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ダイエットに必要な脂肪の知識と効果的な運動・食事のしかた

ダイエット

1. 皮下?内臓?ダイエットに必要な脂肪の知識

 

脂肪にはいくつか種類があるのをご存知ですか?
ダイエットを成功させるためには、脂肪の種類を理解することが大切です。
それは、脂肪の種類によってベストなダイエット方法が変わってくるからなんですよ。
そこで、今回はダイエットに必要な脂肪の知識をお伝えします。

 

★脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2タイプがある

 

脂肪はつく場所によって大きく2つのタイプに分けられます。

一つは、皮膚のすぐ下につく脂肪で、皮下脂肪と呼ばれます。

もう一つは、胃や腸などの内臓の周囲につく脂肪で、内臓脂肪と呼ばれています。

皮下脂肪と内臓脂肪は、つく場所が違うだけではありません。
健康への悪さの仕方や脂肪の落ちやすさは、皮下脂肪と内臓脂肪とでは大きく違うのです。

 

★皮下脂肪は悪影響は少ないが落ちにくい!

 

皮下脂肪は、女性ホルモンであるエストロゲンの作用によって増えやすくなるため女性に多いという特徴があります。
さらに、下腹部やお尻、太ももにつきやすいため、皮下脂肪が多くなると、洋梨のような体型になります。

皮下脂肪は体を保温したり外からの衝撃を和らげて内臓を守る働きがあり、体にはそれほど悪い働きはしません

しかし、皮膚の下には、脂肪を燃焼させたり、運んだりするシステムが発達していません。
そのため、皮下脂肪はゆっくり蓄積され、落ちるのにも時間がかかります

 

★内臓脂肪は落ちやすいけれど病気の温床になる!

 

内臓脂肪は、男性に多く見られるタイプの脂肪です。
胃や腸の消化管の周囲につくため、内臓脂肪が多くなるとおまんじゅうのように、お腹がポッコリとパンパンに張って、りんご型の体型になります。

内臓脂肪は、栄養分を肝臓に運ぶ血管である門脈が近くにあり、脂肪を運んだり燃焼させるシステムが発達した場所につきます。
そのため、内臓脂肪はつきやすい一方で、燃焼されて落としやすいという特徴があります。

 

しかし、内臓脂肪には注意が必要です。
内臓脂肪は、溜まった脂肪が肝臓に流れ込みやすいため、健康に影響を与えやすいのです。
さらに、体に悪い働きをする悪玉サイトカインと呼ばれる物質を分泌して、高血糖や高血圧などの生活習慣病を引き起こしてしまいます

 

★皮下脂肪か内臓脂肪かはお腹をつまむと分かる!

 

皮下脂肪か内臓脂肪かはお腹をつまむことで簡単にチェックできます。
お腹の脂肪をつまめれば皮下脂肪が多く、お腹の脂肪がつまめないなら内臓脂肪が多いと言えます。
ですが、これは簡単な方法なので、過信は禁物です。

 

★ダイエットの目標期間は脂肪のタイプによって変えよう!

 

つきにくく落ちにくい皮下脂肪は、いわば定期預金です。
定期預金の皮下脂肪は、3ヶ月以上かけてじっくりと落としていきましょう

一方で、つきやすく落としやすい内臓脂肪は、普通預金です。
内臓脂肪は健康にも悪いため、1ヶ月で体重1kg減を目安にダイエットをするといいですよ。

 

2. 内臓脂肪の増加で太り体質に!

 

体に悪い働きをする内臓脂肪ですが、実はダイエットの邪魔者にもなります。
内臓脂肪は早めに落としておくに越したことはないのです。
それでは、どうして内臓脂肪は健康だけではなく、ダイエットの弊害にもなってしまうのでしょうか?

 

★内臓脂肪は色々な働きを持つ物質を分泌している!

 

内臓脂肪はただ単にエネルギーを貯蔵するだけの場所ではありません。
内臓脂肪は、アディポサイトカインと呼ばれる体の中で色々な働きをする物質を分泌しているんですよ。

アディポサイトカインには、いくつか種類があり、「体に良い働きをする物質」と「体に悪い働きをする物質」の2つに分けられます。

 

・体に良い働きをする物質

 

具体的には、アディポネクチンなどが挙げられます。
傷ついて劣化した血管を修復する、脂肪を落としやすくする、高血圧を改善する、血糖値をコントロールするなどの健康に大切な働きをします。

 

・体に悪い働きをする物質

 

具体的には、TNFαやPAI-1と呼ばれる物質が挙げられます。
高血糖や高血圧を引き起こす、血液中の脂肪を増やすなど、生活習慣病の原因になります。

 

★内臓脂肪が溜まると脂肪細胞が大きくなる?!

