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肩こりを解消しよう

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1. 肩こりの原因

肩こりってつらいですよね。

 

肩こりは多くの方が感じている症状のひとつです。

 

頭部から肩、背中にかけて、硬くなった感じがして、痛みやだるさなどの不快症状があらわれます。

 

自分では気付かなかったけれど、誰かに首お付け根あたりを押されて、「肩が凝っているね」と指摘され、それで気づくこともあります。

 

反対に、ずっと肩こりに悩まされている、慢性肩こりに悩む方も多いですね。

どういうときに肩がこりやすいのか、自分で分かっている場合と、よく分からないのになぜか肩がこる場合があります。

 

自分で原因に気付ければ、それに合わせて対策を取りやすくなりますよね。

肩こりになりやすい原因について、まとめてみました。

 

~肩こりの原因~

 

姿勢

 

長時間、デスクワークをしていると、肩こりになりやすくなります。

デスクワークをしている方なら、分かるのではないでしょうか。

 

同じ姿勢でずっと座り続けることで、特定の筋肉が収縮し続ける状態になります。

そうなると、姿勢を支える筋肉のはたらきが低下し、東部や腕を支える頸部の筋肉も、負担がかかります。

 

毎日その姿勢のままでいると、慢性的に筋肉が緊張するようになります。

 

それが肩こりを生みます。

 

同じ姿勢をずっと続けているような環境にいる場合、肩こりのもう別の原因である、血行不良も招いてしまいます。

 

精神的な緊張

 

精神的なストレスにさらされていると、体は緊張します。

 

神経系のはたらきが、緊張させるほうに傾き、首や肩周辺、背中上部の筋肉が硬くなります。

 

一般的な緊張なら、肩に力が入っていても、緩和させやすいですが、毎日精神的な緊張にさらされていると、肩こりが慢性化してしまうかもしれません。

 

目の疲労

 

ただ目を動かすだけではなく、繰り返しピントを合わせないといけないような細かい作業が続くと、目の焦点を調整する筋肉が酷使され、機能が低下してしまいます。

目の不快感により、筋肉が緊張してしまい、肩こりになってしまいます。

 

肩こりや首筋が張る場合もあります。

目を酷使すると、精神的緊張が自律神経を乱すもとになり、それが肩こりを悪化させます。

 

視力低下を招くこともあります。

 

手や腕の疲労

 

肩こりは、頭や首、肩などに、アンバランスに負担がかり、機能が低下していることが多いです。

すると、良くない姿勢になりやすくなります。

 

キー操作やマウスを使う時に、指を動かすのに負担がかかりやすくなります。

手や腕の筋肉が、それによって疲れやすくなります。

 

それにより、肩こりになりやすくなってしまいます。

 

冷え

 

冷えは血行不良を生み、それが肩こりのもとになります。

 

エアコンの効いた屋内でずっと過ごしている方は、この冷えによる肩こりに注意です。

 

寒いところにずっといると、体に自然と力が入ります。

 

そして、毛細血管が収縮し、体温が低下します。

 

冷房の効いた屋内にずっといて、風を浴びていると、自律神経系が乱れがちになります。

それが肩こりへとつながります。

 

 

2. 肩こりになる仕組み

 

肩こりになる原因には、いろいろなものがあります。

 

例えば、同じ姿勢をずっと取り続けていたり、冷房の効いた部屋にいて、血行不良になったりすると、肩こりになりやすくなります。

 

肩こりになる主な要因として、姿勢、腕や手の疲労、目の疲労、精神的な緊張、冷えなどが挙げられます。

 

そのような原因により、肩こりになるまでの仕組みについて、みていきたいと思います。

 

肩こりとは、日常生活で起きる、ストレス反応のひとつと言えるでしょう。

 

自分にとって、無理のある姿勢、同さ、環境にいたりすると、関節や筋肉に負荷がかかります。

 

仕事でプレッシャーを受けたり、ストレスがあったりすると、それを乗り越えるために、神経系に負担がかかり、アンバランスになります。

それが、肩こりに関わる筋肉まで収縮させてしまい、肩こりとなってしまいます。

 

涼しすぎる部屋、居心地のわるい環境にずっといたりしても、肩こりになりやすくなりま

す。自分の身を守るために、体を緊張させていると、それが肩こりに関連する筋肉の緊張まで引き起こしてしまうのです。

 

肩こりで不快になると、さらにそれがもとで肩こりがますますひどくなり、慢性化してしまう、という悪夢のパターンもありえます。

 

要因があり、それが肩の痛みへと発展していくには、以下のメカニズムがかくされています。

 

~肩こりに至るまでのプロセス~

 

デスクワークでずっとおなじ姿勢をするなど、体に負担をかける。

精神的ストレスで悩まされる。

 

自律神経系が乱れて、体を緊張させる交感神経系のはたらきが強くなる。

 

欠陥が収縮して、血行が滞る。

筋肉が緊張する。

 

血流低下により筋肉に酸素が運ばれなくなる。

筋肉が酸欠状態になる。

 

痛みの物質が作られ、神経が刺激されて脳に伝えられる。

不快感、傷みを感じる。

 

痛み、不快感により、さらに筋肉の緊張がひどくなる。

肩こりが慢性化していく。

 

肩こりに悩まされているのなら、このプロセスのどこかで、肩こり悪化の流れを断ち切ることが大切です。

 

一番いいのは、というか手っ取り早いのは、①の段階で対策をとることです。

 

長時間同じ姿勢をしていて、体に負担をかけていることが分かっているのなら、同じ姿勢でいないで、他の姿勢もしてみる。

 

1時間に1回、必ず椅子から立ち上がって、廊下をちょっと散歩する、というくらいでも、緊張状態はかなり緩和されるものです。

 

仕事に夢中になってしまうと、知らないうちに時間が過ぎてしまうものです。

同じ姿勢をずっとしているので、その分、肩こりもひどくなります。

 

意識して、1時間に1回は立ち上がる、違う姿勢になる、と決めておくと、続けやすくなります。

 

また、③で血行が悪くなっているのが分かるのなら、あたためグッズを用意して、いたみが気になる部分を温めてあげるのもいいですね。

 

