1. 花粉症ってなに?どうしてなるの?
春が近づくにつれ、耳にすることの増える花粉症。
花粉症の方にとって、春は憂鬱な季節となっていることも多いようです。
花粉症とはどんなものなのか?どうしてなってしまうのか?など、意外にはっきりと知らない方も。
多くの日本人を悩ませている、花粉症についてご紹介します。
★花粉症の症状はどんなもの?
アレルギー性疾患の一つである花粉症。
花粉症は、原因となる花粉に触れた時に、体の免疫反応が過剰に作用することで起こってしまいます。
花粉症の症状と言えば、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ。
花粉症の原因となる花粉に触れることで、くしゃみや鼻水が止まらなくなってしまうことも。
目のかゆみを我慢するのにも苦労してしまいます。
これらの症状は、体が花粉を追い出そうとして起こるもの。
はっきとした統計は発表されていませんが、近年は花粉症の人が増加していると言われています。
花粉症の若年化も進み、小児の花粉症も増えてきているようです。
そのため、花粉症対策グッズなども多く販売されています。
★花粉症にかかる人の特徴は?
現在花粉症にかかっていない方も、安心はできません。
今後花粉症にかかってしまう可能性があるんです。
何かアレルギー疾患をもっている方は、花粉症にかかる可能性が高くなると言われています。
家族に、花粉症や他のアレルギー疾患をもっている方がいる場合にも、花粉症になる可能性が高くなるようです。
花粉にどれだけ接触したかも、花粉症に関係します。
花粉に触れる機会や量が多いほど、花粉症になる可能性は高くなると言われています。
花粉症に触れる機会の多い方は注意しましょう。
★主な花粉症の種類は?
花粉症を引き起こす花粉にはいろんなものがあります。
最も代表的なのが、スギ、ヒノキなどの針葉樹の花粉。
スギは、3月~5月中頃。
ヒノキは、3月中頃~6月中頃に花粉が多くなります。
そのため、春になると花粉症対策がニュースなどで騒がれるようになっている
んです。
春ほどではありませんが、秋も花粉症に悩む方が増える季節。
9月~10月中頃には、ブタクサの花粉が増えてしまいます。
それ以外にも、夏にはホソムギ、カモガヤ。
冬にはセイタカアワダチソウなど、通年いろんな種類の花粉が存在しています。
春以外にも花粉症を起こす可能性があるので、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなど、花粉症のような症状がないかどうかチェックしてみてください。
花粉症のことを知って、花粉症対策に役立ててくださいね。
2. 花粉症にならないために気を付けたいこと!
花粉症は、いつかかってしまうか分からもの。
自分は大丈夫だと油断していると、花粉症になってしまうかもしれません。
鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどのつらい症状を防ぐためにも、花粉症にならないように注意することが大切です。
花粉症にならないために心掛けてほしいことをご紹介します。
★花粉症になってしまう原因は?
自分ではどうにもすることができない、鼻水や目のかゆみ。
花粉症の原因は、体の中に入った花粉によるもの。
体には異物を排除する機能が備わっているのがですが、それが過剰に反応してしまうせいで花粉症となってしまいます。
花粉症による鼻水やくしゃみは、体から花粉を追い出そうとして起こる反応なんです。
★花粉に触れないようにすることが第一
花粉症にならないためには、花粉に触れないようにすることが第一です。
花粉症は、多く花粉に触れることでなりやすくなってしまいます。
多くの量の花粉が体内に入ると、体が花粉を追い出そうとして反応します。
それが、花粉症の引き金となってしまうことがあるんです。