 

内臓脂肪の脂肪細胞は、普通の大きさのときは、体に良い物質をたくさん出し、体を健康にしたり、痩せやすい体質にしてくれます。

しかし、内臓脂肪が溜まると、脂肪細胞はどんどんと大きくなっていきます。
肥満の人は、なんと脂肪細胞が通常サイズの2~3倍にも膨れ上がってしまっているんですよ。

 

★大きくなった脂肪細胞は悪い働きをする物質をたくさん出す

 

大きくなった脂肪細胞は、悪い働きをする物質をたくさん出すようになります。
すると、糖尿病などの病気になりやすくなります。
また、脂肪を上手く代謝できなくなって、血液中に脂肪が溜まりやすくなってしまうのです。

 

★大きくなった脂肪細胞は良い働きをする物質を出さなくなる

 

大きくなった脂肪細胞は、さらに悪いことに良い働きをする物質をあまり出さなくなります
すると、健康を維持する力が弱くなってしまいます。
また、脂肪を燃やす力が低下して、増えていく脂肪を処理できなくなるんですよ。

 

★内臓脂肪が増えるとどんどん太り体質になる!

 

内臓脂肪が増えると、脂肪の燃焼効率が下がったり、脂肪の代謝に異常が出るようになります。
すると、さらに内臓脂肪が増えて、良い物質が減り悪い物質が増加し、脂肪が増えていくという、マイナスの連鎖が起きます。
つまり、内臓脂肪が増えるとどんどん太り体質になってしまうのです。

 

★内臓脂肪の目安はウエスト周り

 

痩せ体質になるためには、内臓脂肪を放置してはいけません。
内臓脂肪の多さは、ウエスト周りで推定することができます。

内臓脂肪が1kg増えると、ウエスト周りは1cm増えると考えられています。
特に男性ではウエストが85cm以上、女性では90cm以上になると肥満に危険信号が灯るので、注意してください。

 

3. 内臓脂肪を効率よく減らす方法

 

ダイエットを成功させたり痩せ体質になるためには、早めに内臓脂肪を落とすことが大切です。
それでは、どのようなダイエットをすれば効率よく内臓脂肪を減らすことができるのでしょうか?

 

★目標は1ヶ月でウエスト1cm減!

 

内臓脂肪を減らすためには、具体的な目標を立てることから始めましょう。
ダイエット目標の目安は、1ヶ月でウエスト1cm減です。

ウエスト1cmは体重の1%に相当すると言われているので、体重が60kgの方なら600gとなります。
つまり、1ヶ月でだいたい1kg減を目指せばいいのです。

 

★内臓脂肪は「食事」と「運動」の両輪で落とそう!

 

内臓脂肪を落とすためには、「食事」と「運動」の2大柱で行うことが大切です。

食事を控えてもエネルギーが消費できなければ意味はないですし、運動でエネルギーを消費しても過食でエネルギーを大量に補給しては意味がありませんよね。

当たり前のことですが、やはり、正しい食事と適度な運動がダイエットのベストな近道になるのです。

 

★食事は規則正しく3食食べる

 

内臓脂肪を落とすために食事で一番に気をつけることは、過食です。
お腹満タン食べるのではなく、腹7分目を心掛けるといいですよ。
腹7分目をおすすめするのは、腹8分目だと少し気を抜くとお腹いっぱい食べてしまうからです。

 

そして、次に大切なのは、食事は規則正しく3食食べるということです。
特に朝食を抜いている方は注意してください。
朝は一日の中で最も体温が低い時間帯なので、朝食を抜くと、代謝や体温が上がりにくくなってしまうんですよ。

また、2食や1食にしてしまうと、血糖値が急上昇しやすくなり、体脂肪を増やすホルモンが大量に分泌されてしまいます。
これではダイエットどころではないですよね。

 

★運動は有酸素運動を「+10」していこう

 

内臓脂肪を燃やすためには、有酸素運動が効果的です。
有酸素運動には、以下のような運動が挙げられます。

 