クーラーで体は冷えやすいですから、カーディガンを持参するなどしてもいいでしょう。

クールビズでいられる職場なら、ぜひ実践しましょう。

 

 

3. 肩こりを解消しよう

 

肩こりのある方、その予備軍は、首や肩などのまわり、背中に緊張を感じていることがあります。

 

筋肉が過度に緊張していると、頭部や腕、姿勢を支える筋肉も動きにくくなってしまいます。

背中を丸める猫背も、肩こりによるところが大きかったりします。

 

背中を丸めているほうが楽に感じるようになったら注意です。

 

姿勢を維持しにくくなっています。

放っておくと、疲労感と全身がだるく感じやすくなってしまうかもしれません。

 

肩こりは、筋肉が硬くなり、凝り固まっている状態です。

これにより、血行が滞ります。

 

筋肉に、必要な酸素、栄養が届かなくなり、酸欠状態となります。

 

これが肩こりを慢性化させます。

 

慢性化してしまう前に、予防、解消できるようにつとめましょう。

 

そのためには、筋肉を動かすことです。

 

肩こり解消に聞くエクササイズをして、その筋肉を強制的に動かすことで、筋肉の収縮、弛緩の動きが取り戻されていきます。

 

これにより、筋肉の血行が促進されます。

 

緊張した筋肉は次第に柔らかくなっていき、それにともない、肩こりが緩和されていきます。

 

肩こり解消のために、強制的に筋肉を動かすとはいっても、つらく苦しい運動をするわけではありません。

ちょっとした空き時間にできる、簡単なエクササイズがあります。

 

ちなみに、肩こりを解消するというと、首の後ろや付け根など、凝っている部分を推したり、もんだりするエクササイズを想像してしまいがちです。

 

しかし、今回ご紹介するエクササイズでは、気になる部分を触らず、肩こりに関連する筋肉を刺激し、解消を促していきます。

 

肩こりには胸と上背部の筋肉のハリも関係しています。

 

エクササイズではそこにアプローチしていきます。

 

エクササイズを習慣にすると、肩こり解消はもちろん、猫背予防にもなります。

 

~肩こり解消体操~

 

体の前で両腕を伸ばし、前方から引っ張られているイメージで、背中上部を伸ばします。

これを510秒続けます。

 

腕を横に向けて曲げ、左右の肩甲骨を寄せる気持ちで、ゆっくりと胸を開いていきます。

 

肩甲骨を引き寄せたら、ゆっくり5つ数えてそのままキープします。

 

もう一度体の前で両腕を伸ばし、前方から引っ張られているイメージで背中上部を伸ばします。

これを510秒。

 

~④を3回繰り返して1セットです。

 

エクササイズでは、全ての動作をゆっくり行います。

 

反動では動かさずに、自分で動かしましょう。

 

痛みやしびれがでるようなら体操は中止してください。

 

デスクワークをしているときに、休憩時間として、椅子に座りながらやることができるエクササイズです。

休憩がてら、仕事が終わった後のリフレッシュに、毎日行いたいですね。

 

また、お風呂で体が温まっているときにこのエクササイズをしても、体を動かしやすくなります。

回数を決めずに、1日のうち、時間があるときにやってみる習慣をつけてみるといいですね。

 

体をちょっと動かすだけでも、凝り固まっていた筋肉は、柔らかくなっていきます。

 

 

4. 肩こり解消グッズを使おう

 

肩こりが痛いのを、ガマンばかりしていても、治ることはありません。

アクションを起こしましょう。

 

肩こり解消グッズを活用することで、気軽に、手軽に肩こり解消のためにアプローチできます。

 

肩こり解消グッズは、首の付け根や背中の上部など、硬くなった筋肉をほぐせるものがおすすめです。

 

コンパクトなグッズだと、携帯できるのでいいですね。

 

ネックピローで肩こり解消

 

凝り固まった筋肉が、肩こりのもとになります。

血流を、温めることで回復させると、肩こり解消させやすくなります。

 

ぽかぽか温かくすると、リラックス効果にもなりますね。

 

血流回復、心身のリラックスという、2つの側面から肩こり解消につなげやすくなります。

 

kersepitje (ケルセピット) チェリーピロー(ロング (13cm x 55cm))

 

枕型の肩こり解消グッズです。

サクランボの種の香りがするので、ヒーリング効果があります。

 

700Wの電子レンジで3分温めてから使います。

ビニール袋に入れ、冷凍庫で45分冷やす、という使い方もできます。

 

寝違えてしまったときのために、ひやしたチェリーピローを常備しておくと、傷みを緩和させやすくなります。

 

・ニールズヤードレメディーズレメディーズ ショルダーリリーフサルブ 45g

 

肩こりのセルフマッサージをするのに役立つオイルです。

固形のマッサージオイルです。家族や恋人などにマッサージしてもらうのに使うと、また違ったヒーリング効果が得られます。

 

肩こりでは、筋肉が過度に緊張しています。

また、手や腕も酷使しています。

筋肉疲労の状態です。

 

そんなときに、この固形マッサージオイルを使ってマッサージすると、緊張状態が緩和されていきます。

 

固形で、手のひらで温めると液状になります。

肌を滑らせてマッサージするよりも、軽くもみほぐすようにマッサージすると、効果が高まります。

 

Fashy ファシー 湯たんぽ ペルーデザインカバー 2L Hot water bottles 675725

 

湯たんぽで肩を温めるためのグッズです。

 

眠る時、肩がカチカチになっているときは、湯たんぽで布団を温めてあげるといいかもしれません。

 

肩甲骨のあたりに、湯たんぽの温かさを感じられるように、布団の中に入れておきます。

布団が温まったら湯たんぽをはずし、すぐに布団へGOです。

 

湯たんぽとはいっても、これはドイツ製のおしゃれなグッズです。

 

カバーデザインがかわいいです。湯たんぽは、お湯を入れるだけですぐに使えます。

 

・オムロン ハンディマッサージャ HM-165

 

電動の肩こり解消グッズでマッサージしてみてはいかがでしょうか。

電源を入れて、動かすだけでマッサージできるので便利です。

固い筋肉も徐々にほぐれていきます。

 

