動などは行わないようにしてください。

 

プチ断食後に、どのような食事をとるのかも大切です。

プチ断食後の食事も、いつもより軽めの消化の良い物にするようにしましょう。

急にこってりしたものや刺激の強いものなど胃腸に負担のかかるものをたくさん食べると、きちんと消化できずに胃腸の調子を崩してしまいます。

胃腸の様子を見ながら、少しずついつもの食事に戻すようにしていってください。

 

プチ断食を上手に取入れて、ダイエットに役立ててくださいね。

 

 

コラーゲンはどんな食品に含まれる??

コラーゲンとサプリ

コラーゲンはとんな食品に多く含まれているのでしょうか。

有名なところでは、
豚足、ゼラチン、ゼリー(増粘多糖類ではなくゼラチンで作ったもの)、牛筋、
鶏軟骨(唐揚げなど)、鶏皮、魚皮、ふかひれ、えいひれ、ですね。

 

コラーゲンを効果的に摂取するためには、一度にたっぷりと摂取するよりも、
毎日継続して、少しずつ摂取し続けることが理想とされています。

 

おおよそですが、1日に必要なコラーゲンの摂取量は、5000ミリグラムといわれています。
しかし、現代人の食事では、1日に3000~4000ミリグラムのコラーゲンしか摂取出来ないそうですから、足りない部分はサプリメントなどで摂取できると好ましいですね。

 

コラーゲンは、また、美容にも効果があるといわれています。

 

美容目的でコラーゲンを摂取する場合は、
乾燥肌体質の方・ほうれい線やシワが濃くなってしまった方におすすめです。

というのは、そういった方々は、体内の水分を保持する機能を持つコラーゲンが
減少していることが原因だからです。

 

そして、コラーゲンと一緒に摂取すると良いのが、
セラミド・プラセンタ・ヒアルロン酸・エラスチンです。

 

コラーゲンは、関節痛にも効果があるといわれています。

関節痛対策でコラーゲンを摂取したい場合は、加齢による膝の痛みや、
スポーツのやり過ぎによって、骨と骨の間の軟骨がすり減った人がおすすめです。

コラーゲンと一緒に摂取すると良いのが、
ヒアルロン酸・コンドロイチン・グルコサミンです。

この組み合わせによって、関節の動きがなめらかになり、
痛みを軽減することができるようになるのです。