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自律神経って何?ストレスだけじゃない!自律神経が乱れる7つの原因

健康

1. 自律神経って何をしているの?

 

最近テレビや雑誌など、様々なメディアで自律神経という言葉を耳にしますよね。

健康を維持するためには、自律神経が一つのポイントになります

それでは、自律神経は体の中でどういう働きをしていて、どうして健康にとって大切なのでしょうか?

 

自律神経は外部の変化から体を守っている

 

私たちの体は、気温が変化しても、体温を一定に保つことができますよね。

気温と同じように体温が変化してしまうと、生きることなんてできません。

実は、気温のように体の外の世界が変化しても、体の中を一定に保つことができるのは、自律神経が働いているからなんですよ。

自律神経は、気温や気圧、湿度など環境の変化から体を守ってくれているのです。

つまり、自律神経の働きがおかしくなってしまうと、環境の変化に大きく影響を受けやすくなってしまいます

 

自律神経は命を守る司令塔

 

自律神経は、命を守る司令塔としても働いています。

私たちは寝ているときも、心臓を動かし、呼吸をし、内臓を働かせることができますよね。

意識しなくても、24時間生きることができるのは、自律神経が司令塔になって体を働かせてくれているからなんですよ。

また、自律神経は体をスムーズに働かせるために、胃腸の働きやホルモンの分泌、心拍数など、様々な反応をコントロールしています。

つまり、自律神経の働きが悪くなってしまうと、体をスムーズに動かせなくなってしまうのです。

 

自律神経には2種類の神経がある

 

実は、自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類が備わっています。

この2つの神経は、相反する働きをしているんですよ。

 

・交感神経は体をオンにする

 

交感神経は、体をオンにして、心身を活動的にする働きがあります。

昼間によく働き、心と体が興奮状態になったり、不安や緊張、ストレスを感じたときに活発になります。

 

・副交感神経は体をオフにする

 

副交感神経は、体をオフにして、心身を休ませる働きがあります。

夜によく働き、リラックスを感じたときに活発になります。

 

大切なのは2つの神経のバランス

 

交感神経と副交感神経は、真逆の働きを持ちます。

そして、最も大切なことが、2つの神経はバランスを保っているということです。

交感神経と副交感神経は、お互いの働きが釣り合うようにバランスをとりながら働いています

どちらかの働きのみが強くなってしまうと、体はずっと活動しっぱなしになったり、休みっぱなしになり、コントロールができなくなってしまうのです。

「自律神経を整える」とよく聞きますが、これは、交感神経の働きと副交感神経の働きが同じ程度になるようにバランスを安定させたり、昼間は交感神経、夜は副交感神経というように働くべきときに働けるようすることなんですよ。

 

 

2. 自律神経の乱れで出る症状

 

体の中をいつもベストな状態にコントロールしてくれているのが、自律神経です。

「自律神経が乱れる」とよく耳にしますが、これは、交感神経と副交感神経の働くバランスが崩れるということです。

働くべきときに働かなくなったり、どちらか一方の働きが異常に強くなってしまうときに、自律神経が乱れると言います

それでは、自律神経が乱れると一体どのような症状が出てくるのでしょうか?

 

交感神経の働き

 

自律神経の乱れによる症状を理解するには、まず、交感神経と副交感神経が具体的にどういう働きをしているか知っておくと便利です。

交感神経の働きには、次のようなものがあります。

 

・呼吸を激しくする

・汗を出す

・血圧を上げる

・血管を狭める

・心拍数を速くする

・胃腸の働きを抑える

 

交感神経は、一言でいえば「戦うための神経」です。

敵と戦うときの、興奮して緊張した状態を作り上げるんですよ。

怒っているときの状態を想像すると分かりやすいでしょう。

 

副交感神経の働き

 

一方で、副交感神経は、交感神経と真逆の働きをします。

副交感神経の具体的な働きは、次の通りです。

 

・呼吸を穏やかにする

・汗が出ないようにする

・血圧を下げる

・血管を広げる

・心拍をゆっくりにする

・胃腸の働きを高める

 

副交感神経は、「休むための神経」です

敵がいないときに、心身を癒して体をメンテナンスするのです。

眠る前のまどろんだ状態を想像すると分かりやすいですよ。

 

自律神経が乱れるとどんな症状が出るの?

 

2つの神経の働きを見てみると、どちらの働きも生きるためには大切なことが分かりますよね。

そのため、自律神経が乱れてどちらかまたは両方の働きが悪くなったり、活発になりすぎると、体には次のような様々な不調が出てきます。

 

・動悸

・冷え

・頭痛

・めまい

・慢性的な疲労やだるさ

・便秘や下痢

・イライラ

・頻尿

 

自律神経の乱れによって、様々な不調が出てくることを自律神経失調症と言います。

自律神経失調症は、一般的な検査では異常が出にくいため、原因不明の症状として患者を苦しめてしまうのが特徴です。

 

自律神経の乱れは病気も引き起こす?!

 

そして、なんと自律神経の乱れは、病気も引き起こしてしまうんですよ。

自律神経の乱れで発症してしまう病気には、以下のようなものがあります。

 

・過敏性腸症候群

 

腸の動きは自律神経によってコントロールされているため、自律神経が乱れると、腸の動きが過敏になって痙攣したり、動きが悪くなってしまいます。

下痢や便秘を繰り返したり腹痛を伴った下痢または便秘に悩まされている方、緊張するとすぐに下痢になる方は、過敏性腸症候群の可能性があります。

 

・メニエール病

 

自律神経の代表的な症状に、めまいがあります。

中でも吐き気が強くぐるぐる目が回るような激しいめまいを何回も引き起こす病気がメニエール病です。

メニエール病では、耳鳴りや難聴などの耳の異常も起きるのが特徴です。

 

・胃炎

 

自律神経は胃の働きや消化液の分泌もコントロールしています。

そのため、自律神経が乱れると、胃酸が出すぎたり胃の働きが悪くなって胃炎を起こすこともあるのです。

自律神経は体全体の司令塔になっているため、自律神経の働きに異常が出ると、こちらで挙げた病気以外にも、様々な病気のリスクが高まります。

自律神経の乱れを感じたときは、放置せずに早めに対策するようにしてくださいね

 

 

3. ストレスだけじゃない!自律神経が乱れる7つの原因

 

自律神経の働きの異常によって健康を損失しないためにも、自律神経が乱れない生活を心掛けることが大切です。

そのためにも、自律神経を乱れさせてしまう原因を知っておくと便利です。

そこで今回は、自律神経の働きに悪い影響を与える代表的な7つの原因についてお伝えします。

 

原因1 ストレス

 

ストレスを強く感じると、戦うための神経である交感神経ばかりが強く働くようになります。

すると、交感神経と副交感神経のバランスが上手く取れなくなってしまうのです。

 

原因2 不規則な生活

 