肩こりの部分に使える設計になっているのはもちろんですが、背中や腰、下肢がこっているときも、マッサージに使えます。

 

 

5. 肩こりにひそむ病気に注意

 

肩こりは、筋肉が緊張状態となって血行が滞り、引き起こされるものです。

 

マッサージをしたり、動かしたり、温めたりすることで、緩和させやすくなります。

 

肩こり解消のために、いろいろやってみたけれど、それでも治らない、という場合は、もしかしたら背後に病気がひそんでいるのかもしれません。

 

放置せずに、病院を受診ましょう。

 

手術の必要ないケースなら、鍼灸やカイロプラクティックによる代替医療も選択肢となりえます。

 

一見、肩こりと似ている病気はいくつかあります。

 

肩こりだけではなく、胸部や腹部の痛み、しびれ、めまいを伴う場合は、病気のシグナルである可能性があります。

 

 

変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)

 

背骨は椎骨と、クッション材である椎間板が重なっています。

加齢、激しいスポーツで、椎骨が変形してしまい、それが肩の痛みを引き起こしてしまいます。

 

骨にとげのような突起(骨棘)ができて、レントゲンでも見ることができます。

 

変形しただけでは、肩こりにすぐつながるわけではないのですが、進行すると、肩の痛みが生まれます。

 

あわせて、頸部と腕のしびれなどの症状が伴う場合があります。

 

 

椎間板ヘルニア

 

頸椎のあいだには、椎間板があります。

椎間板が、背骨への衝撃を和らげるはたらきをしています。

 

椎間板は、髄核(ずいかく)というゼリー状の部分、それを取り巻く繊維輪からできています。

加齢、頸椎への負荷で、椎間板が変形してしまいます。

 

繊維輪に亀裂が入り、髄核が飛び出てしまう状態を「ヘルニア」と呼んでいます。

 

頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎から神経が刺激され、首や肩の痛み、腕、指のしびれ、手を動かしにくいなどの症状が現れます。

 

 

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

 

肩こりに加え、腕、手、指のしびれ、徒労感、冷えなどの不快症状がでる病気を、「胸郭出口症候群」と言います。

 

首の付け根から腕にかけてのところに「胸郭出口」があります。

 

その部分は、肩こりや肩こりによる姿勢の変化で、肋骨や頸部の筋肉、胸部の筋肉などの機能異常に悪影響を及ぼしやすいです。

 

神経の圧迫やストレスがかかると、上肢の症状が出ます。

 

 

むち打ち症 

 

動車で追突事故に遭ったり、スポーツで接触したことにより、頸部の筋肉、靭帯、椎間板を痛めてしまうことをむち打ち症といいます。

 

肩に近い部分の痛みなので、肩こりと混同されてしまうことがあります。

 

交通事故にあったときは、さすがに「肩こりではない」と気づくと思いますが、スポーツで接触し、それと気づかず肩こりだと勘違いしてしまうことはあるようです。

早めに気付いて、治療を開始しましょう。

 

ポイントは、肩こりのほかに腕や手のしびれなど、ほかの症状も伴うかどうか、にあると言えるかもしれません。

 

気になるようなら、早めに受診して、早めに回復させておいたほうがいいですね。

 

 

お風呂でダイエット、この際だから知っておきたいお風呂の知識

健康

1. お風呂に入るメリット

 

寒くなってくると、入浴タイムは、ひとつのリラクゼーションタイムです。

寒くてかじかんでしまった体を、お湯があたためてくれます。

 

入浴にはシャワーとお風呂、2種類の方法がありますが、あなたはどちらのほうが好きですか?

私が好きなのは、お風呂。

湯船につかっていると、とてもリラックスできます。

一日のあいだの疲れが、ゆるやかにときほぐされていきます。

「今日もがんばったなあ~」と思えます。

 

帰りが遅い人は、夜ではなく、朝にお風呂に入る、という人もいるかもしれません。

疲れたので、まずはベッドに入って休みたい、ぐっすり眠って、元気が出てから入浴したい、と考えているのかもしれません。

しかし、せっかくお風呂に入るのだから、その本来のメリットを享受できるような入り方にしたいです。

 

毎日お風呂に入っている人は、どのような気持ちで入っているのでしょうか。

私の経験から照らし合わせて想像するに、

 

ゆっくりしたい

そのあとぐっすり眠りたい

疲れたアタマをスッキリさせたい

 

という要素があるのではないかと思います。

 

そしてお風呂はたしかに、これらの欲求を満たしてくれるのです。

 

湯船につかると、メリットはたくさんあります。

 

いつもはお風呂につかる習慣がない人は、いきなり毎日つかるのは大変かもしれません。

でも、せめて週に数回は、湯船につかる習慣をつくってみてください。

 

お風呂につかるメリットは、以下のものがあります。

 

・リラックス効果

・体が温まる

・よく眠れる

・むくみ改善効果

・リラックス効果

 

湯船につかると、体がすごくリラックスされます。

 

仕事の間、緊張していた体と心が、ときほぐされていきます。

解放されていく感じです。

 

冬の寒い気温にさらされていると、身体もちぢこまって、こわばってしまいがちです。

仕事を終えてオフィスを出て、家まで帰る道を歩いていると、体がコチコチに固くなるのが分かります。

 

また、1日頑張ったあなたの体には、汗や汚れ、皮脂がついています。

お風呂に入って、きちんと洗い流してあげましょう。

 

・体が温まる

 

お風呂につかると、血行が良くなります。

全身に血液が巡って、体が温まります。

血液だけではなく、リンパの流れも良くなるので、老廃物が排出されやすくなります。

 

デトックス効果ですね。

 

シャワーでお湯を浴びても、体を温めることはできるかもしれません。

でも、全体をあたためるには、湯船につかるのが良いのです。

 

・よく眠れる

 

不眠に悩む人は多いです。

お風呂にゆっくりつかれば、ぐっすりと眠りやすくなります。

 

体温には、身体表面の体温と、身体の内側の体温の2種類があります。

 

ねむりにつく前、上がった内側の体温が、だんだん下がっていくことで、深い眠りにつきやすくなります。

 

湯船によって、体をすみずみまであたためることで、熟睡できる環境が整えられるのです。

 