・ウォーキング

・サイクリング

・水泳や水中ウォーキング
・エアロビクス

・軽めのジョギング

 

どれも運動嫌いな方にとっては、苦痛ですよね。
そんなときは、まずは「+10」を心掛けるようにするといいですよ。

20分や30分運動を続けようと思うと、しんどいですが、10分程度であれば散歩やちょっとした買い物、外出などでまかなえますよね。
この10分間の運動を少しずつ積み重ねていくのです。

 

有酸素運動は20分以上継続しないと効果がないと勘違いされている方も多いですよね。
しかし、連続して20分行わなくても、10分間程度の細切れの運動を1日で何回か繰り返しても脂肪を燃焼させる効果が得られるんですよ。

20分間を1日に1回運動するよりも、10分間を1日に4回繰り返した方が、合計の運動時間は長くなりますよね。

+10を日常生活に散りばめて、こまめに運動するようにしてみてください。

 

★筋トレは内臓脂肪を落とす第三の柱

 

有酸素運動を行うときにもう一つ大切なのが、運動強度です。
ゆっくり歩くよりも普通のスピードで歩いた方が脂肪をより燃焼できますし、さらに速歩きで歩いた方が、有酸素運動によるダイエット効果は高まります。

内臓脂肪を落とすためには、少し息が上がる程度の運動を心掛けるといいですよ。
そのためには、筋トレも大切です。
より速く歩いたりして運動強度を高めるためには、その土台となる筋力や体力を養う必要があるためです。

 

さらに、筋トレをして筋肉量が増えると、基礎代謝が上がり、消費するカロリーも増えます。
内臓脂肪ダイエットにおすすめの筋トレは、大きな筋肉を刺激できるスクワットです。
ぜひダイエットの第三の柱として取り入れてみてください。

 

 

4. 梅雨でもOK!室内でできる有酸素運動

 

内臓脂肪を落とすためには、有酸素運動が必要ですが、梅雨の時期になるとなかなか外で運動ができなくなってしまいますよね。
ですが、7月や8月の露出の多い時期に向けてダイエットを頑張りたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、今回は梅雨の時期でもできる室内の有酸素運動の方法をご紹介します。

 

★太もも上げ運動

 

太もも上げ運動は、有酸素運動の中でも最も簡単にできる室内運動です。
簡単ですが、大きな筋肉が集まっている太ももを動かすので、脂肪の燃焼効果は高いんですよ。

方法は以下の通りです。

 

1. 背筋を真っ直ぐに伸ばして、足を揃えて姿勢よく立ちます。

2. 両腕を前後に大きく動かしながら、1秒間に1回程度のゆっくりなペースで足踏みを行います。

3. 足を上げるときは腕の反動を使わずに、太ももが床と平行になるまで高く上げます。

4. 足を下ろすときは、つま先からかかとへと順番に着地しましょう。

5. スピードよりもきれいな姿勢で、しっかりと呼吸をしながら、行うようにしてください。

6. まずは10分を目標にして、軽く汗をかく程度までできるようになれば効果的ですよ。

 

★スローステップ

 

室内でできる有酸素運動として人気なのが、スローステップです。
スローステップとは、台を昇り降りする踏み台昇降のことです。
スローステップは、なんと、ウォーキングのおよそ2倍ものエネルギーを消費できるんですよ。

スローステップのやり方は以下の通りです。

 

1. 安定感があり、幅が広めの高さ20cm程度の台を用意します。

踏み台昇降用の台は、ホームセンターなどで購入できますよ。

2. 背筋を真っ直ぐにして姿勢を正します。

3. 太ももをしっかり上げて、右足、左足と順番に台に乗せます。

4. 台に昇るときは前屈みになったり、姿勢が崩れないように注意してください。

5. 台に昇ったら、次は、右足、左足と順番に下ろします。

6. 次は、左足、右足と順番を入れ替えて昇り降りを続けます。

7. 5分間を6回、10分間を3回というように分けてもいいので、1日あたり30分を目安に行うようにしましょう。

 

★エア縄跳び

 

縄跳びも実は有酸素運動の一つなんですよ。
しかし、縄跳びは周囲にも注意しなければならないので、行う場所が限られますよね。
そこでおすすめなのが、エア縄跳びです。

縄を使わずにジャンプをすることで、家の中でも手軽に行えますし、縄跳びと同様の効果を得ることができるんですよ。

方法は以下の通りです。

 