自律神経は1日の中で昼に交感神経がよく働き、夜に副交感神経がよく働くなど、一定のリズムを刻んで変化しています。

しかし、人間の体の中のリズムは24時間よりも1時間程度長くなっており、放っておくと外の世界とズレが生じてしまいます。

実は、人の体は自律神経の働きを切替えることで、25時間の体の中のリズムを24時間に修正しているんですよ。

そのため、夜型の生活など生活のリズムが崩れると、自律神経が上手く切り替えられなくなり、リズムが崩れて、自律神経の働きに異常が出てしまうのです。

 

原因3 睡眠不足

 

睡眠は、心身をメンテナンスする時間帯です。

睡眠中にはメラトニンと呼ばれる物質がたくさん出ています

メラトニンには、体のストレスを和らげたり、体のリズムを整える働きがあるんですよ。

そのため、睡眠不足が続くと、ストレスが強くなって交感神経が働きすぎたり、体のリズムが崩れて自律神経が上手く働けなくなってしまうのです。

 

原因4 偏った食生活

 

バランスのよい食事も自律神経を正常に機能させるためには、大切です。

神経を働かせるためには、ビタミンやミネラル、良質な脂質などが必要です。

もちろん、神経も細胞から出来ているので、細胞を働かせるエネルギー源となる糖分や細胞を構成するタンパク質が不足しても、神経の働きに支障が出ます。

特にビタミンB群は自律神経を調整する作用があるので、不足には注意しましょう。

 

原因5 スマホやパソコンの使いすぎ

 

スマホやパソコンの使いすぎも自律神経に悪影響を与えます。

スマホやパソコンからは、ブルーライトと呼ばれる光が出ているのですが、実はブルーライトには交感神経の働きを強くする作用があるのです。

特に寝る前にスマホを使っていると、交感神経から副交感神経に上手く切り替えられなくなるので、注意してくださいね。

 

原因6 日光不足

 

自律神経を正常に働かせるためには、リズムを整えることが大切だと言いましたよね。

実は、1日のリズムを整えるために重要な役割を果たしているのが、日光なのです。

特に朝に日光を浴びることで、副交感神経から交感神経への切り替えをスムーズに行うことができます

また、日光を浴びることで、心身に幸福感を感じさせるセロトニンを出して、ストレスを和らげることもできるんですよ。

自律神経のリズムを整えるためには、日光を浴びることも大切なのです。

 

原因7 我慢

 

「我慢は体に良くない」と言われていますよね。

脳の自律神経をコントロールしている部分の周りには、本能や感情をコントロールしている部分があります。

さらに、本能や感情をコントロールしている部分の周りには、理性をコントロールしている部分があります。

自分が抱いた感情を理性で抑えようとして我慢すると、脳では混乱が起きます

我慢を続けていると、自律神経をコントロールする部分も一緒に混乱してしまい、自律神経が上手く働かなくなるのです。

日本では、我慢が美徳とされていますが、健康の観点から見ると、我慢しすぎないことも大切なんですよ。

 

 

4. 梅雨のだるさは自律神経の乱れにあり

 

季節によって体調が変化した経験はありませんか?

特に風邪を引いたわけでもないのに、だるさや疲労感、頭痛など様々な体の不調が表れやすくなるときがあります。

実は、季節による不調には、自律神経の働きが影響しているんですよ。

 

自律神経は季節の影響を大きく受ける

 

自律神経は外部の変化から体を守り、体内を一定の状態にコントロールする働きがあります。

外部の変化の一つに、気候の変化があります。

気温や気圧、湿度など日本は季節によって気候が大きく変わりますよね。

そのため、季節が変化するごとに自律神経はフル稼動して、体の中をコントロールしなければならなくなります。

特に季節の変わり目は、1日の中でも温度が大きく変わるなど、環境の変化が大きくなります

そのため、自律神経が働きすぎで疲れきってしまい、正常に働けなくなり、様々な体の不調が起きてしまうのです。

 

梅雨のだるさは自律神経の乱れが原因かも

 

梅雨は一年の中でも、体調が悪くなりやすい時期です。

6月の梅雨の時期は、ちょうど春から夏への季節の変わり目になります。

梅雨になると、体がだるくなって何もする気になれない日も多いですよね。

この梅雨のだるさの原因の一つに、自律神経の乱れが考えられます。

梅雨は、1年の中でも自律神経が乱れやすい季節にあたるのです。

 

梅雨の時期は心身へのストレスが多い

 

梅雨の時期に自律神経が乱れやすくなるのは、心身へのストレスが多くなるからです。

それは、梅雨特有の気候が大きく影響しています。

 

・雨と晴れ間の温度変化が激しい

 

梅雨の時期の特徴といえば、長く続く雨です。

雨が降り続いている時期は、1日の温度差はあまりありませんが、肌寒く感じるくらい冷えることも多くなります。

一方で、梅雨晴れと呼ばれるように、梅雨の合間に晴れになると、気温がグンと高くなります。

この雨の日と晴れの日の温度の大きな変化に自律神経が対応しきれなくなると、自律神経が乱れて不調を引き起こしてしまうのです。

 

・日照時間が短い

 

梅雨で雨が長く続くと、日照時間はもちろん短くなります。

一部の地域を除いて梅雨は1年の中でも日照時間が短くなる時期なんですよ。

自律神経は、25時間でリズムをとっている体の中を、環境に合わせて24時間に修正する働きがあります。

そして、体内のリズムを24時間に修正するときに利用されているのが、日光です。

梅雨の時期になってなかなか日光を浴びることができなくなると、自律神経が体内のリズムをコントロールできなくなり、正常に働けなくなってしまうのです。

梅雨の時期は、積極的に日光を浴びるようにしてくださいね。

 

・湿度が高い

 

梅雨の特徴といえば、湿度の高さです。

じめじめとした不快感はそれだけで、心身のストレスになりますよね。

また、梅雨で湿気が多くなると、汗による体温の調節が難しくなります。

梅雨の時期は、体温調節が難しくなるため、熱が体にこもって、熱中症にもなりやすいんですよ。

自律神経は、汗を出す量をコントロールすることで体温を調節しています。

そのため、湿度が高くなって汗による体温調節が上手くできなくなると、自律神経は体温を調整するために働きっぱなしになります

すると、自律神経がオーバーワークで疲弊して、正常に働けなくなるのです。

梅雨の時期は、除湿機能などを上手く使って湿気対策することも大切なんですよ。

 

梅雨の時期はリフレッシュ習慣をつけよう

 

梅雨の時期にだるさや頭痛などの不調を感じた場合は、自律神経が乱れている可能性を疑ってみましょう。

梅雨の時期に体調不良を起こさないためには、リフレッシュする習慣をつけて心身へのストレスを和らげることが大切です。

特におすすめの方法が、ぬるま湯での入浴です。

40度くらいのお湯で入浴することで、心身をリフレッシュさせることができますよ

 

 

 

5. 中高年は自律神経の乱れに要注意

 

自律神経は普段の生活の仕方や環境に大きな影響を受けます。

しかし、中高年の方の中には、特に不規則な生活をしていないのに、体の不調を感じる方も多くいらっしゃいますよね。

実は、中高年になると自律神経が乱れやすくなってしまうのです。

自律神経は加齢にも大きく影響されるんですよ。

 