翌日目が覚めたときには、疲れがとれてスッキリしてるはず。

 

・むくみ改善効果

 

お風呂にお湯をはり、その中に体をしずめることにより、水圧がかかり、むくみに効きます。

 

 

2. この際だから知っておきたい、お風呂の基礎知識

 

冬になって寒くなると、お風呂が楽しくなってきます。

夏の間はサッとシャワーで済ませていた人も、冬になるとお風呂をためて、ゆっくりつかりたくなります。

 

温泉に行く機会も増えるでしょう。

せっかくなので、お風呂に関する疑問を解決しておきましょう。

泉や銭湯に行くと、いろんな人がやってくる場所なので、マナーが必要になります。

たとえば、入る前にかかり湯をしたり、体を洗ってから湯船につかったりするような配慮ですね。

こういう決まりがあったりするわけです。

 

これもお風呂の決まりです。

 

自宅でお風呂に入るときも、知っておくと良いことがある、マメ知識があります。

 

お風呂に入るときには、かけ湯をします。

これは、体を守るためです。

 

体温とお風呂の温度差が大きいと、ざぶんとつかると体がビックリしてしまいます。

湯船に入ったとき、体がピリピリしますよね。

 

また、心臓にも負担が大きくなります。

そこで、おすすめの順番があります。

 

まずは足先にかけ、次に足全体、腕、肩から全身にお湯をかけていきます。

 

これでだんだんとお風呂のお湯になれていくのと併せて、全体の汚れを落とすこともできます。

 

かかり湯をしたら、湯船に入りましょう。

 

寒い時期なら、髪や体を洗う前に、いったん湯船に入り、体を温めると良いでしょう。 

ひとまず体を温めたら、外に出て体を洗います。

 

これにも、おすすめの順番があります。

 

というか、お風呂に入る前からの話になってしまうのですが、まずクレンジングします。

それから脱衣、お風呂に入ってかかり湯、体を温めてから洗いに入ります。

 

お風呂に入りながら洗顔をすると、体を洗うときの雑菌がついてしまうおそれがあるので、おすすめできません。

 

また、ついつい熱いお湯を出してしまいがちです。

 

熱いお湯で洗顔すると、お肌に必要なうるおいまで洗い流してしまいます。

 

なので、湯の温度を調整できる入浴前に洗顔するのが良いのです。

ちなみに、洗顔に適する温度は、ぬるま湯。

 

冷たすぎても皮脂が落ちにくいし、熱すぎると落としすぎてしまうので、ぬるいくらいのお湯がちょうどいいのです。

 

それから、いったん湯船につかって、出た後はまず、髪を洗います。

 

そして再び湯船に。

温まったら次に体を洗います。

そして湯船につかり、温まったところで、出ます。

湯船には3回つかる計算になります。

 

お風呂上りにもう一度、洗顔をするのもおすすめ。

最初のときには落ちなかった汚れが、お風呂につかることで毛穴が開き、落としやすくなるのです。

 

ちなみに、髪を先に洗うのは、ちゃんと理由があります。

 

シャンプーやトリートメントを使うと、背中にかかってしまいます。

最後に髪を洗うと、このシャンプーやトリートメント分をきちんと落とさず出てしまうおそれがあります。

 

まず髪、それから体を洗うようにすると、背中まできちんと洗い流すことができて、よいのです。

 

シャンプー分が背中に残ったままだと、背中ニキビの原因になるのでご注意を。

 

 

3. 半身浴のススメ

 

お風呂は体の汚れを洗い流すだけではなく、いろいろな美容効果があります。

おすすめはシャワーではなく、湯船につかること。

 

湯船につかることで、リラックス効果が得られます。

好きなアロマオイルや入浴剤を使うと、よりリラックス効果が高まりそうですね。

 

また、湯船につかっていると、体が温まるので、血行促進効果があります。

お肌に栄養が行き渡り、代謝も上がるので、美肌に役立つのです。

体があたたまって毛穴も開くので、洗顔で汚れをしっかり落としやすくなります。

 

さらにはその後のスキンケアでも、美容成分が浸透しやすくなります。

 

良いことずくめですね。

 

そして、そんなメリットいっぱいの入浴効果をさらに高めてくれるのが、半身浴です。 

 

バスタイムをとことん活用するなら、半身浴がおすすめです。

半身浴にすれば、入浴時の心臓や肺への負担を軽くすることが出来ます。

だから老廃物を排出しやすくなるのです。

 

毎日は難しくても、週に数回は、湯船につかるよう、習慣づけたいです。

半身浴をするには、

 

34度~40度くらいのお湯

みぞおちくらいまでの湯量にする

 

のがポイント。

熱すぎるお湯は、半身浴には向きません。

 

また、湯量を心臓よりも下にすることで、長時間入浴しても、内臓に負担がかかりにくくなります。

 

半身浴にすると、身体の上半分は常に、お湯から外に出ていることになります。

だから、身体が冷えてしまうかもしれません。

 

それを防ぐために、肩からタオルをかけるなどすると、良いですね。

 

お風呂の温度を室温に近づけることも大切です。

お風呂をためるときには、わざとフタを開けて、浴室全体をあたためるようにすると良いでしょう。

 

どうしても温度が上がらない時には最後の手段、電気ストーブを脱衣所に持ち込み、ドアを開けながら放熱するのもアリです。

 

いずれにせよ、快適に半身浴できる環境をつくることが大切です。

半身浴は、繰り返しで体を温めていきます。

ぬるめのお湯に20分浸かり、15分程度休憩して、また浸かる。

これを繰り返します。

 

一番大切なのは、気持ちよく行うこと。

苦痛だったり、ガマンしないといけないようなら、方法を見直しましょう。

時間がたつのを時計とにらめっこ、なんて辛すぎますよね。

 

リラックスできる方法を自分で考えましょう。

 

たとえば、お風呂でできるパックをしたりするのも良いですね。

半身浴の間の20分を、ムダな時間を思わないような工夫です。

 

お風呂の中で行うストレッチでも良いでしょう。

お風呂の中だと、水圧の中でストレッチするので、お部屋でやるのとはまた別の効果が得られます。

 

