冬のおしゃれとして活躍してくれる、ニット。
温かくて防寒効果が高いところも魅力です。
でも、ニットを身に着けるとチクチクしてしまうことも。
ニットがチクチクしてしまう原因と対処法についてご紹介します。
★ニット素材がチクチクする原因は?
ニットがチクチクしてしまう原因の一つが、ニットの素材によるもの。
ニットの素材には、カシミア、アルパカ、ウール、化繊などいろいろなものがあります。
この中でチクチクすることが多いのが、ウールのニット。
ウールは繊維が太いため、肌に刺激となりやすいんです。
肌の状態も影響します。
肌には外的刺激から肌を守るバリア機能があるのですが、このバリア機能が低下していると刺激に弱くなってしまいます。
そのため、ニットの繊維が刺激となってチクチクしてしまいます。
★チクチクしないニットの着用方法
まずニットを選ぶ時に、できるだけ繊維が細く、肌触りのいいものを選ぶようにしましょう。
ニットが肌に触れるのを防ぐのも効果的。
ニットの下に肌着などを着て、ニットが直接肌に触れないようにしましょう。
柔軟剤を使用するのもオススメです。
柔軟剤には、繊維を柔らかくする効果のあるものを選ぶようにしましょう。
ヘアコンディショナーには、ウールを柔らかくする効果があると言われています。
水100mlにヘアコンディショナーを5cc入れて混ぜ、それをニットにスプレーしてみてください。
コンディショナーがウールを柔らかくなめらかにして、チクチクを抑えてくれますよ。
★ニット素材に負けない肌になる
ニットのチクチクを軽減するには、肌のバリア機能を高めることが効果的。
バリア機能が高くなると、刺激に強くなってニットのチクチクを軽減することができるんです。
バリア機能を高めるには、肌の乾燥を防ぐことが欠かせません。
冬は乾燥しやすいため、保湿クリームなどをしっかりと塗って肌の乾燥を防ぎましょう。
ニットを着用する前にも、ボディクリームなどの使用をオススメします。
ボディクリームが皮膚の表面に膜を作り、ニットの刺激を抑えてくれますよ。
肌の洗い過ぎも、バリア機能を低下させる原因に。
体を洗う時には、肌に優しい素材のタオルか手の平を使って、強く摩擦しないように洗いましょう。
体を拭く時には、タオルを軽く押し当てるようにして水分を拭き取ってください。
室内の湿度を、60%前後に保つのも効果的です。
ニットのチクチク対策をして、ニットのおしゃれを快適に楽しんでくださいね。