年をとると副交感神経の働きが衰える

 

自律神経の中でもリラックスを担当している副交感神経は、働きが悪くなりやすいという特徴があります。

副交感神経は、加齢とともにどんどんと働きが低下してしまうのです。

そして、30代や40代の中高年は、副交感神経の働きが急速に悪化し始める年代にあたります。

 

中高年は自律神経のバランスが崩れやすい

 

年とともに衰える副交感神経に対して、交感神経は加齢による影響をあまり受けません。

つまり、中高年以降では、副交感神経の働きは弱いのに、交感神経の働きは強いままという状態になってしまいます

すると、副交感神経と交感神経のバランスが崩れて、様々な体調不良が表れ始めるのです。

 

自律神経が乱れると体が老ける

 

さらに恐ろしいのは、自律神経が乱れると老化が進んでしまうということです。

自律神経の乱れが老化をすすめてしまうのは、「血流の悪化」と「胃腸の働きの悪化」が原因として挙げられます。

 

・血流の悪化で体が老ける仕組み

 

  1. 加齢によって交感神経ばかりが強く働くようになる
  2. 交感神経の働きによって血管が狭まり、血液の流れが悪くなる
  3. 血流が悪くなると、細胞に栄養と酸素が届かなくなる
  4. 栄養と酸素不足の細胞は働けなくなり、劣化する
  5. 体全体の働きが悪くなって老化がすすむ

・胃腸の働きの悪化で体が老ける仕組み

 

  1. 加齢によって交感神経ばかりが強く働くようになる
  2. 交感神経の働きによって胃腸の動きが悪くなる
  3. 便が上手く出せなくなって便秘になる
  4. 腸内に溜まった毒素が、体中に回り始める
  5. 毒素によって細胞が傷つき劣化する
  6. 体全体の働きが悪くなって老化がすすむ

中高年は意識的に副交感神経の働きを高めよう!

 

中高年の方が健康的に生活するためには、副交感神経の働きを高める対策が大切です。

中でもおすすめなのが、ウォーキングストレッチです。

ウォーキングやストレッチには、血液の流れをよくして、交感神経の働きで緊張した心と体をほぐす効果があります

ウォーキングとストレッチを習慣にすることで、生活習慣病も防げますし、体力の維持にも役立ちます。

中高年こそ、適度な運動で気持ちのよい汗をかいてくださいね。

ただし、義務感に駆られた運動や激しい運動は、交感神経の働きを活発にして逆効果になるので注意してくださいね。

 

 

肩こりを解消しよう

健康

1. 肩こりの原因

肩こりってつらいですよね。

 

肩こりは多くの方が感じている症状のひとつです。

 

頭部から肩、背中にかけて、硬くなった感じがして、痛みやだるさなどの不快症状があらわれます。

 

自分では気付かなかったけれど、誰かに首お付け根あたりを押されて、「肩が凝っているね」と指摘され、それで気づくこともあります。

 

反対に、ずっと肩こりに悩まされている、慢性肩こりに悩む方も多いですね。

どういうときに肩がこりやすいのか、自分で分かっている場合と、よく分からないのになぜか肩がこる場合があります。

 

自分で原因に気付ければ、それに合わせて対策を取りやすくなりますよね。

肩こりになりやすい原因について、まとめてみました。

 

~肩こりの原因~

 

姿勢

 

長時間、デスクワークをしていると、肩こりになりやすくなります。

デスクワークをしている方なら、分かるのではないでしょうか。

 

同じ姿勢でずっと座り続けることで、特定の筋肉が収縮し続ける状態になります。

そうなると、姿勢を支える筋肉のはたらきが低下し、東部や腕を支える頸部の筋肉も、負担がかかります。

 

毎日その姿勢のままでいると、慢性的に筋肉が緊張するようになります。

 

それが肩こりを生みます。

 

同じ姿勢をずっと続けているような環境にいる場合、肩こりのもう別の原因である、血行不良も招いてしまいます。

 

精神的な緊張

 

精神的なストレスにさらされていると、体は緊張します。

 

神経系のはたらきが、緊張させるほうに傾き、首や肩周辺、背中上部の筋肉が硬くなります。

 

一般的な緊張なら、肩に力が入っていても、緩和させやすいですが、毎日精神的な緊張にさらされていると、肩こりが慢性化してしまうかもしれません。

 

目の疲労

 

ただ目を動かすだけではなく、繰り返しピントを合わせないといけないような細かい作業が続くと、目の焦点を調整する筋肉が酷使され、機能が低下してしまいます。

目の不快感により、筋肉が緊張してしまい、肩こりになってしまいます。

 

肩こりや首筋が張る場合もあります。

目を酷使すると、精神的緊張が自律神経を乱すもとになり、それが肩こりを悪化させます。

 

視力低下を招くこともあります。

 

手や腕の疲労

 

肩こりは、頭や首、肩などに、アンバランスに負担がかり、機能が低下していることが多いです。

すると、良くない姿勢になりやすくなります。

 

キー操作やマウスを使う時に、指を動かすのに負担がかかりやすくなります。

手や腕の筋肉が、それによって疲れやすくなります。

 

それにより、肩こりになりやすくなってしまいます。

 

冷え

 

冷えは血行不良を生み、それが肩こりのもとになります。

 

エアコンの効いた屋内でずっと過ごしている方は、この冷えによる肩こりに注意です。

 

寒いところにずっといると、体に自然と力が入ります。

 

そして、毛細血管が収縮し、体温が低下します。

 

冷房の効いた屋内にずっといて、風を浴びていると、自律神経系が乱れがちになります。

それが肩こりへとつながります。

 

 

2. 肩こりになる仕組み

 

肩こりになる原因には、いろいろなものがあります。

 

例えば、同じ姿勢をずっと取り続けていたり、冷房の効いた部屋にいて、血行不良になったりすると、肩こりになりやすくなります。

 

肩こりになる主な要因として、姿勢、腕や手の疲労、目の疲労、精神的な緊張、冷えなどが挙げられます。

 

そのような原因により、肩こりになるまでの仕組みについて、みていきたいと思います。

 

肩こりとは、日常生活で起きる、ストレス反応のひとつと言えるでしょう。

 

自分にとって、無理のある姿勢、同さ、環境にいたりすると、関節や筋肉に負荷がかかります。

 

仕事でプレッシャーを受けたり、ストレスがあったりすると、それを乗り越えるために、神経系に負担がかかり、アンバランスになります。

それが、肩こりに関わる筋肉まで収縮させてしまい、肩こりとなってしまいます。

 

涼しすぎる部屋、居心地のわるい環境にずっといたりしても、肩こりになりやすくなりま

す。自分の身を守るために、体を緊張させていると、それが肩こりに関連する筋肉の緊張まで引き起こしてしまうのです。

 

肩こりで不快になると、さらにそれがもとで肩こりがますますひどくなり、慢性化してしまう、という悪夢のパターンもありえます。

 

要因があり、それが肩の痛みへと発展していくには、以下のメカニズムがかくされています。

 

~肩こりに至るまでのプロセス~

 