雑誌や本を読んだり、好きな音楽を聞くのも良いですね。

 

ちなみに、お風呂に雑誌や本を持ち込むのなら、短編小説がおすすめです。

続きが気になって、ついつい時間オーバーしてしまうのを避けられるからです。星新一なんて、いいんじゃないでしょうか。

防水デッキや防水スピーカーつきの音楽装置なら、お風呂にも安心して持ち込めます。

 

4. お風呂でダイエット

 

寒い季節はお風呂が大好きになる季節でもあります。

 

湯船につかると、体を芯から温めることができます。

寝つきが良くなるし、不眠がちな人なら、お風呂に入るのを習慣化することで、改善できるかもしれません。

 

少なくと、睡眠導入剤を増やすよりは、ずっと健康的です。

 

しかしお風呂の良いところは、体を温められること、よく眠れるようになることだけではありません。

 

ダイエットにも効果があるんです。

 

とはいっても、お風呂に長い間使って、汗を出して、ダイエット! というわけではありません。

 

長くお風呂に入って、たくさん汗をかくと、体重が減っていたりするので、「ヤセた!」と思いがちですが、実はこれは、体の水分が抜けただけ。

水分補給すれば、すぐにもとに戻ります。

 

私がオススメなのは、身体の洗い方で行うダイエットです。

 

一日の汗や皮脂、汚れを落とすために、体は毎日洗うものです。

そのときに、洗い方を工夫することで、ヤセられるのなら、嬉しいですよね。

 

おすすめな方法をご紹介します。

 

女性は男性とは、脂肪の質が違います。

女性には、流動脂肪というものがついています。

この脂肪は、男性に比べて動きやすいという特徴があります。

 

ブラジャーをつけるときに、背中のお肉を前に持ってきて入れると、いずれ胸のお肉になる、という話を聞いたことはありませんか?

流動脂肪のお話、これと通じているのかもしれません。

 

お尻のお肉は、流動脂肪を語るときに、もっとも顕著な例と言えます。

下着にはお尻全体をすっぽりと包み込むものがおすすめです。

小さくて支える力の小さな下着だと、お尻のお肉が太ももに流れていってしまいます。

ついには、どこからがお尻? と思ってしまうような状態になるおそれが。

お尻と太ももの境があいまいになってしまいます。

 

これは、重力とも関連しています。

重力の力により、私たちの体は下に、下にひっぱられています。

 

だから、放っておくとどんどん下がってしまうのです。

体の洗い方に気を付ければ、流動脂肪をうまくコントロールできます。

 

すぐに劇的な効果は得られませんが、だんだんと上向きに変化していくかもしれませんよ。

お風呂で体を洗うときには、上に、上に洗うことを意識しましょう。

 

毎日これをしていくことで、徐々に変動していくはずです。

手足の先から、身体の中央に向かい、くるくると円を描くようにして洗っていきます。

 

お尻なら、太ももの部分に流れているお肉を、上にあげていくようなイメージです。

腕は、手先からはじめ、円を描きながら徐々に二の腕へと上がっていきます。

脇や胸に移動。

このとき、力を込めずに、優しく洗うようにしましょう。

 

上に持って言いたいと思うと、ついつい力が強めになってしまいます。

でも、強すぎる刺激は、お肌を傷めてしまうので、おすすめできないのです。

 

スポンジも硬いものよりは、柔らかいものを使うのがおすすめです。

手で洗うのがベストかもしれません。

 

 

5. お風呂の中で、これだけは避けたい

 

お風呂は一日のリラックスタイム。

一日の疲れが吹っ飛ぶ時間です。

 

半身浴をすれば、体をじっくり温められるので、より効果的になります。

血行が促進して、新陳代謝のはたらきが高まります。

 

だから、美肌効果が高まります。

 

老廃物が排出されやすくなるので、お肌がキレイに、イキイキしてきます。

体をじっくり温めると、寝つきもよくなります。

 

私たちの体は、一度体温が上がり、徐々に下がっていく過程で、眠りに入っていきます。

なので、お風呂で体を温めてあげると、眠りにつきやすくなり、ぐっすりと朝まで快眠できます。

 

翌朝のスッキリ感が違うのも、湯船につかってお風呂に入るだいご味と言えるかもしれません。

 

お風呂に入るときは、なるべく良い効果が現れるようにして入りたいものです。

 

次に挙げるようなことをしてしまうと、せっかくのバスタイム効果が半減してしまうので、避けたいところです。

 

熱すぎるお湯に入る

 

江戸っ子なみに熱いお風呂が好き、という人、多そうです。

熱いお風呂に入ると、体がジャーン! と温まるので、爽快であることは、たしかです。

 

しかし熱すぎるお湯は、皮脂膜まで落としてしまいます。

お湯には油分を落とす力があります。

 

なので、クレンジングのときには温かいお湯を使うのが基本です。

 

でも、熱すぎるお湯を使ってしまうと、メイク分や余分な皮脂だけではなく、お肌に必要な皮脂膜まで洗い流してしまいます。

 

お肌の乾燥が進み、カサカサになってしまいます。

また、熱いお湯だと、ゆっくりつかることが出来ませんよね。

せっかくのリラックスタイムなのに、もったいないです。

 

お湯の中でツボ押しする

 

これは一見良さそうに思えますが、違います。

 

お風呂の中でのツボ押しは、危険です。

 

お風呂の中は、外ではなく、水の中です。

だから水圧がかかってしまいます。

 

そんな中で、自己流のツボ押しをしてしまうと、かえって状況を悪くさせてしまう恐れがあります。

足が疲れてつらいときは、さする程度にしておきましょう。

さする程度でも、お湯の中なので、血行が促進されやすくなり、疲れもとれます。

 

体や髪を洗う温度と顔にかける温度を同じにする

 

これはゼッタイ、NGです。

顔には、体を洗うときよりも低い温度のお湯をかけるようにしましょう。

体の皮膚と、顔の皮膚の厚さは違います。

 

顔の皮膚のほうがずっと、薄いです。

 

その分刺激も受けやすくなります。

顔に体のときと同じ温度をかけてしまうと、皮脂が落ちすぎてしまい、乾燥がすすみます。

 

頭や体にかけたお湯の温度で、そのまま顔を洗う、なんてことは避けたいですよ。 

バスタイムは、汚れを落とすだけではなく、自分を磨くための大切な時間です。

だからこそ、メリットを受けやすい状態で入りたいですね。

ちょっとしたことに気を付けることで、バスタイム効果はグンと高まります。

お風呂にじっくりつかりたい季節だからこそ、キレイのためのケアもじっくり行えるのです!