1. フェイスタオルを2つ用意し、タオルの端を結びます。
タオルはあってもなくてもいいですが、タオルを使うことで腕の運動をより効率よくできるようになります。

2. タオルの結んだ方と逆端を手に持ち、縄を回す要領で、軽くワキを締めてタオルを回します。

3. 腕の動きに合わせて縄跳びをする感覚でジャンプをしましょう。

4. ジャンプをするときは、軽く膝を曲げて、衝撃を吸収してくださいね。

5. 最初は1回あたり30秒~1分を目安にして、1日あたり10分程度行うようにするといいですよ。

 

今回ご紹介した方法はどれも簡単ですが、内臓脂肪を落とすのに効果的な方法ですので、テレビを見ながらなどながら運動や梅雨時期の運動として取り入れてみてくださいね。

 

5. 内臓脂肪をつきにくくする食事方法

 

ダイエットで内臓脂肪を落とすためには、食事を見直すことも大切です。
中でも重要なのが、「食べすぎ」を防ぐことです。

ですが、今までたくさん食べていたのに、急に量を減らすことはなかなか難しいですし、ストレスにもなってしまいますよね。

実は、食べすぎを防止するためには、食事のときにちょっとした工夫をするといいんですよ。

 

★食事の一番始めに野菜を食べる

 

食事の一番始めは、サラダなどの野菜を食べるようにしましょう。
野菜は腹持ちがよく、よく噛んで食べないと飲み込めないため、満腹になりやすいんですよ。

また、野菜に含まれている食物繊維には、糖分や脂肪を吸収しにくくしてくれるという嬉しい効果があります。
野菜や海藻、キノコなどを食事の一番最初に食べることで、血糖値が上がりにくくなり、脂肪がつきにくくなるのです。

 

★一口あたり30回噛むようにする

 

よく噛んで食べる習慣をつけることも、内臓脂肪撃退には大切です。
しっかり噛むと、脳が刺激されて、満腹を感じやすくなります。

また、よく噛むことで脂肪の燃焼を促す成長ホルモンがたくさん出てきます。
つまり、噛めば噛むほど、痩せ体質になれるのです。
噛む習慣をつけるためには、歯ごたえのある食材を使ったり、大きめに食材をカットするといいですよ。

 

★一口食べるごとに箸を置く

 

満腹感を感じるまで、15~20分程度必要です。
ですので、早食いをすると、満腹感を感じる前にたくさん食べてしまいます。
実際に、早食いの人ほど太っているというデータもあります。

内臓脂肪をつきにくくするためには、ゆっくり食べることも大切なんですよ。

ゆっくり食事をするためには、一口食べるごとに箸を置くことがおすすめです。
箸を置いて食べることで、落ち着いて食事をし、噛むことに集中できます。

 

★味付けを薄くする

 

濃い味付けのおかずを食べると、ご飯がすすみますよね。
塩分を控えて、味付けを薄くすることも、食べすぎの防止に効果的なんですよ。

 

★一人分ずつお皿に分けて盛りつける

 

大皿料理は見た目は華やかですが、ダイエットには向いていません。
それは、大皿料理だと自分がどれだけ食べたか把握できないからです。
食べすぎを防止するためには、一人分ずつお皿に盛りつけるようにしましょう。

 

★お皿や茶碗のサイズを小さくする

 

食事に使う食器類をミニサイズに変更するのも、ダイエットにおすすめです。
食事を減らすときに、食器のサイズがそのままだと、どうしても物足りなさを感じます。

大きなお茶碗に少しだけよそわれているよりも、小さなお茶碗にたっぷり盛られている方が、見た目にも満足感が得られますよね。

 

★遅い時間に食事をしない

 

食事の時間も、内臓脂肪の減量には重要です。
夜中などの遅い時間に食べると、脂肪が様々な場所に蓄積されてしまうんですよ。

ダイエットをしているときは、夕飯はできるだけ早く終えて、夜の食事は控えるようにしましょう。

 

 

お腹のダイエットをしよう!! 腸内環境を整えてすっきりウエストのダウンサイジングを

健康

1. お腹が太ってしまうのはどうして?

 

体型の変化の悩みで多いのが、お腹周り。

多くの方が、お腹についた贅肉に悩まされているようです。

どうしてお腹ばかりに肉がついてしまうのか、不思議に思いませんか?