デスクワークでずっとおなじ姿勢をするなど、体に負担をかける。

精神的ストレスで悩まされる。

 

自律神経系が乱れて、体を緊張させる交感神経系のはたらきが強くなる。

 

欠陥が収縮して、血行が滞る。

筋肉が緊張する。

 

血流低下により筋肉に酸素が運ばれなくなる。

筋肉が酸欠状態になる。

 

痛みの物質が作られ、神経が刺激されて脳に伝えられる。

不快感、傷みを感じる。

 

痛み、不快感により、さらに筋肉の緊張がひどくなる。

肩こりが慢性化していく。

 

肩こりに悩まされているのなら、このプロセスのどこかで、肩こり悪化の流れを断ち切ることが大切です。

 

一番いいのは、というか手っ取り早いのは、①の段階で対策をとることです。

 

長時間同じ姿勢をしていて、体に負担をかけていることが分かっているのなら、同じ姿勢でいないで、他の姿勢もしてみる。

 

1時間に1回、必ず椅子から立ち上がって、廊下をちょっと散歩する、というくらいでも、緊張状態はかなり緩和されるものです。

 

仕事に夢中になってしまうと、知らないうちに時間が過ぎてしまうものです。

同じ姿勢をずっとしているので、その分、肩こりもひどくなります。

 

意識して、1時間に1回は立ち上がる、違う姿勢になる、と決めておくと、続けやすくなります。

 

また、③で血行が悪くなっているのが分かるのなら、あたためグッズを用意して、いたみが気になる部分を温めてあげるのもいいですね。

 

クーラーで体は冷えやすいですから、カーディガンを持参するなどしてもいいでしょう。

クールビズでいられる職場なら、ぜひ実践しましょう。

 

 

3. 肩こりを解消しよう

 

肩こりのある方、その予備軍は、首や肩などのまわり、背中に緊張を感じていることがあります。

 

筋肉が過度に緊張していると、頭部や腕、姿勢を支える筋肉も動きにくくなってしまいます。

背中を丸める猫背も、肩こりによるところが大きかったりします。

 

背中を丸めているほうが楽に感じるようになったら注意です。

 

姿勢を維持しにくくなっています。

放っておくと、疲労感と全身がだるく感じやすくなってしまうかもしれません。

 

肩こりは、筋肉が硬くなり、凝り固まっている状態です。

これにより、血行が滞ります。

 

筋肉に、必要な酸素、栄養が届かなくなり、酸欠状態となります。

 

これが肩こりを慢性化させます。

 

慢性化してしまう前に、予防、解消できるようにつとめましょう。

 

そのためには、筋肉を動かすことです。

 

肩こり解消に聞くエクササイズをして、その筋肉を強制的に動かすことで、筋肉の収縮、弛緩の動きが取り戻されていきます。

 

これにより、筋肉の血行が促進されます。

 

緊張した筋肉は次第に柔らかくなっていき、それにともない、肩こりが緩和されていきます。

 

肩こり解消のために、強制的に筋肉を動かすとはいっても、つらく苦しい運動をするわけではありません。

ちょっとした空き時間にできる、簡単なエクササイズがあります。

 

ちなみに、肩こりを解消するというと、首の後ろや付け根など、凝っている部分を推したり、もんだりするエクササイズを想像してしまいがちです。

 

しかし、今回ご紹介するエクササイズでは、気になる部分を触らず、肩こりに関連する筋肉を刺激し、解消を促していきます。

 

肩こりには胸と上背部の筋肉のハリも関係しています。

 

エクササイズではそこにアプローチしていきます。

 

エクササイズを習慣にすると、肩こり解消はもちろん、猫背予防にもなります。

 

~肩こり解消体操~

 

体の前で両腕を伸ばし、前方から引っ張られているイメージで、背中上部を伸ばします。

これを510秒続けます。

 

腕を横に向けて曲げ、左右の肩甲骨を寄せる気持ちで、ゆっくりと胸を開いていきます。

 

肩甲骨を引き寄せたら、ゆっくり5つ数えてそのままキープします。

 

もう一度体の前で両腕を伸ばし、前方から引っ張られているイメージで背中上部を伸ばします。

これを510秒。

 

~④を3回繰り返して1セットです。

 

エクササイズでは、全ての動作をゆっくり行います。

 

反動では動かさずに、自分で動かしましょう。

 

痛みやしびれがでるようなら体操は中止してください。

 

デスクワークをしているときに、休憩時間として、椅子に座りながらやることができるエクササイズです。

休憩がてら、仕事が終わった後のリフレッシュに、毎日行いたいですね。

 

また、お風呂で体が温まっているときにこのエクササイズをしても、体を動かしやすくなります。

回数を決めずに、1日のうち、時間があるときにやってみる習慣をつけてみるといいですね。

 

体をちょっと動かすだけでも、凝り固まっていた筋肉は、柔らかくなっていきます。

 

 

4. 肩こり解消グッズを使おう

 

肩こりが痛いのを、ガマンばかりしていても、治ることはありません。

アクションを起こしましょう。

 

肩こり解消グッズを活用することで、気軽に、手軽に肩こり解消のためにアプローチできます。

 

肩こり解消グッズは、首の付け根や背中の上部など、硬くなった筋肉をほぐせるものがおすすめです。

 

コンパクトなグッズだと、携帯できるのでいいですね。

 

ネックピローで肩こり解消

 

凝り固まった筋肉が、肩こりのもとになります。

血流を、温めることで回復させると、肩こり解消させやすくなります。

 

ぽかぽか温かくすると、リラックス効果にもなりますね。

 

血流回復、心身のリラックスという、2つの側面から肩こり解消につなげやすくなります。

 

kersepitje (ケルセピット) チェリーピロー(ロング (13cm x 55cm))

 

枕型の肩こり解消グッズです。

サクランボの種の香りがするので、ヒーリング効果があります。

 

700Wの電子レンジで3分温めてから使います。

ビニール袋に入れ、冷凍庫で45分冷やす、という使い方もできます。

 

寝違えてしまったときのために、ひやしたチェリーピローを常備しておくと、傷みを緩和させやすくなります。

 

・ニールズヤードレメディーズレメディーズ ショルダーリリーフサルブ 45g

 

肩こりのセルフマッサージをするのに役立つオイルです。

固形のマッサージオイルです。家族や恋人などにマッサージしてもらうのに使うと、また違ったヒーリング効果が得られます。

 

肩こりでは、筋肉が過度に緊張しています。

また、手や腕も酷使しています。

筋肉疲労の状態です。

 

そんなときに、この固形マッサージオイルを使ってマッサージすると、緊張状態が緩和されていきます。

 

固形で、手のひらで温めると液状になります。

肌を滑らせてマッサージするよりも、軽くもみほぐすようにマッサージすると、効果が高まります。

 

Fashy ファシー 湯たんぽ ペルーデザインカバー 2L Hot water bottles 675725

 

湯たんぽで肩を温めるためのグッズです。

 

眠る時、肩がカチカチになっているときは、湯たんぽで布団を温めてあげるといいかもしれません。

 