 

 

意外に知られていない?食べ過ぎると逆効果な食材5選

健康

健康に良いからといって食べ過ぎてしまうと、逆に体調不良が起こる食べ物があります。

 

健康に良いと言われると、ついつい食べ過ぎてしまったり、単純に美味しいからたくさん食べたりしてしまうことがありますよね。

しかし、これから紹介する5つの食材については、特に食べ過ぎに気を付けなければいけません。

 

今回は、食べ過ぎると体調不良に陥ってしまう可能性が高い食材を5ご紹介します。

 

 

豆腐

 

大豆イソフラボンが豊富に含まれており、特に女性のための健康食として知られている豆腐は、食べ過ぎないように気を付けなければいけません。

 

カロリーも低く、腹持ちがいいため、ダイエット食としても用いられることが多いです。

しかし、豆腐を食べ過ぎることで大豆イソフラボンを過剰に摂りすぎると、子宮内膜増殖症と言う症状が出てしまう恐れがあります。

 

また、過剰に大豆イソフラボンを摂取することで、鉄分が体内に吸収されにくくなるため、貧血が起こる可能性が高いです。

 

 

ほうれん草

 

鉄分補給の野菜として有名なほうれん草も、食べ過ぎると不調が起こります。


ほうれん草には、シュウ酸塩と言う腎臓結石の原因になる成分が含まれています。

 

過剰に食べない限りは問題はありませんが、食べすぎると腎臓結石を患うリスクが高まります。

 

ほうれん草には、ビタミンや鉄分、食物繊維や植物性タンパク質など健康に役立つ栄養素がたくさん含まれているので、食べ過ぎない限りは健康に良い野菜です。

 

 

トマト

 

リコピンがたくさん含まれていることで、美白対策やアンチエイジングに役立つと言われているトマトも、食べ過ぎると体調不良を起こしてしまいます。

 

トマトは食べると酸っぱいですね。
甘いトマトもありますが、ほとんどのトマトが酸っぱいです。

 

それは、クエン酸などの酸が含まれているからです。

 

適量を食べている限りでは問題はありませんが、クエン酸などを取りすぎてしまうと、食道や胃腸が荒れやすくなります。

すると、食道がんのリスクが高まるため、食べ過ぎに気を付けなければいけません。

 

 

えごま油

 

調理する時の油を変えて、健康維持に努める人が増えています

ダイエットだけでは、なく健康の観点からも食事で使う油が注目されていますね。

 

中でも健康志向の人に人気なのが、えごま油です。

 

えごま油には、血液をサラサラにする効果がありますが、摂りすぎると逆に血流が悪くなってしまう可能性が高いです。

 

それは、えごま油を摂りすぎることで、血管の内壁に油が付着してしまうからです。

すると、動脈硬化起こしやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。

 

 

納豆

 

納豆も、健康志向の人に人気な食品のひとつです。

 

納豆には、高い抗酸化作用を持つセレンという成分が含まれています。

セレンを過剰に摂取すると、吐き気や嘔吐が起こる可能性が高く、重症の場合は肝機能不全などを引き起こすケースがあるので要注意です。

 

 

花粉症、対策はこの点に注意しよう

健康

1. 花粉症は誰でもなる可能性がある

 

コロナ禍ですが、またまた、花粉症シーズンがやってきます。

 

花粉症は、アレルギー体質である、ないにかかわらず、誰でもかかる可能性のある疾患です。

 

花粉症のシーズンには、きちんと対策をして、なるべく症状が起きないようにしたいものです。

花粉症は、スギが一番有名ですが、ほかにもマツ、ブタクサなどでもかかるものであり、人により、アレルゲンはさまざま。

花粉を鼻からのど、目から取り込むと、体の免疫機能が反応して抗体をつくり、再び花粉が吸いこまれると、その抗体が異物として反応して、ヒスタミンなどの物質を放出します。

このヒスタミンにより、神経、粘膜の血管が刺激されて、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が現れます。

 

アレルギー体質の人は、もともと花粉症にかかる可能性が高いです。

しかしアレルギー体質でなくても、ずっと花粉を吸い込み続けていることにより、体の一定の許容量を超えるときに、突然花粉症を発症してしまいます。

ある日突然発症してしまう、そこに花粉症の恐ろしさがあります。

 

花粉症が増えている原因は、食生活の問題、大気汚染、ストレスなどが大きく影響していると言われています。

また、戦後にスギを多く植林して、花粉飛散量が増えたことも、その理由として挙げられています。

 

花粉症の大きな原因として、食生活の問題が言われています。

花粉症のアレルゲンは花粉です。なにかの食べ物が原因で発症することはありません。

しかし、仕事が忙しくて、睡眠不足になっていたり、ストレス過多の状態だと、きちんとした食事がとりにくくなります。

生活リズムが崩れたり、食生活が乱れて栄養が偏ってしまったりしがちです。

すると、自律神経が乱れて免疫機能が正常にはたらかなくなり、花粉症の症状が出やすくなってしまいます。

睡眠不足や食事が偏っていると、風邪を引いたり、疲れやすくなったりと、体に不調が起きやすくなりますが、花粉症の症状の出方もこれと同じです。

自分の体の状態を見て、ひどくなる前に生活を規則正しいものに替えていくことが大切です。

 

戦後、日本人の食生活は欧米化が進みました。

肉類の摂取量が増えて高たんぱく、高カロリーの食事が多くなっています。

そのような食生活の変化も、花粉症と関連があると言われています。

 

脂肪分の多い肉類は、アレルゲンではありません。

しかし、長い間にわたて、高たんぱくで高カロリーな食事を続けていると、体質的に、花粉症になりやすくなると言われています。

 