自覚できないくらい症状の軽い花粉症の方の場合、多くの花粉に触れることで症状が重くなってしまうことも。
そこで初めて花粉症に気付くこともあるようです。
花粉が多い時期には、外出を控えるなどして花粉と接する機会を減らしましょう。
花粉症を予防するために、マスクやメガネなどを着用するのもオススメ。
手洗いやうがいを習慣にするのも効果的。
室内に花粉を持ち込まないようにすることも大切です。
洗濯物や寝具などは外に干さないようにする。
帰宅時に自宅に入る前に、服や頭髪についた花粉を払い落とすのも効果的です。
花粉症になってからではなく、花粉症になる前から花粉を生活に入れないようにしましょう。
★花粉症かな?と感じたら早めに医療機関へ
花粉に気をつけていても、花粉症になってしまうことはあります。
鼻水が出る、目がかゆいなど花粉症らしい症状現われたら、早めに医療機関を受診するのがオススメです。
現在花粉症を完全に治すことはできませんが、早めに治療を行うことで、花粉症による炎症が酷くなるのを抑えることはできます。
アレルギー疾患がある場合、家族にアレルギー疾患をもっている方がいる場合には、花粉症になりやすいと言われています。
気になる場合には、早めに受診するようにしましょう。
花粉症ではなく、他のアレルギーや風邪の場合もあるため気を付けてください。
花粉症にならないためにも、花粉に多く触れないように心掛けてくださいね。
3. 花粉を防いでくれるマスク&メガネ
花粉症を悪化させないためには、体の中に花粉を入れないようにすることが大切です。
それに役立ってくれるのが、マスクとメガネ。
花粉症の主な症状である、鼻水や目のかゆみを軽減するのにも効果的なんです。
花粉症にマスクとメガネを活用するオススメの方法についてご紹介します。
★花粉を防ぐのに効果的なマスクの選び方
花粉を体に入れないようにするためには、マスクを着用するのがオススメです。
マスクを使用することで、花粉が体に入る量を3分の1~6分の1程度まで減らすことができると言われているんです。
マスクを選ぶ時には、花粉を遮断する効果の高いものを選ぶことが大切です。
花粉症対策用のマスクは、花粉症遮断率の高いものが揃っています。
自分に合ったサイズを選ぶことも重要です。
できるだけ顔にフィットして、隙間のないものにしましょう。
口と鼻をしっかりと覆ってくれるものを選ぶようにしてください。
マスクの中にガーゼを入れることでも、花粉症の遮断を高めることができると言われています。
マスクに噴射することで、花粉がつくのを防いでくれるスプレーもオススメです。
花粉を水に変えてくれるタイプの、新しいマスクも販売されています。
性能を確保するためにも、マスクは使い捨てのものを選ぶようにしましょう。
★花粉を防ぐのに効果的なメガネの選び方
目のかゆみを抑えるためにも、メガネを使用するのがオススメ。
メガネの種類などにもよりますが、通常のメガネで40%、花粉症対策用メガネで65%程度の花粉を防ぐことができると言われているんです。
花粉症のシーズンには、コンタクトからメガネに変更するのがオススメです。
メガネは、顔にフィットすることでより花粉の遮断率が高くなります。
現在はおしゃれな花粉症対策用メガネなども販売されているため、花粉症対策をしながらおしゃれを楽しむこともできますよ。
★マスク・メガネを使用する時に注意したいこと
マスクとメガネを使用する時には、正しく使用することが大切です。
どんなに性能がいいものでも、使い方が間違っていると効果を発揮することができません。
マスクは、外出ごとに交換するようにしましょう。
マスクの外側には花粉がついているため、できるだけ触れないようにして処分してください。
メガネを使用した時には、しっかりと花粉や汚れを落としてお手入れをするようにしましょう。
自分に合ったマスクとメガネを正しく使用して、花粉が体の中に入るのを防いでくださいね。
4. 花粉症に効果的だと言われている食べ物は?