肩甲骨のあたりに、湯たんぽの温かさを感じられるように、布団の中に入れておきます。

布団が温まったら湯たんぽをはずし、すぐに布団へGOです。

 

湯たんぽとはいっても、これはドイツ製のおしゃれなグッズです。

 

カバーデザインがかわいいです。湯たんぽは、お湯を入れるだけですぐに使えます。

 

・オムロン ハンディマッサージャ HM-165

 

電動の肩こり解消グッズでマッサージしてみてはいかがでしょうか。

電源を入れて、動かすだけでマッサージできるので便利です。

固い筋肉も徐々にほぐれていきます。

 

肩こりの部分に使える設計になっているのはもちろんですが、背中や腰、下肢がこっているときも、マッサージに使えます。

 

 

5. 肩こりにひそむ病気に注意

 

肩こりは、筋肉が緊張状態となって血行が滞り、引き起こされるものです。

 

マッサージをしたり、動かしたり、温めたりすることで、緩和させやすくなります。

 

肩こり解消のために、いろいろやってみたけれど、それでも治らない、という場合は、もしかしたら背後に病気がひそんでいるのかもしれません。

 

放置せずに、病院を受診ましょう。

 

手術の必要ないケースなら、鍼灸やカイロプラクティックによる代替医療も選択肢となりえます。

 

一見、肩こりと似ている病気はいくつかあります。

 

肩こりだけではなく、胸部や腹部の痛み、しびれ、めまいを伴う場合は、病気のシグナルである可能性があります。

 

 

変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)

 

背骨は椎骨と、クッション材である椎間板が重なっています。

加齢、激しいスポーツで、椎骨が変形してしまい、それが肩の痛みを引き起こしてしまいます。

 

骨にとげのような突起(骨棘)ができて、レントゲンでも見ることができます。

 

変形しただけでは、肩こりにすぐつながるわけではないのですが、進行すると、肩の痛みが生まれます。

 

あわせて、頸部と腕のしびれなどの症状が伴う場合があります。

 

 

椎間板ヘルニア

 

頸椎のあいだには、椎間板があります。

椎間板が、背骨への衝撃を和らげるはたらきをしています。

 

椎間板は、髄核(ずいかく)というゼリー状の部分、それを取り巻く繊維輪からできています。

加齢、頸椎への負荷で、椎間板が変形してしまいます。

 

繊維輪に亀裂が入り、髄核が飛び出てしまう状態を「ヘルニア」と呼んでいます。

 

頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎から神経が刺激され、首や肩の痛み、腕、指のしびれ、手を動かしにくいなどの症状が現れます。

 

 

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

 

肩こりに加え、腕、手、指のしびれ、徒労感、冷えなどの不快症状がでる病気を、「胸郭出口症候群」と言います。

 

首の付け根から腕にかけてのところに「胸郭出口」があります。

 

その部分は、肩こりや肩こりによる姿勢の変化で、肋骨や頸部の筋肉、胸部の筋肉などの機能異常に悪影響を及ぼしやすいです。

 

神経の圧迫やストレスがかかると、上肢の症状が出ます。

 

 

むち打ち症 

 

動車で追突事故に遭ったり、スポーツで接触したことにより、頸部の筋肉、靭帯、椎間板を痛めてしまうことをむち打ち症といいます。

 

肩に近い部分の痛みなので、肩こりと混同されてしまうことがあります。

 

交通事故にあったときは、さすがに「肩こりではない」と気づくと思いますが、スポーツで接触し、それと気づかず肩こりだと勘違いしてしまうことはあるようです。

早めに気付いて、治療を開始しましょう。

 

ポイントは、肩こりのほかに腕や手のしびれなど、ほかの症状も伴うかどうか、にあると言えるかもしれません。

 

気になるようなら、早めに受診して、早めに回復させておいたほうがいいですね。

 

 

ゆらぎ肌を予防する、改善するポイント

美容

1. 9月は要注意!ゆらぎ肌って何?

 

敏感肌じゃないのに、最近肌に刺激を感じるようになったとお困りではないですか?

実は、春や秋などの季節の変わり目は、肌が「ゆらぎ肌」という状態になりやすいんですよ。

 

そこで今回は、ゆらぎ肌とはどのような状態なのか、敏感肌とは何が違うのかについてお伝えします。

 

★秋は愛用している化粧品が急に刺激になる?!

 

秋に起こりやすいトラブルの1つに「いつも使っている化粧品が合わなくなる」といった症状があります。

 

秋は、愛用している化粧品ですら肌の刺激になってしまうことがあるんですよ。

 

愛用している化粧品が合わなくなったときに、疑ってほしいのが「ゆらぎ肌」です。

 

★ゆらぎ肌ってなに?

 

ゆらぎ肌という言葉は最近使われ始めたので、聞き慣れない方も多いでしょう。

ゆらぎ肌とは、文字通り「肌が揺らいでいる状態」です。

肌は、いつも同じ状態にあるわけではなく、環境や体調などによって日々変化しています。

ゆらぎ肌とは、肌が何らかの原因によって不安定になり、刺激に敏感になっている状態のことなんです。

 

★ゆらぎ肌は一時的な敏感肌

 

肌が不安定になって刺激に敏感になっているなら、「敏感肌と同じでは?」と思いませんでしたか?

敏感肌は、肌のバリア機能が元々弱かったり、免疫機能の異常で少しの刺激にも過剰に反応してしまったりする状態です。

 

一方でゆらぎ肌は、一時的に肌が刺激に弱くなってしまっている状態です。

 

肌の状態がいいときは、多少の刺激でもトラブルを起こさないけれど、肌が環境や体調などの変化で不安定になると、いつもは大丈夫な刺激に敏感に反応してしまうようになります。

 

★こんな症状が出たらゆらぎ肌を疑おう!

 

それでは、どのような症状が出たらゆらぎ肌を疑えばいいのでしょうか?

ゆらぎ肌の代表的な症状は以下の通りです。

 

• いつもの化粧品をつけるとピリピリした刺激を感じる
• いつもの化粧品で肌が赤くなる
• 化粧のノリが悪くなった
• ニキビなどの吹き出物が急に出てくるようになった
• 肌が急にくすみ出した

 

肌の状態がいつもと違うと感じたらストレスや環境の変化などによる「肌のゆらぎ」を警戒してください。

 

★ゆらぎ肌の放置は禁物!