花粉症の症状が出てしまったら、できるだけ高カロリーになりがちな食事は控えるようにしましょう。

なるべく、低カロリーで栄養バランスの整った和食中心のメニューに切り替えるべきです。

そしていろいろな食べ物をバランスよく組み合わせて、さまざまな栄養素がとれるように気を付けてみてください。

地道ですが、規則正しい食生活を続けていくことで、徐々に花粉症の症状は改善されていくでしょう。

 

2. 花粉症の症状が出たら控えたい食材

 

花粉症の症状を抑えるには、バランスの良い食生活をするのが効果的です。

そのためには、タンパク質の摂り方には注意したいです。

 

タンパク質は、免疫機能を高めるために必要な栄養素です。

しかし、摂りすぎると免疫機能が過剰にはたらき、症状が出やすくなります。

花粉症が気になる季節は、高カロリー食にならないようにしましょう。

 

脂肪分の多い肉類は避けて、赤身の肉やささみ、魚をより多く食べるようにしましょう。青魚には不飽和脂肪酸のEPA、DHAが含まれています。

これらは、アレルギー症状を抑えるはたらきがあることが分かっています。

 

甘いものも控えたいです。

ケーキやアイスクリームなどの甘い食べ物は、食べ過ぎると炎症を起こしやすくなると言われています。

 

甘いもの、冷たい食べ物は食養生では「陰性」にカテゴライズされています。

体を冷やすので、血行を悪化させ、症状を悪化させます。

体が冷えると、免疫力が低下しやすくなるのも、花粉症を考えると控えたいです。

 

お菓子の他にも、コーヒー、南国系の食べ物、牛乳なども体を冷やす傾向があるので、症状がひどいときには控えるようにしましょう。

アルコールや香辛料などの香辛料も控えたいです。

 

唐辛子など、辛味の強い香辛料をたっぷり使った食品、アルコールなどはそれそのもので花粉症を引き起こすことはありません。

しかし、香辛料は、粘膜の毛細血管を刺激して、鼻水が出やすくしてしまいます。

花粉症に有効だと言われているアルコールが発売されています。

 

しかしやはり、アルコールは刺激物質ですから、アルコールである以上、ほとほどにとどめておいた方がよいでしょう。

タバコの煙に含まれる有害物質は、鼻の粘膜を刺激して、体内の活性酸素を増やしてしまいます。

これが花粉症の症状を悪化させるもとになります。

 

タバコは控えるようにしたいものです。

 

反対に、花粉症の時期はぜひ摂りたい栄養素というのがあります。

それが、ビタミンとミネラルです。

ビタミンやミネラルは、体の機能をスムーズにはたらかせてくれます。

とくにビタミンB6は、免疫機能を正常にさせる効果があります。

 

ビタミンB6が不足すると、アレルギーが出やすくなります。

花粉症の症状である鼻、眼の粘膜の炎症やかゆみは、活性酸素が増えるとひどくなりやすいです。

このため、ビタミンC、A、Eなど、抗酸化作用のあるビタミンを摂取すると、症状の出方を抑えやすくなります。

 

ミネラルでは、亜鉛がぜひ摂取したい成分です。

亜鉛は不足すると免疫機能が低下してしまいます。

加工食品の添加物には、亜鉛の吸収を阻害するものもありますので、花粉症シーズンは加工食品をなるべく抑えたいものです。

加工食品は、亜鉛を吸収させにくくする以外に、活性酸素を増やしてしまう要素があります。

 

体内で活性酸素が増えると、花粉症の症状が出やすくなります。

加工食品ではなく、生鮮食品を食べるようにしましょう。

 

3. 花粉症シーズンは果物とリノール酸に要注意

 

野菜や果物には、ビタミンやミネラル、活性酸素の増殖を抑える抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。

しかし、花粉症になると、果物アレルギーになりやすいと言われています。

特定の食べ物を食べると、ノドや唇、舌のかゆみ、痛み、消化器系の症状が出やすくなります。

花粉症の鼻水、せき、目のかゆみのほかに、果物アレルギーの症状も出て来てしまっては困りますから、花粉症シーズンは果物を控えたいです。

 

リノール酸にも要注意です。

リノール酸は、植物油に含まれています。

リノール酸は以前、コレステロールを下げる作用があるとかつて言われていました。

しかし現在では、リノール酸を摂りすぎるとアレルギー症状を促進することが分かっています。

リノール酸は必須脂肪酸です。体に無くてはならない栄養素です。

しかし、現代人は普通に生活しているだけで、摂りすぎてしまう傾向があります。

だから無理に摂る必要はないのです。

揚げ物、マヨネーズ、ドレッシングなど植物油を多く使った料理は、食べ過ぎないようにするのが無難です。

 

逆にアレルギー予防に役立つ脂肪酸は、α-リノレン酸です。

体内でEPA、DHAに代謝されます。

α-リノレン酸は、しそや、フラックスシードの油に含まれています。

酸化しやすい油なので、加熱はせず、サラダのドレッシングなどで使うと良いでしょう。

花粉症シーズンになると、「これは効くらしい」という民間療法の情報がさかんに飛び交います。

花粉症などのアレルギー症状は、慢性的な疾患です。

だから、病院に通っても完治せず、民間療法を試す人が多いのでしょう。

 

民間療法は、口コミで効果を判断するしかありません。

患者自身の評価ということになり、科学的検証はありません。

 

だから、有効率が高いものでも、逆に効果が認められなかったとい結果が出ているものも多いのです。

鼻スチーム療法は、温度を守れば副作用もなくて、一時的効果は得やすいです。

妊婦さんなど、お薬を飲みたくない人には適しているかもしれません。

しかし、なかにはリバウンド現象により、一過性に鼻閉がひどくなる場合もあるようです。

利用するときには、注意が必要です。

 

花粉症を緩和するためには、食生活を規則正しい、バランスのとれたものにすることと同時に、花粉症に役立つとされる食材も、あわせて意識して取り入れるようにすると良いです。

たとえば、花粉症にはポリフェノールが効くといわれています。

ポリフェノールには抗酸化作用があり、それが花粉症の症状を抑える効果があるとされているのです。

 