つらい花粉症を和らげるには、食生活を整えることも大切だと言われています。
直接花粉症を軽減することはできなくても、間接的に手助けすることができるんです。
食生活を工夫して、少しでも花粉症による苦痛を和らげましょう。
花粉症に効果的だと言われている食べ物についてご紹介します。
★アレルギーを抑えてくれる食べ物
花粉症は、アレルギー疾患の一つ。
花粉症の症状を和らげるには、アレルギーを抑えてくれる食べ物をとるのがオススメです。
オメガ3系脂肪酸は、アレルギー反応を押さえたり、炎症を抑えたりしてくれる働きがあると言われています。
血液の流れを良くする働きもあるため、免疫力を高める効果も期待できます。
ニシン、さば、いわし、くるみなどに多く含まれています。
甜茶に含まれているGODポリフェノールには、花粉症の原因にもなっているヒスタミンの分泌を抑えてくれる働きが期待できると言われています。
★免疫力をアップしてくれる食べ物
アレルギー疾患には、体の免疫力をアップしておくことが大切です。
免疫力を高めるのに効果的なのが、腸内環境を整えてくれる栄養素を摂ること。
腸内には、全体の約60%が集まっていると言われているんです。
腸内環境を整えるのに効果的なのが、乳酸菌やビフィズス菌。
乳酸菌やビフィズス菌を摂ることで、腸内にいい影響を与えてくれる善玉菌を増やすことができるんです。
乳酸菌は、ヨーグルト、チーズ、味噌、漬物などに含まれています。
ビフィズス菌は、オリゴ糖を摂ることで増やすことができると言われています。
ごぼう、きのこ、プルーンなど食物繊維の多い食べ物を摂るのもオススメです。
食物繊維を摂ることで便通が良くなり、腸内環境を整えるのに役立ってくれますよ。
★ストレスを緩和してくれる食べ物
ストレスも、花粉症に悪影響を与えてしまうと言われています。
ストレスを軽減するのに役立ってくれるのが、ビタミンC。
ビタミンCは、抗ストレスホルモンとも呼ばれているコルチゾールをつくるのに欠かせない栄養素なんです。
ビタミンCは、赤ピーマン、アセロラ、焼き海苔などに多く含まれています。
ビタミンCはストレスが多い人ほど消費量が多くなってしまうため、日頃ストレスの多い人は積極的に摂るようにしましょう。
花粉症の軽減を食事で目指すには、いろんな栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
食生活を整えて体を健康に保つことで、花粉症の軽減に役立てることができますよ。
5. 花粉を生活から追い出す方法
花粉症の原因は、アレルギーを引き起こす花粉。
花粉症の症状を抑えるには、花粉に触れないようにすることが効果的です。
花粉症にならないためにも、花粉と触れる機会を減らしましょう。
花粉を生活から追い出す方法についてご紹介します。
★外出時に花粉を体に入れない方法
外には花粉がたくさん飛んでいます。
花粉が体に入りやすい部分が、のど、鼻、目などの粘膜。
のどや鼻から花粉が入らないようにするためにも、マスクを着用するようにしましょう。
マスクは正しくつけ、しっかり鼻と口を覆うことが大切です。
目の粘膜を守るためには、メガネの使用がオススメです。
花粉が付きやすいのが、髪の毛や衣類。
髪の毛は束ねたり帽子をかぶったりして、花粉ができるだけ付かないようにしましょう。
ウールは花粉が付きやすいため、衣類には綿、絹、化繊などの素材のものを選ぶのがオススメです。
室外に出る時間を抑えることで、花粉と触れる量を減らすことができます。
★帰宅時に花粉を家に入れないようにする方法
帰宅後には、いろんなところに花粉がついています。
特に、露出している部分は要注意。
コート、帽子、髪の毛などについている花粉は、払ってから家に入るようにしましょう。
花粉払い用のブラシを活用するのもオススメです。
使用したマスクには花粉がついているため、表面に触れないようにして処分してください。
衣類は、こまめに洗濯するようにしましょう。
帰宅後には、しっかりと手洗いとうがいをするようにしてください。
洗顔をすることで、顔についた花粉を落とすことができます。
★室内に花粉を入れない方法
室内に、花粉を入れないようにすることも大切です。
花粉が多い時期には、外に衣類や寝具などを干さないようにしましょう。
花粉の種類にもよりますが、花粉は昼前後と夕方に多く飛んでいると言われています。
室内の換気をする時には、これらの時間帯を避け、花粉が少ない時間帯に行うのがオススメです。
換気をする時には、窓を細目に開け、レースのカーテンを使用するようにしてください。
空気清浄器を使用するのも効果的です。
どれだけ注意しても、花粉は室内に入り込んでしまいます。
室内の花粉を取り除くためにも、こまめに掃除をするようにしましょう。
カーテン、ソファー、絨毯などには花粉が付きやすいため、定期的に掃除をするようにしてください。
花粉対策は、早めに行うのが効果的です。
花粉を生活から追い出して、症状の軽減と予防に役立ててくださいね。
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