 

「ゆらぎ肌は一時的なんでしょ?」と放置するのはとても危険です。

ゆらぎ肌は、一時的な敏感肌であると同時に、敏感肌の前段階とも言えます。

 

つまり、ゆらぎ肌の不安定な状態を無視していると、敏感肌に進行してしまう可能性もあるのです。

 

ゆらぎ肌は放置せずに、しっかり対策を講じるようにしてくださいね。

 

 

2. ゆらぎ肌を引き起こす原因

 

ゆらぎ肌は、秋などの季節の変わり目や環境の変化があったときなどに起こりやすくなります。

 

それでは、どのような原因でゆらぎ肌は起こってしまうのでしょうか?
ゆらぎ肌をケアしたり予防するためにも、原因を知っておくことが大切です。

今回は、ゆらぎ肌を引き起こす原因についてお伝えします。

 

原因1 急激な温度や湿度の変化

 

春や秋の季節の変わり目にゆらぎ肌を起こしやすいのは、温度や湿度の変化が大きな原因になっています。

季節の変わり目は、温度や湿度が変化しやすく、1日の中でも寒暖差が大きくなります。

すると、肌は急激な温度や湿度の変化に対応するため、大きな負担が強いられてしまうんです。

負担が大きくなった肌は、疲れてしまって、不安定になるのです。

 

原因2 花粉やハウスダスト、黄砂などの刺激物の増加

 

秋や春で注意が必要なのが、花粉などの肌への刺激物の飛散です。

花粉以外にも、ハウスダストや黄砂、環境汚染物質などが肌に付着すると、肌には刺激になってしまいます

 

肌が刺激物によって攻撃され続けることで、肌の鉄壁のバリアが少しずつ脆く崩れていってしまうんですよ。

 

原因3 引っ越しや転職などの環境の変化

 

環境は環境でも、住む環境や仕事をする環境などの変化もゆらぎ肌の原因になります。

引っ越しや転職、配置変えなどは、本人が思っている以上にストレスになる場合があります。

ストレスが大きくなることで、自律神経が乱れ、肌の機能も低下してしまうんですよ。

 

原因4 睡眠不足

 

傷付いた細胞の修復は、夜眠っている間に行われます。
そのため、睡眠不足が続くと、肌細胞の修復がきちんと行われなくなり、肌にはダメージが蓄積されます

すると、肌のバリア機能が低下して、刺激に敏感になってしまうのです。

 

原因5 ホルモンバランスの変化

 

ホルモンバランスの変化もゆらぎ肌を引き起こしてしまいます。
生理前や後に肌が荒れてしまう方も多いですよね。
生理前後の肌も、一種のゆらぎ肌と言えるでしょう。

 

生理前後や更年期、妊娠などによってホルモンバランスが変化すると、ホルモンによって調節されていた肌の水分量や皮脂量に変化が起きます。

 

すると、肌が不安定な状態になって、刺激に弱くなるんですよ。

 

★ゆらぎ肌になったら生活を見直してみよう!

 

「最近肌の調子が悪いな」とゆらぎ肌の兆候を感じたときは、自分の周辺の環境や生活を見直してみましょう。

ゆらぎ肌の原因が見つかると、対処もしやすくなります。

 

睡眠不足やストレス、ホルモンや自律神経のバランスが崩れる生活をしていなかったかなど、思い当たることを1つずつリストアップしてみるといいですよ。

 

 

3. 秋のゆらぎ肌の予防方法、4つのポイント

 

春だけではなく、秋も肌がゆらぎやすい季節です。
ゆらぎ肌になってしまうと、いつもの化粧品が合わなくなるなど何かとケアが大変になります。

そのため、ゆらぎ肌は事前に予防することが大切なんですよ。

 

そこで今回は、ゆらぎ肌を予防するための方法をお伝えします。

 

★ゆらぎ肌を予防するための4つのポイント

 

ゆらぎ肌は、環境の変化や、自律神経・ホルモンバランスの乱れ、肌への刺激の増加などが原因で引き起こります。

そのため、ゆらぎ肌を予防するためには、これらの原因をなるべく取り除き、肌にストレスを与えない環境作りが大切です。

そこでポイントになるのが、次の4つです。

 

• 刺激物の除去
• 胃腸の健康
• ストレスケア
• 紫外線対策

 

それでは、それぞれのポイントについて、具体的にゆらぎ肌を予防するための方法を見ていきましょう。

 

ポイント1 肌に付いた刺激物はすぐにオフする

 

秋は、花粉や汗など肌に刺激になる物質がつきやすい季節です。
刺激物が肌に付いたまま放置していると、刺激によって肌がゆらぎやすくなります。

それを予防するためには、帰宅後すぐにメイクオフし、洗顔することが大切です。

肌に付着した花粉や汗以外にも、メイクや日焼け止め自体も肌には刺激になるため、出来るだけ早くオフした方がお肌にはいいのです。

 

ポイント2 胃腸を健康に保つ

 

9月は夏に酷使した胃腸が弱る時期でもあります。
胃腸が不健康になると、消化不良を起こし、肌をきれいに保つために必要な栄養をしっかりと吸収できなくなります。

 

さらに、冷たい飲食で腸の動きが悪くなって便秘が続くと、腸に溜まった毒素を、肌から外に出そうという防衛システムが働きます
すると、毒素によって肌が内側から刺激され、不安定になるのです。

 

消化の良いものをよく噛んで食べて、できる限り常温や温かい状態で飲食するようにしましょう。
白湯を朝と寝る前に飲むのも効果的ですよ。

 

ポイント3 休息をしっかりと取る

 

ゆらぎ肌を予防するためには、ストレスケアが大切です。
ストレスが溜まったままだと、自律神経やホルモンのバランスが崩れ、肌の皮脂量や水分量に問題が生じて、肌が不安定になります。

 

疲れを感じたら、ゆっくり過ごして心身をリラックスさせることもゆらぎ肌の予防にはとても大切なんですよ。

頑張るあなたも素敵ですが、休息を取る勇気も持ってくださいね。

 

ポイント4 紫外線対策を怠らない

 

秋のゆらぎ肌を予防するために、欠かせないのが、紫外線対策です。
夏が過ぎたと言っても9月はまだまだたくさん紫外線が降り注いでいます。

 

紫外線の攻撃で肌をゆらがせないためにも、日焼け止めや日傘などでしっかりと対策を取りましょう。

 

また、紫外線で発生した活性酸素を除去するために、抗酸化力のある食事を取ることも大切です。

トマトやブロッコリーなどがおすすめですよ。

 

★ゆらぎ肌はなる前に予防することが大切!

 

ゆらぎ肌になってしまうと、スキンケアが大変になるだけではなく、様々な肌トラブルを起こしやすくなります。

美肌を保つためにも、ゆらぎ肌はなる前の予防ケアを重視してくださいね。

 

 

 

4. ゆらぎ肌になったときのケア方法

 

ゆらぎ肌はなる前の予防が大切ですが、忙しい日々を送っていると予防しきれないこともありますよね。

それでは、ゆらぎ肌になってしまってしまうと対処方法はないのでしょうか?
安心してください。

ゆらぎ肌になったときは、しっかりケアすれば肌を元に戻すことができるんですよ。

そこで今回は、ゆらぎ肌になってしまったときの対策方法についてお伝えします。

 

対策1 シンプルケアで肌への負担を減らす

 

ゆらぎ肌になって、いつもの化粧品で刺激を感じるようになったときは、一度化粧品を見直しましょう。

ゆらぎ肌は肌が刺激に弱い不安定な状態なので、できるかぎり刺激物を排除したシンプルケアが大切です。

 

肌の調子が悪いと「あれもこれも」とケアしたくなりますが、塗る回数が増えればそれだけ、肌への負担も増えます。

化粧品は余計な成分が入っていないもので、最小限の化粧品だけでケアするようにしましょう。

 

対策2 ケアは保湿を重視してバリア機能を高める

 

ゆらぎ肌はシンプルケアが大切ですが、それでは、どのような成分だけに絞ってケアすればいいのでしょうか?