ほかにも、レモンバームティーや、ロズマリン酸も、つらい花粉症の症状を改善するのに役立つとされます。

つらいシーズンだからこそ、乗り切るための対策をいろいろととっておきたいものです。

食事で体の中から改善していけば、花粉症用の薬を飲んで症状を抑えるよりも、より根本的な治療につながりやすくなるでしょう。

 

4. ロズマリン酸で花粉症を緩和する

 

植物に含まれているポリフェノールが、花粉症の症状の改善に役立つといわれています。

その中でも、シソ科のハーブに含まれるロズマリン酸は、花粉症を抑えるものとして注目されています。

ロズマリンは、植物性の化学物質、ファイトケミカルの仲間です。

シソ科の植物に含まれているポリフェノールのひとつです。

 

ロズマリン酸は、過剰になっている免疫反応を正常に戻してくれると言われています。

ステロイド剤に代わる、副作用のないアレルギー軽減物質として、期待されているのです。

シソには花粉症改善に効果があると言われています。

このシソにも、ロズマリン酸は豊富に含まれています。

花粉症と活性酸素の研究では、ロズマリン酸の花粉症をおさえる効果が確認されています。

 

花粉症と活性酸素の研究に携わる一石英一郎氏(東北大学 未来科学技術共同研究センター 量子生命反応工学創製部門/医学博士)は、抗酸化活性が大変強いシソエキス中のロズマリン酸が花粉症に実際に効果のあることを証明した、と報告しています。

ヒトの実験では、ロズマリン酸50mgを摂取すると、効果が確認されています。

ロズマリン酸50mgというのは、赤シソでいうと、20枚程度となります。

 

ロズマリン酸は、青シソよりも、赤シソの抽出液のほうが、より効果が大きいといわれています。

赤シソは、市販される時期が限定されています。

また一度にたくさん食べるのも難しいです。

そこで、梅干しを漬けるタイミングで、赤シソジュースをつくっている、という人がいます。

このように、タイミングを合わせて作っておくと良いのかもしれません。

 

赤シソが市販されるのは6月ごろで、肝心の春先からの花粉症対策として使うことができません。

そこで、市販のシソジュースを飲むと良いかもしれません。

すでにできているので、買ったらすぐに飲めるのが良いです。

 

沖縄のクミスクチンというシソも、花粉症に効くのではないかと注目されています。

クミスクチンは、沖縄に古くから伝わる三大薬草の1つです。

シソ科の多年草で、ロズマリン酸が豊富に含まれています。

花粉症対策のお茶として、メディアで紹介されることが多い植物です。

ハーブではほかに、シソ科のローズマリー、レモンバームも、豊富にロズマリン酸が含まれていますからおすすめです。

ハーブティーとして、水分補給のときに飲むと良いですね。

 

花粉症の症状の強さは、活性酸素と大きな関わりがあることが分かっています。

活性酸素を抑えることができれば、花粉症予防にも役立つようになります。

予防対策として、ロズマリン酸は意識して摂取しておきたい成分です。

 

つらい花粉のシーズンはあわせて、花粉がつきにくいようにジャケットを羽織ったり、マスクやメガネでガードしたりして、花粉が体内に入り込まないようにすることも大事です。

家の中に入る前に、玄関でパンパンと花粉を落としてから入るようにするといいですね。

 

5. 乳酸菌が花粉症に効くらしい

 

最新の研究により、乳酸菌が花粉症に効くらしいということが分かってきました。

それには、アレルギーのもとになる「IgE抗体」が関係しています。

花粉症は、花粉というアレルギー高原が粘膜に付着し、体がこれを異物と捉え、IgE抗体をつくることで発症します。

体内で花粉のIgE抗体ができると、花粉症予備軍です。

 

花粉症の血液検査では、血液中のIgE抗体数を調べてアレルギーの目安にすることがあります。

花粉症予備軍になったら、その30~50%が発症すると言われています。

なぜ予備軍から発症に移行するのかというメカニズムは、まだ明らかになっていません。

しかしともかく、発症の過程はIgE抗体が関わります。

 

IgE抗体は、粘膜などにある肥満細胞に取りつきます。

取りついたIgE抗体に、アレルギー抗原である花粉が付着します。

肥満細胞からヒスタミンやロイトコリエンなどの化学伝達物質が放出されると、神経や血管を刺激し、鼻水、目のかゆみなどの花粉症の症状が現れます。

 

なぜ、IgE抗体が多く作られるとアレルギーが発症するのでしょうか。

アレルギー高原の花粉が体内に侵入すると、「ヘルパーT細胞」という細胞が花粉の存在を知ります。

ヘルパーT細胞は、アレルギーを発症させるカギとなります。

ヘルパーT細胞には、Th1とTh2という2種類があり、普段はお互いに均衡を保っています。

 

Th1細胞は、細菌感染に対応し、Th2細胞は抗体をつくることに関係します。

Th2細胞が過剰になると、分泌される物質により、IgE抗体がつくられます。

花粉侵入の合図があると、体内でTh2細胞が過剰に増えて、Th1とTh2のバランスが崩れます。

IgE抗体は多く放出されてアレルギー症状になるのです。

 

そうしたことを踏まえ、ヨーロッパでは、アレルギー性の湿疹を対象に、腸内細菌とアレルギーの研究がさかんに行われています。

乳酸菌を与えることで、崩れてしまったTh1細胞とTh2細胞のバランスを元に戻せるのではないか、という研究が進められています。

 

2004年頃からヒトへの臨床試験も行われ、一部の乳酸菌がTh1細胞を活性化させて、Th2とのバランスを均衡に戻してくれることが分かっています。

日本でも、崩れてしまったTh1とTh2の細胞のバランスを整えるための乳酸菌の研究が行われています。

この流れでいうと、将来的には、アレルギー症状を緩和させてくれる乳酸菌が特定されるかもしれません。

 

ヨーグルトが花粉症に効くらしい、というのは良く言われることですが、それには、一部の乳酸菌を含むヨーグルトが、IgE抗体が増えにくい環境にしてくれる、ということによるのかもしれません。

花粉症の症状はつらく、どのような対策が効きやすいのか、というのも個人差があるものです。

いろいろ試してみて、自分に合いそうな対策を調べてみるのも良いかもしれませんよ。