お腹が太ってしまう原因についてご紹介します。

 

★皮下脂肪によるもの

 

お腹が太くなってしまう原因の一つが、皮下脂肪によるもの。

手でつまめるものが、皮下脂肪だと言われています。

太るといろんなところに脂肪がついてしまうように、腹部にも脂肪がついてしまいます。

腹筋が衰えていると上にのっている皮下脂肪をきちんと支えられなくなるため、お腹がたるんだりブヨブヨになってしまうことに。

猫背など姿勢が悪いことが影響して、腹筋は衰えやすくなると言われています。

皮下脂肪が増えることで、セルライトができやすくなってしまう恐れもあります。

セルライトができるとデコボコした脂肪が目立つようになり、さらにお腹が太くなったように見えてしまいます。

 

★内臓脂肪によるもの

 

内臓脂肪が、お腹のサイズアップの原因となっていることもあります。

内臓脂肪とは内臓の周りについている脂肪のことで、皮下脂肪と違って手でつまむことができません。

内臓脂肪は、男性、閉経後の女性につきやすいと言われています。

内臓脂肪がついてしまう原因は、乱れた食生活。

脂っこいものやカロリーの高い物ばかり食べていると、脂肪が消費できずに蓄積されてしまいます。

アルコールも、内臓脂肪の原因となってしまいます。

不規則な生活など生活習慣の乱れも、内臓脂肪を増やす原因になると言われています。

 

★腸内のガスやむくみによるもの

 

脂肪ではなく、腸内のガスやむくみのせいでお腹が太くなってしまうことがあります。

腸内にガスが溜まってしまう原因の一つが、腸内環境の乱れ。

腸内環境が乱れて悪玉菌が増えると、ガスが発生して下腹部がふくらんで見えてしまいます。

便秘のせいで便が溜まっていることも、下腹部がふくらむ原因に。

お腹も、他の部位のようにむくんでしまうことがあります。

むくみの原因となっているのが、血の巡りの滞り。

血の巡りが悪くなると、老廃物などが溜まってむくんでしまうんです。

姿勢が悪かったり、骨盤の位置がずれていたりすると、血行が悪くなってお腹がぽっこりしやすくなると言われています。

 

太ったお腹をスリムにするには、原因となっている皮下脂肪、内臓脂肪、腸内のガスやむくみなどを改善することが大切です。

自分の原因をチェックして、お腹痩せに役立ててくださいね。

 

2. 腸内環境を整えてお腹をスリムにする

 

お腹が太く見えてしまう原因の一つに、腸内に溜まったガスや便によるものがあります。

脂肪は少ないのにお腹がポッコリしている方は、腸内の便やガスが原因となっているかもしれません。

お腹をスリムに見せるには、腸内環境を整えてガスや便を減らすことが大切です。

腸内環境を整えてお腹をスリムに見せる方法についてご紹介します。

 

★便通を整える

 

腸内の便を減らすためにも、便通を促しましょう。

それには、腸の蠕動運動を促すのが効果的。

腸の蠕動運動が良くなると、便がスムーズに排出されるようになるんです。

腸の蠕動運動を促すには、適度な運動をするのがオススメ。

朝起きてから、コップ1杯の冷えたお水を飲むのも効果的。

腸が刺激され、便が排出されやすくなります。

便を柔らかくするためにも、1日に必要な水分量をしっかりと確保するようにしましょう。

食物繊維には、便のかさを増して便秘を防いでくれる働きがあると言われています。

便秘を解消することで、腸内の悪玉菌が増えるのを抑えることもできます。

 

★腸内の善玉菌を増やす食材を摂る

 

悪玉菌が増えると腸内環境が乱れてガスが溜まりやすくなってしまうため、悪玉菌が増えすぎないようにバランスをとりましょう。

それには、善玉菌を増やすように心掛けることが大切です。

乳酸菌やビオフェルミンなどが配合された食材を摂るのがオススメ。

オリゴ糖はビフィズス菌の餌になるため、ビフィズス菌と合わせて摂ると効果的です。

食物繊維は、乳酸菌の餌になると言われています。

 

★食生活や生活習慣を整える

 