一番重視すべきなのは、やはり保湿です。

ゆらぎ肌は一時的に肌のバリア機能が低下している状態ですので、バリア機能を補強するケアが大切なんですよ。

セラミドやヒアルロン酸などの保湿力が高く、肌のバリア機能を高めてくれる成分を補給してあげましょう。

 

対策3 入浴でストレス緩和と血流促進

 

秋のゆらぎ肌では、夏の冷えとストレスが原因になっていることもあります。
ゆらぎ肌を改善するためには、血流対策とストレス解消も大切です。

そこでおすすめなのが、入浴です。

 

入浴は、温熱刺激に加えて、副交感神経を高めてストレスを緩和してくれる効果があります。

38~40度程度のぬるめのお湯に、ゆったり入り、バスタイムを満喫してください。
アロマを利用するのもいいですね。

 

対策4 睡眠で成長ホルモンをしっかりと出す

 

不安定になってしまった肌を修復するためには、睡眠も大切です。

実は、睡眠中の始めの3時間は、代謝を高めて肌を修復してくれる成長ホルモンがたくさん分泌されます。

寝はじめの3時間にしっかり熟睡できる環境を整えて、成長ホルモンを出すこともゆらぎ肌の改善には必要なんですよ。

 

★ゆらぎ肌の軽視は敏感肌や汚肌に繋がる!

 

ゆらぎ肌は軽視してはいけません。

いつもの化粧品で痒みや赤みが出ても、そのまま使用を続けていると、ゆらぎ肌が悪化し、敏感肌になってしまうこともあります。

シンプルケアと保湿重視の対策で、ゆらぎ肌を長引かせないようにしてくださいね。

 

 

5. ゆらぎ肌を予防・改善するための6つの栄養素

 

夏バテや秋の気温差、花粉などのアレルゲンなどでゆらぎ肌にならないためには、食事も大切です。

食事は、肌を作る源になり、強い肌を作るためには欠かせません。

そこで今回は、ゆらぎ肌を予防・改善するために積極的に取りたい6つの栄養素についてお伝えします。

 

★肌の土台になるタンパク質

 

まず、健康な肌を作る土台になるタンパク質はゆらぎ肌予防・改善にも欠かせません。

タンパク質は、肌の細胞の構成成分であるだけではなく、肌の弾力を保っているコラーゲンを作っている成分でもあります。

タンパク質は、大豆製品や卵、肉、魚などをバランスよく食べて取り入れるようにしましょう。

 

★肌を健康に保つビタミンAとビタミンB群

 

ビタミンCが美肌のために必要なのは、よく知られていますよね。
しかし、美肌を保つために必要なビタミンは、ビタミンCばかりではないんですよ。

実は、肌を健康に保って強いゆらがない肌を作るためには、ビタミンAとビタミンB群がとても重要なんですよ。

 

ビタミンAとビタミンB群は、皮膚や粘膜を丈夫にして、健やかに保つ役割があるのです。

さらに、ビタミンB群は、ホルモンバランスを保つためにも大切なので、レバーやうなぎ、大麦若葉などから取り入れるようにしてください。

 

★代謝をスムーズにするマグネシウムと亜鉛

 

ゆらぎ肌を予防・改善するためには、代謝をスムーズに動かすことも大切です。
代謝をスムーズにするために必要な栄養素がマグネシウムと亜鉛などのミネラルです。

 

マグネシウムと亜鉛は、様々な酵素反応をサポートする働きがあるんですよ。

 

また、亜鉛は「セックスミネラル」とも呼ばれ、ホルモンバランスを正常に保つためにも重要な働きを担っています。

 

★血流をよくするオメガ3

 

ゆらぎ肌を予防・改善するためには、肌を元気にすることが大切です。
肌を元気にするためには、肌細胞に栄養と酸素を届ける血流が良くないといけません。

 

血流をよくして、細胞を元気にしてくれるのが、オメガ3系の良質な油です。

特にEPAは、血液をサラサラにしてくれる効果が高いんですよ。

 

青魚やあまに油、ナッツなどから積極的に取り入れましょう。

 

★腸をきれいにする食物繊維

 

栄養をしっかり肌細胞に届けるためには、消化・吸収を行う腸が元気でないといけません。

そこで活躍するのが、食物繊維です。
食物繊維は腸の中をきれいにお掃除してくれる働きがあります。

 

中でも、腸の善玉菌の餌になって、腸内環境をよくする水溶性食物繊維を積極的に摂りましょう。

 

★食事は3食バランスよくが基本!

 

ゆらぎ肌を予防・改善するためには、3食きっちり食べて、バランスのよい食事をすることが大切です。

今回ご紹介した栄養素を摂るためには、肉や野菜などに偏った食事ではなく、様々な食材を食べるようにしてくださいね。

 

 

6. ゆらぎ肌改善に!シンプルケアの5つのポイント

 

ゆらぎ肌になってしまったときは、余計なケアを排除して、シンプルケアで肌への負担を減らすことが改善への近道です。

それでは、具体的にシンプルケアとはどのような方法で行うのでしょうか?

 

今回は、ゆらぎ肌改善のためのシンプルケアの方法を5つのポイント別にお伝えします。

 

ポイント1 刺激物をきっちり落とす

 

ゆらぎ肌になって肌が敏感になると、クレンジングや洗顔を行うのも億劫になりますよね。

ですが、洗顔やクレンジングを怠ると、花粉やほこり、メイク汚れなどが肌への刺激になって、ゆらぎ肌が悪化してしまいます。

 

ゆらぎ肌のシンプルケアであっても、肌に残った刺激物や汚れは帰宅後すぐに、きちんと洗顔で取り除くようにしましょう。

 

ポイント2 必要な皮脂まで落としすぎない

 

しかし、洗顔やクレンジングのしすぎは、必要な皮脂を落とし、肌のバリア機能を低下させて、ゆらぎ肌を悪化させます。

そのため、必要以上に洗顔やクレンジングをしないことも大切です。

 

できれば、洗顔でオフできるメイクをして、クレンジングを省けるようにするといいでしょう。

 

クレンジング剤を使うときは、敏感肌用のクリーム状のクレンジング剤が肌への負担も少なくなるのでおすすめです。

 

ポイント3 化粧品は成分の少ないものをチョイス

 

肌にいいと思っている化粧品の中にもゆらぎ肌の刺激になる成分はあります。

ゆらぎ肌を改善するためには、できるだけ刺激になるような成分を排除することが大切です。

 

そのためには、美容成分はセラミドなどの保湿成分だけに絞り、その他はシンプルな成分構成になっている化粧品を選びましょう。

 

ゆらぎ肌になったときだけ敏感肌用の化粧品に変えるのもいいですね。

 

ただし、「オーガニック」や「無添加」をうたう化粧品の中には、肌への刺激になる成分を含んでいるものもあるので、セールス文句に紛らわされないようにしてください。

 

ポイント4 ゆらぎがひどいときはクリームのみのケア

 

ゆらぎ肌の状態があまりにひどいときは、究極のシンプルケアにしましょう。

 

それは、クリームだけをつけるというケア方法です。

 

肌が敏感なときは、化粧水もしみてしまうときがあります。
そんなときは、刺激となる化粧水を一度やめて、クリームで皮脂を補うケアにしてみてください。

 

ポイント5 ファンデーションはパウダータイプを選ぶ

 

シンプルケアでは、ファンデーション選びも大切です。

ゆらぎ肌になったときは、できるだけパウダーファンデーションを利用することをおすすめします。

 

リキッドファンデーションなどは、密着性がよく、崩れにくいですが、その分肌への刺激になる界面活性剤や油分などが多く配合されています。
また、クレンジングを増やす原因にもなります。

 

パウダーファンデーションの方が、お肌には負担が少ないんですよ。

 

★おすすめはミネラルファンデーション

 

ゆらぎ肌のシンプルケアにおすすめのファンデーションが、ミネラルファンデーションです。

ミネラルファンデーションは余計な成分が入っていないため、肌への負担を減らすことができるんですよ。

ゆらぎ肌になったときは、一度試してみてくださいね。

 

 

7. ゆらぎ肌におすすめ!ミネラルファンデーションの4つの効果

 

ゆらぎ肌になると、肌への負担を減らした化粧品を使うことが大切です。
ですが、ファンデーションなど化粧品はどれも肌への刺激になってしまいますよね。

 

そこでおすすめなのが、ミネラルファンデーションです。

 

今回は、ミネラルファンデーションの効果についてお伝えします。

 

★ミネラルファンデーションとは?

 

ミネラルファンデーションとは、アメリカの医師によって開発されたファンデーションです。

もともとは、火傷などの傷痕にも使えるように作られたファンデーションなんですよ。

 

肌に刺激になる成分を極力排除して、天然のミネラルで肌に優しい設計で作られたのが、ミネラルファンデーションなのです。

 

★ミネラルファンデーションの4つの効果

 

それでは、ミネラルファンデーションはどうして肌にいいと言われているのでしょうか?

実は、ミネラルファンデーションには、ゆらぎ肌などの改善に効果的な4つのメリットがあるんですよ。

 

効果1 肌に負担になる成分が少ない

 

まず、ミネラルファンデーションの最大のメリットは、余計な成分が入っていないという点です。

化粧品の成分が多いほど、肌には負担が大きくなります。
ミネラルファンデーションは、肌をカバーするのに必要な最小限のミネラルで作られているため、肌への負担を減らすことができるんですよ。

 

効果2 クレンジングを省ける

 

ミネラルファンデーションは、クレンジングで落とす必要がありません。

石けんのみで洗い流せるというメリットがあるのです。

 

クレンジングはどれだけ優しく行っても、やはり大なり小なり肌には刺激になります。
この肌への刺激になるクレンジングを省けるというのは、不安定なゆらぎ肌を改善するためには、大きなメリットになるのです。

 

効果3 紫外線防止に役立つ

 

ミネラルファンデーションには、酸化チタンや酸化亜鉛などの成分が含まれています。

これらの成分は、紫外線散乱剤として使用されている成分です。

つまり、ミネラルファンデーションをつけることで、紫外線を跳ね返し、紫外線の攻撃から肌を守ることができるんですよ。

 

紫外線は、ゆらぎ肌の大きな原因にもなるので、ミネラルファンデーションは紫外線対策の点からもメリットがあるのです。

 

効果4 オールインワン機能がある

 

ミネラルファンデーションが肌に優しく作られていても、下地や仕上げのパウダーなどを塗ると意味がないですよね。

 

実は、ミネラルファンデーションには、オールインワン機能もあるんですよ。

 

つまり、下地などを塗る必要がないのです。

ミネラルファンデーションを使うことで、塗る化粧品の回数や量も減らせるので、肌への刺激も必然と少なくなるんですよ。

 

★名ばかりのなんちゃってミネラルファンデーションに注意!

 

残念ながら、現在はミネラルファンデーションのしっかりした定義がありません。

そのため、世の中にはミネラルファンデーションをうたいながら、油分など肌に刺激になる成分を含んだ化粧品が多数存在します。

 

名ばかりのなんちゃってミネラルファンデーションでは、ゆらぎ肌改善にメリットはありません。

ミネラルファンデーションを購入するときは、しっかりと成分表示を見て選んでくださいね。

 

 

 

ほくろを増やさないために心掛けたいこと

美容

いつの間にかできている、ほくろ。

ほくろは形や位置によって魅力にもなるものですが、ほくろを増やしたくない!と思っている方も多いようです。

 

ほくろを増やさないようにするためには、日頃のお手入れが大切。

ほくろが増えてしまう原因と、ほくろを増やさないお手入れ方法についてご紹介します。

 

★ほくろが増えてしまう原因は?

 

ほくろには、先天性のものと後天性のものがあります。

先天性のものを防ぐことはできませんが、後天性のものは、ほくろが増える原因を改善することで増えないように手助けすることができます。

 

ほくろができてしまう原因だと言われているのが、紫外線。

紫外線を浴びることで、メラニン色素が生成され、それが皮膚にたまることでほくろになってしまいます。

そのため、紫外線を浴びることの多い部位にほくろはできやすいと言われています。

ほくろをこすったりしてダメージを与えることで、ほくろが少しずつ大きくなってしまうこともあるようです。

 

悪性のほくろができてしまう場合もありますよ。

 

★ほくろを増やさないために紫外線対策をする

 

ほくろが増えるのを防ぐには、紫外線を浴びないようにすることが大切です。

 

日傘、帽子、マスクなどを活用して、紫外線をできるだけ浴びないようにしましょう。

手の甲も紫外線を受けやすい部分なので要注意。

通年日焼け止めを使用することをオススメします。

室内でも窓から紫外線が入ってしまうので、日焼け止めを使用するようにしましょう。

 

紫外線を浴びてしまった後のケアも大切です。

皮膚に生成されたメラニン色素を排出するためにも、肌のターンオーバーを促すようにしましょう。

メラニンを排出する手助けをしてくれる、美白化粧品などを活用するのもオススメです。

 

★ほくろへの刺激を抑えてほくろを増やさないようにする

 

ほくろは、刺激を受けることで色が濃くなったり、大きくなったりしてしまうことがあります。

ほくろを増やさないためにも、肌とほくろを刺激しないようにしましょう。

メイクやピーリングなどをする時には、ほくろをこすったりしないように気を付けてください。

 

注意が必要なのが、ムダ毛処理をする時。

ふくらんでいるほくろだと、カミソリなどに引っかかってしまいます。

ほくろを刺激しないためにも、ふくらんでいるほくろは避けて剃るようにしましょう。

肌と一緒に、ほくろにも保湿ケアを行うようにしてください。

 

ほくろを増やさないためには、紫外線や刺激などのダメージを防ぐことが大切です。