腸内環境を整えるには、食生活や生活習慣を整えることが大切です。

食事は3食摂るようにしましょう。

腸をしっかりと働かせるためにも、朝食をきちんと摂るようにするのがオススメです。

脂っこいものや刺激の強いものなどを避けるようにしましょう。

アルコールも控えめにしてください。

食物の消化と吸収を助けるためにも、よく噛んで食べるようにしましょう。

腸内環境を整えるには、心身をリラックスさせるのが効果的です。

ストレスがあると、腸の蠕動運動が低下して便秘しやすくなってしまいます。

心身をリラックスさせたり気分転換をしたりして、ストレスを溜めないように心掛けましょう。

生活リズムを整えて、質の高い睡眠を確保することも効果的です。

腸内環境が整うと、便が排出されやすくなったりガスが溜まりにくくなったりするため、ぽっこりお腹を解消するのに役立ってくれます。

腸内環境を整えて、スリムなお腹を目指しましょう。

 

3. お腹周りをすっきりさせるエクセサイズ

 

太ったことが現われやすいのが、お腹周り。

お腹周りが太っていると、中年体型に見えてしまいます。

素敵な服を若々しくお洒落に着こなすためにも、お腹周りをすっきりさせましょう。

お腹周りをスリムにするエクセサイズについてご紹介します。

 

★お腹痩せにオススメのエクセサイズ

 

お腹周りをすっきりさせるには、ウエストひねりがオススメです。

まず初めに、仰向けになって横になりましょう。

両手を肩の真横に伸ばします。

足は左右揃えて床と斜めになる程度に上げ、できるだけ膝を伸ばしましょう。

次に、上半身を動かさないようにして、下半身だけをねじって右に倒します。

足が床につくぎりぎりの位置で止めましょう。

左も同じように行ってください。

1日に左右10回程度行うのがオススメです。

お腹を引き締めるには、腹筋を鍛えるのが効果的。

膝立て腹筋などをすることで、腹筋を増やすことができます。

筋肉はエネルギー消費量が高いため、筋肉を増やすことで基礎代謝を上げることもできますよ。

 

★エクセサイズの前にするといいこと

 

お腹痩せのエクセサイズは、空いた時間を利用して行うのでOK。

でももっと効果を高めたい場合には、エクセサイズの前にマッサージなどをして体を温めておくのがオススメです。

体を温めてほぐしておくことで、脂肪の燃焼を助けることができるんです。

今話題の脂肪もみほぐしを行うのも効果的です。

お腹まわりについている肉を手でつまんで、持ち上げるようにして少しひねります。

お肉が気になる部分を、5回程もみましょう。

力の入れ過ぎややり過ぎには気をつけてください。

入浴後など、体が温まっている時に行うのもオススメです。

 

★お腹痩せの効果を高めるには?

 

お腹の脂肪には、エネルギーを蓄えるという働きがあります。

そのため消費されないエネルギーがあると、お腹の脂肪となってしまうんです。

お腹をスリムにするには、お腹の部分痩せだけを行うのではなく、全身のダイエットと合わせて行うのがオススメです。

カロリーを消費するエクセサイズを行うことで、お腹の脂肪が増えるのを抑えてくれます。

エネルギーの消費を高めることで、お腹の脂肪を減らすこともできますよ。

 

お腹をスリムにするには、エクセサイズを継続することが大切です。

1日10分程度のエクセサイズでも、毎日継続することで効果を発揮することができます。

定期的に腹囲を測定して、お腹痩せのモチベーションをアップしましょう。

まずはできることから始めてみてくださいね。

 

 

4. お腹に溜まった内臓脂肪を減らす方法

 

お腹が太く見える原因は、内臓脂肪かもしれません。

内臓脂肪を減らすには、食生活や生活習慣を工夫することが大切です。

内臓脂肪を減らして、今よりもウエストのサイズをダウンさせましょう。

内臓脂肪を減らす方法についてご紹介します。

 

★内臓脂肪ってどんなもの?

 

内臓脂肪とは、内臓の周りに蓄積している脂肪のこと。

お腹周りにつきやすく、生活習慣病などを引き起こす原因になってしまうことも。

内臓脂肪は男性や更年期の女性につきやすいと言われています。

でも食生活や生活習慣の影響を大きく受けるため、食生活や生活習慣によっては若い女性も油断できません。

 

★食生活を見直す

 

内臓脂肪は、エネルギーとして消費されなかった脂肪や糖などが脂肪として蓄積してしまったものです。

内臓脂肪を増やさないためには、余分な脂肪や糖を摂り過ぎないようにすることが大切です。

1日の食事を見直して、カロリーを摂り過ぎていないかチェックしてみましょう。

食事は3食きちんと摂り、腹八分目を心がけることが大切です。

油っぽいものや甘い物を摂り過ぎないようにしましょう。

アルコールも内臓脂肪を増やす原因となってしまうため、控えめにするようにしてください。

血糖値が急激に上昇すると脂肪が蓄積されやすくなるため、血糖値の上昇を緩やかにするような食事方法にするのも効果的。

ゆっくりとよく噛んで食べたり、食物繊維の多い野菜類から食べ始めたりするのがオススメです。

 

★生活習慣を見直す

 

内臓脂肪を減らすには、生活習慣を見直して蓄積された脂肪を消費することが大切です。

それには、運動を習慣にするのがオススメです。

内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて運動で落としやすいと言われているんです。

オススメなのが、ウォーキング。

ウォーキングなら、体への負担も少なく生活に取入れることができます。

ウォーキングは30分間続けるのが効果的だと言われていますが、まとめた時間がとれない場合には3回に分けても大丈夫。

車やエレベーターなどの利用を避けて、こまめに歩く時間を増やすようにしましょう。

ジョギング、水中ウォーキング、筋肉トレーニングなども、脂肪を燃焼するのにオススメです。

運動をして筋肉がつくと、エネルギーの消費が高くなるためさらに効果的。

運動は継続することが大切なので、無理のない程度にコツコツと頑張りましょう。

内臓脂肪を減らすことは外見を良くするだけでなく、生活習慣病の予防にもなります。

内臓脂肪を減らして、スリムで健康な体を手に入れましょう。

 

5. お腹痩せに役立つツボをご紹介

 

ダイエットしたい部位と言えば、お腹周り。

ぽっこりお腹を解消するために、頑張っている方も多いことと思います。

そこでオススメなのが、お腹痩せを手伝ってくれるツボ押し。

手軽にできるツボ押しをマスターして、お腹痩せに役立てましょう。

 

★ツボ押しをする時のポイント

 

ツボとは、生命活動のエネルギーとも呼ばれている気の通り道にある経穴という部位のこと。

人間の体には、350以上もの経穴があると言われています。

経穴は、昔から鍼や灸などの東洋医学でも利用されているポピュラーなもの。

効果的にツボを押すことで、いろんな効果を得ることができると言われているんです。

お腹痩せの助けになってくれることも。

ツボを押す時には、手の親指を使います。

親指で押しにくい場合には、他の指を使用しても大丈夫。

力加減は、少し痛いけど気持ちいいなど、心地良いと感じるくらいにしましょう。

力を入れ過ぎると逆効果となってしまうため、強く押さないように気をつけてください。

 

★脂肪の燃焼を助けてくれるツボ

 

脂肪の燃焼を助けてくれるのが、気海。

へそから指1本半下の位置にあるツボです。

気海には、脂肪の燃焼を高めてくれる効果があると言われています。

気海は元気の源とも呼ばれるツボで、体のだるさなどを改善して元気にしてくれます。

ダイエットのやる気をアップするのに役立ってくれることも。

足の裏、土踏まずの中央部分にある腎臓というツボもオススメです。

腎臓は体の血の巡りを良くしてくれる効果があるため、代謝をアップしてエネルギーを消費するのに役立ってくれます。

 

★腸内環境を整えてくれるツボ

 

お腹周りをすっきりさせるには、腸内環境を整えて便やガスが溜まらないようにすることが大切です。

それに役立ってくれるのが、合谷。

親指と人指し指の付け根部分、人指し指よりにあるツボです。

合谷には、胃腸の働きを高めて便秘の解消を助けてくれる効果があります。

ストレスの緩和にも効果が期待できると言われています。

おへその指1本分上にある、水分というツボもオススメ。

水分は、体にある不要な水分の排出を高め、むくみや水太りを解消するのに役立ってくれるんです。

水分のツボを押すことで、お腹まわりのむくみを軽減することができます。

体の老廃物が排出されることで、代謝のアップも期待できます。

 

ツボ押しをお腹周りのダイエットにプラスして、スリムなお腹を目指しましょう。

他にもいろんなツボがあるため、挑戦してみてくださいね。